過去の雑記置き場
VC
ビッグモーターはどうなったのか?(11/8)
◆ 2022年頃から実情が暴かれはじめ、2023年には多くの問題が公になったビッグモーターは、2024年にジェイ・ウィル・パートナーズや伊藤忠に買収されてWECARSとなった。
◆ 2025年に入って営業を拡大し始めるわけだが、中身はビッグモーターのままなので入れ物が変わったに過ぎない。またビッグモーターを買収するからには、それによって利益を上げる必要があるし、利益が上がると予測して買い取った訳だ。従って各店への売り上げ要求も厳しいものがあり、ノルマこそないもののビッグモータ時代よりも厳しいと言われる。
◆ コンプライアンス重視は本部から各店に言われているそうだが、一方では売り上げ成績を上げ続けろという指示が飛び、現場は大変だという。査定員は車を安く買うために、査定に入った車の内装を傷つけたり汚したりもする。整備に関してもビッグモーター時代同様だそうで、架空請求は言いすぎかも知れないが社外部品を使って純正品価格を請求したり、油脂類を交換していないのに代金を請求したりもするという。
◆ 伊藤忠などは相当な投資をしているわけだから、それを如何に回収するか、いかに早く回収するかが重要な問題だ。結局の所ビッグモーター時代にビッグモーターの教育を受けた従業員は、ビッグモーター的手法を使って売り上げを上げていくしかない。
◆ 他に移れる人間は転職したわけだが、転職先のない人間はビッグモータに残った。そこで生きていくためにはビッグモータで得た知識を活用する以外にはない。仮ナンバーを取得せずにナンバー無しで陸送?したりする車も目撃されているし、査定に出したら車を汚されたという書き込みもあった。WECARSの査定員を名乗るアカウントは、壊したり破いたり汚すのは主に天井だとの暴露もあった。
◆ 総従業員数はピーク時の2/3に減少したが、あれだけの事がありながら2/3以上の従業員が残ったというのが凄いと思う。現状では赤字から抜け出せていないが、ビッグモーター的手法による査定や整備や営業が行われるとするならば、早々に黒字転換も夢ではない。
◆ CMも出し始めているので、これも以前のビッグモーターのような露出度になるかも知れない。ローカルラジオ局は、ビッグモーターと過払い金請求代行のCMが大きな収入源だとした。そのビッグモーターが消えたわけだが、再びWECARSがCM枠を買ってくれればラジオ局は安泰かも。
◆ 過払い金ビジネスは未だに続いている。弁護士や司法書士は最低の労力で最大の収益を上げる事が出来るので、アディーレ法律事務所のようなバブルが起きる。そのアディーレと言えば法律違反を犯して営業停止を食らうという、法に詳しくない弁護士事務所らしい。過払い金の計算はソフトがやってくれるし、請求は定型文でいけるので、実際は事務員がそれらの作業をするだけだ。
◆ 大手の弁護士事務所は過払い金請求バブルは終わったと見るが、大手が余り扱わなかった案件を拾いに動くのが中小の法律事務所や司法書士法人だ。CMを流しているから安心だとか有名だとかで依頼をする人も多いそうだが、一方で色々なトラブルもあるのだとか。
◆ ビッグモーターにしても過払い金請求にしても、急成長分野には必ず闇があるとも言える。そうした業種に張り付いて利益のおこぼれを貰おうとする業界があり、逆にそうした業種に金を取られてしまう人ありなのは時代が変わっても繰り返されていく。
デザインのテーマ(11/7)
◆ 以前にBlogでトヨタの共通デザインに関して書いた。豊田章男氏による「大人しく凡庸ではダメ、よりアグレッシブで威圧感を持ったキーンルックを目指せ」のかけ声で始まった共通デザイン化は、一定の成功に至ったと考えられる。
