VC

過去の雑記置き場


若者(12/1)
中年(12/2)
高年(12/3)
競争(12/4)
データ通信用(12/5)
Flashゲーム(12/6)
WiFi(12/7)
Google(12/8)
GPS(12/9)
カーシェア(12/10)
原付(12/11)
スマートフォン(12/12)
GPU(12/13)
エリア化(12/14)
事実婚(12/15)
売れ筋(12/16)
年末景気(12/17)
ドコモ(12/18)
検閲(12/19)
十の位(12/20)
サイズ感(12/21)
親のココロ(12/22)
断層(12/23)
Xi(12/24)
パーティ(12/25)
アプリ(12/26)
実用車(12/27)
エコって…(12/28)
メーラ(12/29)
WiFi(12/30)
今年も一年(12/31)


今年も一年(12/31)
◆ 今年も一年有り難うございました。
昨年は二輪車に乗り始めたことがニュースで、今年はスマートフォンを本格的に使い始めたことが大きいだろうか。
iPhoneに比較すると自由度が大きくて面白い反面、N-07Dのデキの悪さやXiエリアのダメさ加減で随分と苦労もしたしネタにも出来た。その後N-07Dは度々のソフトウエアアップデートで実用に耐えるレベルにはなった。日本語入力時、特にアプリ自体がかなり重いspモードメール作成時に多少の遅さは感じるものの、使えないほどではないと言った印象だ。
確かに高速処理の方が良いし、それに加えて電池消費量が少なければなお良い。しかしこれはなかなか両立させる事が出来ない。

◆ ドコモはこの冬から800MHz帯でのLTEサービスも開始したが、例によってエリアは広がっていない。2GHz帯のエリア整備も遅い位なので、800MHz帯が使えるようになるのはまだ先だろう。
来年の夏からはVoLTEを開始すると言うが、IPベースだと帯域幅を多く必要とするので電力を食う。回線交換ならば10kbps程度でも音になるが、遅延などを考慮したIPベースではその10倍以上の帯域が必要で、帯域は消費電力なのだからこれは厳しいことになる。
いずれにしても今のドコモはダメだ。LTEのエリアもダメだしサービスもダメ、スマートフォンの時代になっても新サービスと新機種をセットにするという旧機種切り捨て策を推進する。ローンを組ませて縛りながら、このサービスは新機種でないと使えません、旧機種に対するアップデートはしませんではユーザは付いてこない。特にドコモ製アプリの酷さは今更言うまでもないわけで、これはもう諦めるしかないだろうな。

◆ SBMはプラチナバンドだLTEだと騒ぎに騒いでいたが、まさに喉から手が出るほど欲しがっていた(ポーズだけ?)プラチナバンドも、いざ貰ってみるとエリア整備が間に合わない。非常に粗いエリアマップは公開されているが、そのエリア内に含まれる横浜でもプラチナバンドの電波はなかなか受信出来ない。もっともドコモのLTEエリアマップにしても(詳細度はSBMよりずっと良いが)色で塗ってあるからと言ってLTEの電波がちゃんと安定に受信出来るわけでもない。SBMのエリアマップは縮尺が粗いので非常におおざっぱだ。auは縮尺が細かくできるのだが、べったり塗ってあるだけみたいな感じ。ドコモは各所に穴があり、他事業者と違った印象だ。もっともFOMAの方はべったり塗ってあるわけで、しかし最近ではXiに帯域を取られた為もあって使い勝手が悪化している。以前はマトモに使えていたのに今はFOMAですら通話が途切れると言った事が各所で起きている。

◆ Xiプランに変更した人は通話料が高いと異口同音に嘆く。
SBMに移った人が通話量が極端に減った、それは通話料が高すぎるからだと言っていたのと同様だ。SBMは救済のしようがないがドコモの場合はもう一台FOMA契約を作って分け合えば、月間5分以上通話をする人はお得になる。この先VoLTEで料金プランの改正が行われる可能性はあるが、FOMA専用機の消滅と共にFOMAプランへの新規契約が出来なくなる可能性もある。私は今のところ契約内にFOMAプランを2つ持っている。なのでここからの分け合いが有効に使えているのだが、ドコモ契約の必要性のないものは解約しようと考えている。今のところ有力なのはauへの移行だ。とにかくXiエリアエッジでは電話として機能しないので持っている意味がない。ドコモショップで「ご用件は何でしょうか?」と聞かれたら、ちょっと大きめの声で「解約以外に来る用事が有ると思いますか?」なんて言ってみたい。


WiFi(12/30)
◆ SBMを筆頭に、トラフィックをWiFiに逃がそうとしている。私は屋外でWiFiを使う事はまず無いが、自宅ではWiFi接続する。理由はXiエリアエッジでマトモに通信が出来ないからだ。しかしここで困ることがある。ドコモ系のサービスにアクセスしようとするとWiFiを切れと言われるのだ。メール程度であればWiFi接続でも使えるが、ドコモのアプリのいくつかはWiFiを切らなければ動作しない。そのアプリを動かす時だけWiFiを切るのはまあ良いとして、誤ってWiFiをONにしたままそのアプリを起動すると、途中まで入力したデータが全て消される。

◆ 結局はspモードでしか使えない、他社の加入者に使わせたくないわけだが考え方がアホすぎる。認証などの概念を取り入れれば利便性は向上するのに、まったくドコモのヘボさ加減は留まる所を知らない。
だったらどこででも快適に使えるようにエリア整備してくれればいいのだが、それもしない。
WiFiでいくつかのアプリを使う為にはいくつかの設定も必要なのだが、この設定が勝手に壊れて接続不良になる。まあ面倒さを覚悟でWiFiを使うのも良いかもしれないが、さっさと他社に移った方がお利口だ。
こちらの方もドコモはアホだと、至極当然に書いていらっしゃる。

◆ ドコモがダメだと書くとアンチドコモだと言われ、SBMがダメだと書くとアンチSBMだと言われ、プリウスのモード燃費が良すぎると書けばプリウス嫌いだと言われる。要するに自分の崇拝するものの欠点を突かれるのは気に入らないと言うことだ。そんな人たちは痘痕も靨としてみていかないと自己矛盾に陥ってしまい、冷静な判断をする事さえ怖くなっちゃったみたいなものだ。だから条件を並べながらも良い所を書き連ねるみたいな活動になる。
そうは言ったって使えないものは使えない。確かに安定した接続の出来る郊外のLTEエリアならばバッテリ消費量も少ないし通信速度も満足出来る。なので、そうしたエリアにいる方は不満も少ないだろう。しかし私の住んでいる、或いは移動するエリアは酷いのだから仕方がない。

◆ LTEが満足に使えるかLTEサービスが開始されていない場所でならWiFiを一切使わずに通信が出来るはずだ。やれWiFiを切れだ入れろと言われるよりは使わない方が良い。ドコモ謹製WiFiアプリの評価もよろしくない。WiFiを使いたいのならauにもで行った方が良い。
そんなわけでドコモのスマートフォンはかなり使いにくい。これならば、自由度を捨ててでもiPhoneに行った方が幸せになれるのではないかと思う。確かに小さいから文字打ちには苦労するし、Felica等がないのでそこを割り切れる人でないと選択は出来ないのだが、少なくとも面倒な事は余り起きない。

◆ じゃあオマエはiPhoneを使うのかと問われるとそれはNoだ。何をどう我慢したってiPhone一台では済まないし、だったら従来型ケータイを持っていた方が良いとなる。
ただAndroidスマートフォン程度の大きさの画面や日本語変換機能、Felicaが搭載されていれば使わない理由は減ってくる。もちろん、だからといってそれらが標準的に積まれているAndroidが良いのかと言われるとこれも疑問だ。Googleや事業者の、訳の分からないというか無駄なアプリやプロセスが稼働して通信し、パケットと電池を消費していくスタイルはエレガントとは言い難い。
iPhoneかAndroidかではなく、WindowsPhoneなどもどんどん出てくれば選択肢が増えるのに。現状ではどちらを使うにしてもある程度の我慢は強いられる事になる。


メーラ(12/29)
◆ N-07DではドコモのspモードメーラとCommunicaseを使っている。spモードメーラはフォルダ分けが可能なので使っているのだが、ドコモ製とあってデキは良くない。電話帳と連携して受信したメールは全て電話帳に蓄積される。何で電話帳がメールを蓄積する必要があるのか分からないが、メールを消しても履歴を消しても電話帳には残っている。これを消すにはゴミ箱内のデータも含めて完全削除してから電話帳の方で削除の反映をしないといけない。
そもそも電話帳にメールを取り込む意味自体が不明で、しかもメールデータを一元管理しているのではなく勝手にコピーを作るという酷さがいかにもドコモなのである。

◆ GmailなどはCommunicaseを使っている。これは別に強制されたものではないので使うも使わぬも自由だ。まあ余り使いやすいとは言えないし、バグも残っていてメールが消せなくなったり、特定の相手先からのメールが表示されなくなったりする。
これをドコモにレポートしても「正常に動作している」としか言わない。この姿勢がまさにドコモそのもので、よってアプリも改善はされない。
CommunicaseもバージョンアップでSNS連携みたいなことをやり始めた。余計なことをするより基本機能をちゃんとして欲しい。

◆ そもそも何故メーラや電話帳がSNS連携するのだろうか。メーラはまだ良いというか通信系のアプリと言う事くらいの共通項は見つかるが、電話帳とSNSは全く関係がない。SNSが流行っているから何でもかんでもそれに結びつける?別のアプリになにかを渡すとかプラグインくらいならまだしも、一体ドコモが何を考えているのだか分からない。
いや、連携機能付きのアプリを作りたいなら作るのも公開するのも自由だが、だったら別のアプリとすればいい。Communicaseはspモードメールを受けられる、spモードメーラ以外の唯一なアプリであり、これをメーラとして使っている人も多い。だからメーラとしても基本機能を充実させるべきなのだ。

◆ Communicaseを使うとメールが電話帳に取り込まれるという馬鹿げたことを防げる。これによって電話帳が過度に重くなったりバッテリ消費量が増大することも防げる。そもそも電話帳にメールを取り込む機能さえなければ問題がないものを、この機能を回避したくなるのでCommunicaseを使うという人が居るのだからドコモの考え方の腐り具合は天下一品だ。
様々なサイトに書かれているが、spモードの仕様を公開してサードパーティに作らせたらきっと素晴らしいものが出来上がる。アプリそのものではなく、仕様設計をちゃんとした人間にやらせるだけで相当良いものが出来ると思う。

◆ ドコモは土管屋にはなりたくないと言っているが、なりたくないも何もこんなアプリしか作れないのだから土管屋にしかなれない。通信路だけの土管屋よりももう少し付加価値の付いた、通信路+サービスベースの提供くらいは出来るか。サービス内容だとかそれを操作したりするアプリやUIはダメだけれど。
ダメさの大元はアプリのみではなく全体として、ドコモは利用者の声を聞かない部分にある。だからユーザが何を求めているのかにも疎くなり、訳の分からないサービスで自己満足に陥る。
F&Fの記事を不快に思う人はF&Fを見なくなる。それと同じようにドコモのサービスなどに限界を感じれば他社に移っていく。これが現在の利用者の動きそのものだ。


エコって…(12/28)
◆ 日経系の記事でエコ婚活という語が使われていた。
エコの時代だからと言って婚活にまでエコを付けるかぁ?最近ではその手の記事が多いのだが、何か変わったネタにでも見せないと読者が喜ばないとか。と言う話をネタにしているのだから他人のふんどしみたいなものだ。
で、何がエコ婚活かというと私自身何だか良く解らなかった。やっぱり無理やりなタイトルなのか。

◆ 内容的には自治体などが行う、或いは民間企業が行うアウトドア系の婚活イベントが良いみたいな話だ。やっぱりどこがエコなのかは分からないが、自然と親しむから?芋づる式に出会いがある(ワケないと思うのだが、それでは記事にならない)からエコなのか。記事にはいくつかの症例、じゃなかった、出会いの実例が掲載されていた。まあ事実は小説より奇なものと昔から相場は決まっているので何事があったって驚きはしない。

◆ 以前に自転車乗りのグループというか協会が、サイクリングと婚活を組み合わせて人気を博した話を書いた。これと同様の試みは色々な協会だとかサークルで行われていて、婚活と付ければ客が集まるみたいな雰囲気も感じる。日本ウオーキング協会は「婚活ウオーキング」を公認したという。わざわざ公認の二文字を手に入れる訳で、これがいかにも感の意識を軽減すると共に、婚活?え?たまたま参加したら婚活かよ、オレは健康の為に歩こうと思っていたんだけど婚活なら先に言ってくれよ、仕方ないなぁ付き合ってやるか。みたいな、プライドの逃げ道を用意する所が良きにいかにも感を漂わせる。

◆ しかしこれ、結婚出来ない人々にとっては重要な部分なのだ。結婚出来ないわけではない、しないだけだと思う、いや、思いたい部分をさりげなくカバーする。女性参加者にしたって、友達にウォーキングがあるからって誘われて来てみたら、婚活だったのよね〜アハハみたいな。これが濃縮還元100%の婚活パーティだと、どうしてこのパーティに来られたんですかなんていう、当たり前じゃねーか、結婚出来ないからだよ、ケッコン。みたいな答えが目の前にぶら下がっているようなアホな質問を受ける事がない。
そうしたアホな質問者に対して、そんな事聞いてるからオンナにモテないのよ、ば〜か。みたいな心の中での叫びを、その後に会ったオンナ友達に、ねえねえ聞いてよ聞いてよと愚痴る必要もなくなる。

