VC

過去の雑記置き場


皆保険(3/1)
燃調(3/2)
人口(3/3)
企業理念(3/4)
(3/5)
原発(3/6)
冒険(3/7)
感想(3/8)
感想(2)(3/9)
過給器(3/10)
続・高級(3/11)
スマートフォン(3/12)
外食産業(1)(3/13)
自転車(3/14)
難民(3/15)
販売方式(3/16)
外食産業(2)(3/17)
無駄遣い(3/18)
変化の時(3/19)
MT(3/20)
ネタの元(3/21)
調味料(3/22)
燃費(3/23)
公務員問題(3/24)
愛着(3/25)
役だったもの(3/26)
二台持ち(3/27)
シグナスX(3/28)
クルマ(3/29)
抑止力(3/30)
春なのに(3/31)


春なのに(3/31)
◆ 何度か取り上げている婚活の話である。きっかけは例によって日経系の記事にあった。いや記事ではなくコラムか。婚活というと男性よりも女性に当てはまる言葉だという。草食系男子などと呼ばれて久しいが、積極的に活動する女性に対して男性側は「受け身」の態度だというのだ。自らは積極的に行動しない、合コンに行ったとしても待ちの体勢を崩さないという。
一方の婚活女性はと言えば、合コンがあると聞けば出かけ、散歩もすればマラソンやサイクリングにもと出会いを求めて活動する。

◆ エロゲーがもはや男性のものではなく女性が楽しむジャンルになったと言われるが、まさしく肉食系女子という感じ。出会い系のワンクリック詐欺やエロサイトに引っかかる被害も近年女性が急増中だ。それこそ美男子育成ゲームなどをケータイで楽しみながら合コンで男性を物色する。そんな彼女たちも婚活歴が長いとお疲れなのだそうだ。婚活という言葉が一般的になったのは2008年頃だと言うから4年か。4年間ずっと活動をし続けてきたのでは疲れも溜まるだろう。

◆ 何故男性が婚活に消極的なのか。もしかして肉食系の女性に恐怖感を持っているのか。確かに立場を逆にしてみるとわかりやすい。ギラギラした目つきで今にも襲いかかりそうな男性が居たら女性はどう思うだろうか。つまりはこの逆、男からしてみると今にも飛びかかってきそうな女性がそこにいる事になる。これは怖いだろう、誰だって。後先考えずに何でも出来る年齢ならともかく、30代中盤になったら我が身を案じたくもなる。脂っこい目つきで半ばよだれを垂らして舌なめずりしている猛獣のような女性がそこにいたら、やっぱり逃げる。

◆ と、男性は思っているが女性はそう思っていない。ギラギラした目つきで男性を舐めるように見るのも自分の美しさをアピールする手法だと、えーと、きっと何かのマニュアルにそう書いてあるに違いない。婚活歴が長いと触手も長く伸ばすようになるし食虫植物のように獲物を逃がさないための粘っこさも出てくる。もちろん自分自身はそれは「女の魅力なのよ」と思っているわけで、これは女性を狙う飢えたオオカミと化した男性のそれと共通するものがある。

◆ コラムでは、みんな良い子ばかりなのだから男性も積極的になりなさいみたいに書かれている。と言ったって婚活経験豊富な女性は、たぶん独自の厳しいチェックポイントを持っているのだろう。それでも「バブル期に青春時代を迎えた女性よりはずっと良い」らしいのだが果たして。

◆ 婚活本やマニュアルの類にも一通り目を通して「勉強」するのが婚活女性のスタンダードだ。だから何でも知っている。あらゆるシチュエーションがシミュレートされていて、まさにマニュアル世代を地でいっている。なので男性側もそのマニュアルに従った行動をするとマッチングが良くなる事になっている。
あ、そうだ、このシーンはあのマニュアルの38ページだな、そうすると次には同3項に進むはずだ。と言う事でそのマニュアル通りに事を進めると、同じマニュアルに従って行動している女性も安心する。って、ドラマの台本じゃないんだから。
でもまぁそれでも結婚すれば子供も出来て少子化対策にもつながるかも知れない。逆にフランス的事実婚が良いなんて話も増えてきているが、こちらはまた機会を見て。


抑止力(3/30)
◆ 何を抑止しているかと言えば、それは乗ってみたいと思う気持ちをである。以前から書いているように私はバイクの運転センスがあるとは思えないのでスクータに乗っている。乗れるものならばウルトラ速いバイクに乗ってみたい。乗ってみたいなら乗ればいい話で、バイク屋に行ってこれ下さいと言えばすぐに包んでくれる。
じゃないか。とにかく買うのは自由なのだ。だからいい気になればバイク屋に行ってこれ下さいと言いたくもなるが危険だ。

◆ 人間ってヤツは慣れてくると「この程度なら出来るかも」なんて考え始める。実は「この程度」はちっとも簡単な事ではないのだが、見よう見まねで形だけみたいな方向に行きやすい。
ある人の息子がバイクに乗りたいと言ったそうだ。ママはローンを組んでバイクを買い与えたがやがて自損で潰してしまった。このときに乗れないヤツは何を乗らせても危ないだけだからやめた方が良いよと忠告した。が、20歳そこそこの彼は、転倒は自分が悪いのではなくバイクの操縦性に問題があったのだと言い始めた。そして友達のバイクを借りて乗るようになり、コケてバイクを壊してしまった。彼は又同じ言い訳をする。俺が悪いのではなく乗りにくいバイクを貸した友人が悪いのだと。

◆ 自分のバイクを壊してローンだけが残り、友達のバイクを壊して弁償しなければならず、ママは子供の言い分を信じて危ないバイクを息子に貸した相手が悪いと怒り狂う。ウチの息子は運動神経は人一倍良いのだからバイクが悪かったに決まっているというのだ。まあ常識を知っている人ならば誰が悪いのかは明確になるのだろうが、彼ら親子にそれは解らない。結局又ローンを組んで新車を買い与えたママなのだが、もう勝手にやってよという感じ。でも横浜周辺は走らないように言っておいてね、危ないから。

◆ この馬鹿息子ほどアホな真似をする人はそうは居ないと思うが、自分にも乗れるんじゃないかと、私だって思うかも知れない。幸いにして現在はAT限定免許なのでバイク屋に行って「GSR400下さい、黒いヤツ」なんて言えないわけだし、免許を取り直してまで乗りたいという気力もないので抑止力になっている。
二輪車の市場規模が大きければ色々なモデルが出てきて、現在は大排気量車で設定があるのみのDCTなども使われるのかも知れない。こうなるとAT免許でも乗れるので危ない。
乗ってみれば意外と大丈夫なものですよ、無理さえしなければ危ない乗り物じゃないですからなんて聞くと危ない。

◆ カブもCVTみたいな話もある。東南アジアではCVT二輪車に人気があり、しかしタイヤ径が大きくないと悪路走破性に問題があり、その結果がカブのCVT化なのだとか。車と同じく実用車はATという流れになっている感じがする。CVTのベルトやプーリその他の耐久性がMTのカブと同程度になっているとしたら凄い事だ。スクータなどでは2万km前後でのベルト交換が推奨されている。
カブの寿命がどのくらいなのかといくつか調べてみると、エンジンは5万kmを過ぎるとオイル消費量の増大とコンプレッションの低下が出てくるそうだ。この頃にはクラッチもそろそろ整備時期かなと言う感じらしいので、カムチェーンも含めてオーバホールという感じか。なおミッションは丈夫らしく、余程の事がない限り壊れたりしないらしい。
そう考えるとベルト寿命が現在の2倍くらいになれば受け入れて貰えそうな気もする。


クルマ(3/29)
◆ トヨタの86、ホンダはNSXを作るという。この時代に何故なのか。若者を取り込みたい気持ちはあると思うしホンダにしても実用車専業メーカのイメージから脱したいと思っているのだろう。S2000の時にもそんな話があり、ホンダというとワンボックス専業のイメージがあるが、そうではないのだと主張したいと言っていた。
ただNSXと86ではコンセプトが異なる。NSXはスポーツカーの類に属するもので、日本よりも海外での評価が高まると予想される。これは海外ではホンダのイメージが実用車専業メーカではないからだ。フラグシップではないが、イメージを作るためのパフォーマンスカーが必要なのかも知れない。

◆ 86はトヨタ的コストダウンを富士重工のエンジンにかぶせたみたいな作り方でコストを抑えた。
これは大切だと思う。そもそもAE86自体もカローラからの派生組でありスポーツカーではなく実用車のスポーティバージョンだったのだ。しかし市場規模が膨らむと様々なアフターマーケットパーツも開発され、それが又人気となって86が売れた。オリジナル車両の運動性能が極端に高いというわけではなかったが、様々なパーツやセッティングで好きにいじれる事も又出来たのである。

◆ こうした流れには実用車一辺倒からの脱却みたいな部分もあるという。ようするに乗っていても楽しくない実用車に飽きた人用という事だ。以前にも書いたが私の周りにはプリウスに乗り続けている人も居るしさっさと乗り換えてしまった人も居る。乗り続けている人は(以前に一度書いたが)バッテリ交換をしながら今も乗っている。
もう一人は、最初の頃こそガソリンが減らないから良いとか給油を忘れるとかべた褒めだったが、あっさり乗り換えてしまった。曰く、走って面白くない車はクルマじゃないと。何だよ燃費が良いからお気に入りだと言っていたではないかと言うと、「プリウスから普通の車に乗り換えてみて初めて解るんだよ、軽快さが」と言っていた。

◆ これは好みもあるし燃費に対する執着感もあるだろうから誰が正しくどの考えが誤りだなどと言うつもりは毛頭無い。ただし自動車メーカ的にはそういった実用一辺倒から離脱したユーザを取り込みたいとも思っているのだ。86を売るためには流行らせなければいけない。プリウスは低燃費車という付加価値に守られているので並べておくだけで売れる。しかし86はそうではないと思う。売れないものを売ってしまう神様と言えば孫さんだ。ここは孫さんを見習って実質ゼロ円販売でもしたら良いのに。もちろん実質ゼロ円であって実際にゼロ円という事ではない。

◆ プリウスを買うと86が付いてくるとか、2台目無料みたいな。まあ車屋の場合は毎月カネを取る事が出来ないのでどうやって回収するかは考えどころなのだが、じゃあ毎月カネを取っちゃえみたいな事だって出来るかも知れない。ローンを組むというのではなくサービスに対する支払いを縛り付ける感じで。もちろんリースみたいな、いわゆるスーパーボーナス縛りだって考えようによっては不可能でもない。走行距離に対する課金だとか月月ガソリン割り引きだとか、きっと孫さんに考えさせたら何でもやる。


シグナスX(3/28)
◆ シグナスXに乗り始めて10ヶ月、走行距離約1.1万kmになっている。先月1万キロを超えたところでエンジンオイルとギアオイルを交換した。スカイウエイブに乗るようになったのでシグナスの走行距離の伸び具合は多少鈍っているが、やはり毎日のように使うのでそれなりの距離にはなる。
幸いにして大きなトラブルはなく、自分でいじった部分とかハンドルスイッチの接触不良じゃなかった絶縁不良があった程度だ。ハンドルスイッチの予備は買ってあるのだが絶縁不良になったスイッチを組み直してグリスを塗って今に至っている。

◆ タイヤは減っている。使用限度以下ではないが明らかに溝が浅い。リアよりフロントの方が減っているのはパワーが無いから?フロント/リアも一緒に換えようかどうしようか悩み中だ。スカイウエイブに付けたシティグリップはドライ路面でのグリップは余り高くない印象だが排水性は良いのかも。騒音はダンロップのSX01よりは少ないが、それでもパターンノイズはある。SX01がゴーという感じだったのに対してCITYGRIPはヒューな感じなのだ。タイヤサイズの違いや音の伝達などにも差があるだろうが、シグナスのダンロップD305Pは騒音が気になった事がない。D305Pはドライグリップもウエットもそこそこバランスしていると思うが、摩耗に比例してグリップ力は弱まる。以前はブレーキング時にスキール音など発した事がなかった(単に制動力が弱いだけとも言う)のに、最近ではキッみたいな。

◆ CITYGRIPは、リア用はサイズがあるがフロント用がない。フロントとリアで銘柄が違っても良いのかも知れないがどうなのだろう。1サイズアップ程度は許容されるので無理矢理突っ込む事は出来るが、フロントを大きくすれば速度計が狂いリアを大きくするとハイギアードになる。フロント/リア共に規定のサイズのあるものはダンロップのSX01やSCOOTSMARTあたりだ。なお台湾モデルの純正であるD305Pは日本では正規には買えないようだ。

