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動作不良のルンバは直せるのか(9)


  • Posted by: F&F
  • 2020年6月 4日 11:06

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ルンバ800シリーズから使われ始めたゴムローラーの、AeroForceエクストラクターはルンバ500/600/700シリーズに装着出来るのか?を試してみる。

以前に書いたがブラシローラーとゴムローラーでの清掃能力の差は顕著ではない。
ブラシローラーの方がゴミをかき出す能力に優れているが、ゴムローラータイプはダストボックスの吸引力が強いので軽いゴミは良く吸い込む。
ゴミが絡まりにくいという点でゴムローラーが優れている。

写真は770のボディーにAeroForceエクストラクターを装着してみたものだ。
AeroForceエクストラクター自体は従来のブラシローラーと、コネクタ位置も含めて同一なので装着出来る。
問題はダストボックスだ。
ダストボックスはゴムローラーユニットにはまるようになっているので、ブラシローラー用のダストボックスはゴムローラーのユニットには装着出来ない。
ゴムローラー用のダストボックスを装着しようとすると、筐体に干渉して写真の位置までしか入らない。
筐体の相違は、ダストボックスの集塵用モータへの電源端子の位置と電圧が異なる。

500/600/700シリーズは各部互換性が維持されていたのだが、800シリーズ以降は変わっている。
清掃パターンなどの制御も進化しているとは言われるのだが、比べなければ分からないと言うより比べても分からない。
付加機能として最近のモデルはWi-Fi接続によるスマートフォンからの制御も可能なのだが、それが必要になる理由は明確ではない。

ダイソンのロボット掃除機は、動作を停止した場合にその理由が通知される。
ただしラジコン的にスマートフォンから再起動をかけることが出来ない。
ダイソン360の初期モデルは動作アルゴリズムの問題で実用的ではないと酷評された。
Dyson 360 Heuristでかなりの改善がされた訳だが、センシング技術(多くはiRobotの特許による制限)や走行性能などの点で他社に及ばず、中々メジャーになれない。

ルンバでもカーペット上で動きが取れなくなったような場合に、遠隔操縦が可能であれば脱出出来る場合がある。
360度のカメラと遠隔操作が可能であれば(800シリーズ以降はブラシの逆回転も可能なので、絡まりも含めて)外出時でもメンテナンスが可能になる訳だが、現時点でその機能はない。

バッテリー容量や筐体容積を考えると、ロボット掃除機の清掃能力は一定レベルまで上がっていると言って良い。

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