- 2019年3月10日 13:07
この辺りには杉の木もある氏檜の木もある。
秋口には実のようなものが沢山落ちてくるわけで、つまり春先には沢山の花が咲いていることになる。
杉の植林は戦後間もなく行われたそうだ。
戦争によって野山が破壊され、その荒廃した土地に木を植える所から始まっている。
杉の木は樹齢20年を過ぎてから花粉を飛ばし始めるとのことで、花粉症が認知されたのが1964年だと言われる。
杉の木は2000年頃までは各地で増え続け、その後は樹木自体も減少し或いは花粉を出さない杉の木に変えられるなどして減少している。
杉の木が多いのは東北地方だそうだが、花粉症例が多いのは都市部なのだとか。
その理由がいくつか言われているのだが、舗装路の多い都市部では地表に舞った花粉が風で再び舞い上がるというもの。
山間部では湿った地表に落ちた花粉が、再び舞い上がることが少ないそうだ。
もう一つは他の煤煙との関係である。
相互作用などによってより花粉症が悪化すると言う説だ。
都市部に杉の木などないのに何故?と思うかも知れない。
スギ花粉は風に乗ってかなり遠くに飛んでいくのだそうだ。
おそらくは東海地方或いは中部地方の花粉が、北風が吹く日には北関東の花粉が東京近郊に運ばれてくる。
メディアは毎年のように、花粉の飛散量は昨年の○倍だと書く。
それを信じるならば、毎年花粉量は増大し続け大変なことになっている筈だ。
だが実際には2000年以降は余り増えていないという。
昨年の○倍というのと、平年(平均)の○倍が混同されている部分もある。
2006年は平均以下
2007年は(比較対象不明)1.2倍
2008年は(比較対象不明)2倍
2009年は2008年程度
2010年は2009年の半分以下
2011年は2010年の10倍
2012年は2011年の3割
2013年は2012年の3倍
2014年は2013年の6割 ネットの例の情報では3倍
2015年は2014年の1.2倍 ネットの例の情報では1.5倍
2016年は2015年の半分 ネットの例の情報では4倍
2017年は2016年の0.9倍 ネットの例の情報では6倍
千葉県船橋市に於ける花粉飛散量は1999年〜2008年の平均値に比較し、2009年〜2018年の平均値の方が2倍多かったそうだ。
何故船橋市の例なのか?
それは船橋市が最もインパクトのある数字を出したからだと思われる。
ネットの例の情報も同じく、実際の値ではなく予想値を混ぜたりして数字を作ったものだ。
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