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過去の雑記置き場


Xperia Z(5)(7/1)
キヌア(7/2)
販売数(7/3)
Android(7/4)
セラミックナイフ(7/5)
Xperia Z(6)(7/6)
放熱(7/7)
Xperia Z(7)(7/8)
Xperia Z(8)(7/9)
PCX(7/10)
Xperia Z(9)(7/11)
Xperia Z(10)(7/12)
カーナビ(7/13)
Xperia Z(11)(7/14)
続セラミックナイフ(7/15)
山で使う(7/16)
M氏の婚活(7/17)
Xperia Z(12)(7/18)
dタブ(7/19)
K-9(7/20)
K-9(2)(7/21)
dタブ(2)(7/22)
K-9(3)(7/23)
K-9(4)(7/24)
K-9(5)(7/25)
地下街(7/26)
どこを向くのか(7/27)
進化(7/28)
画面サイズ(7/29)
K-9(6)(7/30)
動画配信(7/31)


動画配信(7/31)
◆ dタブの縛りの影響もあるのだろうがドコモのdビデオはそこそこの加入者を集めているようだ。新作は余り観る事は出来ないが、懐かしの作品?であれば楽しむ事が出来る。契約縛りは約半年なのでその間に飽きてしまえば継続されない事になる。
以前にも書いたが私は宅配レンタルDVDを契約していた事があった。リクエストするとポストに届き、見終わったら郵送返却すればいい。当時としては簡単で良かったのだが新作は順番待ちになってしまって借りられない。月額課金なので借りられるものをリクエストするが、そうすると新作はいつまで経ってもまわってこない。新作を見るためには新作のみをリクエストして、借りられる日をひたすら待つ事になる。新作以外もリクエストリストに入れておくと、新作以外がどんどん送られてくるだけだからだ。

◆ 映画やドラマを観る商売はそこそこだと思うのだが、NOTTVは加入者の伸びが今ひとつだ。スマートフォンの新規購入時に値引きと引き替えに半強制加入させられて一時的に契約者数は伸びるが続かない。
この手の自動更新は意識して解約しないと継続契約になる。決して1ヶ月で自動解約というわけには行かず、おそらくは月額課金の他のサービスも似たようなものだろう。YahooJAPANの有料会員も然りであり、解約を忘れてまた1ヶ月払っちゃったみたいな感じ。振込方式ならば請求が来るので分かるのだが、クレジットカード決済はこちらが解約の意志を示さない限り自動継続される。ちょっと試したつもりが自動継続で…みたいな話は良く聞く。

◆ Huluにお経営が不振なのだとか。システムとしては他の動画配信サービス同様で月額費用は980円だ。ドコモの場合は525円なのでちょっと割高な感じがする。Huluのサイトを見てみたのだが会員にならないとどんなソフトがあるのかが分からないようだ。品揃えも見ずに有料登録しろと言うのかと言えば、だから無料トライアル期間があるでしょと言われそう。これも登録して2週間以内に解約すれば無課金だが、放っておくと有料会員に昇格してしまう。無料登録時にはクレジットカード番号が必要になる。
Huluでは無料使用期間の再登録を防ぐためにクレジットカード番号が必要だと言っている。Huluで可能かどうかは不明ながら、クレジットカードを複数枚持っていると複数回の無料試用が出来るサイトもある。

◆ 映画やドラマの再配信であれば事は簡単なのだが、独自に番組を作るとなると大変だ。NOTTVではオリジナル番組も配信しているが、TV局などが視聴率命で作り上げるプログラムに勝つのは難しい。加入者数が増えれば収益率も向上するのだろうが、現状ではニュースの再配信やAKB関連のプログラムが主になっていて視聴者層も限られるのではないだろうか。ワンセグに比較すれば画質は良いのだが、画質が良くても観たい番組がなければ意味はない。
画質に関しては、タブレットなどではフルセグ視聴が可能なモデルもある。スマートフォンのワンセグ利用率は高くないと思うが、家の中で使うタブレットであれば意味ある事かも知れない。

◆ IP放送の場合はオンデマンドなのだがブロードキャストではそうは行かない。もはや動画を見る事が娯楽の一つだった時代ではなく、観たい時に観たいものを見たい所からと言うのが時代にマッチしていると思う。配信に都合を合わせるのではなく、都合の良い時間に観ると言う事だ。私は待ち時間などにワンセグを見る事が希にある。でもその程度で、観たい番組があるから見るのではなく時間が空いたから観てみる程度の話。野球やサッカー人気があれbなその生中継などに需要がありそうだが、この先どうなる事か。


K-9(6)(7/30)
◆ Xperia Z使用者にV4.4を入れて試して貰ったというのが前回までの話だ。しかしV4.2同様に異常なバッテリの減りは直らなかった。しばらくはその状態で使って頂いたのだが、やはり使い慣れたUIが良いと言う事でV4.2に戻した。V4.4をいったんアンインストールしてV4.2を入れる。入れた直後には設定ファイルのインポートが出来ないようなのでいったん手動でアカウント設定を行う。
そうすると設定ファイルが読み込めるようになるので、保存しておいた設定ファイルを読み込む。

