- 2019年12月27日 12:12
CDIのコンデンサ容量を増やしてから初めての雨の日となった。
と、どこからか放電音がする。
チェックしてみると碍子からその音がしている。
図の赤い線がアルミワイヤー、青い線が放電している部分だ。
碍子中央部のネジの辺りに付着している水滴を息で吹き飛ばしたら放電しなくなった。
碍子の絶縁耐力は高くても、沿面距離が短ければ空中で放電する。
碍子に水滴が付けばその水滴分だけ距離も短くなる。
もっと直径の大きな碍子の方が良かった。
現在使用しているノップ碍子の直径は30mmである。
アルミ線から碍子の縁、ネジの頭までの距離は15mm位になる。
対策として、ネジがなければ放電しないのは明らかだ。
しかしネジがないとノップ碍子が固定出来ない。
絶縁性のネジもあるがポリカーボネイトは強度が不足、セラミックネジはとても買える価格ではない。
現在皿ネジを使っているが、頭を切り落としてねじの金属部分を碍子の中にエポキシ接着剤か何かで固定してしまえばいい。
昔の碍子はネジが硫黄で固定されていた。
硫黄は熱で容易に溶けるので加工がしやすかったのだろう。
放電はネジの頭に対して起きるので、ネジ頭をシリコンで埋めてしまうのはどうだろう。
シリコンの絶縁性は良好なので空間にネジが露出しているよりは良いだろう。
雨が上がったらやってみる。
アルミ線から碍子の底部までは約30mmである。
さすがに空間30mmで放電するほどの電圧はないので、ここは大丈夫そうだ。
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