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海水水槽:地震対策


  • Posted by: F&F
  • 2018年10月25日 11:10

水槽の強敵は地震である。
ここは余り揺れないので良いのだが、横浜は結構揺れたので怖かった。

北海道地震や熊本地震の震源地近くでは水槽の水が1/3くらいこぼれてしまったそうだ。
水槽が水槽台から落ちたり、水槽台ごとひっくり返った被害もあったという。
大型水槽は水がこぼれる程度で済むものが多かったが、小型水槽は被害が大きかった。

例えば30cm四方の水槽(ガラス厚ゼロと考えて)だと設置面積は0.09平方メートルである。
質量は(水の重さだけで)27kgになる。

60cm四方の水槽だと底面積は0.36平方メートルと4倍になる。
質量は216kgなので8倍だ。
水槽は大きくなるほど面圧が高いので静摩擦が大きく、水槽台から落ちるような事が少なかったと言える。
これは水槽台にも言える。
小型水槽の水槽台はひっくり返る可能性が高い。

60cm水槽でも水槽台からずれたという事例や水槽台ごとひっくり返った被害もあった。
水槽台の中に重いものがない場合はトップヘビーになるので書棚や食器棚が倒れるのと同様に、水槽台も倒れてしまう。
マンションは建物の長手方向には揺れにくいので、その方向に水槽台の短辺を置けば良い。

水槽の下には耐震ゴムや発泡ゴムのマットを敷くことが多いが、これを耐震ジェルマットにすれば水槽台と水槽がずれるのを防げる。
耐震ジェルマットはA4サイズが2千円位で買える。

水槽台の倒れ防止は柱などに固定する以外はない。
ただ相当重いものなので、強固に付けておかないと固定具自体がぶっ壊れる可能性がある。
こういう時は硬固定してしまうのではなくバネ材などで少し動けるように固定しておくとそこが力を吸収する。
簡単なものでは水槽台と床をくっつけてしまう粘土のようなものも売られている。

小型水槽をキャスター付きの台に乗せておいた人は被害がほぼ無かったという。
キャスター付きの台が家具の隙間10cm位動け、揺れを吸収したからだ。
同じような仕組みで水槽台にキャスターと床に置くガイドを付けたものがあるし、水槽台の下に敷く可動プレートもあるが価格は高い。

   

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