◆ どうせダメだろうと思いながらも最初はIMAPIDLE設定をする。従来通りリフレッシュを12分ごとに行う設定だ。こうして使っていると遅くとも2日程度でバッテリ急減少の状態に陥る。
ところが、このインストール後は1週間経っても異常にならないという。何が違うのか、何が変わったのかは全く分からない。K-9を再インストールした事以外で、他のアプリをインストールあるいはアンインストールした事もない。

◆ 他のアプリの影響や干渉の可能性も捨てきれないと前回は書いたのだが、何も変えず何もいじらずに正常化した(今後も正常動作を続ける保証はどこにもない)という結果だけを見ると、他のアプリや本体設定によってK-9が異常事態に陥ったと言う事は考えにくくなる。
なお状況等はK-9日本語版開発グループには報告した。
以前に再インストールした時にはすぐ再発したのに、今回は再発していない。V4.2からV4.4にした時には再発したのに、V4.4からV4.2にしたら再発しない。いずれもいったんアンインストールはしているが、設定ファイルは残っていたのでK-9が使う、設定ファイル以外もどこかに残っているのかも知れない。
ただしXperia Z本体初期化後というか新品状態からのK-9セットアップでも異常事態になった事から、このファイル残存説も説得力を失う。

◆ 設定ファイルを使って再設定を行った事もあるし、それを使わずに全て新たに設定した事もあったが異常状態に変化はなかった。おそらくではあるが本体設定やインストールされているアプリとは関係がないのではないのか。
K-9それ自身の動きで異常状態の陥ると思うのだが、それが何故なのかは全く分からない。Gmail側のフィルタやラベル影響説だとか、これは以前のバージョンで起きた事だそうだが下書きフォルダをプッシュ同期設定にすると通信しっぱなしになったとか。Gmailのフィルタやラベルの設定は様々なので、全ての場合での検証は難しいとは思う。常時発生する異常であれば発見もしやすいのだが、今回のようなトラブルでは発見出来るまでに時間がかかってしまう。

◆ 正常化したように見えるK-9なのだが、今後も正常に動作し続けるかどうかは分からない。異常になる原因が不明な以上、正常に動作し続ける保証もないのだ。一番困るのは異常状態になるとバッテリを食い尽くしてしまう事だ。使おうと思ったら電源が切れていたなんて事が起きるわけで、これは困ってしまう。
他のアプリがバッテリを食い尽くすなんて話は聞かないのだがK-9に関してはそれが言われる。この際だからバッテリ残量減少率が高まるとか、通信頻度が上がったらアラートを出すような実装だってあっても良いのではないか。K-9監視アプリなんてものも作れそうだが、そもそも異常事態が起きないようにするのがアプリの基本なのでそうした事態を監視するのもなんだかなぁという感じだ。
K-9に関しては又異常事態に陥ったら報告する事にする。
便りの無いのは正常動作の証拠と言う事で、さていつまでそれが続くだろうか。


画面サイズ(7/29)
◆ 大型画面がハイエンドみたいな流れのあるスマートフォン、確かに大画面は見やすいし操作しやすい。
Xperia ZとXperia Aは数字の上では0.4インチしか違わないのだが見た感じ、触った感じは随分違う。文字入力、特にQWERTYキーの使い勝手がだいぶ違うのだ。iPhone5は4インチでコンパクトで良い反面QWERTYキーは指が極細の人でないと使いづらい。少なくとも私の指では神経を使ってタップしないといけない。
ケータイ型の文字入力パッドならば使えるが、フリック入力時に候補が指の下に出るという訳の分からない仕様なのが不満だ。

◆ 大画面なほど良いのかというとそうでもなくて、例えばタブレットの場合はホームページなどを見るのは良いのだがフルサイズ?のキーパッドを表示させると間抜けになる。ATOKなどはキーパッドサイズが可変出来るので小さくもなるのだが、これも又間抜けな感じになってしまう。タブレットの場合は家で使うのならワイヤレスキーがあったらいいなと思った。
キーパッドを小さくして空いた隙間に情報が表示出来るとか、そんな使い方が選択出来たらいいと思う。

◆ Xperia Aで通常の大きさのキーパッドにしておくと、キー入力は良いのだが変換候補選びをたまに失敗する。
キーパッドは大きく表示されるので無造作にタップしてもそこそこ狙った文字が出るが変換候補は間違いやすい。これがiPhone4となるとキーパッドに場所を取られてエディタ画面が小さくなってしまう。私が最初にiPhoneを使った時に、自分の入力した文字が少ししか見えないのが不満だった。勿論かな漢字変換にも不満はあったが、それは慣れるしかない。

◆ 筐体サイズを小さくしながらもギリギリまで大きなディスプレイ、それが今後の主流だろう。片手操作をしようと思えば横幅は65mm位が良いと思うし、両手で持つにしても70mmを超えてくると大きいなと思う。ちなみにiPhoneは58.6mmであり片手でも十分保持出来る。
Androidの場合は様々なモデルがあるので自分の気に入ったものを選べばいい。解像度も高いに超した事はないが、コントラストと開口率の低下や画面処理能力とのバランスもあるので何とも言えない。ただ5インチ級となるとフルHDも良いなとは思う。
この解像度が威力を発揮するのはTV接続など外部ディスプレイ使用時かも知れないが、とりあえず大は小を兼ねるのだ。