◆ デザイナーとしてもテーマが決まっていると形を作りやすいのだそうだ。「目をつり上げて怒っているようなデザイン」と指示されれば、アクアやヤリスが出来上がる。目をつり上げるためにはボンネットに傾斜角が必要になるのでボンネット後端を高くする。レクサスグリルもインパクト重視だったそうで、"後ろから迫ってきたら思わず道を空けたくなる"デザインが指示されたとか。販売マニュアルにも、パッシングしなくても前の車が道を譲ってくれる(から、レクサスを買いましょう)と書かれているそうだ。
◆ こうしてトヨタデザインが出来上がったわけだが、モデルチェンジする度にその怒りの量を増大させなければインパクトに欠ける。何事もそうなのだが、一つのテーマを追いかけるとやがてはどうにもならない所に到達してしまう。つり目ヘッドライトはフロントタイヤの位置を超えようとし、今やフェンダー上部もヘッドライトだ。しかし企業CMに怒り顔を余り登場させたくないという意見もあったとか。
◆ トヨタはクラウンにしてもプリウスにしてもやり過ぎたデザインで失敗している。デザインしたものが沢山売れればそれに越したことはないが、世の中の人の好みを予測するのは難しい。やり過ぎ感というか何というかなのがBMWのキドニーグリルの巨大化だろう。世界中から様々な意見、その多くは批判的だがデザインテイストは変えない。
◆ オラオラグリルはどこへ行くみたいな感じではあるが、それが売れる以上安易に変えるわけには行かない。これもデザインコンセプトがハッキリしているので、デザイナはいかに巨大なグリルを作るか、巨大に見せるかに注力すれば良い。WebCGにも「なんだかんだ言っても、世界的に好調な販売を記録しているBMW。物議を醸すそのデザインも、ターゲットカスタマーにはしっかり受け入れられているということだろう。」と書いている。
◆ ポルシェ911のデザインは歴史と共に変貌するのだが、基本的な造形は変わっていない。エンジンが変わってもトランスミッションが変わっても、ハイブリッド化されても変わらない。更に言えばハイブリッド化によって重量配分を変えることも出来たはずなのだが、何が何でもリアヘビーに持っていく。
◆ リアヘビーに苦しめられ、あらゆる電子制御を駆使しながら車両を安定させようとしているのに、それでもリアヘビーの車に仕立てるのが911の考え方そのものなのかも知れない。誰もが乗る車ではなく、欲しい人が買う車であることが設計のポリシーみたいなものを守れる、そのままのスタイルで歴史を刻める事なのかな。
◆ 普通の人というと何が普通かになってしまうが、911を見て、あれは996だよねとか992.1だねと分かる人はかなり少ない筈だ。だからこそ普通の車は鮮度を求めてモデルチェンジを繰り返す。トヨタの場合はデザイン違いは別ブランドで売るみたいな方向?レクサスチャネルに加えてセンチュリーチャネルも作るとか。販売チャネル方式への回帰なのかな。
材木の価格(11/6)
◆ 日曜大工というか工作というか、色々作ったりするのに材木を使う。使いやすいという点で6フィート(1828.8mm)長の2×4材を使うことが多いのだが、一時期は凄く価格が上がって800円以上になった。安い時だと300円台で買うことが出来て、温室を作った時は398円で買った。
◆ 杉材でもピーク時に比較すると今は半分くらいの価格になっているし、檜材では1/3以下である。木材価格高騰時にはこのあたりの山の木々も切られて出荷されていったが、今は丸太を運ぶトラックの姿も見られなくなった。