◆ どうせ1〜1.5万kmで換えるのだから、色々な銘柄を使ってみたい。スカイウエイブでの印象でシグナスにもCITYGRIPが良いかなと思っていたのだが、どうせなら他の銘柄も試してみたいとも思うのである。
と言ってもサイズ制約があるので選択肢は限られている。インプレッションを見るとSX01はD305Pに比較してウエットグリップが悪い、固いなどの意見が目立ち、これは私の感覚と同一だ。HOOPとの比較ではD305Pのドライグリップが良い、コントローラブルだとなる。
ノーマルサイズで選択できるのはHOOPとSX01くらいなもので、あとは1サイズアップ必須になる。リアは120/70なのでサイズがあるが、フロントの110/70が無いのだ。直径からすれば3%程度の狂いなのでどうでも良いと言ってしまえばそれまで。

◆ と言う事で考えるとPILOTSPORTSあたりも候補となり、何故かシグナス乗りの間では評価が高い。ミシュランのタイヤはスカイウエイブの時にも検討したのだが、摩耗に対するグリップの差が大きいという事で見送った。それとウエットグリップを重視したかったし。このウエットグリップに対しては、それまで使っていたSX01が悪いだけという話もある。私としてはD305Pは可もなく不可もなくでシグナスにマッチしていると思う。
入手経路がないわけでもないが、サイズアップしてPILOTでも入れてみようかなぁ。


二台持ち(3/27)
◆ iPhoneが全盛だった頃、従来型ケータイとiPhoneを持つ人が多かった。その理由としてSBMは屋内圏外などが多いのでiPhoneのみでは不安があること、無料通話分のないSBMでは音声通話が割高になることなどが理由だとされた。またSBMでもスーパーボーナス縛りの都合から複数台を持つ人が多かった。これがスマートフォンはサブで持つみたいなイメージにつながった。だがAndroid全盛となった昨年頃からこの傾向は崩れてくる。これってFOMAの出始めの頃にPDCとの2台持ちが多かったり、その2台を切り替えて使うデュアルネットワークサービス加入者が多かったりしたのと似ている。確かに私がFOMAを使い始めた頃はSBMの通信環境と似たようなもので、ビルの中などでの圏外に泣かされた事を思い出す。

◆ iPhoneだから2台持ち、Androidだから1台で良いという問題ではなくドコモやauの加入者が複数台持ち派では無かった事が一台持ちが増えた理由のようだ。文字入力がしにくいとか通話時に違和感があるなどを問題とする人が一定割合は居るが、一部のアクティブ層を除いては一台だけで済ませる人が増えた。
ケータイ時代だって相手先の利用事業者に合わせてこちらも事業者を換えるとか、絵文字がどうのだからこっちはダメみたいなOLや学生も少なくはなかったわけで、その人たちはスマートフォンの複数台持ちになっているのかも。
面白いのは、スマートフォンに移行するときにはスマートフォンのみを使おうと思う人が多いのに対して、スマートフォン利用以降は従来型ケータイも合わせて持ちたいとする人が増えることだ。スマートフォンとケータイでの契約が異なるSBMなどは自由に戻すことは出来ないが、ドコモなどで通常サイズのSIMが使われている機種ならばさっさとケータイに戻すことも出来る。

◆ 分離プランはSBMの陰謀によって意味なきものとなった。分離プランとインセンティブプランでは勝負にならないと何度か書いているように、auもドコモも今やインセンティブプランになってしまっている。たとえばドコモのスマートフォンだが、通常価格は6万円位だ。だがMNPで新規加入を行うと毎月キャッシュバック的なお金が貰えてその合計額は端末代を超える。SBMのiPhoneタダ配りと同じであり、この原資は既存加入者が払っている。SBMはプリペイドにまで縛りを付けて踏み台にされないようにしようとしているが、違約金を払ってでも踏み台にした方が得だ。そもそも他社を踏み台にさせるのはSBMが始めたことであり、まあ自業自得なんだけどね。

◆ 確かにMNPの手間はあるのだが、コストメリットを考えれば(金はないけれど時間のある人は)それを選ぶだろう。SBM扱い店では違約金はウチが出すからMNPしてきた方がお得ですよと勧めている。もちろんこうした勧誘は業界的ルール違反なのだが、SBM的には販売店が勝手にやった事として知らん顔である。こうして分離プラン推進はたった一社の反乱によって崩れてしまった。
分離プラン開始時の総務省の話はどこに吹き飛んだのだろう。日本のメーカの弱体化の原因だと言っているが、結局元に戻ったではないか。役人連中が自分たちの利益のために方の抜け穴を見つけたり仕分けされても手を変え品を換えとやるように、SBMに決まりを守らせるためには徹底した法整備が必須になるのだ。


役だったもの(3/26)
◆ 冬の間役に立ってくれたもの。まずはオーバパンツをあげたい。以前blogで紹介したものなのだが、これ無しでは冬は乗り切れなかったと言って良いほどだ。装着が簡単なのと畳めばそこそこ小さくなるのでシグナスのシート下にも入れられる。おそらく風を通さない素材であれば防寒にはなると思うのだが、じゃあ何が良いのかというと適当なものがない。
この防寒パンツを持っていなかったときに試しにエアキャップを足に巻いてみたら結構暖かかった。隙間があると風が入ってきてしまうのでグルグルに巻かないとダメだが、相当な格好悪さを我慢すれば使えない事はない。

◆ ユニクロのフリースのパンツもそこそこ暖かい。これにラフ&ロードのオーバパンツがあれば真冬も大丈夫という感じ。まあぽかぽかと言うほどの体感温度ではないが、足がしびれるあの寒さからは逃れる事が出来る。使い捨てカイロも有効で、アンダーシャツにカイロを貼り付け、その上に着ている服の同じ場所にも貼り付ける重ね貼りは効果抜群だ。あのカイロってヤツ、発熱量と値段は比例するのかなと思った。ちょっと高価格な発熱面積が少し広いものを貼ったら結構暖かかったのである。

◆ 手袋は結局ホームセンタもので済ませてしまった。普段は豚革とニットのもので、隙間があるので手は冷たいのだが柔らかい。ビニール製のものは雨天時にも浸水は防げるのだがゴワゴワしていてレバーの操作感などが良くない。まあ寒かった事は寒かったのだが我慢できないほどでもないし、手よりも足先の方が寒かったなと今は思い出す。つま先はヒータ入りの靴や靴下でも使わないとダメだろうなぁ。使い捨てカイロの靴用なんてのもあるが、あのつま先の冷たさに効くのだろうか。

◆ 防寒というか携帯が楽だったのがユニクロの薄手のダウンだ。小さく畳んで袋に入れておけるので夏場でも携行するのに良いと思う。
昨年シグナスで行った十石峠など、走ったのが夜間だったためもあるが体が冷えた。あの時は風を通さない素材のジャンパを着たのだが、それでも寒かったのを覚えている。車と違って対応調節を衣類に頼らなければならないので気温変化や気候変化の激しい時期は厄介だ。スカイウエイブだとシート下に相当荷物を放り込めるが、仕切りがないので走っていると中がゴチャゴチャになってしまう。プラスチックの箱でも固定しておこうかな。

◆ この先は暑さと日焼けが大敵だ。いや、日焼けなんてさほど気にしていなかったのだが昨年はやられた。シャツのクビの所の空いた部分だけ日焼けしてみっともない姿になってしまったのである。もちろんその後日焼け止めクリームは買った。本当は首にも風が当たらないような服装が良いのだろうが、暑い。冬は使い捨てカイロもあるが夏はハダカになっても暑い。保冷剤のパワーも限られたものだし、急冷剤はランニングコスト的にダメだ。
シートヒータならぬシートクーラか何かでオシリを冷やしたら涼しいかな。まあオープンカーでも冬場は良いが夏場は厳しいから、暑いものだと諦めないといけないか。早朝に出かけて日中は山を走り、涼しくなってから帰ってくるパターンが良さそうだ。日が長いから遠くまで行けるし。


愛着(3/25)
◆ 車にしても二輪車にしても永久に乗り続けられるわけでもなく、買い換えの時が来る。
解体屋というか中古車屋にすると、そんな愛車との別れの現場を数多く見る事になる。車でもバイクでもどんどん乗り換える人もいれば長く乗り続ける人もいる訳だが、愛着度という点で車よりバイクの方がオーナの思いは強いようだという。

◆ 車の場合は趣味性なども確かにあるが実用車という面もある。バイクだとより趣味性が高くなるし色々な場所に出かけた想い出が詰まっているのかも知れない。引っ越しや転職や結婚などを機会にバイクを手放す、或いは新たなバイクに乗り始めるために処分に来る人々、そのバイクがどんなにボロボロでも、いやボロボロなほど沢山の時をオーナと過ごしてきた証だ。不動になったバイクを引き取りに行く時にも、軽トラックにそれを積み込んで別れの時、オーナは寂しそうな目をしてトラックを見送る。
こちらは以前にも紹介した事のある水冷化のページなのだが、手放す時には「オレの手でバラバラにして土に返したいですね」と記されている。

◆ 思い入れとか想い出の面では小さな乗り物ほど一体感を感じる事になり、これが強いのではないだろうか。もしかしたら自転車などの方が沢山の想い出が詰まっているのかも知れない。
車より自分でいじる率が高い点も愛着につながっていると思う。私にしても色々いじったりしているが、タイヤ交換が自分で出来るなんて知らなかった。タイヤは安いが工賃が高いよなぁと思っていた。でもやってみたら自分でも出来た。

◆ 平均寿命というか、古い年式のものの存在率も車よりバイクの方が高いと思う。一つはメンテがやりやすい事もあるだろうし、そのモデル固有の魅力に富んでいたり旧き良き時代?のモデルは今市販されているものとは別物だったりして、今では手に入らないハイパフォーマンス車だったり2ストローク車ってのもあるか。
たぶん時代によっての流行というか、スタイル的なものもあるとは思うのだが車ほどそれがハッキリしていないというか、決まり切った形で飽きが来ない事もあるかな。
いや、この辺りは私が二輪車に詳しくないだけか。それを見てもどのくらいの年代のものかとかどんな特徴のモデルなのかよく分からなかったりする。

◆ よく分からないと言えば、レクサスエンブレムを付けた車が増えてきていて本当にレクサスブランドなのかトヨタブランドなのか解らない事もある。要するにリアデザインに特徴がないというか所詮トヨタなので一緒というか、最近はスバルも一緒になったよなぁとか。CT200hをはじめとしてレクサスブランドも低価格路線になり、モデルの特徴の差別化も曖昧になりつつある。レクサスブランドと言っても元々は既存のトヨタ車のエンブレムを付け替えてレクサス代をプラスした所から始まったので、明確なコンセプトがあったわけでもないだろう。

◆ それでもレクサスエンブレムには人気がある。プリウスのエンジンカバーをLマーク入りにするのが隠れたお洒落だとか。Lマークに人気はあるがトヨタのヒュンダイみたいなマークの方は不人気か。ちなみにこれ、韓国がトヨタの真似をしたのではなくあちらがオリジナルだ。


公務員問題(3/24)
◆ 公務員問題と言えばギリシャである。ギリシャの公務員数は約100万人で、人口比からしても極端に多いわけではない。では何故公務員数が問題にされたかと言えば、そこには日本と同じような体質があるからだ。すなわち、様々な手当によって給料をかさ上げしたり、中抜け勤務があったり年金受給額が大きかったりするのである。

◆ 日本でも結婚手当を出すのに独身手当がないのはおかしいなんて話でカネを払ってみたり、地下鉄勤務者に地下手当を出したり、すると今度は地上勤務者は地上手当かという話になる。ドロボーにドロボーは捕まえられないの例え通り、払う方も貰う方も公務員なのだからどうにもならない。しかも金はいくらでもわいてくる。
自分たちが仕事をしてもしなくても、自動的に国民が税金を払ってくれるのだから一生懸命やる必要などどこにもない。

◆ 日本の公務員数は400万人前後で、人口比の問題はあるがギリシャと同じである。ギリシャにしても金融危機時に公務員数削減を計画したが実行できなかった。日本も民主党が公務員給与の2割削減を打ち出したが出来なかった。
政治評論家は言う、民主党は与党になったとたん自民党以下に成り下がったと。まさしくだ。
特に野田総理などは財務省の犬と言われる位なのでどうしようもない。財務省はカネを集めて公務員やファミリーに配るのがお仕事である。

◆ 少し前に孫さんの住宅の話があった。しかし公務員宿舎と家賃の関係を見れば孫さんのみを責められない感じがする。民間会社で格安で住居を提供すると財務省は贈与だと言って税金を持って行こうとする。しかし公務員住宅に相場の家賃の2割程度で住ませたとしても誰も文句は言えない。総理官邸だって家賃を払っていない。これなどまさしく公務員や政治家は特別で国民は特別ではない例である。