◆ 液晶自体の品質も重要だ。特にコントラストは暗い所で使うと結構気になる。液晶品質は価格に比例みたいな所があるのでコスト的には厳しい部分ではあろうが、そもそもスマートフォンは表示器が全てなのだからメーカ各社には拘って頂きたい。有機ELは耐衝撃性や寿命の点で若干の不安があるのと、色再現性が少なくともGALAXYは余り良くないと思う。画素ピッチの粗い有機ELは結構綺麗だなと思ったので、高精細化が難しいのは言われるとおりなのだろう。発色そのものもそうだが画素間のばらつき管理も大変だそうだ。

◆ 有機ELはバックライトが不要なので薄型化に貢献する。
平均的な動作電流は液晶+バックライトと似たような所までは来ている。バックライトは一定輝度だが有機ELの場合は暗い部分が増えるほど消費電力は小さくなる。なのでメール画面でも壁紙でもバックを黒にした方がバッテリには優しい。有機ELはもっと流行るかなと思ったのだが意外に採用例が多くはない。従来型ケータイの背面ディスプレイとしては結構使われていたが、あれは単色だったり低解像度だったりでコントラストも高く、なかなか美しいなと思ったものだ。


進化(7/28)
◆ Androidスマートフォンが登場して時が経ち、機能的にも動作速度なども改善された。初期の頃のAndroidスマートフォンはスクロールにしても何にしてもピーク速度は出るが引っかかりもあるみたいな、操作者が気持ちよくいじれる風ではなかったと思う。この点iPhoneは平均的に操作性が良く、まさにスムーズなと表現するに相応しいものだった。
そんなAndroidもハードウエアの進化とOSのバージョンアップでかなり使いやすくなった。スクロールや速度にしてもiPhoneより軽快に動作すると思う。

◆ 直接の、普段の操作とは言えないが起動時間などもかなり改善された。再起動が面倒でやっていられないと言われたのはもはや過去の事で、SO-04Eは30秒かからずに再起動する。そんなAndroidに慣れているとiPhone(4S)の再起動時間がやたら長くて、本当に起動するのかな?どこかで引っかかってしまったかな?みたいな感じさえ受ける。スクロールやアプリの起動に関しても同様に、SO-04Eに比較すると遅い。ただメモリ搭載量の少ないN-07Dに比較すると軽快に感じる事もあり、特に様々なアプリを起動して切り替える場面ではiPhone有利という感じだ。ただしiPhoneはAndroidと異なり、単なるタスクスイッチなのでメモリ的に楽な事はあろう。

◆ メモリにしてもiPhone5は1GBメモリ搭載でフリーエリアと表示される容量は700Mバイト近くもある。SO-04Eは2GBのメモリを積んでいるが、それでも1.2GB程しか起動直後でも空いていない。ちなみにAndroid2.3の頃は1GBメモリ実装機でのフリーエリア600Mバイト以上はあった。
iPhone4SというかiOS6ならば512MBのメモリであのくらい動くがN-07Dの1GBメモリではあの程度しか動かない。あのくらいがどの位かは使ってみなければ分からない訳で、これを文字にするのは大変だ。いずれにしても少ないメモリでも動作するiOSはマルチタスクとは言えないものだが初心者には良い。従来型ケータイにしたってマルチタスクと呼ばれてはいたが実はタスクスイッチに過ぎないのだ。

◆ 次期iOSではAndroid並みのバックグラウンド実行が出来るようになるという。これは便利になる反面、メモリ使用量が増えたりプロセス管理が面倒になったりするので初心者は戸惑う事があるかも知れない。特にバッテリ消費に関しては問題で、知らぬ間に何かのアプリが通信をしてなんて事がAndroid並みに起こる事になる。
ドコモのAndroidスマートフォンやタブレットにはこれでもかと言うほどのウィジェットが貼られている。当然ながらこいつらは通信するのだからバッテリを消費する。blogでも触れた事があるがオートリロードのページを開いたままChromeブラウザを閉じても、バックグラウンドではどんどん通信している。バックグラウンド通信の抑制はアプリごとに設定可能ではあるが、初心者にそれが分かるのかと言えば用語も含めて複雑怪奇だと思うだろう。

◆ 一部スマートフォンのグローバルモデルではスリープ中の通信をカットするバッテリ節約モードが搭載されている。しかしドコモ扱いのものにはこれが無い。表向きはメールの受信がバックグラウンドで出来なくなるからと言う事なのだが、iPhoneだって通知はSMSで来るがメール受信は手動だ。
どのアプリのバックグラウンド通信を活かし、どのアプリを禁止するのかの設定があれば良いのだが、そうすると難しくなる。だったらSMS通知の時点でメール着信音を鳴らすようなspモードメーラの方が親切かも知れない。


どこを向くのか(7/27)
◆ ドコモとiPhoneの関係、各メディア共に独自取材や予想や期待を含めた記事を書いている。ドコモもAppleも以前に比較すると元気度が下がってきている。弱りつつある両者が手を組むのだろうかという所にも記事としての面白さがあるのだろう。
当初ドコモとAppleの交渉ではApple側がNTTの保有する特許の開放などを求めた。無謀とも思えるAppleの要求なのだが、それだけ強気に出られる環境がAppleにはあった訳だ。

