- 2019年3月24日 12:11
いわゆるAM放送の聴取者数減少に伴い、スポンサーが付きにくくなっている。
現在中波帯で放送する各社は、今後ワイドFMへの全面移行が可能なように法改正を求める意向だ。
ワイドFMはFM補完局であり、AM帯の難視聴地域対策として整備されはじめた。
昨今のPC等のディジタル機器、インバータ機器やスイッチング電源からのノイズなどで中波帯のAM放送は妨害を受けやすい。
振幅方向に乗るそれらのノイズは、直接AM受信波を妨害する。
また電離層による反射が起こるので時間帯によっては他局との混信や、フェージングも受ける。
FM放送ではこうした問題を余り受けないので一定の音質が確保できる。
おそらくは、こうした事からワイドFMによる放送の方が聴取率が上がるという事なのだろう。
中波帯AM放送はゲルマラジオで聞く事も出来る。
同調回路とダイオード1個による検波回路、そしてその出力で直接クリスタルイヤフォンをドライブする。
トランジスタで回路を組んだとしても、周波数が低い故に安いコストかつ低消費電力で実現できる。
実験してみた事はないが、CMOSのロジックにバイアスをかけてアナログアンプとして動作させ、高周波増幅を行う事も可能かも知れない。
FM化によるデメリットはエリアの縮小である。
AM局は高出力で広範囲をカバーする。
FM局は低出力放送局を多数設置する。
これは使用周波数帯の特性にもよるわけで、スポラディックE層反射程度しか利用できないVHF帯では、いくら高出力にしても電波の届く範囲は限られる。
これは地球が丸いためである。
一時期はAMステレオ放送などもあったのだが、2012年頃までに各放送局共にこれを終了している。
さらには中波帯での放送そのものが終了する日が来るのかも知れない。
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