ただいま入院中4

入院翌日の日曜日、相変わらず下血は続く。
午後辺りからは貧血っぽくなってくる。

トイレまでは推定10m位なのだが、行くのがキツい。

月曜の朝、PCを立ち上げようとして操作に戸惑う。
これが貧血の症状ってヤツか。
脳に運ばれる酸素量の減少で思考力が低下する。
言葉も上手く話せない。
血液検査の結果はヘモグロビンが10.5、ずいぶん減ったではないか。

元々貧血気味の人のヘモグロビンが減るのは馴れ的に許容できる場合が多いそうだが、正常な人が出血多量などになるとダメージを感じるとのことだ。

ヘモグロビン量は血液の単位体積あたりで示されている。
と言うことはヘモグロビンが選択的に体外に出るか、或いは血液の減った分が何かで補われて希釈されている事になる。
ヘモグロビン量を血液量だとすると、2〜3リットルの血液がトイレに流された訳だ。

この成分量の変化の起きる理由を看護師に聞いてみたが明確な回答はなかった。
なので自分で調べる。
と、血液が減ると体内の水分ですぐに量は戻るそうだ。
なので希釈された状態になる。
血液の各成分が作られるには時間差があり、赤血球は2週間位しないと元には戻らないらしい。

このまま出血が続くと輸血を行う可能性もあると言われる。
輸血は臓器移植扱いなので別途書類が必要だそうだ。

土曜日は止血の点滴のみだったが、日曜からはブドウ糖などの栄養点滴が加えられる。
出血があると血液量が減り、その分を体内の水分で補うので脱水になる。
その水分を補給する点滴だ。
一日の点滴量はたぶん1.5リットル位だ。