◆ 勿論そんな要求をNTT側が飲むわけがない。ここでいったん交渉は打ち切られる事になるのだが、その後音沙汰無しになるかと言えばそうでもない。販売数量が見込めるドコモとの契約が欲しいApple側、加入者流出を防ぎたいドコモ側の思惑が、この点では一致するからだ。ただしビジネスモデルの衝突は避けようがない。
両社ともに加入者の囲い込みこそが基本であると考え、ドコモは以前からiモード網でこれを行ってきた。Appleに関してもiモード網で囲い込むドコモ以上の強烈な縛りでユーザを囲い込む。

◆ 某メディアの報道によればビジネスモデルの競合に関してはドコモが折れたという話もある。その一方でドコモ版iPhoneには事業者アプリを突っ込みたいと要求を出しているという話も。おそらくはAppStore一本ではなくdマーケットからのアプリダウンロードもやらせろ的な話なのではないかと思う。ドコモ版の専用事業者アプリをAppStoreに置くわけにも行かず、アップデートなどの対応を考えると何らかの策が必要になる。勿論使うが分からしてみればドコモ仕様のアプリなどたいした意味は持たないわけだが、ドコモ的にはウルトラ下らないアプリだって重要なのだ。

◆ ドコモはツートップ戦略で対抗しようとした。これは既存加入者のスマートフォン代替を後押ししたが、流出抑止や新規加入増大に対する効果は少なかった。そればかりかNTTファミリーと呼ばれる古くからのメーカを遠ざける事にもなり、それらメーカのドコモに対する不信を増大させる事になった。インセンティブを増額したXperiaはトータル200万台かと言われているのに対してPMCやNEC製はその1/100しか売れていないという。SONYはともかく、何故サムスンなのかと国内メーカは不満を表し、日本メーカの物作りを支える力はもやはドコモには無いとも言い切る。それは端末のみではなく半導体関連にしても同様だ。

◆ 日経は当初iPhoneの販売にドコモが傾いている的な記事を掲載(兼松氏)したが、その後否定的な記事(石川氏)を載せる事になる。記者の感じ方による部分も多々あるのだが、販売に関して前向きと報じた記事にはそれなりの、否定記事にもそれなりの予測と理由がもっともらしく書かれている。
Tizenに関しては両記事共に前向きである旨が記されていた。Google縛りからの脱却、Googleに何かが起きた場合に道連れになるのは避けたいと、これは通常の企業の安全策の中とも考えられる。

◆ ドコモ縛りの変化はdマーケットにもある。これまではドコモ加入者を対象にサービスを行ってきたのだが、今秋をめどに他事業者と契約している人にもそれを開放するという。
これもiPhone販売を予想する人にとっては、独自アプリを乗せずにサービス対象を広げる策だとなる。迷走するドコモだが、それでも加入者数トップが多少の助けにはなっている。しかし逆に、それは謙虚な戦略を立てにくい事にもつながる。NECも同様な事を言っていたが、トップブランドとしての自負が利用者の声を聞かない社風を作り上げてしまったというのだ。


地下街(7/26)
◆ 日本に地下街は多い。他国の地下通路と異なり日本では地下に商業施設がある。地下は安全なのかなどと言われる事も多くなったが、設計強度的には地震などには比較的強いと言えるだろう。耐震性はあっても津波や洪水対策は出来ているのか。最近になって大雨被害が増えた事などもあり、地下街や地下鉄の排水性が問題視されてきた。地下鉄に関してはトンネル内で起伏があるように作られているはずで、駅が丸ごと浸水するケースは少ないと思う。

◆ しかし1993年の台風大雨では赤坂見附駅がホーム付近まで浸水してしまった。地下鉄の入り口には浸水を防ぐための止水版が設置されている箇所もある。ただし大型のものではないのでそこを水が乗り越えたらアウトだ。
地下街や地下道にしても低い位置にある首都高速道路にしても排水設備は整えてある。ただし排水する場所がある事が前提で、浸水時などは排水する場所が無くなってしまう。

◆ 大雨による都内の洪水被害などでも同様に排水する場所が無くなる。地下に貯水槽を作ったりはしているがそこも満タンになれば溢れる以外にはない。
年々変化する気象は都市化の拡大やエネルギ使用量の増大によって起こるともされる。気候の変化の許容度が下がっているのも都市化の影響であり、その対策を講じたとしても変化に追いついていけない。洪水対策施設にしても何にしてもすぐに行えるわけではなく、それが出来た頃にはさらなる気象の変化が待っている。

◆ 地下に水が流れ込んでくるとそこからの脱出はかなり難しくなる。地下通路への入り口から流れ込んでくる大量の水に逆らって階段を上る事は不可能に近い。エスカレータも同様で、例え動いていたとしても大量の水に阻まれる事になる。エレベータも然りであり、電気や機械系統が生きていたとしても水の重さを持ち上げる事は出来なくなる。こんな状況の中で排水が間に合わなくなれば水没以外に無い。

◆ 気象状況などまったく分からない地下街で多くの人が買い物や食事をしている中、突然大量の水が通路を押し寄せてきたらどうなるのか。地震や火災に対する不安もあるが、水害はそれ以上に危険なものでもある。
こうした事から地下街の安全性に関して見直しを進めるべきだとの意見が出てきている。しかし対策や見直しと言ってもそう簡単にできるものではなく、おそらくは法整備なども必要になるだろう。安全対策は未知の危険に対する投資でもあり、その原資の問題もある。