◆ えーと、何の話だったっけ。ウォーキング以外にも畑仕事をするとか、離島に行ってみるとか、様々なイベントがある。キモは婚活を前面に押し出しすぎないことだが、引っ込めすぎてもダメだ。表向きは言い訳可能な集会でなければならないが、中身の果汁率が低いのではジュースとは呼べない。いや、ジュースじゃなくて婚活だったか。さりげない無理矢理感は、いや、便利という名の余計なお節介はWindowsやドコモの専売特許ではない。イベント途中でに雨が降れば、例えその雨が前日から予想されていたものであっても「突然の雨なので傘の本数が足りません」と無理矢理1つの傘に男女を突っ込むくらいの、いかにもベタな演出だって、今日は悪天候に恵まれて素敵な会合になりましたと喜ばれちゃったりする。

◆ 様々なイベント屋も婚活とくっつけて参加者が集まるのならば収益も上がるし華やかになると色々なアイディアを考える。ま、どのイベントにも居るオンナみたいな婚活のプロも居たりして、ああ又お会いしましたねなんてのはちょっと格好悪いか。


実用車(12/27)
◆ ホンダのN-BOXを起点とするNシリーズが好調なようだ。経費の安さから軽自動車を求める層が増えているのに加え、軽自動車らしくない質感を実現した所が人気だという。安全面などでは依然不安があるのも事実だが、実用車として消費者のニーズをうまく理解した結果だと言える。
軽規格には入らないが廉価な小型車と言うことでVWのup!も話題になっている。輸入車というと割高感がつきまとったものだが、これは150万円前後からのプライスが付けられていてホンダのNシリーズとさえ競合する価格帯だ。

◆ 外観も内部も安っぽさはあるのだが、安っぽさと言うよりは割り切りのような潔さが見えてくる。BENZがコストダウンに熱心だった頃のモデルは、割り切り感ではなく安っぽさが前面に押し出されていた感じ。安いものを高く見せるトヨタ的技術を持ち合わせていないBENZは、安いものがそのまま安く露見してしまったのだ。
小型車や低燃費車は実用車と言える。貨物でもなく趣味でもなく、実用第一だ。燃費は良い方が良いに決まっているが車両コストや維持管理コストも含めて考えなければならない。

◆ up!はJC08燃費で23.1km/l、これが日本向けにチューニングされた結果でないとすれば普通の走行でこの燃費を達成することが出来るはずだ。エンジンは1リッターの3気筒で75馬力、車重が900kg程度なのでパワーウエイトレシオは12kg/馬力であり俊敏に動けるほどのものではない。ちなみにプリウスは14kg/馬力(エンジンのみ)だが、短時間であればモータが働くのでこの数字よりは馬力荷重が軽くなる。フィットは1.3リッター版で100馬力を出力するので9.9kg/馬力となり動力性能的にはそこそこと言えるだろう。ちなみにこのフィットのモード燃費は19km/lでup!より数字としては悪い。

◆ up!はシングルクラッチの自動変速トランスミッションを採用する。トルクコンバータ式の自動変速ATではないのでシフトショックその他では見劣りするかも知れない。通常のトルコン+ATやCVTを使わなかったのは動力伝達効率と制御ロスを最小に抑える為、さらにはコストダウンに寄与した可能性もある。このあたりを受け入れられるかどうかでup!の評価は変わってくる。
あくまでもスムーズに、そして高価格帯軽自動車並みの装備をとなるとup!は向かない。逆にダイレクトな動力伝達感や軽快さ、割り切った鉄板むき出しパネルを欧州的合理主義だと感じられるならばお気に入りの一台になる。

◆ up!は燃費特化モデルと言うことでもない(と、思う)。
もしも燃費を考えるならばアイドルストップなどを装備したり充電制御なども行って良い。欧州の横置きFF車は日本車よりも振動が多い。エンジンマウントやセッティング自体、ユーザの求める性能の基準が異なるとは思うがアイドルストップを装備したらアイドル振動はゼロに出来るのに。Aクラスなどは振動低減の意味からなのか停車中はニュートラルに自動シフトしたと思う。これでエンジン負荷が軽くなって少しだけ振動が減る。
up!がアイドリングストップに対応してJC08燃費チューンを行ったら27km/l程度の燃費が記録出来そうだ。

◆ 装備は質素でパワーウインドゥのオートモードもなければ電動格納式のミラーでもない。って、これは欧州の低価格車では無いのが普通なのだが日本では軽自動車にも装備されている。反対に日本では軽自動車に決して装備されることはないであろうレーダによる衝突回避装置などは装備出来る。何が重要で何が不要なのかは各国の利用者により様々だと言うことだ。
実用的な燃費は20km/lに届かない程度だとか。勿論渋滞路を走れば悪くなるし郊外を流せば良くなる。


アプリ(12/26)
◆ ドコモのアプリは酷いものが多い。最初に問題にしたのは電話帳だ。電話帳の機能としては普通というか、使えないようなひどさはない。しかしドコモの電話帳は電話の発着履歴からSMS、メールデータまで全て取り込むし、これを阻止することは出来ない。
注:一部冬モデルの04.0xxxバージョンでは設定が異なる。
何故電話帳にメールデータを取り込む必要があるのか。そしてそのデータはメール自体を削除しても、ゴミ箱を空にしても消えることはない。削除するには電話帳アプリのコミュニケーション画面から"削除の反映"を行う必要がある。削除しないと電話帳の中にどんどんメールが蓄積されて肥大化し鈍重になる。
何故こんな機能入れたがるのかは全く謎で、設計者の常識を疑う。もしも何かの連携をやりたいならば設定を設けるべきだろう。設定を設けないと言うことは、設計者がこの機能を極当然のものだと認識している事になる。なおサードパーティ電話帳を使っているとこの機能に気づかない場合が多いが、ドコモ電話帳は裏でせっせとメールを取り込んでいる。
現時点での対策はアップデートファイルを削除して電話帳サービスを停止させるか、こまめに削除を行うかだ。なおアップデートファイルを削除して使っていた方が電池消費量はかなり少なくなる。(アプリの稼働時間が減少する為)

◆ spモードメーラのひどさは周知の事実なのだが、私はこれを使っている。Communicaseではフォルダ分けなどが出来ないので不便だからだ。spモードメーラは11月19日のアップデートで余計な機能が付いた。サードパーティアプリとの連携みたいなものだ。ドコモ的にはこれで儲けが出せるのだろうと思うが、こんな事をするならば基本機能/動作の改善や要望の多い鳴り分け機能の追加、文字サイズの変更などが先だろう。
必要な部分に手を付けず、余計な所を拡張していくのがいかにもドコモだ。PLAYで見ても評価は厳しく、しかしドコモはそんな事は気にしない。ユーザの意見なんか気にしていられるか、我々は天下のドコモなんだぞとでも言いたげに見える。

◆ じゃあspモードメールを使わなければ良いではないかと言う方も居るだろう。docomoドメインが必須ではない登録ならばそれでも良い。spモードメールのような即時受信を行う為にGmailでIMAP IDLEを活かしておくとバッテリ消費が、特に接続不安定なXiエリアでは無視出来ないほどに激しい。システムとしてはSMS通知の方がずっとエレガントだ。このような動作をサードパーティアプリで実現可能な方法として、spモードメールの着信通知を見てGmailの受信をする仕組みが考えられる。Gmailから即時受信が必要なメール類のフィルタを作り、そのフィルタからキャリアメールに転送をかける。
その通知をトリガとしてGmailを受信するようにするわけだ。通知はTASKERでも検出出来るので、こんな機能を持ったメーラを作る事が理屈の上では可能だ。

◆ というか、そこまで考えなければならないようなメーラがそもそもダメなのだ。メーラだけではなくXiエリアも酷いものだが今はアプリの話なので改めて触れない。
ドコモはMNP転出過多をiPhoneのせいだと言っている。勿論それもあると思うのだが、何故人々がiPhoneを求めたがるかを考えていない。バッテリ消費の激しい、エリアのダメなドコモのスマートフォンはハッキリ言って使いにくいんだよ。
スマートフォン使いの中学生にでも企画をやらせた方がずっとマシなものになるに違いない。高学歴のオッサン連中が何を考えたって、官僚ドコモの中にいては頭の働きも官僚モードになっているのだ。


パーティ(12/25)
◆ 婚活に関しては何度か触れている。そんな婚活屋の主催するパーティの話を聞いたので紹介しよう。
彼(結婚経験のない40代後半)の話によれば本当に婚活したい女性がどの程度混じっているのか良く解らないそうだ。ようするにサクラなのではないかと言うこと。そのパーティは大手業者の主催したもので、何度か出席したそうだが女性は代わり映えがしないと言っていた。よほど熱心なのか、それともサクラなのか。

◆ パーティではカップルも成立するそうなのだが、これにしてもサクラ疑惑があるという。カップルが成立したはずの女性も、その後の婚活パーティに来ていたというのだ。もちろんカップルになったからと言ってそのままうまく行くとは限らない。しかし彼は大いに不信感を広げ、金を払ってパーティに行くことは無駄だと言い切る。
出会い系業者などロクなものではないし、婚活業者や婚活サイトだって同じようなものだ。幸せをつかむチャンスを売るフリをした集金事業だ。

◆ クリスマスや年末年始は寂しい独身者を狙うには絶好の時期だ。各社共にイベントなどを開くらしいが、クリスマス時期に集まるのは比較的若い独身者で、中高年は孫の世話?なのか家族と団らんなのか人が集まりにくくなる。
業者としてもサクラの割合を増やすと収益率に影響が出るので考えどころだろう。イタリア語で結婚式の意味の某社も評判はよろしくない。結構大手だと思うのだが最近ではネットでの出会い系ビジネスも行っている。ネット上となるとサクラも沢山居るだろうし、なので苦情が殺到だった時期があったそうだ。今はガンガン文句を言うと返金に応じるのだとか。2chにもスレが立っていたし質問サイトでも検索によく引っかかってくるので興味ある方は確認されたし。ちなみにアフィリエイトサイトや宣伝用ダミーサイトに良いことしか書かれていないのは、まさしく宣伝に過ぎないからである。

◆ インターネット上の情報が正しいか否かを判断するのは自分自身に他ならない。これらサイトなどの登録者を判断するのも自分自身なのだ。全ての登録がサクラでもないだろうし、中には真面目な活動をしている人も居るだろう。ただし気軽に試せない(有料)なのでカネを捨てるつもりで無いと悔しい思いをするかも。この手のサイトは女性が無料だったり、女性に無料ポイントが付いていたりする。女性名で登録すれば男性のプロフィールが見られるというか同性のプロフィールは閲覧出来ないシステムだそうなので、無料登録を利用して両性で(!)登録すると情報収集がし易いと、これは常識だそうだ。

◆ こうした婚活サイトでは自分のアピールも重要になる。
書き方一つで好かれもするし嫌われもする。私は以前知人のプロフィールと日記を代筆してあげたことがあったが、代筆したとたん何通かの申し込みが来た。ま、背中と文章くらいはいくらでもかけるので(笑)。
と言ったってそれだって本人のスタイルそのものではないのだから相手を騙していることになる。あ、騙すと言えば10年くらい前の写真を載せている女性とかの話もあって結構笑えた。実年齢より若く見えますとプロフィールにあったそうだが、若い頃の写真なので当たり前だ。後はまるきり他人の写真(疑惑)もあるようで、化粧や髪型を変えていただけと本人は言うが、どう見たって目元が違うじゃん、みたいな。いや、私は部外者だから笑い話だが、婚活者本人は至って真剣。
ま、これら話題は新情報を入手したら又ネタにしてみたい。


Xi(12/24)
◆ 都内で電車に乗っていてもLTEに安定して接続出来る場所は多くはない。先月の説明会でも首都圏468駅のホームでLTEにつながる率は81%で改札でつながる率は79%だとした。つまり10駅近くはホームはエリアだが改札周辺はエリアではないことになる。ホームと改札が数キロも離れている駅はかなり珍しいはずで、つまりその程度のエリアなのだ。
LTEから3Gへ、又その逆が起きると都度位置登録をし直す。なので端末は発熱してバッテリを食う。

◆ ホームや駅周辺のみがLTEエリアで、駅間が3Gだと駅を通過する度にこれが繰り返される。だったらLTE化しなくて良いよと言いたくなる。まばらなエリアはそれ自体が迷惑なのだ。なのでこのエリアは全て安定にLTE接続出来るとか、そういうやり方の方が使いやすい。都内などでも75Mbps化が始まるが、これは速度アップよりも混雑緩和が目的だそうだ。現状でもLTEの電界が弱くはないのに3Gに押し戻される場合が発生している。LTEバンドが混雑していて接続を受け入れられないのだろう。

