災害時は現金が全てなのか

キャッシュレス決済が停電に弱いという記事があった。
ここではクレジットカードなどの問題には触れず、スマートフォンや携帯電話による決済に焦点を当てている。

聞き手は以下のように紹介されている。
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（取材：弁護士ドットコムニュース記者　下山祐治）早稲田大卒。国家公務員１種試験合格（法律職）。2007年、農林水産省入省。2010年に朝日新聞社に移り、記者として経済部や富山総局、高松総局で勤務。2017年12月、弁護士ドットコム株式会社に入社。
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取材先は、
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キャッシュレス決済問題に詳しいニッセイ基礎研究所の福本勇樹主任研究員
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記事は税理士ドットコム
https://www.zeiri4.com/c_1076/n_583/

タイトルは「北海道地震の停電で「完全電子マネー派」絶望、キャッシュレス決済普及に向けた課題」
電子マネーだけが使えなくなったと言いたいようだが、プリペイドカードもクレジットカードも使えなくなったのは言うまでも無い。

記事中に「携帯電話を使って決済しようにもバッテリーが切れたら使えないという問題があります」とあるが、携帯電話が起動出来ない位にバッテリが減っても電子マネーが使えることを福本勇樹主任研究員は知らないらしい。

また「災害時は通信が混んで、電気も使いにくくなります。」ともある。
そうか、通信が混雑すると電気まで使いにくくなるとは、福本勇樹主任研究員のユニークな発想には脱帽である。

電子マネーもクレジットカードベースとポストペイ型もあればプリペイドもある。
いずれも認証や決済方法が異なる訳だが、この辺りの知識が無いまま全てをごちゃ混ぜで考えている。
この程度でもキャッシュレス決済問題に詳しいと言われるのだから、ニッセイ基礎研究所は楽な職場なんだろうなぁ。
そしてこの不思議な回答に、聞き手が全く反応できないというのも面白い。
他人の言うことをハイハイと聞くだけの生活が長く、自分で何かを考えることを忘れてしまったのか。