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海水水槽:海水水槽:テトラCR-3で加温し始めた(3)


  • Posted by: F&F
  • 2019年12月 6日 11:08

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11月は暖かく、下旬になって急に冷え込んだ。
12月になり、昼間は暖かいが夜はそれなりに冷え込む感じで例年よりは暖かい。

何せ暖房の使用頻度が低いのだから。

CR-3改加温器は特に問題なく動作している。
結露水対策用にプラスチックケースに入れている。
プラスチックケースの深さは35mm程度、中には20mmの板を入れてその上にCR-3の乗せている。
CR-3にも足が付いているので水深35mmでは水没はしない。
このプラスチックケースの中に推定10ccほどの水が溜まっていた。
ドレンホースを付けるほどではないとしても、チェックは必要だ。
250cc位の水が生成されると溢れると思う。

外気温によるのでこれは何とも言えないが、たまたま見た時の稼働時間は十数分だった。
その時にCR-3から200Wのヒーターに切り替えてみると、ヒータには30分以上通電していた。
CR-3の消費電力を測ってみたいところだが、電流波形がアレではちゃんと測れない気がする。
交流用電力計がちゃんと計算できないのではないか。
DC出力側の電圧と電流を測れば良いが、それにはカバーを開ける必要がある。

どの程度の確度かは不明だが電力計で測ってみた。
電流は3.25A流れていて消費電力は213Wと表示された。
アジレントのDMMで測定した時は、ペルチェの両面で温度差がない時に3.5Aだった。
その後無負荷でテストを続けると2.9Aまで減少した。
従って3.25Aが不審な値と言う事は無い。

今回は実使用で安定した状態の値を見た。
スイッチング電源の効率が不明だが、一般的には85%程度だ。

ペルチェ1枚あたり60Wの消費電力で、両面の温度差が10℃として熱移動量は約42Whになる。
213Wの消費電力で306Whの発熱と言うことだ。
バケツに入れた水の加温テストでは発熱量を325Whと計算した。
初期の計算値は消費電力を245Wと仮定して発熱量は336Whだった。

消費電力の1.5倍くらいの熱量は取れると考えれば良いだろう。
これは効率の良いコンプレッサ式ヒートポンプ加温器よりは低効率だが、一般的小型水槽用の冷凍機と同等の効率である。
電力を単に熱に変えるという非効率的な使い方から、多少なりとも頭を使った加温という事で気分は悪くない。

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