- 2018年8月31日 12:10
5GHz帯では違いは分からないが2.4GHz帯で比較するとPA-WG2600HP3(ファーム:1.2.0)はWXR-1900DHP3(ファーム:Version 2.56 (R1.06/B6.37.14-1.02-1.01) )よりも遅い。
ローカルで速度計測サーバを立てた訳ではないので絶対値に意味は無いが、WXR-1900DHP3で100Mbps〜130Mbps出ている状態でPA-WG2600HP3は40Mbps〜60bpsしか出ない。
5GHz帯では両方とも100Mbps〜200Mbpsとなり差が分からない。
この辺りの速度になるとローカルにサーバを立てて、そこそこ速度の速いPCで行わないと比較しにくい。
実行速度の調査データはここにある。
無線区間の違いはアンテナの都合やMIMOの処理によって大きく異なる。
では有線区間はどうなのだろう。
テスト方法はspeedtest.netアプリで行った。
最初にPA-WG2600HP3で5回測定を行い、次にWXR-1900DHP3で5回測定を行った。
測定値に違いがあったので再度PA-WG2600HP3で5回測定を行った。
【1回目】
PA-WG2600HP3
下り最大:87.03Mbps
下り平均:80.50Mbps
上り最大:110.1Mbps
上り平均:109.5Mbps
【2回目】
WXR-1900DHP3
下り最大:14.05Mbps
下り平均:14.10Mbps
上り最大:751.5Mbps
上り平均:532.1Mbps
【3回目】
PA-WG2600HP3
下り最大:84.72Mbps
下り平均:83.16Mbps
上り最大:148.2Mbps
上り平均:137.0Mbps
あまりの差に驚いたので3回目の測定を行った。
WXR-1900DHP3で下りが遅いのでV4で接続されているのかと思ったくらいだ。
一方で上りは最大700Mbps以上の数字が出ている。
以前は100Mbps以上が楽に出たのだが最新ファームで遅くなったとか?
ちょっと腑に落ちない。
そこで早朝にV4接続を試してみると下りの速度が400Mbpsを超えた。
V6+だと30Mbps前後でありND Proxyを外しても変わらなかった。
早朝ではなくなってしまったが、同じ日に試したPA-WG2600HP3は上り・下り共に約260Mbpsだった。
PA-WG2600HP3はSPIを外すと下り速度が2割前後速くなる事が分かった。
SPIは負荷が重いと言われているので、処理能力の限界という事なのだろう。
上りが遅い件はNECに問い合わせてみた。
NEC側でも分かっているようで、今後のファームバージョンアップで改善できるように関係各部門に伝えるとの事だった。
スクリーンショットはPA-WG2600HP3で平日昼間に測定したものだ。
10月に予定されているファームのアップデートでIPv6 High Speedに対応するという。
これによって非対応の場合の3倍の速度が実現するらしい。
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