◆ 第三のエコカーならぬ第三の政党に頑張ってもらえなければ、やがて日本はギリシャになる。と言うと日本は借金も多いが、それ以上に国民の預貯金があるという。しかし不況になって預金残高が減少すれば国債を買えなくなると言うか、国債を売却しないとカネが返せなくなる。ものは試しに国民の大部分の人が一気に預貯金を現金に換えようとしたら、間髪入れずに預金封鎖をする以外にない。国民がカネを下ろさなくても今のままなら預貯金封鎖されるだろう。国に金がなくなると住民サービスが停滞し、公務員に給料が払えなくなる。しかし公務員は我先にと権利のみを主張する。まさにギリシャの公務員デモと同じ事が起きるのだ。

◆ 横浜でも不当な手当をカットしようとしたら公務員がデモを行った。誰から見ても不当な手当だというのに公務員はそれを貰うのが当然だと思ってしまっている。世間の常識は公務員の非常識、いや反対か。公務員の常識というヤツは世間の常識とはかけ離れている。もちろん全ての公務員が悪人ではないのだが、そんなごく少数の公務員は公務員仲間から攻撃されてやめてしまう。みにくいアヒルの子状態だ。


燃費(3/23)
◆ 燃費は良い方が良いに決まっている。極端な話、燃料を使わずに走ってくれる車があれば一番良い。特にこの時代、炭酸ガス排出量だエコだと叫ばれている中で大排気量車や大型車に乗るなんて反社会的だと思われても仕方がないくらいの勢いである。だからこそプリウスやフィットなどの低燃費車が販売台数ランキングを埋め尽くし、もはや中型ワンボックスさえも圏外に押し出されているのだ。

◆ ブームなんてそんなものである。
あとになって改めて考えてみると、何で俺はあの車を買ったんだろう、みたいな。買ったときは高かったのに4年乗ったら二束三文だったよななんて感じた人も少なくはないだろう。それでもまぁ(過去に流行った)SUVやスペシャルティーカーみたいなジャンルより、ワンボックスなら荷物も積めるし実用的ではある。
低燃費車がブームかどうか解らないのは、空気を運んでいると言われたワンボックスやシティオフローダなんて訳のわからない呼ばれ方をしたSUVとは明確に異なるコンセプトやメリットがあるからだ。唯一それが崩れるとしたら、乗って楽しいか楽しくないかになるのだがその意味で行くとワンボックスだって人や荷物を運ぶ車であって乗って楽しいものではない。

◆ 個人的には乗って楽しいかどうかはそこそこ重要だ。実用車として積載能力を求めればワンボックスになるだろうし燃費を考えればハイブリッド車やEVになる。が、同じような値段で中古でボロのボクスターがあったとしたら、私はそちらが欲しくなる。実用性を見るか趣味性を見るかの違いで、判断は人それぞれだろう。

◆ 二輪車の場合はどうだろうか。車に比較すると排気量あたりの燃費は決して良くない。例え50ccのスーパーカブが80km/l走ったとしても、じゃあ10倍にした500cc/34馬力で8km/lですねと換算したら燃費が良いとは言えなくなる。
スポーツ系のバイクだったら燃費はもっと悪いのだが、その代わり比出力は高い。なので車の基準と二輪車の燃費を同系列で比較は出来ない。確かにスクータは車で言うところの実用車に近いとは思うのだが個人的には燃費を気にするような乗り物でもないのかなと思う。乗り始めた当初はシグナスもスカイウエイブも燃費を測ってみたが、今は余り気にしなくなった。給油時に暗算で求められるくらいの燃費計算はするが、その程度だ。

◆ スクータではアレだが、CBR250Rの現行モデルが49.2km/lで前モデルが41.5km/l、現行モデルの方が低回転型エンジンで乗りやすくて燃費も良いが面白さというか興味という点では前モデルの45馬力/15000回転に惹かれる。ここでは燃費は二の次であってどちらが面白そうかが選択の基準だ。同じ250ccでも2サイクルエンジン車だと30.2km/lしか走らないが、トルクが1.5倍ならそっちが良いかみたいなものだ。

◆ 燃費グッズマニアの某氏はビッツに乗っていたが流行にとり残されまいとワンボックスに乗り換えた。何故燃費の悪いワンボックスに、燃費マニアの氏が乗り換えたのか。何故プリウスにしなかったのかと考えると、燃費燃費と叫んでいても欲しいものと欲しくないものがある事が解る。
燃費だけを見ればスカイウエイブもプリウスもそう大きくは変わらない。加速も最高速もプリウスが上で、冷暖房完備で荷物も積めちゃう。
税金だとか何だとかの維持費は桁違いだし本体価格も然りだが、そんなものなのである。


調味料(3/22)
◆ 化学調味料とはNHKが呼び始めた名称だそうだ。
その後化学という言葉が非食品をイメージさせる事からうまみ調味料などと呼ばれるようになり、さらに調味料も消えてうまみ出汁などとも呼ばれるようになっている。
日本を代表するうまみ調味料と言えば味の素で、昆布のうまみ成分であるグルタミン酸ナトリウムに椎茸や鰹だしの成分である2.5%の5'-リボヌクレオタイドナトリウムを配合したものだ。
味の素が香港の料理の味を変えたと言われるほど中華圏にもインパクトを与えた。鶏やホタテやツバメの巣から鰹や昆布に変わったと言う事だろうか。
ただこれ、発売開始と同時に大ヒットしたものではなく、当初は全く売れなかったそうだ。

◆ ハイミーやいの一番は味の素に比較して5'-リボヌクレオタイドナトリウムの配合量を増やすことによって少量でうまみ効果を上げる事が出来る。またグルタミン酸ナトリウム特有の味も抑えられるが高額だ。これら物質の配合量はうまみを上手く引き出す最適値があるようで、だいたい決まった分量比になっている。
ハイミーは一般市販価格で40gパッケージが250円前後ではないかと思う。これを見ると確かに高額なのだが業務用の1kgパッケージを買うと1,500円以下なのだ。つまり40gに換算すると60円でしかない。この価格差は炭酸飲料の分量と価格比以上ではないだろうか。価格からするとリボヌクレオタイドナトリウムが高いのかなと思うがよく分からない。

◆ 減塩食を作る場合にうまみ調味料は有効だという。食塩量を減らすと味が薄くなってしまうので、その分を出汁でまかなうというわけだ。ただしうまみ調味料にもその分量の2〜3割の食塩相当ナトリウム分が含まれているので注意は必要になる。
味の素のハイミーとキリンのいの一番は成分が同一だ。ヤマサのフレーブは他のものと成分が異なりグルタミン酸ナトリウムが91.5%と他のものよりも構成比が少ない。椎茸や鰹の5'-リボヌクレオタイドナトリウムは含まれておらず、代わりにイノシン酸ナトリウムとグアニル酸ナトリウムが各4.25%ずつ含有されている。

◆ グルサミン酸ナトリウムを主成分としたものをアミノ酸系、フレーブなどイノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウム、リボヌクレオチドナトリウムを一定以上加えたものを核酸系、味の素などリボヌクレオチドナトリウムを一定分量以下加えたものを低核酸系、ハイミーなどリボヌクレオチドナトリウムを一定量以上含有するものを高核酸系うまみ調味料と呼ぶ。
いずれも昆布、鰹や椎茸、煮干しなどの出汁成分を抽出したものと同様なうまみ効果がある。

◆ 味の素などが日本のうまみ調味料だとすると、中華ではどうなるのか。今は中華味などの出汁の素があるが、これはネギや鶏肉のうまみ成分をシミュレートしたようなものだ。また西欧料理ではトマトがうまみの決め手として料理に加えられることも多い。
鰹や昆布を美味しく感じない民族や、それらの味とマッチしない料理の場合は味の素は合わないと思うのだが、ごく少量加えることによってどんな料理にも合うと、メーカは言っている。
事実世界各国に味の素の事業所もあるし、そもそも日本で売れるようになる以前に中国や朝鮮に事業所を作ったとされている。


ネタの元(3/21)
◆ F&Fにリンクを頂いている方や紹介頂いた方から何人かがF&Fを訪れるとレファーリストにそれが載る。常にではないのだが、たまにそれを見ては紹介頂いたページに飛んでみる事がある。最近は二輪車(スクータ、自転車も含む)の話も増えたので二輪車乗りや自転車乗りの方のページからのリンクも多い。
乗り物系ではなく分解&工作系や移動体通信系なども従来通りではあるが、これらのサイトにはある程度の主張や明確な知識が求められる。どこそこの事業者のファンクラブ的なサイトも生まれては消えみたいな感じだが、その事業者が好きだ嫌いだだけで読ませる文章は書けないだろう。

◆ バイクや自転車サイトにしても技術系というかいじり系のサイトだと、その中身によって面白さが違ってくる。いじり系ではなく出かけ系は文章の面白さや軽快さが命かも知れない。
その場所に出かけた事を伝える、その場所の空気を伝える事も重要だしその時々の書き手の気持ちの変化などが読み取れるのも面白い。
旅行記と言っては大げさなのだが、そんなちょっとしたツーリングやサイクリングの記事を読んで写真を見ていると、いつか私もその場所に行ってみようと思ったりする。

◆ 特に自転車系のサイトは景色や勾配の変化にも敏感(!)で、描写が細かい。おそらく徒歩での登山やハイキングだともっと細かな部分に触れられるのだろう。バイクだと移動のスケールが一回り大きくなるので全体を見渡す感じになる。いずれにしても写真などが気軽に撮れるのが良い。これは自分で出かけていてもそう思う。車では止めにくい場所でもスクータなら止められる。道の左に寄せて止め、カメラを取り出す。

◆ 写真という点から見るとデジカメ全盛ではあるのだがフィルムカメラを愛用して写真を撮っている方も居る。ホームページに載せるにはネガやポジから画像を起こさなければいけないので手間には違いないのだが、フィルムカメラには緊張感がある。デジカメの場合は撮った写真をその場で確認する事も出来るし撮り直すのも簡単だ。所がフィルムカメラの場合は撮り直すには又出かけていかなければならないし、出かけて行った所で同じ景色が同じように見えているとは限らない。だから撮るときには注意を払うし緊張もする。それがフィルムカメラの魅力なのさなんて言うつもりはないが、拘りは大切だ。

◆ 私は普段はPanasonicのFX9、今となっては随分古びたコンパクトデジカメを使っている。明るすぎればピントが合わないし、ちょっと暗くなると感度が不足する。特にレンズの暗さが致命的で、手ぶれ補正を以てしても厳しい面は多々ある。当時としては小型軽量コンパクトだったのだが、今は同じサイズでズーム比が大きかったり画素数が多かったり明るいレンズが付いていたりする。
スクータでの移動だけならもう少し大きなカメラでも良い。逆に電車などに乗ってどこかに行くならケータイのカメラでも良いかなと。確かに画質というか写りそのものはだいぶ違うのだが、それでも随分良くなったと思う。最近流行のミラーレス一眼も悪くはないと思うのだが、SONYのアレを触ったときに操作感が今ひとつで興味が減衰したのだ。決して操作性が悪いという事ではなく、コンパクトデジカメ感覚で使えるという点では優れたインタフェースなのだろうけど。


MT(3/20)
◆ (自動二輪の)AT限定からMTの乗れる免許を取って普通のバイクに乗ってみたらいいのにと言われる。
運動性能はスクータとはまさに桁違いで楽しいよと。確かにそうだとは思うのだが以前から書いているように取り扱いに自信がない。これも以前から書いているようにオフロード系のモデルで林道などを走った方が楽しいというか私にも出来るかなという感じもする。125ccクラスのオフロード系バイクは楽しそうだし面白そうだ。しかし自動二輪免許を取った昨年のような気持ちでもない。それに普通自動二輪でMT免許を取るなら大型自動二輪に行くのかな?普通は。ちなみに普通二輪AT限定免許から大型二輪免許までに必要な教習時間は16Hで、これは普通二輪免許を取ったときの13Hと3時間しか変わらないし、今なら割引が効くので取得コストもお得にはなる。が、じゃあ行ってみるかとはならないのだ。

◆ 普段乗るにもちょっと遠くに行くにもシグナスで特別不便な事はない。スカイウエイブだともう少し安楽で自動車専用路道路も走れる。400cc版やそれ以上の排気量のモデルなら余裕が生まれる事に違いはないだろうが、車検は面倒だし自賠責の割引も少ないしで手軽さが後退する。おそらく、なので、どうせ車検があるならばともっと大排気量のモデルに行く人が多いのだろう。これも解る気がする。

◆ 250cc版のニューモデルはどうかなんて事も聞かれるのだがスカイウエイブの新しいモデルは重い。今でも結構重くて巨大なのに、それより更にとなると考えてしまう。スカイウエイブに拘らなければ少し軽量なモデルもあるが、いじり慣れたというかSSTもあるしみたいな感じであえて他メーカに行こうとも今のところは思わない。
まあどうしても欲しいモデルがあればそんな事は関係無しに買うとは思う。重かろうが何だろうが、たぶん。ただし今のところはそんな風に思えるモデルもないし今のスカイウエイブに大きな不満があるわけでもない。

