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YAESUの古い無線機


  • Posted by: F&F
  • 2019年6月17日 13:09

YAESUのアマチュア無線用機器は周波数ではなく波長で表示されていた。
3.5MHz帯であれば80だし7MHz帯は40と書かれている。

実際にはこんなキリの良い数字ではないのだが、そう呼ばれているバンドという事だ。
周波数調整のダイヤルツマミは反時計方向に回すと周波数が上がる。
通常とは逆なのだが、これも時計方向に回すと"波長が長くなる"という意味合いなのかも知れない。
ただしバンド切り替えスイッチは通常同様に、時計方向に回すと周波数が上がる。
バンド切り替えスイッチやチューニングツマミは波長表示だが、周波数調整ダイヤルは周波数表示だ。

こうした機械も使っていれば慣れるので何と言う事はない。
80が何MHzバンドかななんて事を考える事無く使う事が出来る。
だが今その機械を見ると、波長と周波数を換算して納得する必要がある。
フィート・ポンドで表示されているトルクレンチを使うようなものだ。

YAESUが何故波長表示にしたのか?
TRIOとの差別化のためだったのだろうか?
波長表示の方がマニアックな感じがして、それに馴染みの無い人が使えない的な特別感があったのか?

YAESUではアマチュア無線バンド用の周波数カウンタも発売していた。
無線機のVFOの周波数をアマチュアバンドの周波数として(変換して)表示する仕掛けなのか、とにかくバンドスイッチが付いていた。
これも無線機同様に波長表示になっている。
所が28MHz帯だったか、バンド幅の関係でバンドスイッチを切り替えさせる必要があったのか、10Aとか10Bとか書かれていたかな。
波長にアルファベットが付くという無理矢理感が良い感じ。
当時の、その周波数カウンタの取説があった。
昔の機械(アマチュア無線用に限らず)には回路図が付けられていたのが懐かしい。

   

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