◆ ドコモの言う接続率が何を示しているのか分からないのだが、山手線内のLTE接続率は96%だそうだ。エリアカバー率ではないのでLTE基地局が見えていながら接続出来ない率が4%もあるという事かも知れない。これは結構大きな数字でバリ3圏外ではないが、そういうことだ。このあたりの接続率改善は10月に行ったそうだが、その後に山手線に乗った感じでは"やっぱりダメだ"と思う部分が多々あった。

◆ FOMA用のマイクロセル局などはXi化出来ない。FOMAはかなりマイクロセル化が進んでいて、不感帯の減少や接続速度の向上に役立っている。Xiの場合はMIMOの都合もあるので、それ対応の局でないと移行が出来ない。
従ってマイクロセル局や一部光張り出し局は手間をかけなければXi化が出来ず、エリア構築にも限界がある。
というか、マイクロセル局もどんどんXi対応可能な設備に入れ替えればいい話だが、実作業を伴うので時間がかかる。

◆ 説明会ではVoLTE(ボルテと呼ばれている)に関しては語られなかったようだ。業界メーカ各社も、今のXiエリアの状況でVoLTEなどとんでもないことだと口を揃える。
LTEでの安定した通信が出来るのなら良いが、現状では3Gにも切り替わるし通信が途絶えることもある。データならば通信が途切れても我慢出来るが音声はそうは行かない。VoLTEは端末側として難しい対応が迫られるわけではないがエリアやシステム側の整備は要求される。
端末対応と言えば夏モデルの一部やこの冬モデルはLTEから3Gへの高速ハンドオーバが起きるそうだ。これにしてもソフトウエアアップデートで従来機種も対応させれば使いやすさは向上するが、ドコモは売ったものに対しての機能アップは行わない方針だ。

◆ ドコモやauは自社内でエリア設計が出来るがSBMは出来ない。Vodafoneのエンジニア達はすでに社を去ってしまい、基地局ベンダの言うとおりにしか動けなかった。最近では某社のエンジニアを使って3G/LTEのエリア設計までさせていると言っていた。ただしエンジニアの流出は止まらないようで、優秀な人材ほどさっさと社を去ってしまう。
その原因は、社内の一人一人が孫さんに気に入られる為だけに動いている事で、部署間の連携はおろか部署内でのコミュニケーションも希薄になっているからだ。チームで作業をしなければならない事も、そのチームがまとまらないのでやりにくい。営業は個々人の競争なのかも知れないが、同じシステムを技術者に持ってこられても困るとある方は言っていた。


断層(12/23)
◆ 活断層と原発の関係がごにょごにょ言われている。活断層があるかどうかではなく、それを認めたいのか認めたくないか論みたいになっている所がいかにもという感じがする。
通常であれば活断層の疑いがあるという時点でそこに原発をおくべきではないとなる。たとえ可能性が低くても危険性があるのだから、あえてそこで稼働させることはない。
有人ロケットを飛ばすとして、失敗確率が3割もあったらこれを行うだろうか?失敗確率が1割でも発射を躊躇うのではないだろうか。

◆ 大飯原発の件にしても、電力会社は活断層は見つからないと言い切る。しかし有識者の中には活断層以外は考えられないとの見解を示す人も居る。断層は地震で動くのではなく、カネの力で動いているのだよと言っている風に見える。
地質調査にしても宇宙開発にしても病気の治療にしても、技術の発達によって年を追うごとに正確な診断が出来るようになってくる。
なので原発建設時の調査で何も出なかったとして(本当か?)今はそれが分かると言うこともあろう。大地震の後にはその影響で状況が変わったり判断材料が出てきたりするかも知れず、定期的な調査の必要だと思う。

◆ 活断層にしても地滑り跡にしても、その部分が動いたことは事実だ。断層が動きやすく地滑りは起きにくいとも言えないだろうし、地盤がそうなっているのだから動く時には動くと思う。
そんな、自然の現象を予測することは難しい。
この山は絶対に崩れないと言ったって、山を崩すほどの地震や地殻変動が絶対に起きないなどとは言えない。
昭和新山だって、あそこが隆起して村が消滅した。有珠山の近くに位置するから予想は出来たのではないかと今は言えるのかも知れないが、集落が出来た当時は危険な場所ではないと判断されたのだろう。
ちなみに原子力規制委員会は活断層も地滑り跡も原発立地に不適切だと言っている。

◆ 地震国である以上揺れない場所を本土に求めるのは不可能だ。しかし災害を想定することは出来る。ここの地盤はこうだから、こうした地盤改良や基礎工事が必要だと。所がそういった工事を行えば危険性を認識しながら原発を建てたのではないかと言われるので隠す。チェルノブイリと同じく日本の原発は事故を起こさない事になっているからだ。福島の事故がなければ未だにその神話は信憑性を保っていたかも知れない。だが今はそうではない。

◆ 東通活断層にしたって有識者は活断層であるとするのだが電力会社は違うと言い切る。というか経産省の指示に従ってそう言い通さなければならないみたいな所か。規制委員会と電力会社のどちらが強いのかみたいな、もしかして規制委員会など簡単に踏みつぶされたりして。そのうち活断層裁判なんて話になって、結論が出るまでとりあえず運転しちゃいましょうみたいな話で、裁判を引き延ばしたら40年間運転出来ちゃいましたなんて話も笑い話ではない。電力会社は規制委員会自体にケチを付け、委員の選出方法に問題があった、つまり電力会社の息のかかった人間をもっと入れなければダメじゃないかという事までにおわせはじめている。これは原発を止める為の策略だとも言っているが、自分たちはその全く逆のことをやっているだけではないのか。


親のココロ(12/22)
◆ ウチは女の子2人なので男の子の親の気持ちの実感はない。一般的に男の子のママはサッパリした性格になっていくとも言われる。男の子を育てる上でその男の子と同化するような感じになるのかも知れない。男の子はよく甘えるので母親としては可愛いと感じる。いつまでも可愛い子供のままでいて欲しい、いつまでも自分に甘えて欲しいという母性本能みたいな部分を刺激され続けたいみたいな感情がある。
子供が親離れしようとしても、それが起きないように阻止するとマザコン風な男が出来上がる。

◆ 何をするにもママが面倒見てくれるとすると、自分で判断することを憶えない。それこそ「どのケータイを買ったら良いですか」「何色を買った方が良いですか」なんて他人に質問する。そんなものは好きなのを買えばいいし、これとこれのどちらがどの機能が良いかと聞かれれば答えられもするが他人の好みを聞かれたって答えようがない。

◆ 40代くらいのパートのオバサン、一人息子さんは中学生で思春期を迎えている。このオバサンの悩みは性教育だった。キスの仕方やオナニーの仕方をどう教えればいいのかと真剣に悩んでいた。そんなものは自分で憶えるから教える必要はないですよと言っても、オバサン自身はウチの子はそんな事を外で憶えてきたりしないだろうから自分が教えなければならないと言う。私から見れば過保護を通り越して大丈夫かな?と思うような事なのだが、オバサン自身は真剣に悩んでいた。

◆ 50代半ばの女性、彼女の自慢はモデル活動もしているという息子さんだ。モデルと言ってもどこかの事務所に登録してあるレベルらしい。反抗期には相当なワルだったようだが、その息子さんの言うことを彼女は何でも聞いてあげる風だ。そんな事は自分でやらせればいいじゃないかと思うような事も、全て聞く。欲しいと言われれば買って与える。女性もご主人も仕事をしているのでそこそこ裕福なのだと思う。子供は家の中で王様になる。深夜に友達を呼んで騒ぐ時には、両親には邪魔だからどこかに出かけてくれと言うそうで、両親もそれを聞くのだとか。

◆ 50代前半の女性は母子家庭だ。お子様は成人して仕事に就いている。仕事はかなりきついようで、朝早くから夜遅くまでの肉体労働だ。彼はマジメというか仕事を頑張る方なのでどんどん仕事を押しつけられる。しかし人間には限界もあるわけで、ついに体をこわす事態になってしまった。息子さんの言う愚痴というか現状を母親は聞く。普通ならばうちの子は悪くない、職場が悪いのだとなるだろう。しかし彼女は息子の意見だけではどちらが悪いのか分からないし、仕事が忙しい事はいくらでもあるからそれに耐えられなかった息子さんにも悪い点があるのだと語った。

◆ そんなに冷静に自分の子供を見つめられる人が居るのか、そんな母親も居るのかと私は思った。息子さんは仕事から逃げ出す事はしたくないと言ってみたものの、体調不良では仕事が遅くなり余計に残業が増えてしまう。彼女は息子さんに、自分にあった仕事を見つける事も、仕事を辞める勇気もある時には必要なのだと諭したという。
可愛がる事は楽だし楽しいが、判断させることや見守り続けることは時に耐力を必要とする。だがそれをしなければ子供の自立は遅くなる。彼女の話を聞いて立派な母親だなと思ったが、実は立派ではなく普通のことなのではないだろうか。ただしその普通が出来ない親が沢山居ると言うだけで。


サイズ感(12/21)
◆ 原付二種は良いですか?と聞かれることがある。漠然とした問いなので即座に答えられないが、扱いやすいサイズは確かにある。知人で大型バイクを所有している人が居るのだが、大型バイクに乗るときにはフェラーリを引っ張り出すときと同じ位の気合いが要ると言っていた。なので彼は、普段は古い250ccの2ストバイクに乗り、雨が降ればこれもボロボロのカリーナ?か何かに乗っている。
ハイパワーな乗りものは、少なくとも個人的には楽しい乗り物だ。メカに対して乗る前の儀式は必要はないが、乗る側には意識が必要になる。

◆ 50ccにしても125ccにしても、そんな気合いが必要なくどこにでも出かけられるのが良い所だ。距離を乗るとスカイウエイブの方が楽なのだが、扱いやすさという点ではシグナスだ。なので近所に出かける、横浜に出る時はシグナスを使う。パワーがないと言えばそうだし自動車専用道路は走れないが、それよりも気軽に手軽にと言う点が勝っている。
もちろん、だったら50ccの方が気軽ではないかと言われると確かにそうなる。というか、50ccも125ccもたいして変わらないかな。
しかしスカイウエイブは変わる。デカいし重いから。

◆ スカイウエイブクラスを買うならエンジンはデカい方が良い。何しろ重いので250ccではトルクが不足する。もっとも400ccやそれ以上のクラスになると何もスクータを買わなくてもとなり、普通のバイクを求める人の方が多くなる。50ccにしても125ccにしてもスクータ以外を求める人も少なくはないが、パフォーマンスより手軽さとあきらめが付くのもこのクラスではないだろうか。様々な経費面も含めて維持しやすいしさほど大きくはないので置き場所にも困らない。出先でも原付は駐輪場に止められるがそれ以上は駄目という所もある。
車でも同じだと思う。軽自動車は狭いし遅いしと思うが維持費は安いし取り回しも悪くない。実用車としては悪くないのだ。しかし2000ccクラスだとか300万円級の車を選ぼうとすると迷いも出てくる。実用車にするか遊べる車にするか。今ならば低燃費車も選べる。

◆ 先日久しぶりにCLSに乗った。一般道を通って首都高速に乗った。燃費はだいたい10km/l程度で、最近の低燃費車に比較すれば2倍位燃料を食っている。シグナスやスカイウエイブだと30km/l〜40km/lは走るので大違いではあるが、単純な快適性ではCLSがずっと上だ。
ハイブリッド車などでは暖房が効きにくいなどもあるが、非エコカーであるCLSならばシートヒータもあるし冷却水温だってすぐに上がってくるので暖房も効く。
もっとも、だからといってその快適性のために余計に燃料を使っているなんて事が許されないのが現代だろう。
スクータは単純快適性では車に及ばないが、これは車とは別の乗り物なのだ。地上を走る乗り物という点では同じだが、快適性の代わりに爽快感ポイントが高い。

◆ 個人的にはCLSはちょっと大きいというか長い。もう少し全長が短い方が良い。4ドアセダンなのでこれ以下のサイズにすると窮屈感は増してしまうのだろうが仕方がない。今はコンパクトカーの時代なのだ。デカい車など邪魔者でしかない。都内などでも大きな車はめっきり減って、それこそ一時期は大型ワンボックスが巨体を揺らしながら走っていたあの車は一体どこに行ってしまったんだという感じ。もう一つ目立つようになったのは信号が青に変わった後に付近に響くセルの音だ。
アイドリングストップ装置着き車両が増え、それらの車両の発するセルの音が響き渡る。


十の位(12/20)
◆ 17歳は聞こえが良いけれど、18歳ってなんか若さから卒業するような気がするなと思ったのは高校生の頃だ。18歳未満云々という表示がそれを感じさせたのかも知れないし、単に私がそう思っただけだとも言える。
年齢が上がってくると1歳の違いなどどうでも良くなるが、しかし実際に人々が感じる数字年齢には相変わらず差があるという。

◆ 39歳と41歳、当然ながら30代から40代になるので違いは当然だが聞こえが違うというのだ。40代はオッサンと呼ばれはじめた程度だが50代となるとオッサン度100%みたいな。こうしたイメージが中年以降だとより顕著に感じられるというのは、加齢に対する絶望感(!)みたいなものがあるだろう。
実年齢とその人の姿形や体力などが必ずしも比例するものではない。いわゆる老けた人も居ればそうでない人も居る。
考え方一つにしても、柔軟な思考や知識欲的なものは衰えを防ぐが、定年退職してやることの無くなったオトーさんは急激に老化が進む。