◆ 大きな不満がないというのは、スクータ全体への不満はあるけれどそれが(今乗っている)スカイウエイブに限った事ではないという意味で。特に低速からの加速性能では車重が軽い分だけマシとも言われる。
コーナリング性能だとかを云々してもスポーツバイクとは次元が違うわけだし、その分ATで安楽な乗り物なのだから良いではないかという事で。
部品に関しても中古が安価で豊富にあるのでメンテにも困らない。ただしあと数年も経つと純正部品の入手性が悪化してくるかも知れない。現状でもメーカ在庫切れの部品があって、これって在庫が補充されるのかなぁと思ったり。

◆ いじる部分が無くなってきたら外装を少し綺麗にしようかと思っている。道路に転がった石を踏みつけてガンっとサイドレッグシールドにひびが入ったりもしているのでそのうち直そう。直したら余り辺鄙な山道に足を踏み入れないようにしないと又同じ事になってしまう。でも入って行きたくなるんだよなぁ、そんな山道に。
で、MTならば入っていけるよなとなる。MTというかATの話で、東南アジア向けのカブがCVTを積んでいるとか。ホンダによればベルトクーリングシステムを新開発して耐久性を向上させたらしい。
ホンダはATバイクが好きなようでVFR1200FにはDCTが積まれている。車と同じくCVTやDCTが増えてくるのだろうか。車と違ってMTが無くなってしまうなんて事はないと思うけど。こちらの方は自転車にも乗るし二輪車にも乗り始めたようだ。


変化の時(3/19)
◆ 新聞の購読者数減少に関しても書いてきたが、雑誌も同様に売れなくなっている。出版科学研究所のデータによれば年率6%以上で雑誌類の売り上げは減少しているそうだ。新聞離れ、雑誌離れ、TV離れ、一体若者はどこをむいているのだろうか。
どこかに答えを見つけたい、何かにすがりたいみたいな話でもないのだがスマートフォン の普及が雑誌離れに拍車をかけたとしている。
雑誌離れまでスマートフォンのせいにしなくてもと思わないでもないのだが、リアルタイムに近いメディアに人々が集まった結果なのだろう。そもそもタブレットや電子書籍リーダが売れていると言ってみたり、一方で雑誌を電子化してもダメだとしてみたりでよく分からない。

◆ 私も書店に行くことは減ったのだが、たまに雑誌などを見てみるとそれなりに面白かったりする。電子メディアとは違う作りの丁寧さみたいなものがそこに感じられるからだ。
逆に電子メディアと変わらぬ内容だったりすると購入意欲は一気になくなる。電子メディアが好まれているからと言って物理媒体が電子メディア化する必要はない。物理媒体には物理媒体なりの生き方があると思う。

◆ 雑誌の市場規模がもっとも拡大したのは1997年の約1.5兆円、その後は毎年減少し続けている。
昨年度の売り上げは1985年と同程度であり、廃刊や休刊に追い込まれる雑誌も後を絶たない。
発行タイトル数の最大は2006年の3,652で、それをピークに減少してきている。雑誌だけではないが書籍産業で見れば電子化を推進している所もある。だが電子書籍は今ひとつ日本では流行っていない。MMD研究所の調査でもスマートフォンのプリインストールアプリで不要なものトップが電子書籍リーダとの結果が出ている。米国では流行っているのに、文化の違いだろうか。

◆ 一時期は紙の本を電子化してiPadなどに入れて持ち歩くみたいな事も流行った。電子化することによって収納スペースも考えなくて良いし朽ちることもなくなる。が、やはり紙の本が良かったなと後悔する人も居れば、電子化代行業が訴えられたりと問題も起こした。
雑誌の売り上げ減少は今後も続きそうだが、それに比較すると書籍の売り上げ減少率は小さい。雑誌の中でもいわゆる情報誌の休廃刊が多いことも、情報取得の方法に変化が出てきていることの現れと考えられる。
売り上げ減少率の少ない書籍は、紙媒体であることを求める人が未だ多いのだろう。それに紙媒体でなければ入手出来ないものが殆どなのだから仕方がない。
ちなみに売上金額ベースで行くと書籍は8千億円程度で、売り上げ減少が著しいといっても雑誌の方が金額ベースではわずかに上回っている。

◆ 若者の車離れから世帯ごと車離れの世の中になった。同じ事がTV離れや雑誌離れに言えるかどうかは解らないのだが、一度見なくなったTVが忘れ去られるように、気にとめなくなった雑誌が再び発行部数を伸ばす日が来るのかどうか。そして電子化によって希望の道を見いだす出版社もあれば、それにすら希望を持てないという社もある。
雑誌の魅力が云々とかTV放送の内容がどうのと言うより、時代の変化なのかなと思う。


無駄遣い(3/18)
◆ 税金の無駄遣いはいっこうに減らない。仕分けされたとしても手を変え品を変えて復活させる。
相手は役人なのだ、法に触れなければ何でもやるし、法に触れそうな事だって独自の解釈で突っ走る。
毎度の事ながら国交省の需要予測は天気予報より当たらない。高速道路も港湾も新幹線も、全部外れるが、これは結果ありきで予測を作っているのだから仕方がない。予測する事が必要なのではなくて予測しましたという事実が必要だからだ。

◆ 八ッ場ダムの建設再開にしても多くの天下り団体がこれで潤う事になる。地元にも補償金が入るので付近の人は喜ぶだろう。困るのはダム代を背負わされる国民だけという事だ。ダムはカネをかけて建造してあとで1円売却なんて事にはならないが、年金や各種保険の掛け金を使ってとんでもない事を役人はやってきたしやっている。所詮他人のカネなので、だったら天下り団体に流しましょうねという事だ。これは日本の官僚システム自体が無くならない限りは存続し続ける事になっている。もっともギリシャよりも酷い官僚システムによって国が破壊されてしまうかも知れないけど。
グリンピア問題にしてもかんぽの宿問題にしても同様に、他人のカネなんだから使いまくってしまいましょうねと。足りなくなれば値上げをするなり税金を突っ込めばいい話で、予算規模が大きくなれば天下りも肥える。

◆ 鹿児島でもあった。10億円かけて建設したゴミ発電施設がゴミになったという話。いくらで落札されたのかは解らないが売り出し価格は1万円だった。ゴミになった理由はゴミ発電システムの不具合で、ゴミから発生するガスの純度が低くて使えなかったのだとか。環境だとかエコだリサイクルだと言えば国が金をくれる。それに飛びつくように自治体が実績も将来性も不明なものを計画する。国にしてもエコだとかリサイクルだとかという文言が入っていないとダメだという。結果としてにわか事業を行うものの、詰めが甘いので成功しない。成功しなくても別に困る事はなく、建設が行われたので建設業者が儲かって良かったですねで終わりになる。

◆ 太陽光発電でも同じ事があったし、こんな事業は山ほど転がっている。しごと館などは額が大きいので目立ったが、10億円規模のものなどを集めたらしごと館どころの話ではなくなったりして。とにかく言えるのは国に事業をやらせてはいけないという事。経営意識がないのだから営利事業を展開できるはずがない。じゃあ民間にやらせられるかというと、収益性の見込めない事業にほいほい付いていくのはJRと道路会社くらいなものだ。

◆ 天下りの根絶は以前から主張しているように、天下りの存在する業者への発注を法で禁じればいい。暴力団対策も必要だろうが暴力団は税金は食い散らかさない。国民に対するインパクトや被害規模は暴力団の比ではない。天下り対策法は作るべきである。その代わり誰がどこに天下って何をやろうが勝手にする。職業選択の自由を重んずるわけだ。
なんて事は自民党には絶対に出来ない。我々にやらせてくれと言った民主党は、やると言った事は全くやらずにやらないと言った事を片っ端からやっている。


外食産業(2)(3/17)
◆ 熾烈な価格競争を繰り広げる外食産業なのだが、ウエンディーズの日本再上陸で話題になったようなプレミアムハンバーガみたいなものもある。
牛丼屋で行けば牛丼一筋に近い吉野家に対して多彩なメニュー攻勢のすき家みたいな感じか。
ハンバーガにしてもマクドナルドはリーズナブルな価格と客を待たせない販売方式に力を入れている感があり、モスバーガは逆に客は待たせるし価格も高いが味に拘るみたいな所がある。食べる側としては単なる価格競争ではない方がバリエーションが増えて面白い。何が食べたいか良く解らないけど腹が減ったと言う時と、明確に何かが食べたくてその店に行く場合があるからだ。

◆ スクータで出かけて飯を食うとなると牛丼屋などに入る事が多い。一つは店舗数が多くて気楽な事があるが、スタイルというか格好に拘らなくても良い気軽さがある。スクータなどに乗るときには綺麗な格好をしているわけでもないのでレストランには不釣り合いだ。
旧blogの記事だったので今は参照できないが、自動車とTPOみたいな話を書いた事がある。つまりフェラーリで雪道を走るのが不釣り合いなように、レストランやホテルのエントランスにワンボックスやライトラックで乗り付けるのは似合わない。

◆ 似合わないというか恥ずかしいといった方が良いかな。明治記念館の事は過去にも書いているが、そういうことである。
ワンボックスタクシーだってあるじゃないかとか、海外のホテルにミニバンを横付けして女優が降りてくる姿が見られるじゃないかという方も居るだろう。だったらワンボックスタクシーを使うか、海外でミニバンに乗ればいい話だ。
同じようにディアブロVTは4WDだから雪道にも強いゼという方はスキー場に出向けばいいとは思うが、私は(行けと言われたとしても)ちょっと勇気はないな。いや、なので、スクータで山道を走っちゃう私はフツーのバイク乗りからすれば結構格好悪い事してるんじゃないと思う事がある。

◆ このあたりの感覚はわからない人は解らない。だからドレスコードが指定されてみたり、ノーネクタイでの入店が制限されるような店があるわけだ。まあそんな所には行かネーよというのは私にも当てはまる部分はあるのだが、なので牛丼屋は手軽ですねと言うところに収束する。
私としてはハンバーガ屋よりも牛丼屋の方が(スクータに乗るスタイルでは)入りやすい。やはり牛丼屋=オッサンの店みたいなイメージがあるからだろうか。冬場の厚着もこもこも、ジャンパを脱いでオーバパンツを脱いでとやればファミレスでも何でもOKなのだが、結局それが面倒なので手早く手軽な牛丼屋なのだ。

◆ ラーメン屋にしても定食屋にしても非チェーン店は減少したと思う。チェーン店なら当たり外れもないし値段も解っているし駐車場がある場合が多い。国道を走って横浜から離れていくと昔懐かしいようなドライブインみたいな所を見かけたりする。どんな風かなと眺める事もあるのだが、営業しているのかしていないのかみたいな感じで(夕方以降が営業時間なのかも)入った事はない。
ショッピングモールなどの中に入れば食べ物屋でも何でもあって、軽装な夏場は涼む目的もあるので立ち寄る。冬はもこもこだから面倒さの方が先に立つ。これから暖かくなってくるとモコモコでもなくなるので入る店選びに困る事もないかも。


販売方式(3/16)
◆ 分離プラン、携帯電話の販売そのものと通信サービスを分離してクリアな料金体系を作るために採られた方式だ。これに対するのはインセンティブ方式で、新規加入時などに端末価格を割り引いたりキャッシュバックを行ったりする。その原資が加入者の支払う通信通話料である事から不公平だと言われた。
ドコモはいち早く分離プラン方式を採用した。端末代は値上げとなったが取り替え優遇期間などは廃止された。通話料や基本料金もそれに伴って安価になった。
KDDIは当初はインセンティブプランを推していたが、色々な事があって分離プランになった。

◆ SBMは分離プランには移行しなかった。文句を言われると「ウチは分離プランを行っている」と、訳のわからない事を言った。だがこれ、法的拘束力もなければ分離プランである事を証明する責任もないので言ったもの勝ちである。
海外での例を見るまでもなくインセンティブプランと分離プランは競争できない。インセンティブプランが必ず勝つからだ。従って公正な競争を促すためには法整備しかないのだが、海外では法整備を行ったとしても様々な抜け道を使った契約勧誘が行われた。

◆ 日本では法での規制すらないので全くダメである。
分離プランこそ善でインセンティブプランは悪だと言っていた人たちはこの現状をどう見るのだろう。結局SBMが分離プランに移行しなかったためにドコモもKDDIもそれに習う事になる。こうして端末の実質2年縛りが横行し、その間にキャッシュバックなどを行うという非分離プランが全盛となった。分離プランの抜け道を通ったSBMのそのあとを、それを真似しながらドコモもKDDIも通ったわけだ。モバ研にしろ総務省にしろSBMを規制できなかったのだからドコモやKDDIのやり方に口出しできない。こうして日本の分離プランはSBMによって破壊されたのである。