◆ 地下街ではないが、アーケードの安全対策に商店街が苦しんだという話もある。気象その他によってアーケードの天井などが落下或いは破損する危険を回避するために多額の費用が必要になる。安全対策を講じなければ人々の安心は得られないが、そもそも安全性に疑問がある場所に人々が来ない。人が来なくなるので売り上げが低迷して回収費用が捻出出来ず、それは更に客足を遠ざけてしまう。

◆ かなり前になるが品川駅かどこかの地下通路が水没した事があった。まさかあんな所に水が溜まるなんてと誰もが思ったのだが、そのまさかが起きた。
改修前の目黒川は大雨のたびに洪水被害を出した。付近のマンションは地下駐車場や変電設備、エレベータなどの機械設備が水没してしまった。川幅を広げる事の出来ない土地事情故に深さ方向に容積を拡大して今は被害もなくなった。しかしこれにしたって多くの年月と費用がかかっているわけだし、さらなる大雨の時にも大丈夫なのかと言えばそれは誰にも分からない。


K-9(5)(7/25)
◆ Xperia Z使いの方に無理を言ってV4.4を入れて頂いた。やはりUIが変更されたので使いづらいと言う事だった。便利な機能も増えてはいるのだが、基本操作が多少なりとも変化するのは嫌なのかも知れない。私はV4.4に慣れてしまったが、万人がそうとは言えないわけだ。
V4.4にしてプッシュ設定をして様子を見て貰ったが、程なくして暴走が始まってしまった。やはり通信部分の基本はV4.2と同じなのだろう。
そのV4.2はポーリング設定でうまく動作している風に見えるのだが、メール送受信を行うと短時間ではあるが急速に発熱してバッテリ残量の減少が起きる事があるという。
これも毎回ではないので詳細は不明だ。

◆ 私としては打つ手無しという感じ。ポーリングでも発熱に至るとすると、同期出来ない何かがあってリトライを繰り返している位しか考えられない。と言ってもGmail側で特殊な事を行っている風でもなく、そもそもGmail側の設定にかかわらず正常動作しなければならないはずだ。
もしもGmail側の設定が何かの影響を及ぼすとすれば、それは開発者側に即座に知れる事になる。

◆ Android4.1ではalogcatでログが取り出せない。Android4.0では他人(他のアプリ)の吐いたログを見る事が出来たわけで、それはそれで賛否はあるだろう。しかし通信状態の把握などには便利に使えたわけで、これに代わるものがそのアプリに実装されない限りはLogを安易に見る事は出来ない。K-9にLogを見る機能が搭載されるか、あるいはroot化するしか道がないわけだ。alogcatではアプリのパスワードなども見える場合があり、危険だと言えば確かにそうだ。なのでAndroid4.1では他のアプリのLogはそのアプリでなければ見る事が出来ないパーミッションにされたのだと思う。

◆ 今後再び任意のアプリのLogが見られるようになる可能性は皆無だと思われるので、K-9にしても次期バージョンかその次辺りにはデバッグ用の道が作られる事を望みたい。
K-9アプリ内からalogcatを呼べばいいような気もするのだがどうなのだろうか。
私が使っている限りK-9はそこそこうまく動作している。
なので異常動作が希というか特殊な状態であるというのも分かる。しかし異常が起きるのが事実な訳で、私自身としては何がどうなっているのかを知りたい。単なる興味ではあるし、嫌なら使わなければいいと言われる事も十分分かってはいる。

◆ Xperia Z使いの方は改善が見られないのならV4.2の方が使いやすいと言う事なので戻した。K-9は旧バージョンも保存されているのでこうした点は助かる。注意すべきは自動アップデートを抑制しておく必要がある事だ。他のアプリは自動でアップデートしたいがK-9だけはそのままと言うわけには行かないと思う。いや、アプリごとに設定出来たかな?なんかそんな項があったような…私は自動アップデートしない派なので余りよく見ていなかった。

◆ 試行錯誤と言うほどの事は行っていないし、自分のスマートフォンで起きている現象ではないので煮え切らない感は強いのだが、K-9いじりもここまでという感じだ。XperiaZ使いの方は当面V4.2を5分ごとのポーリングで使う事になるだろうけれど、ポーリングでも発熱するケースがあるという所が少々不安だ。Gmailアプリの方も非スレッド表示などが出来るようになれば良いと思うし、Web版は非スレッド表示にも対応されたので期待はしたい。iOSなどでもスレッド表示がスタンダードなので、従来型ケータイとかPC版のメーラの方が時代遅れなのだよと言われればそれまでの感じはする。スタンダードに慣れなければならない日が、たぶん来るのだろう。


K-9(4)(7/24)
◆ K-9のV4.5(V4.4でもたぶん同じ)を使ってみた。メール一覧から本文表示に切り替えるのにエフェクトが付いた。従来バージョンでもあったのかも知れないが意識していなかった。本バージョンではアニメーション項にチェックが入っていて画面遷移にエフェクトがかかるのだが遅い。遅いというか動きがスムーズではないので私はこのチェックを外した。検索項を無効にすると表示が速くなるので、検索が不要な方はこのチェックを外すのも方法だ。他にも様々な機能が追加されているように思うのだが、多くはアクセサリ的なものだ。

