ルーター：PA-WG2600HP3動作温度

PA-WG2600HP3が発熱すると言ってもメーカでは環境温度0℃〜40℃で動作を保証している。
従って特に放熱対策などを施さなくても、通常は良いはずだ。

しかし今年の夏のように、外気温度自体が40℃に達するような場合は室温は更に上がる。
人間がそこにいれば冷房するだろうが、ルータの設置場所が居室だとは限らない。
標高500mのこの地でも今年は連日30℃を超える気温だった。
ルータが死んでしまうと何も出来なくなる。
ルータが活きていれば外部からアクセスしてPCをコントロールする事も出来る。
そのPCが応答しなければ、別のPCにログインしてpingを打つ事も出来る。

そんなわけで原因不明のハングアップが起きたWXR-1900DHP3には不満があった。
切断が起きたとしても又勝手に接続されてくれるのならば良いが、ハングアップするのだから電源を切る以外に回復しない。
PA-WG2600HP3は特に熱暴走するわけではないが、放熱に気を遣ったというわけである。
それでも外気温度が35℃を超えるような日ならば冷房していない場所の室温は40℃を容易に超える。
もしかすると50℃近くにまで上がるかも知れず、その場合に自然放熱だけのルータが正常動作し続けるかどうかは不明だ。

NEC製ルータの熱問題は従来から言われていて、PA-WG2600HP3の開発にあたっては熱対策のために筐体サイズが大きくなったとまで言っている。
デュアルバンドアンテナを従来より小型化するなどしたのに、だ。
なので、もしかしたら無対策でも安定しているのかも知れない。