◆ 私はインセンティブプランが必ずしも悪だとは思わない。ではSBMのやり方が正しいかと言えばそうではなく、分離プランへの移行を促したためにドコモもKDDIもSBMのような悪い例にならってしまったのだ。むしろ最初から分離プランなど強制しなければ従来通りの方法で目立った縛りもなく端末販売が行われていた事だろう。もちろん取り替え優遇期間なんてものは存在したわけだが、いまの端末2年縛りに比較すれば可愛いものである。また現在SBMが行っているような、他社の短期解約違約料を肩代わりするような支出の仕方も無かった筈だ。

◆ もう一つは端末販売台数の問題だ。分離プランと2年縛りで端末販売台数が減少すると、スケールメリットが出しづらくなって端末価格が高騰する。KDDI向けの平均端末出荷額は3.5万円程度なのだが、これは従来よりも上がってしまっている。スマートフォンに関してはキーなどの機構部品が少ないなどでコストダウンの恩恵があるのだが、販売台数の減少はそれを帳消しにした。
それだったら契約は契約として縛った上で端末販売にインセンティブを(おかしな割賦みたいな事を行わずに)出した方が良い。もちろんそんな事をしたらSBMは端末販売数も純増数も最下位転落は間違いないわけで、又孫さんは総務省に火を付けると言い出すだろう。しかし、こうしたテロまがいの暴力発言に振り回されている限り健全なシステムは出来ない。

◆ この先いつまでこのような販売方式が続くのかは解らないが、SBMの端末販売台数がより少なくなったりKDDIの力が強くなって主導権を取れる位になってくると何かの変化が起きるのかも。なお最近ではドコモも新規加入者への目立った優遇策を始めている。


難民(3/15)
◆ 以前に買い物難民に関して書いた事がある。商店街やスーパーが近くにないと買い物に困る。
亀井氏は郵政を民営化すると郵便局が過疎地になくなるので利便性が低下すると言った。しかし住民にとって郵便局は二の次で、まずは商店が欲しいという。そして次は交通機関、これがないと病院にも行けない。勿論金融機関もあった方が良いのだが生活必需品を買う事の出来る店の方が必要なのだ。
そう考えると亀井氏の言う事も何だかなぁとなる。もちろん郵便局にコンビニ併設なんて事でもやってくれれば話は別だが、郵政票が欲しいだけなので国民の生活が云々は後付けだ。

◆ 民主党に人気があった頃は民主党にくっついて取り入った亀井党だが、民主が国民から見放されるとなると今度は橋下氏に取り憑こうと考える。当選するまでは土下座もするが、当選してしまうと老人を足蹴にもするという亀井氏の今後はどうなるのか。
買い物難民は食料品だけではなく、この冬の大雪の時には暖房用の灯油の確保も大変だったらしい。何しろ配達車が雪で入ってこられないわけで、地域によっては有料の避難所?に住まいを移した高齢者も居たという。勿論そんな現状を亀井氏が知るはずもないし、知ったとしても「それは俺には関係ない」と言うだろう。

◆ 国交省も新幹線や高速道路にはどんどんカネを突っ込むが、より直接的な国道の整備や除雪はやらない。これって明らかに金の使い方が間違っている。高速道路を1km作る金で過疎の村の除雪費用が何年分もまかなえる。高速道路を10km作る費用があったなら、1日1往復の路線バスを10年間走らせる事が出来るかも知れない。こうした過疎の村の対策が特定財源から支出されたとしたら、自動車税や重量税やガソリン税の重税感も多少は少なくなるのではないだろうか。
もっともそうした金が支出されるとなれば天下り団体がウヨウヨとわいてきて、カネをみんな食ってしまうんだけど。

◆ 不便な場所に住んでいる方が悪いと言ってしまえばそれまでなのだが、福島なんか原発事故のせいで不便な町へと変わってしまった。国も自治体も何もしてくれないのならば、住民税と固定資産税免除の町を作れば良い。自治体の行うインフラと言えば住民管理や上下水道事業なのだが、集落ごとの簡易水道などを利用している所も少なくはない。
50年後にはかなり人口が減るという事なので、過疎に苦しむ市町村は増えてくるだろう。人口が減ろうが景気が悪くなろうが、何が何でも消化予算額は増やし続けるという公務員が居なくならない限り、日本はもたない。

◆ 買い物は通販でと言う意見もある。所が過疎地に住む人に言わせると「自分で見て選んで買いたい」欲求が強いのだそうだ。確かに生鮮品なども通販で買う事は出来るが見て触って選ぶ事は出来ない。自治体によっては移動販売者に多少の補助を払ってみたいな所もあるそうだが、そもそも過疎なのだから移動コストが販管費の殆どを占める事になる。じゃあ移動販売兼ゴミ回収兼荷物や郵便配達でもやれば良さそうなのだが自治体には出来ないんだなぁそんな事は。
じゃあ民間に出来るかというと、自治体がやらせない事になっている。


自転車(3/14)
◆ 春は自転車の季節だと自転車乗りが言う。そういえば昔自転車で山に行ったなぁ。たぶん中学生か高校生くらいの時だったが、当時は保谷市(現西東京市)に住んでいた。そこから青梅の山までは30km位あるのだが、自転車で行った。平地は別になんと言う事はないのだが山が近づき上り坂はきつかった。それでも何とか小高い丘というか山に登り、そして一気に下った。ダウンヒルでは自転車が壊れるんじゃないのと言うくらい振動が発生したりして、結構速度が出ていたと思う。多摩湖や狭山湖(ここは、まるで砂浜のように砂鉄が堆積している場所があった)は庭先みたいな感じだったが、さすがに青梅は遠かった。

◆ 自転車は普通の、つまりデラックスなイルミネーションなどが満載されたものではなかった。
中学生の頃はそんな自転車が欲しかったが当時の値段で5万円とか6万円したのだから子供のオモチャとしてはものすごく高額だったと思う。で、普通の5段変速くらいの中古自転車をオヤジがどこからか探してきたみたいな感じだった。かなり走り回っていたのでタイヤは何回か交換している。ブレーキも交換したとは思うのだがよく覚えていない。

◆ 当時私の部屋に地図が貼ってあった。東京都の地図である。この地図を眺めながらどこに行こうかななどと考えていたのだけれど、都内方向に向かってそこを突っ切り、千葉まで行けるかなと考えた。で、自転車にまたがる。それまでは西に向かって走る事が多かったのだが、千葉に行くためには東に向かわなければならない。東京東部は坂道もそう多くはないので楽かなと思ったのだが、交通量の増加と共に排ガスに襲われる。一番身近な道である青梅街道をひたすら走り、中野の坂を越えれば新宿だ。このあたりまではまだまだ元気で全行程の1/4くらいは来たかなみたいな感じでペダルを踏んでいた。

◆ 東京の東側というか秋葉原あたりまで来ると結構疲れる。いや、秋葉原は自転車で何度か来た事があって、それは電車賃を小遣いから出すのが惜しかったからだ。貰った小遣いの全てを買い物に使いたいと考えると、西武線とJRの運賃は節約したくなる。アキバまでは25kmくらい、自転車で往復するにはそこそこ遠いが節約のためだ。と、思って自転車でアキバに行ったものだった。なのでここまでの道はなんと言う事もないが、でも疲れたなと思った。

◆ アキバを越えて両国だとかあのあたりまで行くと都内とは景色が変わる。地図上では結構良いところまで来ているのだが疲労感が漂う。疲れてくると走っても走っても距離が伸びないような気持ちになって来て、結局途中でメゲて帰ってきてしまった。走破に挑んだのは冬場だったと思うのだが、帰りは疲れていたし寒かったし遠かったなぁ。朝から晩まで、たぶん70km以上は走ったのではないだろうか。食べ物や飲み物でも持って行けば元気が出たのかも知れないが、何も持たずもちろん金も持たずに出てきたというか飲み食いに使える小遣いなんて無かった訳で喉が渇いたら公園で水を飲むのが普通だったし。

◆ そもそもどこかに行こうと計画して出発する事は希で、何となく行ってみようかなみたいな。これって今も変わっていない。まあ体力が低下して環境適応能力も減退した事は言うに及ばずで、なので自転車よりは動力付きの乗り物を選ぶわけだ。


外食産業(1)(3/13)
◆ 大手ファストフードチェーンや牛丼屋、いや、牛丼屋もファストフードと言って良いのかな、まあとにかく価格競争が盛んだ。ハンバーガなどにしてもそうだが、赤字価格で発売する。ハンバーガ屋の場合は、たとえばハンバーガ単体を安く売ったとしてもそればかりを食べる人はそう多くはない。中には沢山買ってきて冷凍しちゃう強者も居るだろうが、普通に街のハンバーガ屋に入れば飲み物や甘いものも注文するだろう。なので集客が出来れば客単価は下がらないというのが店舗側のもくろみなのだ。

◆ これは一見安いが実はさほど安くはないSBM商法と似通っている。実はSBM商法自体はマクドナルドの真似みたいな話もあった位なのだが、今やどちらがどうとも言いにくい。
では吉野家はどうだろうか。牛丼屋に行って注文するのは牛丼だ。確かに最近ではセットメニューもあるが、マクドナルドなどに比較して品数が多いとは言えない。それに吉野家の場合は客の回転率を上げなければならないのでコーヒーなど注文されて長居をされても困る事情がそこにある。では何故価格競争を行わなければならないのかと言えば、それが自由競争というものだからだ。

◆ 牛丼と言えば吉野家だったのも過去の話であり、今やすき家もあれば松屋もある。価格競争に敗れれば販売量が減少して仕入れコストが上がる。つまり二度と立ち上がれなくなる可能性があるのだ。
だから凄くお得な価格になっている。コンビニで弁当を買うよりよほど安い。新横浜の吉野家は朝7時開店なのだが出勤前のオトーさんやオバさんが開店を店の前で待っている。考え方にもよるが自宅で食べる朝食よりも安いかも知れない。吉野屋の牛丼価格のピークは一体いくらだったのだろう。
400円とか500円とか、もしかしたらそれ以上だったかも知れない。

◆ 大手外食チェーン店がこんな状況なのだから、街の飲食店が儲からないのは当たり前みたいな所はある。庶民は安くてうまい店を求める。高くて美味しいのは半ば当たり前であり、安くてうまいものが増えた現在では高いものはすばらしく美味しい必要がある。しかし実際そうは行かず、集客のためにと低価格化や食べ放題に走る。食べ放題にしても元が取れないような価格では客は寄りつかない。かといって食べ放題品質(沢山食べられないほど味が悪い)でも客は来ない。寿司の食べ放題の店があるのだが、大人は3千円だか4千円だかの価格だった。これって中級回転寿司に行ってももっと安く付くわけで、しかも注文にルールが設けられていたりしてお得感がない。

◆ 回転寿司の方は、最近はスカイビルの上にある店にも出没している。このチェーン店は店員教育が今ひとつなのがアレで、スカイビルの店舗はそう悪くはないのだが何となく。味や価格も大切だが接客も店にとっては重要なのだ。以前はいつも行列が出来ていた桜木町のラーメン屋も、不良高校生やウルトラ愛想の悪い非日本語圏のアルバイトを使うようになってイメージ急落だ。今は客が減ったのでオバサンだけになったかな。この時代に生き残っていくのは大変だと思うが、こうした競争がなければ東京電力みたいな体質になってしまう。その東京電力的なところを狙うのが孫さんで、シェアを取れば価格は自由に決められると言い、それを実践した。ソフトウエアの価格はメーカが決めるのではない、ソフトバンクが決めてやるのだと言わしめた訳だ。


スマートフォン(3/12)
◆ 次期iPhoneの話題なども出てくるが、まあこれはいつもの事か。iPhone5を期待した人々はiPhone4Sに落胆した。iPhone5はLTE対応で出てくるとの話もあったが開発が間に合わず、結果としてLTE非対応のトランシーバチップを積んだiPhone4Sになったとか。
私は特別iPhoneに興味があるわけではないので、これに関する情報は専門?サイトと異なる見解になるかも知れない。あくまでも独自収集データなので、それが正しいのか誤りなのかも保証できない。

◆ ドコモはLTEでのサービスに力を注いでいる。KDDIもLTE化を急ぐが現状ではWiMAXを高速化用に使っている。SBMはW-CDMA拡張規格を1.5GHz帯で使用するも、iPhoneが非対応なのでどうしようもない。次期iPhoneはLTEに対応するとは思うのだが、開発陣はパワーコンサンプション問題に直面しているという。また中国との密約でTD-LTE対応も迫られている。もしこれが実現すると国内ではXGP2でのコネクションが可能になる可能性がある。これはあくまでも可能性の話であって物理規格がTD-LTE互換だからと言ってそのまますぐに接続という事にはならない。

