ステマ(2)(1/26)
◆ 昨日の話の続きである。実は昨日の記事関連でMailを頂いた。芸能人がステマで儲けるのはもはや当たり前だと言うのだ。昨年のペニーオークション事件では多くの芸能人blogから当該記事が削除されていたとのことで、ほしのあきをはじめとして渡辺由○子、中島○、 村上実○子、熊田曜○、永井○、小○純、伊東亜梨○、春名亜○、井上晃○、堀江直○、藤井梨○、久保○瀬、山下○奈 東原○希と名前が載っていた。おそらくこれも氷山の一角だと思うし、実はこの中の半分くらいの人を私は知らない。
◆ こうして名前が出たことで記事の信頼性が落ちるのか、それとも変わらないのかも興味ある所だ。
記事の信頼性が落ちたとしてもアクセススが変わらなければ広告料も変わらないと思う。当該ステマ記事の掲載料は30万円だったそうなので、月間20本のステマ記事を書けば600万円の収入になる。
ある程度の知名度があればこうした記事で食っていくことも不可能ではない訳だ。勿論知名度がなければ宣伝費は貰えない訳で、今は売れているのかどうだか分からないが少なくとも一度は有名になった人が稼げる特権みたいなものだろう。
◆ もっとも一部芸能人は当該事件をきっかけにTV露出度が減ったという話も聞いた。確かにイメージは良くないのでスポンサーが嫌がった可能性はある。メインスポンサーのライバル商品をステマ記事にしていたなんて事もあるだろうし、そもそも手当たり次第に記事にしている訳だから。
◆ ペニーオークション自体はだいぶ前にF&Fでも取り上げている。多くはインチキで、システム側の自動入札によってなかなか落札出来ないことになっている。ほしのあきさんがステマ記事を書いた空気清浄機は1,000円ほどで落札出来たと書いたのだが、これって1回の入札に100円くらいかかるのではないだろうか。
だとすると2人で競り合う(落札希望者とシステムロボット)として500回は入札していて、1回100円だと5万円、これってステマになっているのだろうか??
◆ ステマには、システム運営で儲けようと企てる(で、捕まる)ヤツもいれば、ペニーオークションのシステムを売って儲けた人も居る。このシステム販売の方が低リスクで美味しかったようだが、末期にはシステム代すら払わないで逃げちゃったペニーオークション屋が続出だったとか。
ステマ記事はアメブロで書かれた訳で、アメブロ自身がステマ記事を推奨しているのではないかとも疑われた。これはサイバーエージェント自身が否定したというか、否定するだろうなぁ、例えそうであったとしても。サイバーエージェントにしても広告収入を得ようとする以上はアクセス数を稼ぎたい。
そこで芸能人ブログを誘致する訳だ。
◆ 誘致だけではブログのアクティビティが上がらないので記事を沢山書いて欲しい。しかし芸能人はなかなかタダでは動かない。そこにステマのお仕事が舞い込むというのはなかなかうまい話だなと思う。ブログ屋は当然のことながら広告配信業者と仲良くしている訳だからねぇ。勿論何が真実かは分からないし、これは憶測でしかない。
従来から言われていることなのだが、インターネット上に散らばる様々な情報から、何が本当で何が大げさなのかを見極めなければならないし、それは凄く難しい。あそこに書いてあったから大丈夫だと、昨日までは言えたけれど今日からは違うねなんて事だってあるのだ。
|
|