◆ 以前に自分が思っている年齢が実年齢より若い話を書いたのだが、中年以降では実年齢に精神年齢がついて行けないというか付いていきたくないみたいな意識も働くはずだ。オレはいつまでも若いんだぞ、みたいな。所が実際他人から見るとそうでもなかったりする訳で、考えは凝り固まり、無用な頑固さに支配される。しかし本人はそれに気づかない。気づかないから頑固じじいと呼ばれてしまう。

◆ 年齢が上昇すると社会生活においても年下と接する機会が増える、会社内などでもある程度のポジションに居るとなると余計にその傾向は強くなる。
教員が問題を起こすのは先生が王様だからだと書いたことがあるが、状況は違えどその人間の頭の中的には同じようなことが起こっているのではないだろうか。
女性が母になりそしてオバサン化するように、自ら精神の老化に注意していないと面倒なオッサンやオバサンが出来上がる。

◆ 実はそうした自分の変化に気づいている人だって少なくないのだろうが、無用な頑固さはそれを否定にかかる。広い世界に目を向けるより、頑固な自分を尊重した方が楽に生きられるからだ。しかし年齢は数字そのものであるので、そんな精神老化を認めたくない人にも平等に襲いかかる。40代から50代に、そして60代になる現実を認めざるを得ないわけだ。
しかしオッサンは言う、オレは60代だが20代の若い連中と同じように考えられるゾと。ま、実はその考え方自体が既にオッサンで、アイディアにしても作業の速さにしても若い人間にはかなわない。
唯一経験値だけは年齢と共に上昇しているので、亀の甲より年の功だけは成立しそうだけど。

◆ 女性の場合は見た目年齢を気にする。これは男性でも同じなのかも知れないが美意識の強い女性ではより多くそれを感じるはずだ。ただこれも持って生まれた部分があって、誰もが美魔女と呼ばれるわけではない。
私はみんなに若いわねって言われるのよと聞いて、確かにお若いですねと感じられる人も居れば、みんなって誰だよと突っ込みを入れたくなる人も。
見た目や肉体年齢の若さを保つことは勿論必要だが、思考の柔軟性も維持していかなければいけない。
と、私自身も日々思っているが、10年前より、いや5年前よりパワーが落ちているのは、まさに事実なのである。


検閲(12/19)
◆ mixiをはじめとするSNSではメールがどの程度検閲されているのか。モバゲーやGREEなどでもメールのチェックは行われるが、多くはメールアドレスやURLが書き込まれていないかどうかの機械的チェックだ。
なので、それを回避する為にいわゆる業者と呼ばれる人々はメールアドレスをひらがなやカタカナで書いてくる。逆に言えば、こうした抜け道をSNS各社は許容しているわけだ。

◆ 婚活に関しては何度か書いているが、大手?婚活業者もメールその他のチェックに余念がない。つまり業者を通さずに会ってしまうなどは極力避けなければ商売にならないからで、システム経由のメールは検閲後に相手に配送される事になる。メールのみではなくblog風のサービスがあればその内容やコメントも全てチェックされる。まさに北朝鮮か中国かというチェック体制がノッツェの自慢なのだとか。

◆ 自慢されてもねぇという感じで、しかしメールやメッセージが全てチェックされているのだから会員は気分が良くないだろう。というか、チェックされている事は告知されないのかも。社内では耳年増な従業員が会員同士の愛のささやきを全てチェックしているなんて、どう考えても気持ち悪い。
mixiでも同じように、メールの内容を見られるのは気持ちが悪いとクレームが寄せられた。mixiは異性へのコンタクトなどを検出してチェックしているとするが、具体的なアルゴリズムは不明だ。

◆ 個人情報の記述もチェックされる。住所や電話番号などを書いてはいけないという訳なのだが、たとえばシステム内のメールシステムでのみしか連絡の取れないもの同士がどこかに集まろうみたいな事になるとどうしょうもない。まあ頭を使ってシステムを騙せばメールアドレス程度の通知は行えるが、それが発覚すると強制退会にもなる。強制退会はまあ良いとして、強制退会の場合は日記や写真が消せなくなる。
日記や写真をアップした時点でその権利の全てはサービス事業者に移るわけで、アップした本人の権利は失われる。

◆ SNSで危険な事、会員規約に抵触しそうな事を行う時には日記や写真は全て消して準備の上で行った方が安全だ。mixiの関してはユーザ無視の仕様変更みたいな感じで荒れていた時期もあった。私はIDは持っているが殆どアクセスしていない。私は初期の頃のユーザなのでまだ良いが、今だとケータイのメールアドレスがないと(誤魔化しは効くはず)登録出来なかったりする。事業者は何だかんだと理由を付けるが、結局の所は個人情報集めみたいなものだろう。

◆ SNSは退会すればそれまでだと思うが、ノッツエなどは退会後もDMが来るなんて言っている人が居た。まあ大手だろうが何だろうが出会い系には違いないのでモラルもそのレベルと言う事だ。
出会い系は知らないが、SNSなどは退会が結構面倒で出来るだけ退会させないような仕組みになっている。
Yahooのあるサービスは退会という概念そのものがなかった。会員数を競うならば退会させないに限ると言う事だ。

◆ Yahooはモバゲーと組んでいたわけだが、最近はGREEとも中よくしている。もちろんGREEからYahooにカネが流れるから中よくしているに過ぎない。以前に書いたようにFlashゲームなどは儲かる仕組みであり、Yahoo的にはライバル2者の両方から吸い上げようみたいな所か。


ドコモ(12/18)
◆ ドコモは駄目だ。MNPで大負けするのも仕方がない。たびたび書いているようにXiエリアが狭いし、ならばXiを使わせなければいいのに強制的にLTEを探しに行く。スマートフォンの設定でLTEはOFF出来るはずなのだが効かなくされている。
まさしくFOMA開始時の、FOMAはつながらないと言われた頃と同じだ。都内などでは比較的マトモにXiが使えるのだが、屋内などだと3Gと行ったり来たりをはじめる。こうなれば端末は発熱しバッテリはどんどん減っていく。

◆ プリインストールアプリの使用状況を集計するプロセスを裏で動かすなら、Xiエリアの不具合報告アプリでも入れた方がマシだ。端末の発熱やバッテリの消耗具合と、それが電波状態に大きく影響されている事を報告するプロセスを動かした方がマシだ。
我々が作ったネットワークが嫌なら他にいけ、ドコモはきっとそう言う。だからユーザが出て行った。それだけだ。

◆ Androidは不良OSだと思っている。決してiOSが優等生だと言うつもりはないが、優等生より不良の方が面白い事にはなっている。Androidは自由度が高くて面白味もあるが、普通の人にいきなりアウトローと付き合えと言っても無理がある。そこ部分の橋渡しをするとか、あるいはアウトローを教育するのが事業者の役目ではないのか。しかしドコモは正反対の事をやっている。消せないプリインストールアプリを入れ、宣伝まがいのウイジェットを貼り付け、独自アプリは使いにくい。不具合を報告した所で"我々は正しい、あんたの使い方が間違っている"と決めつける。
もちろん他社よりマシだと言えばそうなのかも知れないが、そもそもiOSはAndroidより洗練されているのだ。

◆ パケット代を下げた事は評価しよう。これだってろくに使えないXiエリアなのだから当然と言えばそうだし、代わりに通話料の大幅値上げになっているのだ。オマケに機種変更手数料を取り始めるわけで、機種変更しないで他社に行ってくださいと自らアピールしているようなもの。この手の細かな手数料商売はSBMが先駆けだが、その上を行くためにはそれなりの考えが必要だ。どこで手数料を稼ぎ、どこでキャッシュバックを働かせるのかは孫さんに頭でも下げて聞いてくればいい。

◆ 不良OSを乗せた不良端末が多いのも、これはドコモの責任だとは言い切れないのだが、販売者であるドコモの責任は重い。実用に耐えないようなスマートフォンでも売っていかなければならない苦しさは分かるが、ならば手厚いサポートや代替手段を提供してこそユーザ満足度が上がる。売りっぱなしで障害ですら仕様と言い切るような商売が長続きするわけはない。

◆ iPhone販売開始時にSBMは同じような事を経験している。iPhoneに対する知識をソフトバンクショップのスタッフが持っておらずサポートできなかったのだ。今のドコモもそれと同じでドコモショップのスタッフも151も、専門部署があるがそこですら知識がなさ過ぎる。プリインストールアプリやドコモの独自プロセスに関しては情報非公開、だからみんな自分で調べて解析する。そこまで出来ない、やっていられない人はiPhoneを買った方がずっと楽で快適だ。ドコモはiPhoneに負けたのではなくAndroidで勝とうとしていない、勝てるような施策を採っていないだけだ。


年末景気(12/17)
◆ 街中でほくほくしているのはボーナスを貰った公務員連中だろうか。民間企業の方は製造業を中心にリストラだ何だと景気のいい話は余り聞かれない。パナソニックもシャープも、一体日本の産業はどうなってしまうのだろうか。
10月度の街角景気では1年5ヶ月ぶりに現状判断指数が40を下回って景気悪化が鮮明化してきた。中国や韓国問題にも影響されての旅行者減少、対中国輸出の減少、製造業は相変わらずの不況で先行きが見えず、自動車も補助金終了で客足が減ったそうだ。

◆ そもそもエコカー補助金って一般財源から出ているんじゃなかったっけ。特定財源から出すならともかく、何で一般財源なのかと普通の人は言うに違いない。受益者負担だ何だと言っている割にはばらまきは止まらない。こんな事をしていて景気が良くなると思っているのか!って、思ってないよね、誰も。
と言っても景気が悪いと消費税増税が出来ないので財務省はインチキ数字作りに苦労する事になる。インチキ数字の作り方は国交省に効くのが手っ取り早いだろう。プロなのだから。

◆ 年末商戦で売れるものがあれば良いが、TVもダメだしゲーム機の時代でも無し、ケータイの新機種を行列で待つ時代も終わり、何が売れるのかな。
景気の悪い時に増税を繰り返し、電気代も上がりだから消費意欲が削がれるのは無理もない。今年からだったかな、住民税が上がって支払えない人が続出したのは。自治体は救済措置を執った所もあるが、単に分割に応じただけ。こうした復興財源の多くも無駄に消えていくし、それを阻止出来ないのだから先行きは暗い。

◆ たぶん未来が明るければ今がビンボーでも人々は活気に満ちるに違いなくて、そうして日本を作ってきた人々が居たわけだ。デフレというのは全てがネガティブ方向にループするから、早い所これを何とかしなければいけないのだが政府にその気はない。
というか日銀も悪いよなぁ、デフレ歓迎、円高歓迎のスタンスなんだから。
それで公務員は困らないし、民間失業率が10%になろうが2割になろうが関係ない事なのだ。政治家はもしかすると献金が減って困るかも知れないが、銀行などは利益の代償にかかわらず献金、政府にカネを突っ込ませて献金だから。

◆ いい気になってローンを組みまくっていたら給料が下がってしまって苦しくなったという人が居た。ボーナスはカットされても給料が下がるなんて事はないだろうと思っていたらしいのだが、そうではなかったと言う事だ。景気悪化で失業率増加は当然の話だが、それを生活保護で支えなければならないので福祉予算が膨らむ。自民党は国土強靱化計画には惜しみない支出をしたがるが福祉予算は削りたい。福祉予算は削りたいが公務員給与はいじりたくない。

◆ と言う事で、この冬には高額商品をどんどん買って景気を回復させましょう。銀行からいくら金を借りて返さなくても銀行はつぶれないのだから、国民みんなで借りまくって消費したら、もしかして返済期限の頃には景気が良くなるなんて事はないだろうか。
返済猶予期間が1年くらいあったらそれも不可能ではないと思うのだがどうだろうか。と言ってもそれが永久に成立したら永久機関と同じになってしまうからダメなんだけど。
あ、でも税収が増えたとたんに無駄遣いしまくりで消費税の値上げが起きて、又景気が失速するかな。


売れ筋(12/16)
◆ 10月度だったか、アクアがプリウスの販売台数を抜いたと報じられたのは。小型軽量コンパクトで安価なアクアは、絶対的出力はともかく比較的軽快に走るなんて言われる。そしてもう一つ、プリウスを抜いたのがNboxだ。この手の1BOXや2BOXのハッチバック車などをプチバンとかチビバンとか言うのだそうで、コンパクトカーの中でも小さめの車種が売れているようだ。軽自動車は従来から余り変わらぬ売れ行きで、燃費だ何だと言ったって税金が安い方がよほどお得と言う事になる。
アクアが売れてプリウスが引っ込むとトヨタとしては売り上げが低下するので好ましくないだろう。
出来るだけ高額な車を売りたいからなのだが、そうは言っても買う側の都合もあるしねぇ。

◆ 年間走行距離が多ければ燃費も効くが、普通の都会のドライバのように年間走行距離が1万キロにも満たないのでは燃費よりも税金の方が気になるだろう。地方部で一家に一台ではなく一人一台の車が必要な所では軽自動車の利用が多く、購入手続きの手軽さや諸経費の少なさが重視される。一方で金持ち老人?はやっぱりクラウンなのかな。いや最近ではプリウス乗りの老人もよく見かける。
カネのある人はどんどん高い車を買って頂きたいものだ。