◆ iPhoneがXGPで接続出来るようになるとSBMネットワークは相当楽になる。CDMA方式の場合はセル内利用者が減少すると実質セル半径が広がるので圏外や接続不具合が減少する。iPhone利用者が「いったん電源を入れ直さないとうまく接続できない」と言っていたが、これらも多少は良くなる可能性がある。都内に住む某氏がSBMを使い始めたのだが「酷すぎる」と言っていた。圏外はまだしも、圏内でもデータ通信が出来ない事が当たり前のように発生すると。私は最近はSBMとは縁がないので実情は解らない。ドコモでもネットワーク速度の低下が叫ばれていたわけで、SBMに不具合が多くても驚くには値しない。

◆ FOMAスタート時点でも電力消費は問題となった。異様に短い待ち受け時間対策のために交換用の電池を付属させたくらいだ。しかしその後デバイスのプロセスなどによって大幅な低消費電力化を果たした。これには多くの時間を要したわけだが、今では低消費電力デバイスが普通に使われている。LTEでも同様な事が起きるとは思うのだがデバイス屋に言わせると「現時点で出来得る策は使い切ってしまっている」となる。まあFOMAの時に同じように言われたのだが、デバイスの配線微細化もそろそろ限界なのではないかというのが半導体屋の言い分だ。

◆ ドコモは当面はFD-LTEで、KDDIはWiMAXを使うだろうが世界のWiMAX人口は減少傾向だ。多くはLTEに移行しようとしているし移行した。TD-LTEもWiMAXもXGPも(乱暴に言えば)似たようなもので、LTEとWiMAXの違いは通信の信頼性などである。従ってTD-LTEは音声通話に耐えるかも知れないがWiMAXは厳しくなる。もちろん品質を向上させる事は可能だが、それが必須だと規格には書かれていない。WiMAXデバイスを売り込みに来た半導体屋がXGPの規格を見て「厳しすぎる」と言うように、LTE同等の接続性を担保するにはデバイス設計からそれを考慮しなければならない。
ただし音声を通さないのであれば、あるいは多少の品質低下を我慢するのであれば使える。WiMAXの高速化を叫んでいるのは日本だけだと言われる。どうもKDDIがらみの規格は孤立傾向を目指してしまうようだ。いや、これはドコモの十八番だったはずなのにドコモは国際協調を視野に入れ始め、その代わり開発速度が世界に及ばなくなった。


続・高級(3/11)
◆ 以前に高級の事を書いた。高級な軽自動車とか高級なホームレスはアリか、みたいな事を。車に関して言うと高価格と高級はやはり違うと思う。たとえばCLSはマークXよりも高額ではあるが高級かと言われるとそうではないと思う。まあ似たようなものと言ってしまえばそれまでなのだが、だってそんなものだから。私は時計などには詳しくはないのだが、以前にスイスに行ったときに時計屋が言っていた。日本の観光客は日本で有名なブランドの時計を高級だと思っているのかも知れないけれど、その程度の高級品はウチには置いていないと。店主によればシャネルだとかの、時計とは違った部分で確立されたブランドの時計は、時計屋に言わせると本物ではないという事なのだ。

◆ LGはプラダフォンとかプラダスマートフォンを発売している(た)。プラダは有名かも知れないがLGが作ったら偽じゃないのと口の悪い人は言う。だからかどうか知らないが売れたという話も聞かない。そういえばSBMもどこかのブランド品をやってなかったっけ。ケータイというと日本にもVertuは入ってきていた。あの銀座のショールームに行くと店員さんがいつも暇そうにしていた。Vertuだけが高額なのではなく、ソニエリもBlack Diamondってモデルを$300,000で売っていた。最高値はGoldvishLe millionで$1,000,000だったとか。これらはいわゆるゴテゴテ系で機能を追求したら高額になりましたというものではない。貴金属や宝石などをちりばめただけで、圏外にならないわけでもなければバッテリが長持ちするわけでもない。

◆ 時計などは凝ったメカニズムなどが売りになる場合もあるが、ケータイの場合はそうでもない。中身の基板は同じでケースだけ取り替えたら高くなった、そんな感じである。これは高価格なのだが果たして高級品というのだろうか。むしろ宝石としての価値を見出すのならば、その宝石を活かせるデザインや品物がより相応しいと思う。ダイヤのちりばめられたケータイを金とプラチナのストラップで首から提げていても、余り魅力的には見えない。

◆ ご存じのようにVertuは日本から撤退した。ドバイあたりでは売れるのかも知れないが、日本では余り売れなかった。一部の高額所得層や芸能人などは興味をしめしたと伝えられるのだが、日本ローカルな機能入りのモデルを開発する余力はなかった。売れないからさっさと撤退ねと去っていった後に残された利用者はどうするのだろう。高価格品なのだからそれなりのサポートはしてくれるのではないかと思うが、そもそも日本に代理店がないのだから困るだろう。電話機は高級だったのかも知れないがサービスが高級ではなかったねという笑い話である。

◆ 高級食材ってものがある。食材に関しては高級=高価格みたいな所も多分にある。松茸は高級だけれど中国産はそうではない、みたいな。トリュフもピンキリなのだが、あれだって香りを楽しむものでばくばく食ったって美味しくはない。キャビアやフォアグラにしても世界三大珍味と呼ばれてはいるのだが日本人の食感からするとどうなのかなぁ、美味しいかなぁ。キャビアをお玉ですくって食っても良いと言われるよりも、生本マグロの方が良いな、みたいな。高級品の他に一流品ってヤツもある。普通のチーズは高級ではないが、どこそこのチーズは一流品だ、みたいな。正月のTV番組の格付けでも高級とは言っていなかったかな、一流芸能人と分類していたかも。


過給器(3/10)
◆ 以前に電気モータのブロワで過給が出来ないかみたいな話を書いたような気がする。これは計算してみればわかるが小型車のエンジンを過給しようとしたらエンジンルームに入りきれないほどの大きさのブロワが必要になる。当然その消費電力もキロワット級になるのでただ事ではない。

◆ では原付だったらどうなのかと質問を頂いた。50ccのエンジンが1万回転まで回るとして、充填効率を200%まで上げようとすると毎分500リットル(0.5m3)の空気を吸入する事になる。たかだか0.5立方メートルなので風量自体は小型のファンでも達成できるのだが圧力が上がらない。リンクしたものは二重反転型のスケールファンだが、その静圧は560Paでしかない。過給エンジンとしてそれなりの動作をさせるならば50kPa程度の圧力は欲しい。こちらの高圧ブロワは0.5m3の時に8kPaの圧力が得られる。
だが1桁足りない。しかし電力は600Wも食ってくれる。これなら圧力が足りるが7.5kWものパワーを必要とする。まあ風量はここまでは必要がないし、このコンプレッサならの500ccのエンジンだって過給出来る。風量と過給圧のバランスの良い効率的なコンプレッサがあったと仮定すれば、1kW以下のモータでも実用となり得る可能性はある。

◆ 思いつくのは小型のターボチャージャのコンプレッサをモータで回したらどうかと。模型用の12V用モータは小型で1万回転以上まで回る。これをベルトかギアで10倍以上に増速してコンプレッサを駆動する。モータパワーは500W程度のものなら入手できそうだ。実はこのタイプのスーパーチャージャーは自動車用としても実用化されている。もちろん駆動をモータで行うのではなくクランクシャフトからベルトを使って動力を得るのだが、構造的にはコンプレッサに増速ギアが内蔵されたものだ。遠心式コンプレッサではなく軽自動車用のルーツブロワを、今度はモータを減速ギアを介してドライブしても良い。

◆ 原付だったら模型用のジェットエンジンで駆動力を手伝う手もある。ヘリコプターなどに使う減速ギア付きのジェットエンジンは軸出力が4000回転から1.5万回転程度で7馬力以上出せる。大きさもたいした事はないし重さも2kg以下なのでドライブプーリの軸を延長して(車体からはみ出るけど)ジェットエンジンにつなげばOKだ。ただし毎時10リットルくらいの燃料は消費するので燃費は相当悪いと思う。ジェットエンジンは小型軽量なのが魅力だ。何しろ10馬力出力程度のものなら手のひら乗る。こんなプロジェクトもある。
ジェットエンジンのコンプレッサだけを使って過給器に仕上げるのも悪くない。増速ギアをどうするか(遊星ギアが同軸で良いなぁ)等々の問題はあるが、コンプレッサ容量としてはちょうど良いのではないだろうか。

◆ と言う事で原付程度であれば電動過給器でパワーアップさせる事は可能だと思う。ただ連続使用は出来ない。発電機容量が50W程度しかないので500Wの過給用モータを回していたらどんどんバッテリを消費する。全開で10分走ったら100分は充電走行しましょうねみたいな話だ。ちなみにスカイウエイブでも発電機容量は400Wも無い。
巷には電動スーパーチャージャなるものがあるのだが、どう考えても容量(風量も圧力も)不足している。


感想(2)(3/9)
◆ スカイウエイブは教習所で乗った。デカくて重くて取り回しが悪い乗り物だなと思った。シグナスはレッツ5の延長上にあるが、スカイウエイブは別の乗り物という感じ。車重もあるので低速域では鈍重だが速度が上がってくるとそこそこ元気になる。相対的にバネ下が軽いからか乗り心地は悪くないというかフカフカな感じがした。
シグナスに比較すると前後ともブレーキは良く効く。ノーマルではさほど高回転域を使わないのでエンジンは静かだ。40km/hで低負荷走行をしていればタコメータの針は4千回転にも届かない。
それは良いのだが、そこからアクセルを開けてもろくに反応はしない。ウエイトローラを軽量化してローギアードになるプーリフェイスに交換し、シグナス並みの加速は得られるようになったが、再加速時の軽快さを求めるならもっと軽くしないとダメか。

◆ ピークトルク発生回転数からピークパワー発生回転数あたりは元気になる。これは80km/h以上の速度に相当するので中速域では鈍重さは多少影を潜める。
シグナスなどだと低速域ではアクセルコントロールで姿勢を立てる事も容易なのだが、スカイウエイブとなるとそれが難しい。教習所で乗った400cc版ならばアクセルコントロールで車体を起こすきっかけも作れる。250cc版でも車重は400cc版と変わらず、低回転域で十分なトルクは発生しないのでコントローラブルではない。大きさと重さを考えると直線をのんびり走る方がマッチしている。と言っても山に出かけたりしているわけで、まあ慣れればそれなりに走られる事が出来るかなと。ふわふわのリアサスを400cc版用に変えた事もフィーリングアップになった。

◆ 首都高速などを走って、ギャップというかうねりに巻き込まれてもリアサスを変えてからは不安感が減った。リアの挙動が落ち着くのでコーナでセンタスタンドをガリガリやる回数が減るというかコーナリング中にリアが暴れてガリッと擦るような事も少なくなる。
シグナスに比較すると足つき性も良いし低重心なので、あと数cmほど車高を上げた方がコーナリングが楽になる気がする。って、コーナリングを楽しむ乗り物ではないからどうでも良いと言ってしまえばそうなのだが、せめてシグナス並みの旋回性があればなぁと思うわけだ。

◆ ただこれ、パワーがあると姿勢変化をスロットルで出来るので印象が変わってくる。パワーは大切なのだ。パワーと言えば大排気量のスポーツモデルという事になるが、これに関してはウデがないのでダメだ。その点からするとスカイウエイブをいじくりながら乗っているのが私には合っている。休みの度にスクータをバラバラにしている変なオッサンと見られている可能性は大だが、それでも本人結構楽しんでいるのだ。
先日スカイウエイブで環状2号を走っていたら、プ〜ンと50ccのオフロードっぽいようなバイクに抜かされた。どのくらい出ているのかと後ろを付いていったら110km/h近かった。凄いなぁと信号で横に並ぶと水冷バイクのようだったが車種は不明。当然エンジンは2サイクルだ。排ガス規制で2サイクルエンジン車は国内にはなくなってしまったが、安く作れてパワーもあるのに残念である。排ガス規制は世の流れなので仕方がないが、トラックなどの規制が進まない中での二輪車規制には納得しがたい部分もあった。要するに圧力団体の有無、トヨタが二輪車を作っていない事がその理由なのだろうけれど。


