- 2018年10月23日 13:06
2年ほどペットボトルに保存したガソリンの劣化具合を見てみる。
ペットボトルは酸素透過性があるので条件的には厳しいはずだ。
酸素透過性があるのでお茶飲料などは酸化によって色が変わってしまう。
それを防止するためにお茶飲料や加熱可能なもの(ボトルのキャップがオレンジ色)は酸素遮断膜を使うなどして透過性を下げている。
耐有機溶剤性も低くアルコールを入れるとエステル交換反応が起きると言うことだが、ガソリンを入れたペットボトルに大きな変化は見られない。
まずは色のチェックである。
写真右が2年間保存したガソリン、左は買ってきたばかりのガソリンだ。
買ってきたばかりのガソリンの方が少し色が薄くピンクがかっている。
2年間保存したガソリンは少し色が濃く、オレンジ色っぽい。
ただしその差はごくわずかである。
ガソリンの色は決められているのでばらつきは少ないとは思うが、同一季節に同一銘柄のガソリンを買った訳ではない。
粘度その他に目立った違いは無い。
ガソリンは長期保存で腐ると言われる。
悪臭を放つというのだが、どんな悪臭なのかが書かれているサイトは発見できなかった。
単に悪臭、臭い、まさに腐った臭いだとは書かれていた。
そしてその腐った臭いは半年から1年で発生するのだとも。
じゃあ2年保存した、しかもペットボトルという酸素透過性のある容器では酷いことになっているのだろう。
意を決してキャップを開けて鼻を近づける…
うーん、ガソリンの臭いだ。
何度も臭いを比較すると、古いガソリンの方が臭いが薄い感じ(あくまでも、感じ)がする。
揮発成分が抜けたとか?
写真でガソリンの量が異なっているが、保存中に減ってしまった訳ではない。
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