- 2019年4月 9日 11:08
最初はカミハタの鉄を使った。この時には鉄濃度測定はしていない。
カミハタの鉄は鉄さび色の液体だ。
次に翠水の二価の鉄を使った。
水槽に投入すると白濁を生じる。
かなり激しい白濁状態にするとリン酸塩が減少した。
液体の色は黄緑で強酸性である。
今回実験するのはKENTの高濃縮鉄分添加剤フェリオンだ。
横浜時代にKENTのIronを使っていたが現在は販売されていない。
鉄系添加剤自体が余り販売されておらず、金属系微量元素と一緒になったようなものが多い。
フェリオンはカミハタの鉄と同じような赤さび色である。
酸化鉄(III)だとすると、いわゆる塩化第二鉄のようなものである。
KENTはフェレデタートナトリウム(C10H12N2O8. Fe. Na)だと言っている。
塩化第二鉄溶液(FeCl3)も強酸性を示す。
塩化第二鉄はメダカに対して23ppm程度で急性中毒を確認できる。
クロレラに対しては2.7ppmで慢性毒性を確認できるとある。
水量約240リットルの水槽にフェリオン10mlを添加して5時間後に計測すると鉄濃度は0.16ppmだった。
計算値による鉄濃度は0.1575ppmなので、殆ど(水槽内で)減っていない事になる。
添加から12時間経過後には0.12ppmと計測された。
更に24時間後、つまり添加から36時間後の濃度は0.07ppmだった。
時間が経過しても鉄が検出されたのは初めてである。
0.07ppm検出時点ではフェリオンの添加を行わず、更に24時間後に鉄濃度を測ると0.07ppmと変化が無い。
実はドージングポンプで翠水の二価の鉄の4倍希釈液を30ml/Dayで添加している。
これが効いていると言う事なのか。
ちなみに翠水の二価の鉄のみでは鉄濃度はゼロのままだった。
ドージングポンプを停止して翠水の二価の鉄の添加を中止すると、翌日には鉄濃度が0.05ppmに減少していた。
鉄に関する実験はもう少し長いスパンで見なければいけないと思うので、引き続きデータを取ってみたい。
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