感想(3/8)
◆ シグナスに乗り始めて約10ヶ月、スカイウエイブにも半年ほど乗ってきた。そこでこれらの満足するところや不満点などを書いてみたい。と、その前にCLSも書いておくか。CLSはごく普通の乗用車だ。日本車と比較するならばマークXとかクラウンあたりが相当するだろうか。マークXとクラウンとISは同じシャーシでCLSはそれより少しだけ長く幅が広い。CLSはご存じの通りEクラスのシャーシに別のボディをかぶせたものだ。最初に乗ったときはまるでトヨタ車のようだと思った。操作系は以前のBENZよりずっと軽くなり、エレクトリカル装備も増えた。剛性感はSLの屋根を開けたときよりは高いが屋根を閉めたときよりは弱い感じがした。C180よりも弱いんじゃないかな。
これに対してBENZは重い車は弱く作る(衝突相手の損傷を防ぐため)と言っていたが、クラッシャブルゾーンの話と剛性の話は別ではないかと思う。
エンジンもごく普通のV6で特別パワーがあるわけではない。シングルカムのV8よりは高回転域が元気だが、まあ乗用車のエンジンそのものという感じ。ブレーキは軽めで、これは私の好みに合わない。ナビがダメな事は何度も書いている。他はまぁ、とにかく普通の車。
普通以上でも以下でもない。

◆ シグナスに乗る前はレッツ5Gに乗っていたわけで、これに比較すれば当たり前だがパワーもあるし静かだしサスペンションもよく動く。2本リアサスのためなのか全体の剛性のためなのか、コーナリングの安心感もレッツ5Gとはかなり違う。スカイウエイブよりも軽快でコーナも速い。もちろんパワーの差はあるけれど。不満点はリアブレーキで、これは効かない。フロントは効くなと最初は思ったがスカイウエイブに比較すると全然効かない。一人で乗っている分には良いが、後ろに誰かを乗せようとするとブレーキが心配になる。

◆ あまり燃費を語る乗り物でもないとは思うが、だいたい35km/l〜40km/lくらいだ。冬場になると悪化する。車体は125ccクラスとしては、たぶん標準的な大きさではないかと思う。エンジンは5000〜7000回転のレンジで回っている。100km/hをメータ読みで超えるのはそう難しくはないが、そこから先は中々速度が上がらない。比較的高回転型のエンジンだがスカイウエイブより低速域でもずっと軽快だ。今のところ何のトラブルもなく乗っているので台湾製だから壊れやすいという事もなさそうだ。

◆ 国内販売モデルとはエンジンの圧縮比も違うしタイヤの銘柄も、ブレーキも異なる。燃料系のセッティングやハードウエアそのものも異なるようで、寒いときには燃料が濃くなりすぎる感じがする。これはヤマハ純正ダイアグノーシスチェッカで調整している。調整しなくても乗れない事はないが、寒い朝に暖機せずにがばっとスロットルを開けるとゴホホと咳をする。
作りそのものはあまり褒められたものではなく、ネジの溶接が偏っていたりとかリアサスのメッキ部分が錆びやすいとか、まあそんな感じだ。
それでもよく走るし、何より20万円前後で買えるのだからお得感はある。社外パーツやアクセサリが山ほど合って安いのも魅力だが、反面ヤマハは純正パーツが高い。
スカイウエイブは又明日。


冒険(3/7)
◆ 先日少し触れた冒険とか探検の話に関してmailを頂いた。その方はご自身を「冒険に魅せられた男です」と語っていた。冒険家とか探検家というと山に登ったり北極だとか南極に行ったりする事を想像されるのかも知れないが、その方は見知らぬ所に行くことは全て冒険であるとする。困難に立ち向かい、それを乗り越えた時の満足感を求め続けて行くと、より困難な挑戦をしたくなる気持ちはわかるそうだ。エベレストやマッキンリーに登る人は凄いし、いつかは自分もという気持ちはきっと誰にでもあるのではないだろうか。しかしその方はこう書いている「目標を持った冒険は、その目的達成のために無理をしてしまう危険性があるが、明確な目標無しに探検する気持ちで歩くと長続きするんです」と。

◆ 1000m前後の山など車で登ってもたいしたことはないと思うしスクータでも道路さえあれば登れる。
しかし登山道や場合によっては道無き所を登っていくのはかなり冒険だし、ものすごい充実感と孤独感を味わえるとその方は言う。
私も車で色々な所に出かけたが、冒険感はあまりなかったとも言える。確かに見知らぬ土地に行く面白さというか、そう言ったわくわく感はあるが自動車という固い殻の中にいる訳なので雨が降ろうが風が吹こうがそれを直接感じるものでもない。
まあ雪の中などになれば即座に走れなくなってしまうわけだが。
スクータだともう少し冒険感がある。暑さや寒さや風を直接感じる面でもそうだし、車のような鎧に守られているわけでもない。

◆ これが道具を使わないとなると全ては自分の体力次第であり、装備品と言ったって沢山のものを持っていけば重量と容積が嵩む。車やバイクのように積んで運ぶわけではなく全ては自分で運ぶことになる。
時速60km/hならば毎分1km進める。道を間違えて1km行ってしまったとしても1分あれば戻ってこられる。所が歩いて行くとなるとそうはいかない。山道だったら1km進むのに1時間かかるかも知れない。きっと、だから冒険なのだろう。

◆ 「私は同じ山に何度も何度も登っています。少しコースを変えるだけで、違った季節に登るだけで山は全く違うからです」とも書かれていた。私は登山はやらないので山の魅力が解るわけではないが、スクータでは同じ場所に何度か行ったこともあるし季節違いでという事もある。道路は決まった所にしかないので何度か通っていると飽きてくるのだが、それこそ登山道だとかそれすらよく分からないような獣道を歩けばコースはいくらでもある。
去年の今頃ご近所探検であちこち走り回っていたが、そこそこ走り回って道が解ってしまうと飽きる。たぶん自転車や徒歩だったらもっと色々な道を知ることが出来るのだろう。

◆ 私の場合はある程度楽をして少し遠くまでと言うことでスクータに乗っているが、それこそ自転車乗りに言わせれば自転車がベストな乗り物、山歩きをする人は乗り物なんて邪道だとなるのだろう。
その方はこうも書いている「冒険や探検の面白さや魅力は説明は出来てもなかなか共感は得られないものです。変人扱いされて孤独ですが、それが又冒険への原動力にもなります」と。でもまぁ冒険って全ての人生の中にあるものだし、転職にしても進学にしたって冒険に違いない。しなければならない冒険と、それを求める冒険との違いはあるけど。


原発(3/6)
◆ 私は元々は原発賛成派でも反対派でもなかった。確かに危険でクリチカルなものではあるが適切な運用がなされれば炭酸ガスを排出しない発電システムとして機能する。しかし残念ながら事故は起きた。一旦事故が起きるとその拡大抑制も出来ないまま被害が広がった。
SPEEDIにしても米国にはデータを提出していたが日本人には知らされなかった。その結果として放射線量の高い方向に人々は避難した。

◆ 地震は天災かも知れないがその後の被害拡大は間違いなく人災だ。こうなると安全への見方も変わってくる。現状の電力会社や政府には原発を運転する能力がないとなる。原発再稼働にしても、何があっても責任を取らない人たちが安全だ大丈夫だという。じゃあダメならどうするのかというと、決してダメではないのだからそんなことは想定しないと反論する。勿論これが事故被害の拡大になってしまうのだが、そもそも無責任な人間が決めた事だから誰にも責任はないし、勿論処分などされるはずはない。

◆ 耐用年数問題にしても同じで、新規原発建設が難しくなったとなれば、既存原発の寿命期間を延ばす作戦に出た。様々な部品や機器は定期的なメンテや交換などがなされるのだろうが、交換不能な部分などの老朽化は大丈夫なのだろうか。築40年の建物だって結構痛みが出てくるのに、60年と言ったら結構なものだ。
地震や津波の想定基準を変えるとどうなるかなどのシミュレーションもされる。と言っても原発の話ではなく沿岸地域の自治体だ。

◆ 横浜でも例外ではなく、みなとみらい地区や横浜駅周辺などは水没する。深刻なのは地下街や地下鉄と河川沿いの地域だ。こればかりはどうにもならない。現状では諦める以外にない。地震から津波までの時間内に逃げる以外に無いのだ。人間は逃げられるが施設は逃げられない。各自治体では千年スパンで見た最高津波高を検討しはじめた。もちろんだから絶対に安全と言うことはないが、しかし100m高の津波を想定したら東京都の大部分は水没することになってしまう。10mの津波でも相当な被害にはなるがこれは想定しておく必要があるだろう。

◆ 本来は10mの津波を想定しなければならないのだが原発の都合が8.9mだったとすると経産省はきっと何かの理由を付けて8mを想定津波高とするだろう。これがすなわち設計上の人災だ。電力会社や経産省、外殻天下り団体の隠蔽体質には呆れるしかない。今までもそうだったのだからこれからも変わることはないだろう。
東京電力は過去の事故からの信頼性回復にはどうしたらいいかと何度か市場調査をしている。それで何かが変わったのかと言えば否であり、つまりはポーズだけだったのだ。

◆ 事故後の対応もご存じの通りな状態だ。農作物や動物、石にさえも放射性物質はくっついた。この先植物などにも吸収されると思うのだが、では福島の林業はどうなるのだろうか。
補償はしないが値上げはしますというのが現状で、1割の電気代値上げは家計にも商店にも大きく響く。小売店が全商品の1割値上げをしたらあっという間に倒産だと商店主は言う。現状の電力料金算出の仕組みを変えない限り、今後更に膨らむ廃炉費用などが上乗せされてくるに違いない。


(3/5)
◆ 例年の3月は気温上昇の月になる。が、昨年は20℃を超える日がない寒い3月だった。震災と気象に相関があるとも思えないが、電力不足も加わって寒い思いをした人も多かったと思う。昨年は4月と5月が高温傾向で6月は涼しかった。7月も後半は涼しく8月後半にも気温の低い日があった。今年の天候や気温がどうなるのかは気象庁にも解らない。

◆ 春先になると花粉症の人は大変である。飛散量が多い方が苦しいのかなと思うのだが、飛散量が少ないと言っても全く花粉がないわけではないのでやはり気になるだろう。おそらく最近の車ならばエアコンの外気導入口にフィルタが付いていると思う。SL600の頃は(ディーゼル規制前だったので)あのフィルタが真っ黒になった。結構高額なフィルタだったのでエアで吹いて掃除した。もしフィルタがなかったとしたら車室内と肺が真っ黒だったわけだ。CLSにもフィルタが付いているのだが未だ交換していない。ディーゼル規制って凄いんだなと改めて思う。

◆ 花粉症の自転車乗りは山へは行かないだろうなと思うと、山に行っても花粉症は悪化しないという人もいる。悪化するから行かないという人もいるのでそれぞれかも知れない。煤煙などが触媒のように花粉症を悪化させる説もあったが、どうなのだろうか。昨年の秋頃から自転車に乗り始めた人は春を心待ちにしていたはずだ。以前に少し書いたツーキニストの自転車乗りも山の方に行ってみると張り切っていた。冬の間は通勤で鍛えたそうなので体力試しだと言っている。

◆ 冬の間でも山を走る自転車乗りが多かったわけで、春先になればもっと増えるのだろう。上りはまあゆっくりだけれど下りは結構飛ばしているので注意しないと危ない。狭い道など道幅いっぱいに膨らんでくるのでどっちに避ければ良いんだ、みたいな。動物注意や落石注意の看板の他に自転車注意も必要だったりして。車やバイクの入り込めない林道ならば思う存分走れるだろうし、そうした道の整備もやってくれればいいのに。国交省なんか道路を作りたくて仕方ないんだから。

◆ 経済刺激ってブームをバックアップする所から始まるのではないだろうか。なのでエコカー減税とか補助金って、確かにトヨタの言うこと聞きました的な所もあるのだけれど根本的な需要喚起にはなっていない。農業補助金と一緒でやめられなくなるのがオチだ。消費税が上がれば需要は落ちるだろうし、それに補助金だ何だとやるのは消費税の逆行性の助長みたいな話だ。
消費税が上がれば車だけではなく、色々な高額商品が買いにくくなることだろう。

◆ 今はこんな景気だからどうだか解らないがソアラに乗っていた時、買値と売値に殆ど差がなかった。
買った時は消費税だか取得税だかが安くて、売る時にはそれらが上がったために新車価格が大きく上がったからだ。なので比例的に中古市場が上がって得した。なので買い換えサイクル適合な人は消費税が上がる直前に買っておくのが得だと思う。
乗りたい車に乗るのではなく、値落ちの少なそうな車を考えて。それでも買値より売値が高いなって事には絶対にならないはずだ。カタログ燃費だって新しい車の方が良くなるだろうし、果たして燃費のみを売りにした車の未来はどこにあるのだろうか。


企業理念(3/4)
◆ SBMの社風というか社内事情は独特である。従業員が目指すものは加入者やサービス利用者の満足度でもなければ会社の発展でもなく、ましてや技術レベルや信頼性の追求などではない。
全ては孫さんに認めて貰う所に集約される。これはあながち間違えとは言えなくて、いわゆるトップダウンの典型であり多くの新興宗教と同じようなシステムとなる。
過去には豊田云々とか光通○などがこの手の社内システムになっていて、トップの目にかなうことを重視していくと結果として会社の利益を大きく押し上げる結果になる。まさに教祖的とも言えるカリスマ経営者が技術に突っ走れば当時のホンダのようになり、社会性に走れば松下連邦経営のようになり、単純利益に突っ走ると光通やソフトバンクのようになる。

