- 2018年9月28日 13:07
新型マツダロードスターにはステアリングを前後に動かせる仕組みが付いた。
これは有り難い装備だと思う。
ジムニーにはこんな仕掛けは付いていないので、シートを適切な位置に合わせるとステアリングが遠い。
決してシートバックを倒している訳ではないのに遠すぎるのである。
おそらくマツダロードスターを操るドライバーも同じ悩みを抱えていたに違いない。
これに対してマツダは、テレスコピック機能を搭載すると質量が1kgほど重くなってしまうという。
0.1%の重量増を取るのか、それとも不自由なドライビングポジションを強いるのか。
ちなみにバッテリを鉛からLi系にすれば1kgと言わず6kg以上の軽量化が可能になる。
バッテリを変更すると勿論価格が上がる訳だが、テレスコピックにすると質量も嵩むし価格も上がる。
価格が上がっても軽量化に寄与するならともかく、テレスコピックはそうではないから搭載しなかったというのが正解だろう。
しかしこの理屈で行けば熱容量の大きなブレーキは質量増になるからやめるとか、ショックアブソーバの容量アップは重くなるから駄目だとなってしまう。
なおマツダは2021年頃からバッテリをLi系に変えていくと言っている。
これは欧州での鉛規制などで2022年以降は鉛バッテリの仕様が難しくなる事情もあるようだ。
シートリフターは付いているのだろうか?
様々なドライバーの体格に合わせたドライビングポジションを採れてこそなのだ。
スポーティドライビングを信条とする車であれば、電動とは言わないからシートポジションの可変機構は必要だろう。
日本人の平均身長に合わせましたなどとよく言われるが、それでは車に体型を合わせろと言っているようなものだ。
コストをどこにかけるのか、結局はそこだと思う。
カタログを飾れないものにコストはかけられないよと言えばトヨタになってしまう。
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