- 2019年1月23日 11:08
横浜時代はカルクワッサーを添加していた。
カルクワッサーとは水酸化カルシウム(消石灰)を水に溶かしたものだ。
消石灰はさほど水に溶けないが全く溶けないわけではない。
これを水槽に入れることによってpHの上昇とリン酸の低減(リン酸がリン酸カルシウムとなって沈殿する)が見込める。
横浜時代は蒸発水の足し水を、サンプ槽に付けたフロートスイッチで検出してRO水のバルブを開いていた。
現在は足し水水槽からフロート付きバルブによって自動添加される。
じゃあその足し水水槽の中身をカルクワッサーにすれば良いとなるが、小学生の時の実験を思い出していただきたい。
消石灰の上澄みを教室に放置すると空気中の二酸化炭素と結びついて上澄み液が白濁したことを。
そう、カルクワッサには空気を入れてはいけない。
なのでRO水の自動添加のような仕組みが相応しい。
RO水でカルクワッサが押し出されるようにすれば、そこに空気は入り込まない。
RO・DI水ならば水中に溶けている炭酸ガスも殆どゼロなのでカルクワッサ用にはベストだ。
現在は溜め水水槽から蒸発水を補充している。
その途中にカルクワッサボトルを入れれば良く、写真のようなガス洗浄びんがちょうど良い。
が、コイツはウルトラ高価なので普通はペットボトルにシリコンホースを入れて自作する。
しかしペットボトルは口が細いので水酸化カルシウムを入れにくい。
そこで広口の洗浄びんを加工することにした。
RO・DI水には炭酸ガスは含まれないが、溜め水水槽には空気中の二酸化炭素が溶け込む。
なので厳密に言えば広口洗浄びんの中では炭酸カルシウム化が起こる。
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