◆ K-9はこれまでは余り見栄えという点は重視していなかったと思う。今回のバージョンアップではその辺りを重点的に見直してきたと言う事だろう。これはこれで悪くはない。利用者が増えれば見栄えを気にする人も当然増えるし、他のアプリ並みに綺麗な画面をと望む向きも多いはず。メール一覧画面に、電話帳に写真が登録されているとそれが表示される。これも以前のバージョンでどうだったか忘れてしまった。というか、いかに気にせず使っているのかを再認識する。
未読の表示は分かりやすくなった。従来版は左横の縦の棒の色の濃さが変わったのだが、本バージョンでは○マークが付く。○ならば既読で●は未読であり分かりやすい。デザイン的には以前の方がスッキリしていて場所も食わなかったので○表示ではなく従来の縦棒を塗りつぶすか中を抜くかの方が個人的には良かったかも。

◆ 相手から送られてきたメールに引用文が含まれている場合、PCで見ると">"になっているのに何故かK-9では"|"に変換される。設定を見ても特に問題は無いし、そもそも">"は相手のメールに書かれている文字なので不思議だ。もしかしたらこれを"|"に変換しますか?みたいな設定があるのかも知れない。相手からのメールをHTMLメールだと解釈したとしても、相手のメール本文中にある文字が勝手に変わってしまうのは問題だろう。なのでこれはバグの可能性もある。
こうした細々とした点はまだ完成域に達していない(開発版だから)部分はあると思うが、新機能などをいち早く使いたい向きには面白い。

◆ 開発版の更新頻度は高く、頻繁にアップデートされている。
バグレポートや要望も書く事が出来るのだが、バグはともかくとして要望が全て受け入れられる事は無い。この中に通信異常を訴えるレポートがない所を見ると、この問題が起きるのは日本国内向けスマートフォンに限るのだろうか。
事業者アプリとか日本語環境がいけないとか?それも考えにくいのだが問題が起きればもっと大事になっていても良いはずだ。

◆ K-9のわかりにくさは設定の複雑さにある。設定の複雑さは設定自由度の多さでもあるので使いこなす人にとっては有り難い。個人的には1stクラスと2ndクラスという名称が分かりにくいなとは思っている。ならばどうしたらいいのかと言われても困るのだが、このクラスというのは単に任意にクラス分けするグループの事であり、1stや2ndそれ自体が意味を持っているわけではない。プッシュや表示をするかしないかを1stと2ndにグループ分けをしてまとめて設定すると言う事だ。個々のフォルダに対してプッシュしますか?表示しますか?と設定を設けた方が初心者には分かりやすいが、まとめて設定が出来ないと設定自体が面倒になる。フォルダ一覧画面の横にプッシュするかしないかのチェックボックス、同じく表示するかしないかのチェックボックスを設けるようなGUIチックな流れにした方が良いのではないかなぁ。視覚的にもその方が分かりやすい。


K-9(3)(7/23)
◆ K-9の現在使用しているバージョンは4.200である。
K-9は小数点以下1桁目の数字が偶数の時にはリリース版で奇数の時が開発版だったと思う。4.4はデフォルトの画面の色などが変更されて見栄えが変わった。スレッド表示などいくつかの機能も搭載されている。IMAP系が変更されているのかどうかはリリースノートを見ても分からないが、ICSやJBに関しての不具合は修正を受けたようだ。

◆ 私自身は開発版の4.5なども試してみている。XperiaZ使用者の方にもバージョンアップを勧めてみようと思うが、使い勝手的な問題も有るので今は様子を見ている。Astroファイルマネージャなどでもそうなのだが、UIの変更が人気下落につながらないとも限らない。K-9の場合は旧バージョンも保存されているのでバージョンダウンは可能だが、PLAYからは当然ながら最新版しか入手は出来ない。

◆ Xperia Z使用者の方は5分ごとのポーリング設定で問題なく使えている。当然ながらメールの着信は遅くなるのだが、Gmailアプリでそれをカバーするという。Gmailアプリが立ち上がっているとメール着信のイベントを取得する事が出来る。これでK-9の受信動作を行わせる事が出来る。もっとも他のメーラのイベントを使うなどK-9開発者が納得する事はないと思うし、Gmailアプリと両方で受信メールを取得する事になるのでトラフィックの無駄でもある。

◆ ポーリング設定だとメール受信を時に手動で行う必要もあると思うが、Ber.4.4ではパネルに受信ボタンが設置されているので操作が楽になる。4.2以前は設定ボタンから受信を選択しなければならず、少し面倒だった。4.5をN-07Dに入れてIMAPサーバとの通信を観察してみたが、当たり前ながら特に変化のある点はなかった。
V4.4以降でどの程度のコードが書き換えられているのかは分からないが、通信部分がいじられている可能性は高くないと思う。

