富士山が見える季節

湿度の高い春から夏は富士山がよく見えない。
これは横浜にいた時も同じだった。

富士山が綺麗に見えるようになれば冬が来たなと思い、富士山が霞み始めると春を感じる。
横浜から富士山までの距離は80kmくらい、伊豆市方富士山までの距離は60kmくらいだ。
静岡県と言えば富士山が近いイメージではあるが、静岡県も広い。
それでも横浜から見る富士山よりはずっと大きく見える。
今までは余り気にした事もなかった富士山の冠雪、山の形などもハッキリ分かる。

富士山の写真を見て、これは東側から撮ったものだなとか西側から見たものだなと分かるようになった。
富士山の南側には宝永山があって少し膨らんでいる。
横浜から富士山を見ても宝永山の膨らみまではハッキリとは見えない。

今年は暖かかったので山頂付近の雪は少なかった。
今は真っ白に雪化粧だ。

写真は先日Twitterに載せたものをトリミングしたものである。
写真左側が西になり、夕日に照らされている。

10月の話になるが、ニコ生の配信者が配信中に富士山で滑落し死亡する事故があった。
ニコ生の運営は滑落者のIDを無効にしたが、勿論ID所有者の許可のもとではない。
事故だ事件だという臭いものに蓋をしたかったのだろうが、録画した人はYoutubeなどにアップした。
ドワンゴもこんな事をやっている体質だから有料会員離れが止まらないのだ。
夏野氏(あの、ドコモにいた夏野氏)は、会員数は右肩上がりだ、100万人を突破したと言っている。
でも2016年の会員数は256万人だったのに？？

軽装備で登山、アイスバーンとなったところを進もうとする。
本来のコースから少し外れ、石を足場にしようとするも滑ってしまう。
氷の上を歩いたことのある人なら分かると思うが、立つのも大変なくらい滑る。
それが斜面なのだから滑り始めれば止まらない。
どうやらアイゼンやピッケルは装備していなかったようなのだ。
もっともアイゼンを装着していた場合でも、アイゼンで過度に摩擦を得ようとすると足が折れてしまうのだとか。
かといってピッケルだけで滑りを止めることは難しい。
この方は7合目まで滑落し、DNA鑑定によって氏名を特定したと報道された。

遠目に見る冬の富士山は美しいが、毎年何人もの方が亡くなっている山でもあるのだ。