◆ 杉材も安い時には使う。温室を作った時は20mm×30mmの杉の角材6本セットを買って来て、1,280円だったかな。杉板(野地板)も使うことがあり、これは5枚で1,250円だ。サイズは厚さが12mmで幅が180mm、長さは1820mmなので6尺(1818.2mm)ってヤツか。ちなみに1フィートは30.48cmでピタリになるが、1尺は10/33mなので割り切れない。
◆ フィート・ポンドには馴染みがないのでどうも嫌なのだが、フィートはほぼ尺なのでここもまたややこしい。日本でも寸尺を使っているので米国のことはとやかく言えないのだが、単位の問題はややこしいのだ。
◆ 温室は結構大物の方で、普段は小さなものしか作らない。何かを置く台だとか猫部屋用の棚だとか、まあそんなものだ。2×4材を切る時には電動丸鋸を使うのだが、まっすぐに切れない。木を当てたりして丸鋸本体が斜めにならないようにすると、丸鋸の刃が(斜めに行きたがるので)摩擦で止まりそうになる。
◆ 何故まっすぐ切れないのか?刃を交換するとまっすぐに切れるようになるのだがやがてまた駄目になる。と言うことは刃が反る?見た目では分からないのだが、そういう事なのかなぁ。丸鋸自体も古いもの(使用時間は短い)なのでシャフトにガタがあるとか?今や丸鋸も安いものなので買い換えれば良いのだが、使用頻度も少ないからまあいいやみたいな感じで使い続けている。
◆ 使う続けてはいるが、切るもの全てが斜めになってしまうので直角を出すのが大変だ。丸鋸以外だとレシプロソーも使う。これは気をつけて切ればまっすぐに切れる。ただし丸鋸で切るよりも数倍の時間がかかる。レシプロソーを買ってからジグソーは殆ど使わなくなった。ジグソー出来るような細かな加工をしない事もあるし、レシプロソーの方が切断速度が早い。
◆ 丸鋸を台にセットして、高速切断機みたいな感じで使えるセットがあると良いなと思う。高速切断機はハンドグラインダを台に固定するアタッチメント的なものがあるのだが、ハンドグラインダでは刃の直径が小さいので太いパイプを切るのは大変だ。まあ無いよりマシという程度で。
◆ 丸鋸をセットする卓上型のものは余り場所を取らないが、それでもそこそこ広い作業場所が必要だ。作業場所が用意出来るのならばテーブルにひっくり返して丸鋸をセットするタイプもある。こういうものがあると斜めに角度を付けて切りたい場合も、ブレずに切っていくことが出来る。
◆ 工具が欲しいと言い始めるとキリが無いわけで、使用頻度が高ければ買うのだが、このあたりが悩みどころである。ハードオフにでも出物があったら買って来るかな。なんて言いながら中々買わないんだけど。
宅配便(11/5)
◆ 通販全盛の時代、宅配便の重要度は高まっている。個人宅宛の荷物としてはゆうパックや宅急便がシェアを持っているわけだが、JPは不正が発覚して一部外部委託となっている。
◆ 配達日数は各運送業者で差があるが、ゆうパックは比較的早い感じがする。静岡県から九州や北海道は航空便が使われるケースがある。宅急便は基本的には陸送のようで、北海道や九州は翌日には着かない。
◆ 近距離だとどの業者でも翌日配送が基本ではあるが、佐川急便はステータスが"持ち帰り"となり配達されないことが何度かあった。佐川急便は翌日配達オプションがある関係からなのか?一般の荷物で近距離であっても翌々日配送になる事がある。
◆ これはJPが普通郵便を"一日寝かせる"のと同じで、JPによれば普通郵便を遅くしないと速達との差が出ないからだそうだ。佐川急便のシステムがどうなっているのかは不明なので、どのエリアが翌日でなくなるのかはよく分からない。
◆ 先日は岐阜県から荷物が送られてきた。佐川急便の配達日数表では翌日配達となっているが、実際には翌々日に配達されてきたので信頼性に乏しい。同様なことは横浜市に住んでいる時にも何度かあった。宅急便は概ね翌日に着くのだが、当時のヤマト便(重量物などを扱う、宅急便とは別のサービス)では翌日に到着しない荷物もあった。