◆ 通信に起因するトラブルはV3位の時から報告されている。その原因がフォルダ同期であったりもして、具体的な原因に関しては改善が行われている。しかしV4.2でも同様な障害があるので他にも要因が潜んでいるのだろう。IMAPアクセスそのものなのか、同期しようとして失敗してリトライを繰り返しているのかも分からない。同期失敗だとするとヘタにタイマなどで保護すると頻繁な同期が起きた場合のレスポンスが悪化する。

◆ 他のアプリなどでログやエラーステータスを作者に送出する仕組みが実装されているものがある。障害を言葉で説明するのは大変だが、作者はログを見ればおおよその原因がつかめるというわけだ。SleepAsAndroidに関しては何度かログを送出した事がある。N-07Dではスリープ状態に入らないばかりかバックライトも消えなかったのだ。
だがSO-04Eでは作者の意図したとおりの動作をしている。

◆ バイブレータ系の動作も機種ごとで違いがあり、N-07Dではうまく動作するCustomVibratorはSO-04EではシステムバイブレータがOFFに出来ない。ハードウエア制御系は機種ごとの違いが多いと言う事で、この辺りも標準インタフェースが出来ないと解決しない。Androidは今も発展途上と言う事でもあり、iOSの場合は特定ハードウエア向けなのでこれらの問題は起きにくい。相性など呼ばれる曖昧な問題は様々なハードウエアやメーカの製品が混在する製品では致し方ない部分がある。


dタブ(2)(7/22)
◆ dタブのホーム画面はドコモの宣伝ウィジェットで埋め尽くされている。そこでGOランチャーEXを入れてみたが、私が使っていた頃のものとバージョンが変わっていて戸惑った。動作にストレスは感じないがアイコン移動などがうまく行かなくなる事がある。
他のホームアプリを試したわけではないのでGOランチャーEXのみがdタブとマッチングしないのかどうかは不明ながら、ホームアプリを変えたら動作が不安定になった事例はあるそうだ。

◆ dタブは(dビデオで配信されるものの)音量が小さい。イヤフォンを使うとか静かな部屋でなら聞こえるが、それでも音量は最大にする必要がある。イコライザなどの設定を散々いじってみたが変化はなく、もっとも効果的だったのは背面に付けられているスピーカの音を前部に導くべく紙で筒を作って付けた事だった。
dビデオの再生その他にまったく問題はなく、dビデオにあるタイトル一覧取得などが少し遅いが我慢出来る範囲だ。

◆ 一方でスクロール速度などは不満が残る。1.5GHzのデュアルコアであるN-07Dよりも明らかに遅い。もちろんXperia Aよりも遅い。引っかかりはあるが安いのだから仕方がないと思えばそんなものかで使える。常用するにはストレスになるかも知れないが、ビデオを見るとかブラウザを開く程度であれば我慢出来るか。動きの激しいゲームなどだと問題になるかも知れない。

◆ バッテリはビデオを連続視聴したり操作をしたりしながらで8時間以上は持つように思う。操作開始時のバッテリ残量が100%ではなかったのと、バッテリ切れになる前に操作を終えたので正確な所は良く解らない。なおITmediaの記事によればYoutubeの連続再生で10時間以上の動作が可能だったそうだ。

◆ 液晶のコントラストは低い。くっきり感もあまり無いし色再現性も良いとは言えない。このあたりはコストとのバランスになるので致し方ないだろう。バックライトの輝度はそこそこだが、日中でも見られるかどうかは微妙な所だ。画面が大きいだけに反射も気になる。
バックライト輝度を上げるとコントラストの低さが目立つようになり、映画の暗いシーンなどは薄ぼけた感じになってしまう。

◆ dタブをしばらく操作した後でXperiaをいじると、その画面の小ささを改めて感じる。大きい画面は見やすいし目が疲れない。とは言っても携行出来るような大きさでも重さでもないので、付属のスタンドに乗せて使うのが良い感じだ。付属のスタンドは縦置きでも横置きにも出来るが、縦置きの場合は電源スイッチ側を上にしないとスタンドで電源スイッチが押されてしまって電源が切れてしまう。起動時間が極端に長いわけではないのだが、不意に電源が切れて最初は驚いた。
同じく、電源ボタンの横にある音量ボタンも押されてしまって何が何だか… みたいな。

◆ メモリは1GBしか乗っていない。フリーエリアの確認はしなかったというかアプリが入っていなかったのであえて入れなかった。設定などもオリジナルの状態で不要アプリの強制停止なども余り行っていない。おそらくはドコモ系のウィジェットが頻繁に通信してCPUパワーを食っているのだろうなと思う。それでも持って歩くわけではないしWiFi接続だし、電池容量も大きいので気にしなければ気にならないはずだ。
大画面で見やすくなるのはブラウザだと思う。スマートフォンでホームページを見る感覚よりはPCのそれに近いと感じた。つまり操作性ではなく画面の大きさがどうなのかと言う事、解像度自体は1280×800と高解像度とは言えないが粗く見えすぎるという風でもない。


K-9(2)(7/21)
◆ Xperia Z使用者は度々のトラブルでK-9や他の設定をかなり覚えたご様子だ。昨日書いたようにK-9がバッテリ消費を開始した場合はプッシュ動作を「しない」にすると落ち着く。当然メールは受信しなくなる。データ量を確認して貰った所1日で90Mバイトも食っている。以前にチェックした時にはそんなデータ量にはなっていなかったのに、一体何が起きているのだろうか。