◆ ドイツではVWゴルフが好調だ。新型は発表から約1ヶ月で4万台を受注したという。軽量化と効率化で23%の燃費改善をしたというのが売りだ。現地での価格は180万円以下でお得感もある。
欧州複合モード燃費は31.25km/lで、これはプリウスPHVの27km/lを凌いでいるし、もちろん普通のプリウスの燃費25.6km/lよりも良い。と言ってもコンパクトターボディーゼルの筈なので燃料物性が違うから単純比較は出来ないし、燃費の割に炭酸ガス排出量は多くなるはずだ。
もう一つは、プリウスは日本の燃費計測法に対しては対策が練られているとは思うのだが、EU燃費はターゲットとしていないだろう事。これは日本の燃費計測法に合わせたチューニングのされていない輸入車の数字が悪いようなものだ。

◆ なので実走行に於ける燃費がプリウスを超えるのかどうかは分からない。
欧州のハイブリッド車はベース車両より2割くらい燃費が良い程度と言われているので、ハイブリッド効果の出にくい燃費計測法であるとも考えられるからだ。と、この位擁護しておけばいいかな。
新型ゴルフはちょっとホンダ車っぽいスタイルをしている。やがて追加されるであろうスポーティバージョンのGTIは16.6km/lの燃費だ。105馬力の31.25km/l燃費のバージョンでも最高速度は190km/hを超えると言うから、220馬力のGTIは結構速いのではないだろうか。なおガソリン車の方は1.4リッターエンジンで140馬力を発揮し、燃費は20.4km/lとなる。

◆ 最近のドイツ車はエレクトリカル装備も満載で、衝撃によってブレーキを作動させる装置(ブレーキとアクセルの踏み間違い事故などで有効)、アダプティブ・クルーズコントロール、フロント・アシスト(前方危険感知)、レーン・アシスト、パーキング・システム、交通標識認識システムなどが標準化或いはおオプション設定される。標識認識なんて爺さんドライバーにピッタリではないか。
トヨタにはたぶん作れないだろうからスバルに作って貰えばいいのに。


事実婚(12/15)
◆ フランスは事実婚が多いそうだ。ある人と話していて結婚年齢の上昇や少子化は仕方がないですかねと言う所から事実婚の話になった。結婚というと、特にこの少子化の時代にあっては親だ親戚だ何だと面倒な事も多々起きる。若いウチならば暴走も出来ようが、ある程度の年齢になると色々と面倒になる。一人っ子同士だとどこに住むのか親はどうするのか名字が云々と、もはや二人だけの話ではなくなる。
だから事実婚が良いのではないかというのが彼の理屈だ。

◆ 事実婚だと特典がある。母子手当や父子手当の対象になるから子供が作りやすいというのだ。
ま、今のこの景気の中ではそれも大切だ。もっとも本人はそれで良いと思っても親が許さないみたいな部分はあるかも知れない。日本では家がどうのとか跡継ぎが云々という風習がある。子供が女性ばかりなら養子を迎えてと、歴史ある家では今もそうしているはずだ。
まあ、そうした風習に縛られている世界では仕方がないかも知れないが、それも徐々に変わっていくのだろう。

◆ 夫婦別姓論もあるが社会の変化に法整備が追いついていないというか、確かに法によって守られるべき事もあるのだが、社会や環境に合わせた法整備も又必要になる。だから憲法改正なんだよと、まあそれも同じような事かも知れないがそこまでは言わない。あくまでも少子化対策や人口減少を食い止める策としての、或いはせい同一障害者の為の救済措置としての整備が必要だと思うのだ。

◆ 夫婦別姓論で子供がどちらの名字を名乗るのかみたいな話もあった。子供に選ばせる説などもあったが、これで喧嘩になるケースもあるんだろうなぁ。本人達は良いとしても親や親戚などが。くじ引きとかの方が諦めが付きそうだ。出生届を出す時にボタンを押すとそれが決まる、みたいな。或いは全く新しい姓を作ってしまったって問題はないだろう。自由に名前が付けられるように、自由な姓を考える。豊臣秀吉だろうが聖徳太子だろうが付け放題だ。

◆ 事実婚だと母親の戸籍に入るから母方姓を名乗る事になる。これが嫌なら婚姻届を出せばいい。あくまでも自由な生き方の一つとしての提案だ。
早く結婚させない事には子供が生まれないし、出産リスクが上がってしまう。政府のにわか少子化対策やインチキ子ども手当よりも、それ以前の結婚させる部分に対処が必要なのではないか。
昨年の婚姻件数は約67万だ。結婚したら政府から祝い金100万円が出ますとやったって6700億円の出費でしか無くて、たとえば今年度の子育て施策関係予算は約3.9兆円もある。もちろん復興予算の中からもかっぱらって来ている。子ども手当だって1.3兆円あるのだからこれを廃止すれば婚姻者に200万円の祝い金が出せる。そのその子ども手当と引き替えに扶養控除をカットした増税なのだから。

◆ 結婚祝い金が50万円、第一子出産祝い金が50万円、第二子出産祝い金が100万円でも良いではないか。
ばらまきというのは、みんなが飛びついてくるようにまかなければいけない。このあたりは孫さんを顧問にでもすればアイディアを沢山くれるはずだ。そして、国民から如何に税金を吸い上げるかも伝授してくれると思う。税金は安いですよ安いですよ安いですよと言い含めながら、がっぽり取って行くみたいな。


エリア化(12/14)
◆ 地下鉄のトンネル内の携帯電話エリア化が進んでいる。FDD方式の携帯電話事業者はLCX方式でのエリア化を行うがUQは一部の駅で駅側からトンネルに向けてビームアンテナを設置する党を行っている。
LCXの中に電波を通すと空気中より伝搬が遅れる。
この遅れがTDD方式では問題になり、タイムアライメントなどを取るにしても難しくなる。極端な例で考えてみると分かるが1秒ごとに送信と受信を繰り返すTDD方式で、信号伝達に1秒かかったら通信が成立しなくなる。これがマイクロ秒の世界で起きるわけだ。

◆ FDDの世界でも通信そのものではなく処理系で遅延が関係する場合がある。衛星利用国際通話の場合と同じように通話自体に問題はないが遅延がある為に話が通じにくくなるという感じで。ただこれは普通の利用では問題はなく、よって地下鉄トンネル内のエリア化も大丈夫だ。地下鉄のトンネル内に何両の車両があって何人がそれを利用するのかは想定されていると思うが、相当高密度であるに違いない。
CDMA方式の場合は物理チャネルあたりの収容数が増えてくるとRSCPが下がるので好ましくはない。

◆ トンネル内のエリア化で事業者にとって好ましい部分は、電車が駅に到着したとたんに増えるトラフィックを分散できることだ。呼の集中は結構厄介な事なので、これが減少するだけでも嬉しいはずだ。利用者にしても駅に停車中に慌てて使うと言う事もなくなる。ちなみにLCXは単なるケーブルなのでLTEだろうが何だろうが関係なく通せる。

◆ おそらく一部地下鉄ではまだ使われているのではないかと思うが、長波帯を使ったシステムもある。トンネル内には平行2線式のワイヤがあり、それがアンテナとして作用している。送信出力は数ワットと意外に強力なのだ。搬送波周波数が低いので広帯域のデータを乗せる事は出来ず、音響帯域を使った制御などが使われていた。古くない地下鉄はVHF帯の無線が使われており、通常の列車無線と同様な性能を有している。

◆ 移動体通信事業者のトンネル内エリア化に際しては、おそらく列車無線や各制御機器に与える影響などが厳密に調査されたはずだ。電車は電線でつながっているとは言え、通常/非常共に無線接続であり影響があってはならないからだ。連続送信方式のCDMAやLTEはまだ良いのだが、TDDのPDCなどではTDDノイズの混入が問題視された。高周波信号自体は周波数が高い事もあり、単なる電界でしかない。しかしTDMA/TDDとなるとバースト周波数が低いので、そのノイズが混入する。

◆ 地下鉄エリア化は都内のみではなく今後増えていくだろう。SBMは駅構内にWiFiのAPを設置しているらしいが、慌ただしい乗り換えなどの間にいちいちWiFiを設定して、挙げ句の果てにうまくつながらないみたいな感じだとか。そもそも移動対応通信規格ではないのだから落ち着ける場所に設置すればいいと思うのだが、これも数の為なのかな。WiFiを使えるようにするなら3Gの容量を拡大した方がユーザの為だと思うのだがお金がかかるから嫌なのかな。

◆ 地下鉄のみではなく地下街でも多くの携帯電話は使える。大型施設内だってフェムトが設置されているのでつながる。もはやどこでも使えるのが当たり前の携帯電話であり、その為のインフラ整備は大変なのだ。学生などが集まる店では特に、携帯電話が使えるかどうかで集客数が変わると言われるくらい、最近では個室などでスマートフォンなどの充電が出来るかどうか(利用可能なコンセントがあるかどうか)も重視される。


GPU(12/13)
◆ PCでも同様な傾向はあったが、GUIをスムーズに動かす為にはグラフィック周りの処理速度が必要になる。負荷のかかるソフトウエアは専門的な分野を除いてはゲームだろう。今はPC用のハイパフォーマンスグラフィックカードは大電力を食わせながら高速のクロックで動作し、そして発熱する。
しかしその結果として高精細な画面を高速で書き換え、演算する事が出来るようになった。
古いPC、Windows95時代でもグラフィックカードの差はスクロール速度の差みたいに言われていて、今でこそスクロールだろうが何だろうが高速に行われるが当時はそんな所も見えていたのだ。

◆ iPhone5はグラフィックパフォーマンスが良好なようだ。CPUの処理性能はベンチマークプログラムによって4コア機に負けたり勝ったり様々なのだが、描画性能に関してはそこそこ良い線行っている。
スムーズな動き、スムーズな操作、このあたりを重視するAppleらしいパワー配分だと言える。
Androidは4コアになっていくのかも知れない。LGのモデルは各ベンチマークテストでも良好な成績となっている。これは販売店で触ってみた事があったのだが、操作感として特別優れている風ではなかった。つまり、普通に動くのだ。

◆ おそらく通常操作時に於ける必要な処理能力は現状の構成で満足出来ているのだろう。そこから先の、グラフィックをビュンビュン動かすゲームなどは別の世界があるとは思うが、電力消費量の問題もあるのでむやみに処理を速くするわけにも行かない。
LGのモデルは省電力設定を行うと1コア動作になる。
勿論ユーザ設定次第なので選択肢が増えるのは評価されるのだが、つまりは4コアフルに使うと電池が保たないよと説明員に言わせてしまう。電力消費に関してはCPUメーカも頭を悩ます所で、デバイス技術による省電力化と不空による省電力化を組み合わせながら模索するみたいな感じだ。

◆ 私はN-07Dの動作速度にさほど不満はないが、可能であるならば文字入力や変換や確定がもう少し速ければと思う。これはプリインストール品ではない、製品版ATOKを買うと良くなるとも言われる。ただし製品版ではT9が使えないので、私が使うと文字入力速度がT9使用時の1/4くらいに落ちてしまう。
CPUパワーがあれば多少重いアプリでも快適に動作するとは思うのだが、出来ればアプリの方を軽くしたい。

◆ バッテリが持たないから大容量にする。確かに充電用のバッテリを持ち歩く事を考えれば本体内蔵電池が大きい方が良いのだが、それよりも省電力設計の方が美しい。GPUにしても同じで、必要以上のパワーがあっても電池を食うだけだ。必要に応じたパワーが発揮されるように設計されている必要がある。どうしても数字競争、仕様競争になりがちなのだが、ウルトラハイエンドを求める層以外は余り気にしないかも知れないではないか。

◆ ロジックデバイスに関しては微細化などによってチップサイズと消費電力を低減出来る。ただ今の段階で30nm以下の配線ルールになっており、この先の進化は鈍化するとも言われる。画面は高精細化され、より複雑な処理を求められるとすればモバイルデバイス用のGPUも進化を止めるわけには行かない。今はCPUのコア数やクロック数が語られているが、やがてGPUが何だとか、クロックがどうだとか言われる日が来るのだろう。


スマートフォン(12/12)
◆ iPhone所有者がAndroidに買い換える例はいくつも見ている。ある程度分かってくると設定自由度の少なさに物足りなさを感じるからだ。そんな人はもうiPhoneには戻れないという。ではiPhoneのシェアが急激に下がっているかと言えばそうでもなくて、新規需要がそれを支える。もっとも全体シェアではAndroidが圧倒的ではあるし、iPhone利用者を電車などで見かける率も減ってきた。

◆ 以前から書いているようにiPhoneは初心者に優しい。トラブルその他がないとは言わなくて、メールを書いていたら全部消えてしまったとか、細かい事は色々ある。しかしUIはちゃんとしているし動きもスムーズだし、出来ない事は出来ないので出来る部分だけを使って使う分には簡単だ。
Apple好きでiPhoneを使っている人も勿論居るだろう。特定のアプリがiPhone版しかないからという理由だってあると思う。ただ熱狂的崇拝者の話を聞くと、それらの人はiPhoneを褒めると言うよりAndroidを否定する所から始まるのだが、結局のところ"私にはiPhoneしか使いこなせません"と言っている風にしか聞こえない。