◆ 佐川急便の場合は翌日の日付指定をしても翌日に到着しない場合があるので、急ぎの荷物を送る時には配達日コミット便オプションを付けた方が良いが、送料は高くなる。JPは余程のことが無い限り配達日は守られる。ここは山の中なので通常は1日1回の配達で、ヤマトの場合は翌日に回して良いかどうかの電話がかかってくる。JPの場合も担当者によっては翌日配送で良いかどうかの電話がかかってくることもあるが、大抵は夜の便で配達される。
◆ 余程急ぎのものでない限りは翌日に回して貰ってかまわないのだが、別荘地内に他の配達があればウチにも荷物が届けて貰える。私は配達員と顔見知りというか、通販で色々買ったりするので(ヤマトからすれば)無理が利くそうだが、たまにしか荷物のない家だとその日のうちに届けなければならな訳だ。ただし時間指定は出来ないんじゃなかったかな、このあたりは。
◆ 田舎だからと言うことはあるが横浜に比較するとJPもヤマトも対応は良いし、荷物の扱いも丁寧だ。雑な扱いと言えば佐川なのだが、横浜時代のヤマトも結構酷かった。配送品質の面でもJPは比較的丁寧なイメージがある。以前はゆうパックも業販でよく使われていて、それは全国一律料金の設定があったからだ。それが値上げなどもあって今は(超大口以外は)一律料金ではなくなったとか。
◆ ヤマトなども同じだとは思うが、西濃だったかな、一律料金があったり他より割安なのは。ただ配達出来ないエリアがあって、それは他の業者に委託になるそうで送料が跳ね上がる。ヤマトやJPは離島だろうが何だろうが配達してくれるのだが、一部の業者は中継が入る(船舶や航空機を使うエリア)と送料が大きく変動する。
◆ ヤマトも佐川も同じだと思うが、配達は外注になっている。たぶん個人事業者だと思うのだが、軽のワンボックスなどで配達している。ウチの場合も外注さんが荷物を持ってくることもあるし、ヤマトのトラックが来ることもある。たぶん荷物の量や季節で変わるのだと思う。
ガラス管式電球は減っていく(11/4)
◆ 日本では1940年代から使われ始めた蛍光灯だが、メーカ各社が製造を中止する動きだ。白熱電球然りではあるが、LED全盛となってガラス管式の電球は消えていく。LEDしか知らない世代からすると、ガラス管の電球なんて割れたらアブナイじゃないかなんて言いそうだ。
◆ 蛍光管は白熱電球に比較して発光効率が高いとか、色温度を自由に設計出来るなどで使用量が拡大した。電球型蛍光灯が開発されると、それまでの白熱電球がこれに置き換わっていく。ただし電球型蛍光灯は低温時の輝度が低いなどもあり、改善は繰り返されたものの点灯直後はどうしても暗いイメージだった。
◆ LED化によってそれらのデメリットはなくなり、大量生産により白熱電球並みのコストが実現している。疑似白色LEDは発光効率も高い(演色性は悪い)ので、省電力化にも貢献する。
◆ CMOSデバイスは低消費電力だが高速動作が出来ないもの、LEDは少ない電力で点灯させることが出来るが、照明用光源としては暗すぎるものだった。それが今ではGHz帯で動作するCMOSデバイスは当たり前となり、白熱電球よりも明るい光源として使えるLEDも当たり前になった。
◆ LEDも今は様々な色のものが出来るのだが、いわゆるRGB以外の中途半端な色は蛍光体をドライブすることで得ている。逆に言えば蛍光体の選び方で何色にでも発光させることが出来る。蛍光体には寿命があるので、その意味ではLED本来の長寿命とは行かなくなる(徐々に輝度が落ちる)が、それでも放電管(蛍光管)よりも寿命は長い。
