- 2018年10月24日 12:08
ガソリンの長期保存で揮発成分が抜けているとすると比重が増すはずだ。
しかし1以下の比重を計れる比重計を持ち合わせていない。
そこで1ccの重さを量ってみることにする。
ただこれ、結構難しい。
1ccをシリンジで計るのだが誤差が出る。
シリンジの周りにくっついたガソリンの量もある。
シリンジのゴムがガソリンにやられてスムーズに動かないし…
2年間ペットボトルに保存したガソリン:0.829g
新しいガソリン:0.811g
※シリンジの質量は減じている
これは誤差範囲と言って良い位の違いではないのか。
ちなみにガソリンの公称比重は0.72〜0.76なのだそうだ。
ボーメ計を買えば良いのだが東亜計器製作所 標準比重計の大型タイプはペットボトルに入らない。
小型品は入るかも知れないのだが、寸法が書かれていないので分からない。
アズワンや日本計量器工業のものも寸法が書かれていない。
全長は書かれているので写真から判断するもよく分からない。
別の容器に移して計測するには容器も用意しなければならない。
ガソリンが腐る腐ると書かれているサイトでは酸化よりも揮発を主張?している所もある。
揮発するからガム状の物質だけが残るという、確かにキャブ内などではこれが詰まりの原因になる。
しかしそこまで蒸発が進むことは、密閉容器では難しい。
果たして軽度な劣化が比重で判断できるのかどうか。
ガソリン長期保存テストは今後も継続して行う。
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