◆ 営業部隊はこれで良いだろう。光通などでもインセンの多い事業者の端末を拡販した。それが良いか悪いか圏外か圏内かなど関係ない。契約した客が自宅が圏外で使えないというと、上手いことを言って又別の事業者の端末を契約させてしまう。SBMも同様に、iPhoneをタダであげるからこれとあれを契約してねとやる。そんなもの騙される奴はいないよなぁと思っていたが、知り合いがシッカリ騙されていた。使う用途がないのだから使いもしない、使えもしないものに今後2年間お伏せし続けなければならない。

◆ こうした社風になじめれば働く、馴染めなければ辞める。Vodafoneの技術陣が一斉に離職したのにはこうした事情があるからだ。技術屋は加入者が使いやすいようなシステム、信頼性やエリアの拡大を行いたいと考える。しかしそれは孫氏の思いに反する。使い勝手やパフォーマンスが必要なのではなく孫さんに気に入られるための数字を作り出すことが必須なのだ。
松本氏が招かれた当時のことを覚えているだろうか。技術屋上がりと言うことで正直ベースで物事を語っていた。しかしその後言い分は変わってくる。孫さんに気に入られるか、辞めるか、選択はそれしかないのだ。
おそらくは松本氏の中でも葛藤があっただろう。
だが孫氏に仕えると決めた以上、自分の発言すらも変えるしかない。それはもしかしたら離職よりも勇気が必要だったことかも知れない。

◆ 技術屋は、会社が儲かることも確かに無視はしないだろうがそれ以上に技術を磨きたいと思うはずだ。自分の力でエリアを広げたり通信速度を上げたり、新規商品やサービスを開発することに汗を流す生き物である。しかしその思いは孫氏には伝わらない。あくまでも数字、全てが数字、加入者の事を考えていると言ったら檄が飛ぶ。そんなことを考えていて利益が上がるのかと怒られる。明日の100万円なんか要らないから今日中に10万円稼いでこいと言われる。

◆ 社内では全てがライバルだという。我こそが先に孫氏の元に跪くのだとばかりに競争を繰り広げる。
これが営業利益拡大の秘訣になるが、このシステムは技術系にはマッチしない。こんな調子なので横の連携や連絡が疎かになり、どんなシステムがどこでどう動いているのかが伝わらない。なので障害が起きても誰もそれを解決しようとしないし出来ない。と言う話を聞くとSBMのこれまでの様々な事象に対する対応や施策が変に納得出来てしまう。
勿論株主や投資家にとっては利益を上げる会社が良い会社、光る通だって株価はどんどん上がった時代があったのだ。だから投資家はSBMが好きなのではないかと思う。技術屋とは違って。


人口(3/3)
◆ HSBCの予想によれば2050年の日本の人口は1億人内外となり、GDPはインドに抜かれて世界4位になるとされる。実際にはおそらくもっと急激に人口減が進むのではないかと思うのだが、実は日本人は減少しても日本に住む人間の数は微増している。いずれにしても人口減少に合わせた政治が行われなければ日本の未来は今よりもっと暗くなる。現状の役人たちはダウンサイジングは悪であるとの見方を崩さない。世の中の景気にかかわらず毎年必ず右肩上がりに消化予算額を増やしていくのが彼らだからだ。

◆ 福祉予算や医療費は高齢化に伴って必ず増えていく。こればかりは仕方がない。なので他の予算を削ってそこに回すしかない。人口減少で雑草が生えまくるような道路建設や、一時間に数台も車が走らないような高速道路を一体いつまで作り続ければ気が済むのか。そんな国交省の言い分に逆らう事の出来ない民主党とは一体何なのか。
福祉予算確保のための増税も、それがきちんと行われるなら納得も出来る。しかし実際には箱物事業の赤字に消えていったり、配られないパンフレットを作る予算と廃棄する予算に消えていくのが現状なのだ。

◆ 年金にしても支給開始年齢が上がり支給額が減少する。だったら払わない方が良いと思うのは当然だ。ではどうしたらいいのか。それは信頼の回復である。これまで如何にめちゃくちゃに金を浪費してきたかを明らかにした上で、それを行った公務員に責任を取って貰う。そうした上で目減りしない年金、支給開始年齢の約束された年金システムが出来上がれば、将来への蓄えとして年金代を負担する人が増えるはずだし、北欧諸国などは実際にそう考える人が多い。だから税率が高くても重税感を感じる人が少ないわけだ。

◆ 財務省は諸外国に比較して消費税率が低いからとそこの数字だけを言っているが、ギリシャ並み、いや、それ以上に公務員が優遇されて無駄金を垂れ流しまくっている部分は当然ながら隠している。こんな調子ではHSBCの予測通りのGDP世界4位も怪しい。払った税金を公務員が食ってしまうのだからどうにもならない。ちなみに社会保障を受けられない外国人労働者からも厚生年金保険料を天引きする事になっているのも何だかなぁという感じだ。

◆ 議員定数削減などとも言っているが、議員定数を減らすよりも公務員給与を引き下げた方が良い。その為に議員数が余計に必要というのならば増員しても良い。公務員給与に比較すれば議員報酬など微々たる額に過ぎない。もちろん議員も減らし、公務員給与も減らすのが一番良い。
公務員数が必要以下に減少し始めたら給料を少し増やせばいいのだ。日本は大赤字なのだから、大赤字企業に準じた給与でなければおかしい。

◆ それを増税でのみまかなおうとする財務省の犬となっているのが野田総理なのだから仕方がない。増税しようが何をしようが、その分でせっせと箱物を作ったりしているのだから入り口を増やしたってダメなのだ。もちろん野田総理だってそんな事は百も承知なのだが、要するに財務省に反論できないだけだ。反論しようものなら次の選挙で落とすからねとでも言われたのだろう。もちろん財務省の役人の靴を土下座して舐めたとしても、財務省が野田氏の言う事など聞くはずもない。


燃調(3/2)
◆ シグナスが低温時に燃料が濃くなる傾向だという事はBlogにも書いたが、スカイウエイブも似たような傾向(後期型はECU品番が違うので対策されたのかも)だ。ただ水冷なので比較的温度が安定していて不具合が見えにくいのだが、始動後に水温が少し上がり始めたあたりでは明確に濃すぎる兆候を見せる。何故濃いのかと考えてみたのだが、多少濃い分には(エンストした後でも)再始動が出来るが薄いと火が付かないからかも知れない。濃いと言ってもカブって始動できなくなるほどではなく、多少アクセルを開けてセルを回せば大丈夫だ。

◆ 排ガス規制の厳しい自動車ではこんなセッティングは許されないが、FIといえども外気温に少しは左右されるという感じだ。
自分でデータを取ったわけではないのだが、通常温度の通常走行時の燃調は、スロットル開度が小さいときにはストイキ目標でありスロットル開度が大きくなってくるとパワー空燃費になるそうだ。
これも排ガス規制が甘い二輪車だから出来る事で、四輪車の場合はモードテスト時に使用される範囲ではストイキ燃焼が基本になる。

◆ 燃調コントロールはシグナスもスカイウエイブもDジェトロなので吸気管圧力センサの電圧をごまかすのが手っ取り早い。他にも吸気音センサや水温(ヘッド温度)センサを誤魔化す手もある。特定の負荷域や回転域でとなるとそれなりに面倒ではあるが、センサ電圧ごまかし方式でそこそこ行けるのではないだろうか。出力側、つまりインジェクタ側をいじる方法もあるが、この場合は燃料減量が難しくなる。単に一定時間インジェクタの動作時間を短くする事ならば出来るが、ちゃんと制御しようとすると難しい。
逆に増量方向であれば簡単に実現できる。

◆ 単車くらいの燃調や点火制御だったら自作ECUでも行けるのではないかと思う。四輪車でも走らせる程度ならばさほど苦労せずに出来るが、温度補償などを含む様々な要因が絡んでくるので面倒さが増す。その点二輪車であればクーラのアイドルアップも要らないしATのシフト連携制御も不要なので簡単だ。と言ってもメーカ製を捨てて独自に制御するのはチューニングレベルの高い車両くらいなもので、それ以外ならばノーマルが良いと思う。まあ低温時の制御がベストかどうかは何とも言えないけど。

◆ そんな低温時の濃すぎる燃調もこの先気温が上がってくれば気にならなくなる。というか薄く設定した燃調を元に戻さなくては。真夏になったら少し濃いめくらいにしてちょうど良い。燃調をいじるのは凄く簡単、バッテリの所にあるFIのインタフェースの線にダイアグノーシスチェッカを取り付け、あとはボタン操作だけだ。まあ燃調を変えなくても乗れなくなるほどの事でもないのだが、冷えた朝などに急にアクセルを開けるとゴホホとなってしまうし。

◆ 外付け回路で温度補正をなんてことも考えなくはないが、そこまでするほど重傷ではないから良いか。
だいぶ前になるが2サイクル空冷エンジン搭載のバイクに乗っていた人が、暖気をしないと高回転まで回っていかないと言っていた。そうか、空冷でも暖気は必要なのかと思ったものだった。ちなみに私は車もスクータも暖機はしない。いきなり全開にはしないがエンジンをかけて10秒後には走り出している。
中途半端に暖まったときにエンジンを止めるとシグナスもスカイウエイブも再始動時にセルを回す時間が長くなるのと、アクセルをいきなり開けるとボボッとなる程度の不具合はある。


皆保険(3/1)
◆ TPP問題で日本医師会がこれに反対する立場を採ったのは規制に守られている業種という事。いや、表向きは違った。混合診療問題と国民皆保険制度の崩壊を危惧していたはずだ。国民皆保険制度は良いとされているが、それは正しく運用されてこそだと思う。日本の場合は国民が支払った保険料で役人が箱物を作ってしまったりするので大きなロスが出る。カネが足りなくなれば医療費負担を値上げしたり保険金を上げたりするが無駄遣いをやめる事は決してない。これが皆保険制度と言えるのかどうか私は疑問だ。

◆ 混合診療問題は難しいのだが医師会に言わせるとハイレベルな非保険適用治療を行う病院が入ってくると日本の病院は駆逐されてしまうと言う。ようするに郵政民営化反対者が過疎地に郵便局が無くなるからダメだと言っていたのと同じ理屈だ。しかし現問題として過疎地に病院はない。日本の病院が駆逐されるとか過疎地がダメになるとか言うのなら、今すぐ全国各地に病院を、産科や小児科を作って頂きたいものだ。

◆ 皆保険制度がなくなると貧乏人は病院に行けなくなると言う。では実際日本の全ての人が保険証を持っているかと言えばそうではない。無収入でも保険代を払わなければならず、保険代を払わないと保険証はもらえない。その意味で皆保険では無いとも言える。国民年金も同じく、収入があろうが無かろうが20歳を超えたら請求が来る。しかし年金支給開始年齢になったとしても申請しなければお金はもらえない。取るときは一方的に、払って欲しければ書類を沢山書けと市区町村役場は言う。

◆ 保険代にしても、国民年金は年間62万円まで取られるわけなので月額換算で5万円を超える。5万円分医者にかかろうとしたら結構大変で、それこそ入院でもしないと中々行かない。しかもこの金額を使うとすると自己負担も馬鹿にはできなくなる。
健康保険代も払い、自己負担分も払う必要があるのでやはりカネのないヤツは医者に来るななのだ。
もちろん高額医療に関する補助制度やその他諸々の仕組みがある事は十分理解している。

◆ 新しい保険会社が海外から入ってきたとしよう。その保険会社は月額2万円の掛け金で医療費の8割を保証してくれるという。国民健康保険と負担割合は一緒で掛け金は安い。もちろん手術の時などには民間保険会社の例に漏れずに手厚い保証がある。その代わり医療機関による診療や薬代が適正かどうか厳しくチェックされる。薬漬け医療的なものは認められない。としたら、やはり医師会は反対するだろうな。また民間保険会社なので混合診療も保険金支払いの対象になるとしたらどうだろうか。

◆ 結局これって犬や猫にかけるペット保険と同じなのだ。犬だってネコだって病気になって医者に行き、透視と点滴と薬となれば1万円では済まない。しかも病気が良くなるまで継続的に通わなければならない。しかしペット保険は成立している。月額掛け金は色々なのだが千円台から、高額な物でも1万円はしないと思う。保証内容も様々だが年間支払金額の上限を100万円程度に設けているものもあるし、入院期間に制限を設けているものもある。
ペット保険は加入者が少ないので儲からないと言われているが、それでも随分競争が起きるようになってきた。
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