◆ 放電管(蛍光管)も様々な色を作り出すことが出来るのだが、蛍光体の選び方や封入ガスの配合などが難しいのか?一般的な蛍光管よりもかなり高額なイメージだ。こうした光源は食材を美味しそうに見える効果があり、食肉用や鮮魚用など様々な蛍光灯や放電管が発売されている。
◆ LEDよりも発光効率の高い放電管はあるのだが、指向性などを考えると照明用としてはLEDが高効率となる。蛍光管は徐々に輝度が落ちるので交換の必要があるが、LED照明器具の寿命は長い。初期の頃はLEDの寿命よりもドライブ回路の寿命が短い問題があったのだが、電解コンデンサの不使用などで徐々に長寿命化された。
◆ ウチでは中華LED灯を使っているが、さすがにこれの寿命は短い。壊れたものを分解してみてみると、電解コンデンサの容量抜けで不点灯になるものが多かった。しかし電解コンデンサなどドライブ回路は無事で、直列接続されたLEDの1個が不良になっているものもあった。特別安い物でもないのに、熱設計などがいい加減というかちゃんと出来ていない。
◆ 蛍光灯の製造や輸出入は2027年で禁止されるんだったかな。環境問題と蛍光灯に使われる水銀の問題、更にはLEDで代替可能という事で全面禁止になる。蛍光灯は電子を水銀蒸気に当てて253.625nmの波長の発光(共鳴線)をさせ、それを蛍光体に当てて可視光を出している。
◆ 水銀そのものというか、水銀灯という放電管もある。水銀灯は紫外域から赤外域までいくつかの(連続的ではない)波長の光を放出させることが出来る。水銀ランプには低圧〜中圧〜高圧〜超高圧型があり、超高圧水銀ランプでは2MPa以上の水銀ガスを封入している。
客待ちタクシー(11/3)
◆ 駅周辺や繁華街では客待ちのタクシーが長い列を作る。未だ車の免許を持っていない頃ではなかったかと思うのだが、新宿の靖国通りのタクシーの列が凄いなと思った記憶がある。靖国通りは新宿大ガードの東側、つまり山手線の内側にあたる道路で、西側は青梅街道になる。
◆ 道路は広く3車線か4車線あると思うのだが、左側には違法駐車車両がいてその外側にタクシーが列を作っているので大渋滞が起きる。バスも停留所に近づけないので、そのタクシーの列の外側で乗降させるしかない。これはその後規制されたとのことだったが、タクシー業界の力が強かったこともあって取り締まりは行われていなかったそうだ。
◆ 銀座も凄かった。状況としては新宿と同じなのだが、基本的には2車線で信号によっては右折レーンがあるくらいなので二重駐車になると通るスペースがなくなる。これが両方向の車線で行われるので、センターライン上を交互通行するみたいな状態になった。
◆ その後乗車禁止区域が設けられるのだが、乗車禁止なだけで客待ちが取り締まられるわけではなく、銀座の道路はタクシー専用駐車場と化してしまうのだった。客待ちタクシーの先頭は乗車禁止区域の外側の手前で、客が来ると「あの信号の所で乗ってください」と10mほど先を指さす、みたいな感じだった。
◆ その後も規制や取り締まりの強化がされたのだが、課税強化によって銀座の夜の灯火が消え、賑わいは失われた。接待交際費の課税強化は水商売不況を誘ったのである。人が減ればタクシーは集まらなくなり、平成不況に突入するとサラリーマンの聖地である新橋からも人が少しずつ減ることになる。
◆ いわゆる飲食街以外だと品川駅周辺も酷かった。国道15号沿いには交番があるのだが、交差点内だろうが横断歩道上だろうが所構わず停車し列を作っているタクシーを、交番の警官は取り締まる気配すら見せなかった。何故品川にタクシーが集まっていたのか?新幹線から降りる客を待っていたのかな?
