- 2019年7月 8日 12:09
孫さんが10年でドコモを超えると言ってスタートしたソフトバンク、Vodafone買収から今年で13年だそうだ。
Vodafone買収時の加入者数は1,521万、これが昨年度末には4,454万件に増加したという。
この4,454万はソフトバンクのあらゆる加入者数をかき集めて加算したもののようだ。
なお加入者増加自慢をする場合にソフトバンクは、加入者が増加しているセグメントだけを使う。
TCAのデータでは約4.2千万になっている。
ソフトバンクがVodafoneを買収したときのドコモ加入者数が約5千万なので、ドコモが足踏みしていたとしても追いつけなかった訳だ。
現在のドコモの加入者数は7.8千万なので、ソフトバンクとはかなりの差になるがその差は少し縮小した。
一時期はauの加入者数を追い越した?と思ったのだが、そのauは5.5千万加入で現在は差が開いている。
今年の秋には楽天モバイルがMNOとして参入する。
ドコモやauを追う存在だったソフトバンクは、今度は楽天に追われる。
とは言っても楽天が急速に加入者を伸ばせるとは思えない。
分離プランなど新規参入事業者を取りまく環境は優しいものではない。
ソフトバンクの真似をしながら後追いする楽天なのだが、今度は法がそれを許してはくれないし真似をする以上、オリジナルを超えることは出来ない。
楽天ではMNOになっても料金をMVNO並みにすると言っている。
これはMNOで価格を下げると言うことではなく、MVNOつまり現行の料金を値上げしたに過ぎない。
旧プランも今のところは加入できるけど。
MNOで月間1GBのデータを使うと、ドコモとauは2,980円でソフトバンクは3,980円だ。
これに対して楽天モバイルは月間2GBまでのデータ通信と、10分以内の無料通話が付いて月額2,980円だ。
価格は同じだが内容は多少お得だ。
勿論、これがMNOになった時の価格と同じであれば、だけど。
楽天会員になり、3年縛りを受け入れ、指定オプションを使いと色々やると2年間に限って1,480円になる。
ただし3年縛りは規制対象になるだろうから、新たな仕掛けを考える必要がある。
mineoは通話と月間3GBのデータ量で1,510円(au回線)/1,600円(ドコモ回線)/1,950円(ソフトバンク回線)となっている。
10分間通話無料オプションは850円なので、au回線では合計で2,360円となり楽天モバイルよりも安い。
楽天モバイルの従来プランは通話と月間3.1GBで1,600円だった。
これが新プラン?では10分間通話無料契約が必須となり、月間2GBで2,980円に値上げされた。
ちなみに10分間通話無料と月間5GBでも3千円ですよと宣伝していた。
(基本料金が300円となっているが、これってIP接続料金の間違いだと思う)
ARPUを上げるにはカネを取らなければならない。
プランを多様化して分かりにくくする手法も、移動体通信参入当時のソフトバンクの真似だ。
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