海水水槽：海水の状態に敏感だ

海水交換をした直後など、スキマーに景気よく泡が上がってカップが満タンになり溢れる。
珊瑚用の人工海水は余計なものが入っていないものが多いのだが、チオ硫酸ナトリウム入りだとか粘膜保護剤入りの人工海水は粘度が高いのかスキマーが溢れる。

DASスキマーなどは調整がクリチカルではなかったので、適当に合わせておけば上手く機能していた。
しかしこのコーン型スキマーは結構微妙な調整を必要とする。
そして水の状態にも敏感に反応し、溢れる時は凄いことになる。
溢れると付近に水しぶきが飛ぶので宜しくない。
ドレンを解放しておけば良いのだが、それを忘れると溢れる。
ドレンを開放してもその排水をサンプ槽に戻せば良いが、排水してしまうと水槽水位が下がることになる。

米国人のレビューでも、安定してしまえば十分な機能を発揮するが調整が大変だと書かれていた。
ちょうど良い状態に調整するまでは試行錯誤が必要なわけだ。
コーン型スキマーで、水位の自動調整機能が付いたものがあった。

スキマーのかさ上げ台のコンクリート板は取り去った。
水位を20cm位にしてエアバルブ全開、排水バルブは5位の位置で安定している。
排水バルブを更に微調整していこうと思う。

このスキマーは一度オーバフローし始めると正帰還でもかかったかのように水が溢れる。
落ち着くまで待つか、いったんモータを止めた方が良い。
モーターパワーのコントローラの付いたスキマーの場合は、給餌モードと称する一時停止機能がある。
餌が水槽に入ったことでオーバスキミング状態になるのを防ぐためだろうか。