◆ 最近だと六本木周辺にタクシーが集結している。たまに取り締まりは行われているようだが、捕まったら運が悪いと思うしかないとばかりに所構わず客待ちをする。取り締まりも交差点内での客待ち、駐停車禁止場所での客待ちくらいしか摘発出来ず、あまり効果が無いらしい。
◆ 外国人観光客目当てに暗躍するのが中国人による白タクである。決済をネット上で行う事で現金の受け渡しを廃し、取り締まりから逃れている。摘発には証拠固めなどで多くの時間を要するが、中国人の場合は不起訴になる可能性も高いそうで警察側も余り乗り気ではないとか。
◆ 白タクの取り締まりは売春摘発と同じで、言い訳が簡単に出来てしまう。法改正も含めて対応しないと中国人グループによる白タクは無くならない。現状では道路運送車両法違反での罰金や懲役刑になるのだが、裁判を経ずして罰則を科せる行政処分も同時行えるようにすれば、免許取り消し(現行法での欠格期間最長10年)も可能になる。
◆ 中国系の議員だとか統一教会だとか、票をくれるなら相手が誰でも尻尾を振るみたいな議員が沢山いるわけで、規制の強化は難しいんだろうな。規制どころかその逆に優遇策を採ろうとする連中もいるのだから参る。
ラスペネの浸透力(11/2)
◆ 浸透性潤滑剤としては定評のあるラスペネ、他の同様の製品に対しても浸透力で差を付ける。浸透力や摩擦低減作用などをテストしているページや動画があるが、摩擦低減作用自体がずば抜けて良いわけでもなく、例えば高トルク下では粘度の高いベルハンマーなどの方が摩擦低減作用が強く計測される場合もある。逆に低トルク下ではCRC556と余り違わないデータもあった。
◆ しかし浸透力が強いので緩みにくいネジを緩めようとする場合には、ボルトとナットの隙間に入り込む作用が強く、結果としてネジを緩みやすくすることが出来る。固着したネジを外そうとすると、まずはボルトとナットの隙間に入り込むことが必要だ。どんなに優秀な摩擦軽減剤だったとしても、摩擦部分に作用が出来なければ効果はない。
◆ 摩擦軽減作用を上げようと思えば粘度は高くなる方向ではないかと思うのだが、そうすると浸透性が弱くなる。CRC556はかなり低粘度で浸透性も良いのだが、摩擦低減力とのバランスでラスペネに及ばない。蒸発しやすい(効果が薄れやすい)事もあり、固着したネジに何度も吹き付けると効果が大きくなるそうだ。
◆ 浸透性潤滑剤は様々な分野で使われるので、その場面によってどれが良いとかどれは適さないとかはあると思うのだが、どれをとってもバランスが良いのがラスペネなので、値段なりの効果はあるという事になる。
◆ ベルハンマー派も多いと思うのだが、浸透性の点でCRC556やラスペネとは作用が違うというか、浸透力より摩擦軽減力を重視したものになっている。金属同士が接触している場所、例えばギアなどに使うには優れた性能と言える。逆にCRC556は柔らかいオイルなので、浸透力はあるけれど極圧下での潤滑性能は良くないし蒸発も早い。浸透性潤滑剤を固着したネジを緩める時に使うのであれば、ラスペネがもっとも効果的だと思う。
◆ 個体系潤滑剤でモリブデンスプレーがある。エンジン組み立て時にモリブデンスプレーを使用するようにと書かれた整備書もあったが、いまはDLC加工との相性などからモリブデンは使わない方向だ。代わりにアセンブリペーストと呼ばれるグリス状のものが指定されていたりする。
◆ 普通のグリスでも良いのかも知れないが、エンジンオイルに溶けにくいものだとストレーナやオイルフィルタに引っかかる。溶けにくいものは中々溶けないので、モリブデン系のスプレーにしても大量に使うとオイルパンに沈殿する。そうした部分が改善されたものがアセンブリペーストではないかと思うのだが、中身が何で出来ているのかは良く知らない。
