ウイルスウォッシャーの心臓部をバラす

三洋電機のウイルスウォッシャーは触媒を付けた金属板を使って水道水を電気分解し、次亜塩素酸水を作るものだ。
似て非なるものとして食塩水を電気分解して次亜塩素酸ナトリウム(電解次亜水)を作るものもある。

通常で次亜塩素酸水を作るには隔壁を設けた電気分解層を用意しなければならない。
それを三洋は、金属板に触媒を蒸着？させる事によって隔壁無しで次亜塩素酸水を作り出している。

再組み立て可能なように分解しようと思ったが無理だった。
さすがに水が入る部分なので強固に密閉されている。

電極は3枚入っている。
一枚は金属光沢のメッキになっている。
2枚は、片側は金属光沢だがもう一面はつや消しの黒っぽい色だ。
それぞれにどのような電圧が加えられているのかは調査していない。
もしかすると金属色の一枚は単に水が入っているか否かを検出しているだけかも知れない。

この黒い物質は酸化タンタルだそうだ。
白金と酸化タンタルを使うことにより次亜塩素酸ナトリウムやオゾン水を生成するという。