- 2019年11月16日 11:09
水槽用のペルチェクーラーと言えば、電気は食うけれど余り冷えないと言われる。
電気を食うのは熱移動なので仕方が無く、コンプレッサ方式のように消費電力以上の冷却能力になるわけではない。
絶対能力も低いので45cm水槽用くらいに考えた方が良いだろう。
それでも以前に比較すればマトモというか、大容量のペルチェ式クーラーが販売されている。
テトラのクールタワーCR2は140Wの消費電力だ。
熱移動量が60Wとすると、合計で200Wになる。
新品価格は2万円と高額だが、中古なら安いのではないだろうか?
CR2の中身はクールタワー CX30のパーツが2組入っているだけだ。
制御回路も電源も2組、CX30の中身がそっくり2個入っているのだ。
ペルチェはTEC1-12706で絶対最大定格は15.4V/6Aである。
CR2の消費電力が140Wなので片側70W、電源効率が90%とすると54Wとなる。
CR3は消費電力が245Wとなっている。
これはCX30がそっくり3組入っている。
専用設計をするよりもCX30のユニットを複数入れた方が安いのだろう。
12706が3枚ならば210Wの筈だが、駆動電圧でも上げたのだろうか?
熱移動量を100Wとすると345Wの発熱が得られる。
熱交換器の部分が何で出来ているのかはよく分からない。
アルミか、ステンレスか、それに塗装されているのだろうか。
価格的にチタンと言うことはないだろうなぁ。
メーカーの能書きとしては海水水槽でも使えると書かれている。
スイッチング電源の効率が悪かろうが何だろうが、その熱も吸収して水温上昇に使うのだから気にしない。
写真は中華ペルチェユニットだ。
12706が4枚使われていて12V/30Aとなっている。
4枚だと24Aが絶対最大定格なのだが、まあ中華製なので。
最大電力は12V/6A×4=288Wと表示されていてこれは正しい。
まさかクーリングファンが6Aも食うとは思えないしなぁ。
というか、ファンが小さすぎるだろう。
これがUS$39で売られている。
熱交換器はアルミだろうから海水は通せない。
水を温めて、水と海水で熱交換させる必要がある。
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