◆ 自動車メーカのエンジン生産ラインでもブルーやピンクのペーストが使われているので、今はモリブデンスプレーは使われていないのかも。アセンブリペーストは普通に売られていて、値段もピンキリというかグリスに比較したら結構なお値段だ。もっともエンジン組み立て時にどのくらい使うかと言えばごく少量なので、100gとか200g入りを買ったら結構使い出があるというか、1回や2回エンジンを組んだくらいでは使い切れない。
◆ ワコーズのアセンブリペーストは有機モリブデンが主成分だそうなので、DLC加工が施されているエンジンに使う場合には注意を要する。これはモリブデンよりもDLCの方が弱いので、モリブデンの粒子がDLC膜を壊してしまう。弱いとは言っても鉄やアルミニウムよりは固いので、壊れたDLCの破片が今度はエンジンの色々な場所に傷を付ける。
迷惑野郎は今も健在(11/1)
◆ オフロード4WDが流行った頃、他人の敷地や畑に車で入り込み、好き放題にあらす連中がいた。三菱はパジェロ人気で収益を増やし、シティオフローダなどと訳の分からない造語が出来た。三菱は売れるものなら何でも売る精神でカンガルーバーを装備したものだが、その後批判が増えると「ディーラが勝手に付けたものだ、メーカオプションではない」と開き直った。今で言うところのトヨタに対するモデリスタみたいなものか。
◆ ホンダは安全性を考慮して樹脂製のカンガルーバーを装着した。オフロード4WDを好む多くの人は、格好だけそれっぽければ良かったからだ。また一部ディーラはカンガルーバー自体の装着車を違法改造車として整備を行わないなどし始めた。
◆ そんなオフロード車ブームが終わるとワンボックスブームがやってくる訳で、まあ三菱はデリカにだってカンガルーバーを付けるという徹底ぶりだった訳だが、幸か不幸か不正が発覚して自爆したのだった。
◆ 今はワンボックスブームからコンパクトSUVブームとなり、それは世界的な傾向となった。いわゆる普通のSUVとオフロード/クロカン4WDは少し違うのだが、SUVブームに乗ってジムニーやランクル人気も上昇した訳だ。
◆ そんなオフロード4WD乗りの正統派はクローズドコースに行って、車と自己の技術を試す訳だが迷惑野郎も当然発生する。山に行って他人の敷地に入り込んで荒らしたり、渓流に行って自然を破壊する事を楽しみ始める。立ち入り禁止場所のゲートを破壊したり、ガードレールを外して渓流に入っていく。
◆ それを自慢げにXに上げたりするのだから、バイトテロと何ら変わらない。自らの違法行為を自慢する程度の人間なので、もはや誰にも止めることが出来ない。で、二昔くらい前と同じようにオフロード4WD乗りは常識外ればかりだと言われる。
◆ 世間からすればクローズドコースで楽しんでいる人も迷惑野郎も一緒に見える訳で、ジムニーやランクル乗りが白い目で見られることになる。迷惑野郎は様々な分野に蔓延っているので仕方がないというか、河川敷でゴルフクラブを振り回すオッサンも、立ち入り禁止エリアに入り込む釣り人も、運航妨害をする撮り鉄も、たぶん独自の理論で自分の正当性を主張するだろう。
◆ このあたりは山なので無謀オフロード乗りに狙われそうではあるが、今のところ怪しげな車は入ってきていない。むしろ山菜採りなのか?虫採りなのか?山道に車を止めて山に入っていく人を見かける。秋口と春先に多いので山菜とか松茸泥棒なのかな。
◆ 走ってくる車をキョロキョロ見て気にしているので、自分が悪事を働いていることは分かっているのだろう。それでも盗りたい何かが山の中にあるのか?いったい何が狙いなのか聞いてみたいものだが、近寄ろうとすると逃げてしまう。侵入されている山は林業を営んでいる人や団体の管理場所だが、普段は人もいないし柵もないので入り放題である。
◆ 山の中では椎茸栽培も行われているので、梨や桃の泥棒と同じように椎茸を盗みに来ているのか?わさび田もあるので、ついでにわさびも持って行ってしまうとか?山道に車を止めている人すべてが泥棒だとは言い切れないが、だいたい中年くらいのオバサンとか、オッサン年齢の人が多い。
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