◆ iPhoneとAndroidは、そのどちらが良いのかではなく共存しうるものではないだろうか。私は以前iPhoneを使って、相当使いにくいなと思った。しかし今Androidを手にしていると、それより更に酷いと思う事がいくらでもある。確かに細かな部分、設定の自由度だとか大画面故の文字入力だとか、日本製だからと言う事もあるのだろうが漢字変換の賢さとかを言っていけばAndroid優位にはなる。しかし細かな部分を別にして機械全体としてみたらどうか。

◆ 国産スマートフォンの中にはメーカも事業者も認めるようなダメな製品がある。事業者は優先買い換え優遇券を配ったりしてリプレイスを進めるみたいな、そんな酷い製品が売られている。iPhoneは地図が酷いカメラがダメだと言ったって、酷いAndroidより全然マシだ。
何でも出してくれるレストランに行って、未知の料理を食べたら凄くまずかった。Apple料理店には単品しか無いが、そこそこ食べられる、みたいな感じ。

◆ 私自身はiPhoneが欲しいとは全く思っていない。しかしAndroidを崇拝しているわけでもない。Androidがより使いやすくなれば買い換えるかも知れない。良いものは良いしダメなものはダメなのだ。iPhone崇拝者やプリウス崇拝者のように、ダメな所も良いよと言える人がある意味羨ましかったりする。その人の心の中ではもしかしたら自己矛盾と葛藤だらけなのかも知れないけれど、それを心の奥に押し込んで活動出来るのも凄いというか忍耐だ。

◆ Androidはrootを撮れば凄く良くできるよと言われる。
事業者やGoogleの要らないプロセスをカットするだけで凄く良くなると。ユーザにとっては不要な、しかし事業者とGoogle様には必要なプロセスがバッテリを消費し通信を発生させていると言う事だ。このあたりはiPhoneにも言えて、JBで自由度を増せば使いやすくなる。

◆ 使っていないGooglemapが定期的にCPUを起こしてバッテリを食う。一体何をやっているのか知らないけれど迷惑な話だ。通信はカット出来るがプロセスそのものはカット出来ない。ドコモはプリインストールアプリの使用状況を調べている。使用状況を通知しない設定にしてもプロセスが止まるわけではない。GALAXYもサムスンに対して何かを送るプロセスが通信を発生させているとドコモは言っていた。


原付(12/11)
◆ 原付でツーリングに行ってきましたというメールを何人かの方から頂いた。山道を、全開でも30km/hとか40km/hしか出ない坂をずっと走り続けても何事もないのだから原付って丈夫なものですねと記されているものもあった。2ストロークの場合は熱などで抱き付きを起こすケースもあったようだが、4ストロークでFIがスタンダードな現在は連続高負荷運転にも耐えてくれるのだろう。山に登って気圧が変わっても大きく特性が狂うわけでもないし、始動性も良好なので扱いやすい。

◆ 季節も良くなったので山に行ってみましたが、パワー不足で登れませんでしたというのもあった。原付はそこそこローギアードなのだが急坂は厳しい。横浜あたりの坂道でも結構きつい所がある。
シグナスはタイヤをオーバサイズにして燃費は良くなったが坂道が苦しくなった。ほんのわずかな違いなのだが結構影響があるものだなと思った。なので小径タイヤにする事によって最高速と引き替えに登坂能力をアップする事が出来るはずだ。アンダーパワーな乗りものなのでわずかな変更が効くと思う。

◆ いじれる車種ならばプーリなどの変更で面白さは増す。多少の工具は必要になるが小さな機械なのでいじるのは難しくはない。ギア付きの場合はスプロケットなどを変えられると思うので走行シーンに合わせたセッティングは問題はないのかな。原付に乗り始めて余り日の経っていない人が言うのは、こんな小さな、しかも安い乗り物でも頑張るものですねだ。
確かに、下手なスマートフォンより安く買えたりするのだからすごい。しかもそれがちゃんと走る。スマートフォンなんてちゃんと動作しないようなものも売っている。
連続高負荷高回転運転をするのでオイル交換はサボらない方が良いと思う。カブなどは低質オイルでも走れると言われるが、走れる事と摩耗その他の話は又別だからだ。

◆ 私は原付二種へと行ったのだが、それが単に面倒と言う事ではなく50ccが面白し、好きだと書かれている方も居た。この気持ちも分かるような気がする。
小さな乗り物の方が一体感があるので、大きな乗り物とは違った楽しみかタダ出来るからだ。
スカイウエイブでは躊躇うような道でも、原付ならば入っていける。私の場合は欲を言えばマニュアルミッション車で荒れた道でもどこでも走りたい。
本格的オフロードバイクに乗るほどのウデも技術もないし、原付クラスだと行き止まりでもヨイショと持ち上げて向きが変えられる。だからといってバイクの台数を増やそうとは思わないんだけど。50ccの場合は幹線道路を走りにくいのが何とも。ギア付き車だとこまめにシフトしていく必要もある。

◆ 手軽、扱いもそうだし安いと言う事でスクータに乗られる方が多い。通勤と買い物が普段の使い方で、月に1度くらいは少し遠くまででかけるみたいな感じで。乗るだけというか乗る事を楽しむ人も居れば多少なりともいじる方も居る。あ、質問で、バッテリから電源を取ってスマートフォンは充電出来るのかというものがあった。急速充電だと2A近く流れるので負荷が高い事は確かだ。しかし1時間で充電が完了すると考えればバッテリに対する負荷はそう重くはないのではないか。電圧こそ違えど原付のバッテリはスマートフォン用モバイルバッテリと同じくらいしか容量がない。心配ならばFi-Feバッテリにすると軽く小さく大容量になるが最高電圧が規定値以下かどうかはチェックを要する。心配ならば充電ラインにダイオードでも突っ込む手かな。
こちらの方、関西から北海道まで原付での旅、すごい。


カーシェア(12/10)
◆ カーシェアリング市場が急拡大だそうだ。そういえばカーシェア車両のあるパーキングも見かけるようになったしマンションも増えてきた。2011年に対して2012年には登録者数が3倍になったというのだからすごい。1時間あたりの利用金額も800円前後だそうで、自分で運転しなければいけないのは確かなのだがタクシーより安い。空いた道路ならJR運賃より安くなるかも知れないが都内近郊では無理だ。成長率は高いのだが収益率はまだ改善されていないそうで、設備などの償却が進まないと黒字化は難しいと見る。

◆ 全国の拠点数は約4.5千カ所だそうで、おそらくこれら都市部に集中していると思う。ちなみに東京とのガソリンスタンド数は約1.4千カ所、神奈川県は1.2千カ所だ。カーシェアの場合はその車が使いたい所にあり、返しやすい所に置ける事が重要になる。最近ではオンラインで地図を見る事も容易なので、そういった環境が需要を増やした事もあるだろう。
カーシェアは便利だとして、にわかドライバーが増えるのは余り嬉しくない。流れに乗れない走行は渋滞の元になる。

◆ 渋滞の元=プリウス、これは誰もが認める所だろう。
あの車だってちゃんと踏めばそこそこ走るのだが、踏めば燃費は悪化するので踏ませないセッティングになっている。これはエスティマハイブリッドレポートにも書いたとおりで、トヨタが悪い。踏まない方が燃費が良いのだから健康に優しいではないかという人が居るかも知れないが、渋滞による排ガスの増加と経済損失は無視出来ない。
スクータで走っていても先頭がプリウスの場合は停車時を狙って抜かせて頂く事にしている。というか先頭はプリウスなんだよな、多くの場合。アクアも似たようなものだが軽いから出足が良いのか、多少はマシな気がする。

◆ 平地だけではなく上り坂でも下り坂でもちゃんと走ってくれないし、信号無視で突破する車も多い。止まると燃費が悪くなるから行ってしまえと言う感じだと思うしその気持ちは分かる。気持ちは分かるが全体の交通の流れた安全はもっと大切だ。
車に乗ると人が変わるなんて言われるが、車を買って人が変わっちゃったオーナが多いのかな。
逆にカーシェアなどだと乗り慣れていない人が多いのでプリウスでも問題なかったりして。いや、走行距離が短いとすればEVの方が理想的か。マンションなどでは非常用電源をかねてEVをカーシェア車両にする所もある。

◆ 欧州ではバッテリリース方式のEVが模索される。一時期日産もそんな事を言っていた。バッテリリース方式はバッテリの信頼性も担保出来るしイニシャルコストを抑えられる点が魅力だ。欧州メーカではバッテリのリース料+充電に要する電気代を含めたとしても同クラスディーゼル車の燃料代と同様だと主張する。カーシェアの場合は平均走行距離や走行時間が短いのでEVが良いが、充電に時間がかかると稼働率の低下を招く。まあ稼働率が上がればの話で、今のところは大丈夫そうだけど。

◆ マンションにカーシェア車両があるのは便利そうだ。
稼働率によっては取り合いになる可能性もあるが、自車を持つよりよほど経済的である。マンションの場合はカーシェアというかライドシェアも実現出来そうだ。たとえば休日に買い物に行く、買い物に行く同士が同一車両に乗ってコストを分ける。欧州などではこれも一般的なのだそうだ。見知らぬ相手だと抵抗もあろうが、同じマンションの住人ならばそれも軽減される。


GPS(12/9)
◆ Blogでもレポートしているが、スマートフォンで使ういくつかの測位アプリを試した。スタンドアロンのものはスタンドアロンでしかないって当たり前なのだが、ネットワーク通知型のものは自分以外の人間もその位置を知る事が出来る。
大弛の記事でも少し書いたのだが、徒歩にしろ自転車にしろバイクにしても独りでの行動に100%の安全はない。何かが起きてケータイが通じれば助けを呼べるが、山の中では圏外になる事もある。それでもauやドコモはまだ通じる方だと思うし、山の中にも結構UQの基地局があるのでSBMよりはUQの方が通じたりして。ただしこれも民家の見えないような山の中では無理だ。

◆ ネットワーク通知型GPSアプリを使うと自位置を定期的に送信してくれる。GoogleLatitudeはログインID以外で軌跡は表示出来ないようだが、逆に言えばオープンなIDを作っておけば誰でもそれを見る事が出来る事になる。家族や友人知人、或いは一般にIDをオープンにすると誰かが見てくれている事になり、移動しなければおかしいなと気づくだろう。
これは店舗内防犯カメラでも行われていて、防犯カメラの画像をオープンにしている所がある。バイク駐輪場などでも画像公開している所があり、混雑具合と自分のバイクの状況をいつでも確かめられるというわけだ。

◆ 滅多にない事だとは思うが登山でも自転車でもバイクでも、崖崩れやなどで歩行不能になる事だってあるだろう。人間は水があれば1ヶ月くらいは生きられるようだが、水がないと3日くらいが限界だとか。
出かけた人が戻ってこないと周りの人は気づくだろうがどこに行ったか、どこにいるのかは分からない。ネットワーク通知型のGPSロガーがあると直前の圏内エリアの位置が分かる。圏外がずっと続くような場所だと通知ポイントから離れてしまっている事になるのだが、それでも何もないよりはマシではないだろうか。

◆ GoogleLatitudeはバックグラウンド動作で約10分ごとに位置を通知する。このインターバルでも徒歩なら十分だ。自転車でも上り坂なら良いがダウンヒルだと粗すぎる。サードパーティアプリを使うと最小1分間隔での通知が可能なのとスケジュール設定も出来るので便利だ。通知のON/OFFもすぐに切り替え可能なので山に出かける機会の多い人は持っていて損はない。
この通知とスタンドアロンのGPSロガーの併用も勿論可能だが予備のバッテリはいくつか持っていかないと電池切れになる。スタンドアロンで使うならば市販のGPSロガーの方が小型軽量で電池が長持ちする。何でもスマートフォンにやらせるのも方法ではあるが、通信を伴わないものの場合は専用機の方がお得だったりして。

◆ LatitudeSyncで毎分通知にしても正確に1分ごとにはならない。どうも設定インターバル+測位時間になっているような感じなのだが詳細は不明だ。しかし通常状態ならばほぼ1分ごとの測位なので、そのポイント間を測ると速度が分かる。Latitudeは標高も表示されるので自転車乗りには良いかもしれない。ただしGPSの特性上高度精度は余り高くないと思われる。LatitudeはGPS測位の出来ない場合は基地局位置での簡易測位が可能になるが、屋外に持って出る事を考えるとこれは意味がない。木々に覆われてGPS信号が途絶えたとしても基地局測位では場所がかなり飛んでしまう。何しろ山ともなれば遠くの基地局の電波を受信する事になる訳なので当然だ。圏外ならば測位も出来なければ通知も出来ない。なので私はGPSのみでの測位設定にして持ち歩いている。


Google(12/8)
◆ 私は気づかなかったのだが10月末に10分間ほどGoogleの多くのサービスが停止するトラブルがあったようだ。
4月にはもっと大規模な、1時間以上Gmailが利用出来なくなる事もあったし、2009年にも同様の障害が起きている。Googleサービスの稼働率は99.9%を超えるものとなっているが、利用者が多い、連携動作によるのべ利用者数が膨大な事からわずかな障害も大きな影響になる。
障害をゼロにする事は不可能だし、Googleのシステム全体が長時間停止するような障害に見舞われたら人々はどうするのだろうか。

