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海水水槽:炭酸ガスボンベとコスト


  • Posted by: F&F
  • 2019年3月19日 11:12

水槽白濁から解放された60cm水槽を維持している方はカートリッジボンベで炭酸ガスを供給されているそうだ。
スタンダードな74gのボンベは500円前後の価格なので100gあたりのコストは670円くらいになる。

一方で10kg入りのビールサーバー用ボンベは中身が入った状態で1万円位、中身の再充填は2〜4千円位だ。
ここではデポジットを入れて1万円と見積もったとしても、100g辺りのコストは100円でしかない。
従って置く場所さえあれば10kgボンベが断然お得になる。
小型ボンベ用のレギュレータは、はるデザインのアダプタ(他にもあるが高額)で接続できる。

60cm水槽だと74gのボンベを2〜3週間で使い切ると思う。
年間1万円の炭酸ガス代はかかるが置き場所には困らない。
38gの通称テトラボンベなら大量買いで100円位、炭酸ガス100g辺りのコストは260円まで下がる。
その代わり7日前後で交換しなければいけないので手間がかかる。
38gボンベだと年間53個、5.3千円のランニングコストになる。

10kgボンベだと5年間持つ計算になるので年間2.4千円と38gボンベの更に半分のコストで済む。
ボンベは借用品扱いで返せばお金が戻ってくるので、中身代だけで考えれば年間数百円である。

炭酸ガス供給量は水槽サイズが同じであれば、カルシウムリアクタよりも水草水槽の方が多い。
勿論入れる珊瑚などによっても違ってくるが、これは水草水槽でも同様だ。
60cm水槽であればカートリッジボンベでも良いと思うのだが、90cm水槽以上になるとコストの問題と共にカートリッジボンベ交換の手間が煩わしくなる。

ウチは横浜時代も現在も炭酸ガスボンベは床下に置いている。
サイホン型ボンベでもそうでなくても、取り出すガスが微量なので寝かして置いても問題は無い。
横浜時代は液化炭酸ガスが出てくるサイホン型ボンベを最初は立てて使っていたが、バルブ付近でガス化するのでレギュレータに到達する時には完全にガスになっている。
大量にガスを使うと液体が出てくるわけだが水槽用としての量であれば液体のまま出てくることは無い。

他に炭酸ガスを得る方法としては反応式や発酵式がある。
反応式は炭酸水素ナトリウムとクエン酸によって水と炭酸ガスを得る方法だ。
74gのカートリッジボンベ同等のガス量を得るためには約108gのクエン酸が必要になる。
クエン酸は液体にして添加するのでクエン酸の飽和溶液の量は約300mlが必要だ。

発酵式は砂糖水とイースト菌などを使う方法である。
発酵式は制御が難しく温度にも発生量が左右されるのだが、原材料が容易に入手できる。
小型水槽であれば500ml〜1lのペットボトルで1週間位は炭酸ガス供給が出来る。

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