- 2018年10月 1日 11:10
プロテインスキマーとは泡と一緒に海水中のタンパク質などを濾し取る仕組みである。
海岸に強い風が吹き付けると海面が泡立ち、その泡があちこちに付着する。
これと同じ事をポンプとエアで行おうという訳だ。
泡だった海水のその泡にはタンパク質などがくっついて来る。
初代海水水槽のプロテインスキマーは米国から個人輸入した。
国内では10万円前後するものが1/3位の価格で入手できる。
しかしこれはモータが60Hz仕様だった。
一時期はモータスピードコントローラを使って60Hzを作り出していたが、その後に国内でモータを調達した。
旧モータを送付することで正規品の50Hz用のモータが手に入り、その後は返送しなくても買えるようになった。
スキマー自体は無骨な作り、ABSとアクリル板を貼り付けただけみたいな感じだった。
しかしまあプロテインスキマーなど構造的には単純なので不格好でも動作すれば良い。
ずっと海水中に浸かって動いているので接着部分がはがれたり、プラスチックが脆くなったりした。
プロテインスキマーの方式は様々だ。
強力なモータで海水をデコボコのある濾材などにぶつけて泡を作るダウンドラフトタイプ、ベケットヘッドを使って泡を作るもの、そして当時は新しい方式とされたポンプインペラーがブラシ型(ヘアブラシのように突起が沢山付いている)のポンプにエアと海水を吸い込ませるベンチュリタイプなど。
このタイプはモータパワーが小さくても細かな泡が生成されるので今は主流となっていると言っても良いが、当時は国内販売されていなかった。
スキマーの多くは欧米製か今は中国製である。
国内メーカのものもあるが需要が少ないので価格が高い。
中華ものでも国内で買うと5万円前後するのだが、AliExpressで買えばUS$100程度なのだ。
モータは、以前はACタイプが使われていた。
ロータに永久磁石を使った同期モータで、なので商用電源の周波数に左右される。
50Hz版は回転数は遅いがトルクが出るので大きめのロータ、60Hz版はその逆だ。
が、中華スキマーは最近ではDC同期モータが使われている。
DCファンと同様にモータ内部にホール素子とドライバ回路が内蔵されている。
電源もスイッチングタイプになり110V〜220Vと動作電圧範囲が広い。
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