◆ 携帯電話事業者の障害もたびたび起き、通話や通信が出来なくなる事の不便さを思い知らされる事になる。携帯電話の場合は代替手段がゼロではないが、それでも使えるのが当たり前なシステムである以上影響は大きい。データの多くをGoogleに預けている場合は更に事が深刻だ。
連携や同期の概念は様々な情報を一カ所に集める事になる。ローカルに保存したデータとクラウドを同期させる考え方もあるが、全てをクラウドで持っている一元化もある。明示的にローカルにバックアップ、バックアップをリモートドライブにと言うのではなく、もはやバックアップをローカルドライブに取る感じになっているが、それとて最新のものとは限らない。
ドコモのspメールクラウド化はスマートフォンのトラブルによる初期化などを考えた上での対応とも言うが、囲い込みの一つとして今後ますます増えてくるはずだ。

◆ Googleは巨大なネットワークでシステムを構成し、世界各地にサーバ群を置いている。従って一つのセンタが壊滅的な被害を受けたとしてもトータルのサービスが永久に停止してしまう事はないだろう。ただし、それでも障害がゼロには出来ないのだから100%の信頼性があるわけでもない。
個人レベルの情報管理で数分間のサービス停止は無視出来る範囲なのかも知れないが、企業規模での利用となるとそうも言っていられない。Googleの発生させるトラフィックは全世界のインターネットトラフィックの5%にも及ぶというのだから。

◆ アクセスが不可能になるような大規模な障害以外にもトラブルはある。これも10月の話だがAppEngineでトラフィック過大による遅延やエラーが起き始めた。この障害はドコモのネットワーク障害と似ているのだが、トラフィック過多の為に動作が安定しなくなったルータを再起動した所、再起動中のトラフィック型の経路に流れ、連鎖的にセンター全体が機能不全に陥った。Googleは全てのシステムをリスタートする事を決断し、徐々にトラフィックを上げていく事で復旧させた。

◆ 障害が起きると目的の機能が達成出来なくなるので利用者はリトライを試みる。その結果として更にトラフィックが増えて復旧が遠のく。混雑で電車に遅延が起きると後続車などにもそれが及ぶのと似ている。過飽和状態では何かのショックで結晶化が始まってしまう。
通信事業者はトラフィックを想定するなどして設備増強を行うが、HSDPA開始時などは毎月のように機器を増強し回線を強化してもすぐにデータが溢れてしまうと言っていた。

◆ 営利企業なので想定の10倍も100倍もの設備を導入する事は不可能だ。それを行えばコストは利用者に跳ね返る。高額でも信頼性の高いサービスではなく、適正価で信頼性の高いサービスを人々は求めるからだ。Googleの多くのサービスは無料で提供されているが、無料だから低信頼性で良いとは誰も考えていないに違いない。逆にGoogleならば信頼性は確保されているだろうと思う。だから短時間でも接続が途絶えた時のインパクトが大きい。


WiFi(12/7)
◆ 広くWiFi用のAPをばらまくと言っていた最初はSONY系の企業だっただろうか。余りよく覚えていないのだがこれは失敗に終わった。次はライブドアで、当時元気のあったライブドアが壮大な計画をぶち上げた。都内一部ではAPが設置されたが計画通りにはならなかった。
その後は通信事業者によって有料のWiFiスポットが空港や商業施設などを中心に設置されたが、使える場所が少ない割に毎月お金がかかるなどで利用率は余り上がらなかった。

◆ そんなWiFiスポットのイメージを変えたのがSBMである。通信速度が遅い、圏外が多いと言われ続けていた同社は金のかからないエリア拡大みたいな流れで屋内のWiFiエリア化を推し進めた。もっとも当時はWiFi接続ではMMSが受からないとか、本当にデータ通信専用な感じはした。
その後も対応エリアをどんどん広げ、AP設置数では日本一、つながらない率も日本一と言われるまでになった。つながらないと言われるのはAPばらまきによる混信、接続回線の速度が遅い、接続者数が多いなど様々な要因がある。まあおおざっぱに言えば中継器ばらまきで2GHz帯を汚してしまったようなものだ。

◆ WiFiに力を入れたというかAPばらまきに力を入れたSBMの後を追うのがKDDIだ。こちらは通信事業者らしく設置エリアなども計画はされているが、そもそもSBMのAPもあればドコモのそれもあるので混信はどうにもならない。SBMの2GHz帯中継器は免許されたバンドを汚しただけだが、SBMのWiFiは街全体を汚染した。
これに関して孫さんはWiFiの混信を防ぐ画期的方法を考えたとしたが、どうやらそんな負のイメージから逃れたいという口から出任せだったようだ。これに対してKDDIは5GHz帯に逃がすなど、SBMが使っていないバンドに逃げていく事になる。

◆ スマートフォンユーザの7割以上はWiFiを使っていないとの調査結果があった。その理由としてAP乱立でつながらない、つながりにくい、つながっても速度が遅いからだ。SBMはこれに関して特にアクションを起こすわけでもなく、おそらく今も混信拡大のためにAP数を増やし続けているはずだ。KDDIの方は、使って貰わなければデータオフロード効果がないと言う事で5GHz帯をはじめとして接続アルゴリズムの変更などでの使いやすさを模索している。まあ無理矢理使わせるみたいな、WiFiの方がバッテリを食わないなんて事も言い始めている。これは正しくもあるが必ずしもそうではない。たとえばドコモのXiエリアエッジなどではWiFiの方がずっと電気を食わないが、エリア内であればWiFiを使わない方がよほど良い。

◆ 私は充電中以外は基本的にWiFiは使わない。充電中であればバッテリ消費を気にする事がないのでWiFiを使うと共にGoogle同期もONに(自動で)している。WiFi接続時にはGoogleサービスフレームワークをはじめとして各アプリのバックグラウンド通信も起きる。逆に言えばWiFiをONにしたとたんにこれらが機能しはじめるので電池動作が厳しいとなる。ちなみにWiFi接続時にGoogleサービスフレームワークを止めるには、これを強制停止と無効化する以外にはない。私も当初はこの方法で無効化を行いバッテリ消費量を節約していたが、むしろWiFiを普段は使わない方法の方が手軽だと思った。
アプリによって充電中は自動でWiFiをONにするものがある。人によってはタイマ制御が良いと思う事もあるだろうし、あるいは位置検出制御が良いと思う場合があるかも知れない。


Flashゲーム(12/6)
◆ ヤフーモバゲーはPCから遊べるFlashゲームを提供している。遊ぶのは無料だが有料アイテムを買わなければ一定レベル以上に行くのは難しい。逆に言うと金を惜しみなくつぎ込めば時間をかけずにトップグループに肩を並べる事が出来る。
以前にも書いたが、会社でも家庭でも虐げられているオトーさんにとってゲームシーンでヒーローになれる事の喜びは大きい。ゲーム屋が儲けるのはなにもコンプガチャだけではないのだ。

◆ ゲームの面白さや興味と言うよりも、プレイヤー同士をうまく戦わせる、優越感や劣等感を体験させる事が売り上げにつながっていると言える。
私も以前少しやってみた事があるのだが、レベルを上げるには時間をかけるか金を使うかだ。つまり、ゲームを進める為には定期的にログインしてどこかをクリックしたり何かを確認したりする必要があり、それは時間がなければ出来ない。24時間PCの前に張り付いて世話をし続ければ普通の人よりも速くレベルアップ出来る。

◆ 頭を使うゲームならまだしも、体を使うだけ(どこかをクリックするような作業だけ)だとやがて飽きる。まあレベルアップを目指している人はそこに目標があるので飽きないとは思うけど。私は少しプレイしたら飽きた。そこでソフトウエアを使って決められた時間に決められた場所をクリックするように仕掛けを作った。普通は人間が世話する作業を自動化したわけだ。これなら24時間PCに張り付いている人と同様にレベルを上げていく事が出来る。

◆ ゲームによって様々ではあるが、複数PCでログイン可能なゲームはPCの台数を増やして各作業を分担させた。これで24時間PCに張り付いている人以上の速度でレベルを上げていく事が出来るようになる。こうしてゲームスタートからかなり遅れて参加した私も、あっという間にトップグループに入る事が出来た。ただし10位以内に入るとなるとかなり厳しい。有料アイテムを買っている人たちは、それこそ自動化クリック以上のパワーを身につけているからだ。

◆ トップグループの人々はさっと計算して月間10万円以上、人によってはその数倍もの資金を突っ込んでいると思われる。もちろんカネだけではダメなので時間もそれなりにかけている事は想像に難くない。何しろ、有料アイテムを買わないと一定規模以上のスケールに拡大出来ないなんてのがあって、こればかりはどうしようもないのだ。
なので正確には無料ゲームではなく、無料ではじめる事が出来るゲーム、無料で一定レベルまでは遊べるゲームとすべきだ。

◆ 私はゲームを楽しむと言うよりも、効率的攻略を楽しむ方が好きなので一定レベルまで行けばそれで満足というか飽きた。それでも1ヶ月くらいは自動運転していたかなぁ。ゲームによっては単純な自動運転ではなく、判断も加えたクリックなどをしている人も多いらしい。ゲームは単純でも効率的攻略は頭脳勝負になるので面白い。
面白くないのはゲームサーバが重かったりして反応しなくなる事が珍しくないからだ。この対策としては定期的にログインし直したり、ブラウザをリセットしたりの制御を加えた。いったん無反応になったり処理が遅れるとタイマによる動作そのものが無効になってしまうので、何らかの方法で復帰させなければならなかったからだ。


データ通信用(12/5)
◆ MVNO事業者によるデータ通信専用SIMが増えてきている。通信最高速度を規制する代わりに月額料金を千円以下におさめた所が人気だという。そんな中で楽天のサービスは回線最高速度での通信が保証されている。と言っても上限データ量である200Mバイトを超えると100kbpsに制限される。他の事業者でも最高速度自体が100kbpsから150kbpsなので使い始めの最初だけを考えると楽天がお得だと思える。

◆ ただし使い始めに常に最高速が出るかと言えばそうではなく、所詮はドコモの回線なので混雑している所では速度が落ちるし、帯域買いをしているはずなので楽天(フュージョン)での制限にも関係する。
私は普通に使っている分には月間500Mバイト前後なので、この200Mバイト版でも我慢出来ないほどではないかも知れない。欲を言えば利用者レベルで回線速度の切り替えが可能だと良いなと思う。
メール受信やGoogleのバックグラウンド通信などは低速モードで、地図を見たりブラウザを使う時には高速モードみたいに。でないとGoogleのバックグラウンド通信で美味しい所が食い尽くされるかも知れないからだ。

◆ MVNO事業者がこの価格でサービス出来ているのにMNO事業者の料金は何故高いのか。それには端末購入時のインセンティブなどが含まれているからだろう。たとえば新機種を契約無しで買えば8万円前後は取られる。しかし契約付きで買えばこれが2万円台になる。6万円も安くなって、これを24ヶ月で割れば月間2.5千円になるのだ。パケット定額料がらくらくスマートフォンだと500Mバイト制限で月額約3千円なので、インセンティブ分を引けば500Mバイトが1,575円で使える(基本料金その他を含んだ場合)事になり、MVNO事業者価格と余り変わらなくなる。

◆ つまり分離プランが機能していれば料金はずっと安くなったわけだ。しかし分離プランが機能はしておらず、よってMVNO事業者のSIMが売れる。
インセンティブ付きで買えばスマートフォンは場合によってはタダ以下になる。これは子供のオモチャを買うより安いわけで、機種変更などで不要になったスマートフォンにMVNO事業者のSIMを入れて子供に渡せば立派なゲームマシンになってくれる。完全にスタンドアロンで動作するゲームならば通信機能は不要か、或いはWiFiオンリーでも使える。でもせっかくならMail位使わせるかと思えば移動体通信ネットワークへの接続があった方が良い。

◆ MVNO事業者にも契約縛りなどが存在し、早期解約では違約金を取られる。楽天のサービスは違約金はないが契約料が4,200円と他社より少し高い。雑誌などのテストによれば楽天のSIMでの通信速度はドコモ契約の場合とたいして違わないとなっているが、混雑時には当然フュージョン側が詰まるはずなのでドコモの生よりは遅くなると思う。もっとも、月額千円なんだからそれでも良いと思う人も多いだろう。楽天以外だと最初から通信速度が遅いわけで、100kbpsだとVoIPも通りにくいのではないだろうか。
某事業者がオールIPを計画した時に、どのくらいの帯域が必要かの検討があったのだが回線交換に比較すると遅延や安定性で劣るIP故に数百kbpsないと通話品質が維持出来ないという調査も出ていた。回線交換であれば10kbps程度でも音になる事を考えるとどちらが得かみたいな部分はある。


競争(12/4)
◆ 通信システム全般、エリア設計全般においてSBMはauに追いつけていない。ただし言う事だけは立派だ。
ソフトバンクの決算演説会でもauに後れを取っているというのは誤解だと言い放った。勿論言うのは勝手だ。言うだけではなくデータを示すならばまだしも、数字を示しただけではもはや誰も信じない。
しかしこれも競争のおかげで、SBMが本当にエリア改善をしているのかどうかは怪しい所ではあるが、しかし目に見える部分だけでも良くしようと頑張っているはずだ。ドコモがiPhoneを扱ったならばXiエリア整備にも少しは力が入るのだろうが、その期待は現実にはならない。

