- 2020年5月13日 13:06
相変わらずもめている中央リニア問題である。
国交省も乗り出してきたものの、これが又火に油を注いだりしている。
国交省はお抱えの有識者を会議に出席させるとした。
それは不公平だと、静岡県は独自に有識者を選任したのだが、これを国交省は拒否した。
拒否の理由は、選任の理由が明確ではないからだそうだ。
さらにJR東海の社長の発言も問題になる。
社長は「県から実現しがたい課題が課されている」「あまりに高い要求を課して、それが達成できなければリニアの着工も認められないというのは法律の趣旨に反する扱いなのではないか」と発言した。
当初は河川の水量に影響を与えないと言っていたが、その後全量ポンプアップは無理となり、そして今は河川の水量が減少するのは防げない的なニュアンスになっている。
当然これに対して地元の反発は強まる。
大井川や南アルプスの自然破壊をさも当然のように言う事は「地域の水資源や自然環境へ影響を与える事業者としての自覚と責任感に欠け、地域として到底受け入れ難い」と抗議文を送る。
国交省もこの事態を受け国交大臣が会見を開くなどした。
JR東海に対して遺憾の意を表明し、文書で注意を促したという。
ほんの少しトンネルの場所を移動すれば静岡県との問題はなくなる。
設計変更は非常に大変だとは思うし、一部着工区間を無駄にするのかという話にもなる。
しかしこのままずるずる行っても、何も解決しないような気もする。
JR東海社長の言い分からすれば、当初JRが言っていた全量ポンプアップはそもそも技術的に無理だと聞こえる。
当初は可能だと思っていたものがその後無理だと分かったのか、それとも無理だろうなと思いながらも可能だと言ってしまったのか。
いずれにしても県とJRのギャップは広がるばかりである。
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