- 2019年12月15日 11:10
横浜時代にはアニオンイオン交換樹脂とカチオンイオン交換樹脂を使っていた。
現在はミクスドイオン交換樹脂、つまりアニオンとカチオンが混合されているものを使っている。
これは混合されているのでそのままでは再生が出来ない。
まず分離させる必要がある。
アニオンイオン交換樹脂とカチオンイオン交換樹脂は比重が異なるので、重さの違いで分離する事が出来る。
カートリッジに、逆方向から水を流すと樹脂が水流に舞い、その後通水を停止すると比重の違いによって樹脂が分離する。
ただ、これを取り出す時に混合部分は捨てる事になるのでロスは発生する。
写真はフィルタカートリッジに入っていた状態のものをそっと引き上げたものだ。
下の方の色の濃いものがカチオンで上の方の色の薄い部分がアニオンである。
水で湿っているのでその部分も色が変わっている。
これをもっとちゃんと攪拌して分離させれば再生が出来る。
ミクスドイオン交換樹脂は同じカートリッジの中にアニオン・カチオン樹脂が混合されて入っているので純粋が作りやすい。
純水装置にもよるがイオン交換水で1μS/cm前後の導電率になる。
工業用の純水製造装置では通水量などもコントロールされるので0.1μS/cm前後の導電率の水が安定して作れる。
水槽用として考えるとRO水の10μS/cmでも十分なのだが、リン酸やケイ酸を取り除く意味でDIを付けるわけだ。
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