騒音(8/20)
◆ 航空機に乗った。
主翼、すなわちエンジンより前の方に乗ると騒音レベルは多少低い。
でもあのエンジンノイズを長時間聞いているのは嫌なものである。
B777はエンジン出力と騒音レベルに大きな比例関係はないというか、巡航速度で水平飛行中でも騒音が余り気にならなかった。
一方でA300は高出力時にはB777より遙かにウルサイのだが、少し出力を絞る、つまり着陸の30分位前からはB777よりも静かな印象を受けた。
◆ エンジンが尾翼付近に着いていたB727は機内騒音がかなり低かったと聞くが、残念ながら私はこれに乗った事がない。
機内騒音は低いがエンジンの音量自体が大きいために、規制に適合出来なかったのだとか。
規制値との比較を見ると、なるほどB777はかなり頑張った数値になっている。
B737も低騒音だが、最大離陸重量がB777の半分以下である。
B767はB777と騒音レベルが変わらないが、最大離陸重量は低い。
ちなみにこの騒音とは機外でのそれだ。
◆ B777にしてもA300にしても、意外にゆっくり飛んでいた。
機内に表示された速度計は800Km/hを少し超えた辺りで止まった。
B747-400だと900Km/hは超えるのではないかと思うのだが、国内線だと燃費節約運転をするのだろうか。
カタログ上?はB777だって900Km/hを超えられるはず。
もっとも向かい風(ジェット気流に逆らう方向)でも800Km/hを少し超えていたのだからそんなものかな。
ちなみにA300はジェット気流に流される方向で800Km/hちょっとだった。
◆ 前出B727は最大速度が1,017km/hというからスピードマニアにはたまらない、か。
軽い機体にハイパワーエンジンのB727-100は加速性能も良いと聞く。
ただし離着陸に要する滑走路長はB747並の長さが必要だ。
各機種ごとに当然違いはあるが、AirBusの航空機よりBoeing社の方が同じ離陸重量なら大きめのエンジンが付いているようだ。
◆ 航空機とは全く関係ない話だが、某空港から市内に向かおうとシャトルバスに乗った。
車内はエアコンで快適に冷やされており、出発時間が来てドライバがエンジンをかける。
ん?かからない。セルだけがむなしく回っている。
少し休んで又セルを回す。
でもかからない。コンプレッション落ちてるんじゃないの〜 って、ディーゼルだからデコンプする位か。
何度かセルを回してやっとエンジン始動。
定刻から5分は遅れている。
が、今度は後部が見えないほどの黒鉛モクモクで、少なくとも1気筒以上が死んでいるような振動を伴っている。
ドライバーは回転を上げてみたりするが、まるでディーゼルエンジンのような振動が… いや、元々ディーゼルだった。
とにかく、凄い振動なのだ。
煙もものすごく、危険を感じるほどの黒煙で、空港警備員が駆けつけるほど。
◆ 結局ドライバーはそのバスを諦め、他のバスに乗客を移す事になる。
移動のためにバスから出ると、付近に立ちこめる黒煙で周りが見えないほど。
ドライバーとしてはエンジンを止めてしまうと再始動が出来ないと思っているのかも知れないが、これエンジンがバクハツしちゃうんじゃないのという感じ。
ちなみにそのバスが三菱製だったかどうかは不明である。
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