リツイートは自らの発言に等しいのか？

例の裁判問題で、リツイートした人も訴えられた。
過去の判例を見ると、必ずしも発言者同様の罪に問われるものではないが危険性もある。

微妙な話題をリツイートする時には「このツイートに賛同はしませんが反対もしません」みたいな注釈を入れる必要があるのかも知れない。
2014年の裁判では「ツイートをそのまま自身のツイッターに掲載する点で、自身の発言と同様に扱われるものであり、リツイートした人の発言行為とみるべき」との見解を示した。
何も手を加えずにリツイートすると、リツイートした人がそれを発言したのと同じだと判断されたわけだ。

例えばこんなツイートがあったとする。
「Aくん、君に貸したお金を今すぐ返してくれ」
これをリツイートすると、リツイートした人もAくんにカネを返せと言っているのと等価になる。
Aくんはリツイートした第三者に金は借りていないので、被害を訴えることが出来る。

クリチカルな話題には近づかない方が良いという事だ。

給付金を巡る問題にしろアベノマスクにしろ、批判する人も居れば褒め称える人も居る。
ネトウヨが〜と書いている人がパヨクで、パヨク・パヨクと書く人がネトウヨなのかな。
いずれも書かない人は中立的立場？
右翼の人たちは与党が好きなのか？自民党が好きなのか？
自民党が野党になると、右翼の人たちは野党が好きになるのか？それとも与党が好きなままなのか？
日本で言うところの右翼とか右派(左も勿論)とかがどんな思想なのかは今ひとつよく分からない。
おそらくフランス革命の右／左とか、単に保守・革新とは違ったものになっているとは思う。
街宣車を乗り回すのが右寄りで、ヘルメットをかぶっちゃうのが左寄り？
ネトウヨじゃないけどパヨクは嫌いなライト右翼とか、リトル左翼なんかがあったりして。

持続化給付金のトンネル会社問題にしても、多くの人はそれを問題だと考える。
しかし、いくつもの会社を挟むのは当然であり、公共事業を一社のみで完結すること自体があり得ないと反論する人も居る。
トンネル会社だと騒いでいるのは公共事業のあり方を知らない奴らだと。

どちらが正しいかではなく、その人の主張だから何でもアリだ。
ただ右寄りとか左寄りとか言われる人は、時に過激な行動に出る場合がある。
自分と異なる考えの人に攻撃を仕掛けることもある。
今はどうなのかは知らないが、警察は街宣車に優しくヘルメットに厳しいのだとか。

今回の裁判ではリツイートが問題視されたが、では"いいね"はどうだろうか？
いいねを押すと賛同したことになる訳で、これはこれで面倒な事にならないのだろうか？


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