- 2019年3月26日 12:11
2012年頃にAppleは自前の地図に切り替えて反感を買った。
今回のGoogleにしても同様である。
地図とは正確である必要があり、不正確な地図は地図に非ずなのだ。
特に狭い道の多い日本においての地図データには正確性が求められる。
だがAppleもGoogleもそんな事は知ったことではない。
俺たちが提供する地図こそ絶対だとでも言いたげである。
この別荘地の中にも突如池が出現しているが、緑地である。
修善寺から三島に向かう間にもいくつかの池が描かれているが、いずれも緑地だ。
衛星写真による判断だろうが、春先の水田などは全部池(池みたいなものだけど)となるのか?
Googleは各スマートフォンから自動収集するデータなどに基づいて地図を作っているらしい。
その為に、滅多に車の通らない道は地図から削除される。
車が沢山出入りする大規模駐車場は道路と認識される。
そこが私有地だろうが立ち入り禁止場所だろうが関係はなく、車が走行した情報があれば道路になる。
Googleは言うだろう、車が走った形跡があるのだから道路だよと。
以前からGoogleのナビは私有地だろうが何だろうがお構いなしだった。
これが、更に地図データも不適切となるのだから恐ろしい。
Appleの地図があれだけ叩かれていた事をGoogleが知らなかったとは思えない。
それでも平気で不正確な地図を提供するのだから、Googleはぶっ壊れている。
そのAppleの地図は現在のGoogleMapと同じような感じだ。
細い道は省かれている。
GoogleはAppleから地図データを買ったとか?
つまりApple地図はあの事件から7年経過した今も、正確な地図が提供できていない事になる。
ストリートビューは実際に車を走らせてデータを作った。
この労力は大変なものだ。
では何故地図作成に同じ事が出来ないのか。
俺たちは世界中のスマートフォンのデータを握っている「これを使えば地図なんて簡単なものさ」との奢りなのか。
ゼンリンからの脱却がそれを如実に表している。
ゼンリンとのライセンス契約と課金システムが邪魔になった事が根底にあるにしても、だ。
一方のゼンリンも、株価はストップ安を付けるなどGoogleショックを隠し切れていない。
GoogleMapが駄目になり、Yahoo!Mapのダウンロード数が上がったのだとか。
しかしYahoo!地図は見にくい。
上には検索窓、下には余計なものが出て地図としてみられる部分が少ない。
何故こんな見にくいものが出来たのかというと、実は従来は純粋な地図アプリだったのだ。
しかしダウンロード数が伸び悩み、誰にも使って貰えない地図として悲しい運命を閉じることになる。
そして、その失敗を踏まえてより使いにくい地図に変身させたのが現在のアプリなのだ。
GoogleMapと違って地図は正確そうなので使えるとは思うが何しろ見にくい。
マピオンは邪魔な表示もなく普通に使える。
ゼンリン地図は何かというと有料会員になれカネを払えとうるさく言われる。
ソフトバンクも出資する米国マップボックスへはゼンリンが地図データの提供を開始した。
マップボックス社は企業のホームページなどに埋め込むための地図データの提供企業だ。
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