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レーザー光源プロジェクタ


  • Posted by: F&F
  • 2020年3月28日 12:08

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役に立たなくなってきたGoogleの検索機能、諸悪の根源は余計なお世話機能だ。
一般的な、例えば冷蔵庫とか掃除機とか自動車を検索するには良いのだが、専門的なワードでの検索は相当劣っている。

レーサーダイオードの寿命を調べようと思った。
(分かりやすいように検索画像のページをリンクするが、URLが長すぎるので短縮サービスを使った。)
そこで「レーサーダイオード 寿命」とすると、LEDの寿命のページが検索される。
GoogleはレーザーダイオードとLEDの区別が付かないのかなと、「レーザーダイオード」で検索すると、レーザーダイオードの絵が検索出来る。
と言うことは、"寿命"と"LED"が紐付けられているのか。
試しに「白熱電球 寿命」と検索すると、やはりLEDが混じって検索されたが、これはまあ仕方がないところもある。
なお"レーザーダイオード"とくくったとしても、LEDの結果が混じる

Googleは言うかも知れない。
今時白熱電球なんか使わないだろ、アンタが検索したいのはLED電球のことだよな、レーザーだって?そんなもの一般の人は使わないんだよ、LEDの間違いだろう?と。

半導体レーザを光源として使うプロジェクターがある。
高輝度と長寿命が売りなのだが、いったいどの位の出力のレーザーダイオードなのだろうかと思った。
消費電力が1kW位あるので、レーザ出力として200W位は出ていそうな気がする。
200Wのパワーを集光したら金属板も切断するほどの威力になるが、光源用なのでビームが太い(面発光的)ものだ。

100W以下の出力のレーザダイオードの、ワットあたりの単価がUS$30位(2018年頃のデータ)だという話でコスト面から調べてみた。
すると50万ルーメンクラスのプロジェクターでは600W出力の半導体レーザ(R/G/B各200Wなど)を使うらしいことが分かった。
普及価格帯になる1万ルーメンクラスで100W前後の出力だそうで、市場規模の大きさから量産効果が出ているとのこと。

50万ルーメンクラスのプロジェクタはスクリーン幅30m以上が想定されるもので、これを従来型電球で置き換えると7kWクラスだという。
電球の寿命は300時間と短い。
従ってレーザー光源プロジェクタのイニシャルコストが高かったとしても、電球代を考えれば元が取れると言う事らしい。
そうは言っても600Wのレーザー光源は400万円以上になるし、冷却(おそらくチラーを使った液冷)装置もコストを押し上げる。
レーザーダイオードは温度変化で寿命も変わるし発振波長もわずかに変化する。
うまく管理して1〜2万時間(出力が70%に低下するまで)の寿命だそうだ。
※レーザーダイオード単体としての寿命定義は、定格出力を得るための駆動電流が定格電流の50%増しになった時点を言う。

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