画像処理アプリのすごさ

少しばかり古いネタになるが、画像処理アプリが凄いというお話である。
アプリはRemimiである。

写真はAKB48の岡田奈々さんと倉野尾成美さんだ。
日テレ系の番組出演写真の中から岡田奈々さんと倉野尾成美さんの写真だけを取りだして拡大したものである。
ピクセル等倍以上に拡大しているので輪郭が曖昧になったのが上の写真だ。
その写真をremimiで加工すると下の写真になる。
単なる輪郭強調やアンシャープマスクでなく、ウイナーフィルター的なものだろうか。

ただしどんな写真でも綺麗に加工が出来るかと言えばそうでもない。
人物は比較的効果があるのだが、景色などはあまり変化が無い。
人物にしてもボケ過ぎた写真では改善されない。
大きなサイズの写真を加工すると時間がかかるのかも知れないが、512×512ピクセルの写真であれば1秒くらいで加工は完了する。
無料版は使用制限があるが、試してみるくらいは出来る。

ディジタル伝送に於ける伝送歪みを補正するために、伝送路に於ける信号の劣化と逆特性のフィルタを通すというものがある。
アナログ伝送に例えるならば、伝送路によって広域が失われたものに対してハイパスフィルタを通せば(高域ノイズは増えるが)伝送スペクトルは再生できる。
ドルビーノイズリダクションは予め高域を強調して(当時はカセットテープなどに)録音し、再生時に高域を減衰させる事で(ヒスノイズなど高域のノイズを)減少させた。これは周波数方向だが、振幅方向に圧縮して録音したものを伸張再生する事でダイナミックレンジを広げるdbxもあった。
信号劣化の特性が分かると、その逆特性のフィルタで補正が出来る。


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