◆ バッテリの保ちに関してもSBMは何やらの改善をして数字を上げた風な事を言っていた。報知情報のインターバルを伸ばせば連続待ち受け時間は長くなるが、着信に時間がかかる事になる。全てを良くする事などは出来ないわけで、どこかを持ち上げるとどこかが下がってしまう。特にSBMは国内唯一LTE⇔3Gの高速切り替えに対応しておらず、そこを突っつかれると弱い。au版のiPhoneとSBM版iPhoneを並べて固定電話から同時にダイアルするとau版の方が早く着信するはずだ。
着信時間を比較されたら孫さんはこう言うかも知れない。我々は10月に連続待ち受け時間を改善し、○月には着信時間を改善したと。着信時間を改善した時点で待ち受け時間は短くなっていたとしても、そんな事は口が裂けても言わない。そして、我々はウソは言っていないと言うだろう。確かにウソは言っていないのだから。

◆ バッテリコンサンプションに関してはN-07Dで色々実験しているが、Google同期やGoogleサービスフレームワークを活かした時の電池の減りは結構激しい。これらを切っておけば移動中でも3%/h前後、余り出歩かなければ2%/h以下に収まる。ところがGoogle同期を使うと一気に6%/h台にまで電池消費が大きくなる。もちろん3G環境下であればもっと少ないだろうし、LTEが安定して受信できるところでも同様に電池消費量は抑えられるとは思う。とにかく、通信が起きている状態で3G⇔LTEエリアとなるとものすごい勢いで電池が減るのだから。

◆ 通信以外の電池消費量も問題だ。iPhoneは2コアCPUで満足な動作をするがAndroidは4コアへと走っている。
メモリ搭載量も然りで、メモリだって結構電気を食うのだ。L-01Eは4コアプロセッサを積んでいる。いじった感じではN-07Dよりも特に高速と言う事はなかったので、通常使用時における速度はすでにどの機種でも満足出来るレベルなのだろう。そこから先、多数のページをブラウザで開くとかゲームをやるなどではきっと差が出るはずだ。だがCPUをフルパワーで使えばバッテリもどんどん減る。なので4コアプロセッサを1コアとして使う設定がある。これならばパフォーマンスも省電力も選択出来ますよとなるが、ユーザが求めるのはその両立だ。

◆ 以前から書いているようにiPhoneは余り自由ではない。
これはもうドコモのiモード同様と言って良いだろう。
しかし自由度はないがうまく管理されているのでAndroidよりも簡単に使えてある意味安心感もある。電池の保ちに関してもそうだしアプリ全般でも。無線通信という面における考え方はAppleの方が上手だと言って良い。Googleも通信事業者などの言葉に耳を傾ければ多少はマシになるかも知れないが、王者Googleで居る限りはダメなのではないかなぁ。ドコモはGoogleに口出しをするようだが、それによって通信制御部分の改善が行えればAndroidは少しは使えるOSになるかも知れない。


高年(12/3)
◆ 高年というか高齢者というか、高齢者というと70歳くらいを言うのかなぁ、なのでそこまでは行かない人たちはどうなのだろう。熟年離婚や死別なども含めて高年の婚活も盛んだ。平均寿命の伸びは余生の送り方にも変化をもたらす。若者や中年と違って高年となると様々な条件が付加されてくる。年金は貰えるのかとか持ち家はあるのかとか、財産や相続人はどうなのかなど本人への条件よりも周りの環境などに目が行ってしまうようだ。
特に女性の場合はこの傾向が顕著で、確かに平均寿命が長いのでやがて又一人になった時の事を考えるのも無理はない。

◆ じゃあ一体オトコって何なんだよと男性は思うのだろうが、これも又致し方ない。高年となれば健康状態なども気になる所だろう。持病に何があってどうなのかなど、まあ現実的というか色気がないというか、なので容姿だ何だよりもこうした条件の方が優先されてしまう。
死別などで持ち家に住んでいる女性はモテるそうだ。家を持たない男性だってそこに転がり込めば住む所には困らないなみたいな感じで、なので女性側としては選択肢が広がる。
こんな話を聞くと一体何の為の婚活なのかと思うのだが、まあ結婚を永久就職なんて言っていた時代もあったのだからそんなものか。

◆ 究極の選択みたいな話で、条件が素晴らしく良いが性格の悪い人間と、素晴らしい人格の持ち主だけれど低収入のどちらが良いかみたいな。たぶんこれって年齢の上昇と共に条件面が優先されてくるのだと思う。愛だ恋だでは食っていけないわよねと、きっと冷静に見ているのだろう。オトコはたぶん爺さんになってもロマンを夢見るみたいな所があるかも知れないが、どうなのかなぁ。

◆ 中高年の婚活パーティを題材にしたTV番組などもあるが、やはり双方の希望は食い違いを見せる。これは中年の場合と同様なのと、思考の柔軟性が年齢と共に失われる結果として条件の許容度が小さくなっている風に思える。そりゃあ自分の出した条件に寸分違わぬ相手が良いに決まっているが、そんな相手なんてたぶん居ない。だって理想を条件にしてしまうのだから、現実に生きている人間との差異は起きる。この点に関しては女性の方が現実的な線を見るのではないだろうか。それこそオトコは加藤茶ではないけれど、若い女性が良いとか訳の分からない事を言い出しそうだ。

◆ しかし婚活事業者としては相手が決まらない=婚活を続ける人が多いので儲かるという。パーティーなどにしても参加者が減ってしまうと収益が低下する。なので婚活パーティだと言いながらもカップルを安易に作ってしまうと業績低下につながる。かといってカップルが出来ないと評判が落ちる。大手の業者にしてもマンションデベロッパー並みにDMを送りつけたり電話攻勢をかけたりするという位で、所詮出会い系には違いないというのが現状らしい。

◆ 日本の貯蓄額の多くを高年が支えていると言う事で、それら業者も高年者を狙う。悪く言えば老人を騙してカネをむしり取るみたいになるが、それでもそれを楽しむ老人が居ればいいのかな。ゲートボールと婚活パーティのどちらが良いですか、みたいな。
しかし今後の高齢化社会を見れば、独身高齢者、特に女性は平均寿命が長いのでどんどん増えるはずだ。将来を見越した事業展開でもないが、様々な業種の転換も今後の日本では起きてくる。製造業はやめてソフト産業に、いやいや宅配食材が良いのだとか、しかしそういった面での雇用が起きれば経済には良いのかも。


中年(12/2)
◆ 昨日の若者に続いて中年のお話を書いてみる。婚活に関して何度か触れた事があったが、中年の婚活が盛んだそうだ。男性婚活者の職業で多いのはドライバーだそうで、タクシーにしてもトラックやバスにしても人と接する時間が少ないので異性との出会いに期待しにくい業種なのだろう。労多くしてではないけれど、拘束時間の割に給料は高くはないし長距離のドライバーとなると家に帰ってこられる時間すら不定期になってしまう。

◆ 女性で多いのは圧倒的に医療従事者だ。いわゆる看護師もドライバー同様に休みの日などが一定せずに夜勤もある事から生活リズムが乱れがちだ。
看護師などは患者との接点があるので、そういったケースでの出会いは希とは言えない率であるようだ。その一方である程度の収入があって自立可能だと言う事もあるのだろうが離婚率も高い。離婚率が高いので独身率が高く、婚活率が高いというわけだ。

◆ 離婚経験者も多いが未婚率も高い。40代は当たり前で50代の人も居る。女性の場合は出産適例年齢などもあるので30歳を過ぎた未婚者の場合は色々条件が厳しくなってくる。逆にその年齢を超えると結婚に対する願望みたいなものも失われてくるらしいが、加齢とともに一人で居る事の不安は増大する。職業に人生を捧げたみたいな形にはなるが、それも本人が選んだ道と言ってしまえばそれまでだ。

◆ 以前にも書いた事があるが、40代、50代となると少なからずバブル時期を知っている。これも婚活の足かせになるというか、いわゆる年収がこれだけ無いと嫌だという思いが頭のどこかにある。しかし時代はすっかり変わってしまっていて、今の若者は業種や収入を気にする風ではない。いや、年収何千万円なんて希望したってそんな人は居ないじゃないかと言う事なのだろう。
婚姻経験者ならば経済事情その他も実際の問題として理解している人が少なくはないと思うが、未婚者はやはり夢を追い求める。当たらないと分かっていても宝くじを買い、1等が当たったら何をしようかなと夢を膨らませるのと同様だ。

◆ 「私は決して高望みはしていません。年収だって1千万円あれば我慢出来ます」これは、昨日書いた飲み屋の面接で時給4千円で我慢しますと言っている若者と同じくらい世間知らずだとメディアは書いている。
同じ事は男性にも言える。自分はすっかりオッサン年齢なのに若い人でないと嫌だ、子供を産んで欲しいと、確かに双方共に希望は分かるが現実を見なければいけない事だってあるのだ。こうしたオトコとこうした女が婚活していたって、条件の一致を見る事はない。

◆ このページをご覧の皆様の8割くらいは既婚者ではないかと思っているが、古い言い方をすれば婚期を逃したみたいな男性もいらっしゃるだろう。仕事に打ち込んできたらあっという間に40歳か、みたいな。
勿論女性にも同じ事が言えるのだが、物理年齢が40歳だからと言って40歳の自覚がある人は多くはない。
気持ち的には30歳くらいのまま、みたいな感じなので相手は30歳以下でないと嫌だとなる。女性も同様に自分は気持ちも見た目も若いから年下の男性でないと嫌だと。つまりここにも条件の不一致があるわけで、結果として婚活を難しくしてしまう。
結局、出会えないと言っている人の多くはそんな感覚の違いというか、結果的に厳しい条件で相手を探しているからではないだろうか。


若者(12/1)
◆ 就職率の低下、それは就職を希望する人が減ったわけではなく採用条件が厳しくなったりしている為に新卒の就職浪人的な人が増えている。また従来よりも非正規雇用率が上がった事もあって、正規雇用でなくても生きていけるというのはアレだがアルバイトを続ける人も増えている。従来ファストフード店などのアルバイトは女子高生などの定番みたいな感じもあったが、最近では主婦層にその職を取られてしまっている。アルバイトにしてもたとえばファストフードなどでは開店から午後あたりまでの忙しい時間のみしか働けない、夜間のみしか求人がないなどがある。

◆ 必然的にダブルワーク、トリプルワークとなるがそれでも(以前に計算してみたとおり)生活保護受給者並みの生活をするのが大変なのが現状だ。
景気が良くなれば仕事が増えるので労働者全体が楽になるのだが、残念ながら現在の政府は景気対策に熱心ではない。デフレ抑制だインフレターゲットだと言ってはみたものの、その効果は現れていない。
スーパーなどの売り上げも連続減少が続いていて、まさにデフレ進行中なのである。高額商品や趣味の品などの売り上げが減少するのは不景気初期の段階で、スーパーなど生活に密着した商品の売り上げ低下は経済状況が深刻さを増していると考えて良いと思う。

◆ 新卒で正規就業せずにアルバイトで稼ぐ、特に女性などにその傾向が強いようだ。メディアなどが取り上げるのは、いわゆる水商売でのアルバイト。所がこれも不景気風をモロに受けて採用基準は厳しくなっている。水商売だから手っ取り早く金が稼げるなんて話は過去のもので、接客技術や中途採用?であれば馴染みの客の数などが採用や報酬を決める。未経験者で時給4千円を希望したところで、それは無理と一言で片付けられるなど狭き門なのだ。銀座あたりにしても社用族の激減による売り上げ低下で店を畳む所が多く、ビルごと無くなって駐車場になっちゃったみたいな所もある。
銀座と言えば道路をふさぐタクシーと違法駐車車両のイメージで、一番左には違法駐車車両が並び、その次にタクシーが列を作り、さらに客を降ろすタクシーが停車すれば道路は塞がってしまう。あの数百メートルの移動に30分以上もかかったのだから人と車の多さは凄いものだった。

◆ そんな状況の中知人の息子さんがレストランに修行に行っているという話を聞いた。有名なイタリアンレストランらしいのだが、毎日通って修行させてくれとお願いしたそうだ。私はこの話を聞いて、最近の若者でもこんなに根性のあるヤツが居るのかと頼もしく感じた。食べ物屋の修行は楽ではなく、まさに修行そのものだからだ。たとえば身内や家族がレストランなどを経営していて、そこを手伝いながら技術を身につけるなどのケースはあると思うのだが、あえて茨の道を選ぶ若者はものすごく少ないのではないだろうか。

◆ 厳しい修行に耐えて彼が一人前の料理人になれる確率は決して高くはない。技術や経験も必要だしセンスなども重要だからだ。もしかしたら厳しさに耐えかねて挫折してしまうかも知れないし、修行の時を終えたからと言って一流の料理人と呼ばれるようになれるかどうかは分からない。しかし、それでも修行に励むその志を、私は応援したい。
いつの日か、2012年に雑記に書いたあの彼が作る料理が、この店に行ったら食えますよなんて報告が出来たら良いなと思っている。
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