- 2019年8月27日 13:09
インタークーラーを外し、プラグやコイルを外し、タイミングチェーンカバーを外す。
内部はオイル焼けやスラッジだらけだ。
15年、15万キロ走行の一般的軽自動車はこんな感じなのかも知れない。
クランクプーリーを抜かなければいけない。
700N・mのインパクトで頑張ってみたがビクともしない。
仕方ないのでフライホイールパワーを使う。
ボルトにインパクト用のソケットとハンドルを付け、45度位動いて止まる(引っかかる)ような位置にセットする。
この状態でセルを回すと45度動く間にイナーシャがチャージされ、ドンと止まる時にその力がボルトに加わる。
これを何度かやり、再びインパクトでショックを与え、再度セルを回してボルトを緩めた。
ヘッドを外すにはタイミングチェーンを外さなければいけない。
チェーンには黄色のコマと青いコマがあるとなっているが、黄色と黒?みたいな感じに変色している。
黄色をクランク側スプロケットの真下に、(新品時は)青はカム側スプロケットの上になるようにする。
クランク側は外れないようにタイラップで止めてしまった。
あとはカムシャフトを外し、面倒な電線類を外し、そして難関のエキマニ外しとなる。
エキマニの遮熱板を外したら何かがポロッと落ちた。
落ちたものを探して拾うとネジの頭だった。
エキマニをターボチャージャーに固定しているボルトの頭が取れていたのだ。
これは他のネジも折れるなと思いながら回してみるがビクともしない。
冷却潤滑剤(ボルトなどを急速冷却して熱収縮させてギャップに潤滑剤を浸透させる)を吹きかけたが何ともならない。
インパクトのパワーを下げて外そうとするも全くネジは動かずだ。
仕方ないので少しインパクトのパワーを上げたらネジは途中から折れた。
3本のネジのうち無事に抜けたのは1本だけである。
残ったネジを抜く事が出来れば良いが、ダメだとタービン交換かぁ。
エキマニにはヒビは入っていたが亀裂にはなっていない。
参考にさせていただいたのはこちらのページだ。
写真付きで分かりやすい。
ただこのページの方と同様のバラし方をしているわけではない。
外さなくて良い部分は外さないと言う事で、とにかくヘッドが取れれば良いと考えてバラした。
ちょっと苦労したのはエアコンコンプレッサを動かす(ベルトを外すため)所だ。
ネジが固いのとスペースが狭いので作業性が悪かった。
10mmと12mmの工具は色々あるので、その部分にあった工具を使う事で何とかなった。
通常のソケットとメガネでは刃が立たない。
オイルパンを外す時も、後方のネジを緩めるのに差し込み角6.35の10mmソケットが必要だ。
差し込み角12.7のソケットでは太くて入らない。
このネジを緩めるためにミッションをずらしたという強者もいるようだが、細いソケットを使えば緩められる。
- Newer: イヤフォンを比較してみる (2)
- Older: MVNO:mineoが遅い
コメント投稿には JavaScript が必要です。ブラウザのJavaScript 機能を有効にしてください。
サインインしなくてもコメントの投稿は出来ます。
サインインしている場合はお名前などを入力せずに、そのまま投稿できます。
登録は簡単&それによって何かが起きるわけではないのでお気軽にどうぞ。
登録ページ書き込み→確認メール送信→確認メールのURLクリックで承認、の手順です。
確認メールに書かれたURLにアクセスしないと登録は完了せず、正しいログイン状態に移行できません。
コメント投稿完了までには少し時間がかかります。
二重投稿にご注意下さい。