◆ 一点気になったのはメール作成中にスリープに入ったりすると下書きフォルダに格納されるらしいことで、これが同期の対象となっている場合にはバッテリの異常消費が起きるとの話もある。
しかし下書きフォルダは同期の対象にはなっていない。ただし私と使い方が違うという点を見ると下書きフォルダやゴミ箱の振る舞いだ。
私は下書きフォルダにメールを突っ込むことは皆無であり、消去メールは完全削除の設定にしている。XperiaZの方は上記の通り下書きフォルダにメールが入ることもあるし、移動機側で消したメールはサーバでは完全削除にはなっていない。この辺りの設定が違うと言えば違うのだが、それでデータ使用量が莫大になるのはおかしい。

◆ 前回見せて貰った時には1週間以上使った状態でデータ量は40Mバイト程度だったと記憶している。それが1日で90Mバイトはおかしい。というか1週間で40Mバイトも十分おかしい値なのだが、画像や動画添付でもしたのかなと思っていた。だがこの90Mバイトの消費の時には画像添付メールの送受信も数えるほどしかしていないという。画像データは大きくても1Mバイト程度である。たとえ10枚添付したとしても10Mバイトにしかならない。

◆ メール設定の話なので他人の端末を自由にいじる事は出来ない。設定を変更して様子を見てと言っても、一体どのくらいの期間正常ならば本当に正常であると考えて良いのか。というよりも、異常事態に陥るとバッテリを食い尽くしてしまうので同期を切るなどしか手が無くなる。
即時受信性に問題はあるがCommunicaseも勧めてみた。
だが使いにくいと言うことでK-9で何とかならないかという。

◆ そこでIMAP IDLEをやめて5分ごとにポーリングする設定にした。遅延は最大で5分間になるが、Gmailアプリの方で着信が分かるのでその場合は手動受信すればいい。何とも不格好な形になってしまうのだが、K-9を送信用と割り切れば使えないことはない。ただし5分ごとのポーリングなのでバッテリ消費はそれなりになるはずだ。おそらくは私がLatitudeSyncでデータを送り出しているに匹敵するものになるだろう。

◆ それでもK-9が使いやすいと言うことなので、しばらくはこれで様子を見て貰おうと思う。気になる点である下書きとゴミ箱の関係は、私も同様の事を行ってみたのだが異常は起きなかった。下書きフォルダにメールを残したままにするとかゴミ箱内容の完全削除をしないなどしてみたが変わらない。
そもそも同期フォルダやその内容によってIMAPサーバとの通信が継続し続けるのはおかしい。何度リトライしても同期が取れないのならば、その旨通知してプロセスを終了するのが通常の設計だ。

◆ IMAPサーバとのリンク維持が他の、例えばCommunicase等に比較すれば良くできている。なので即時受信に失敗するケースが少ないのがメリットだ。しかしその何らかの仕組みや実装がうまく動作しないケースが存在するのではないだろうか。
他のアプリとの干渉と言ったって、何かを共有しているわけでもないし同じ作者のアプリを複数入れているわけでもない。困ったものである。


K-9(7/20)
◆ Xperia Z使用者の方のバッテリ消費問題だが、K-9の再インストールで直った風に見えた。しかし話を聞くと、その後も何度かバッテリの異常消費を経験したという。IMAP同期の設定を外すとバッテリ消費は収まるようだとの話なのでIMAPサーバにアクセスしっぱなしになると世間で言われている事が起きているのだと思う。
いったんこの状態になるとしばらくはそれが維持されてバッテリが無くなる。だが再充電した時には正常に戻っているとか、余り安定に動作していない。

◆ これが何故XperiaZでは起きてXperia Aでは起きないのか。Xperia Aで起きるのならば原因追及もするのだが、私のK-9はきわめて正常に動作している。
Gmailアプリの方が安全ですよとは言ったのだが、使い勝手の点でK-9が良いという。
色々な情報を調べてみたのだが、IMAPサーバと通信しっぱなしになるとか同期がいつまで経っても終わらないなどの報告があった。
多くの方はK-9の使用をやめている。再インストールして直ったという報告もあるが、それでも度々同様の症状に見舞われたと書かれていた。

◆ K-9自体が悪いのではなく何か別のアプリとの干渉が問題だと書かれているページもあった。ただしどのアプリと相性が悪いとか、何がどう影響しているのかは書かれていない。再起動では改善しないし、コールドスタートをかけても、Xperia Zのケースでは変化がなかった。ただしアプリを再インストールしたら直った。アプリ本体が壊れていたとか?まさか。先日書いた下書きフォルダなどを同期対象から外す設定はしてみたが変化はなかった。

◆ IMAPサーバとの通信が終わらなくなるなどであればタイムアウト処理を入れるなり異常の表示をする事位は出来るはずだ。というか異常動作を開発チームが認識していれば根本原因の追及が出来るように思う。先日も書いたようにXperia Zでは12分ごとにリフレッシュ動作を仕掛けているにも関わらず数時間以上(手動受信して気づいたそうだ)メールを受信しなくなる事象もあった。この時はバッテリの異常消費は起きていない。

◆ CommunicaseはIMAP同期が度々外れてしまうし、他のメールクライアントもIMAPのリンク維持の制御が雑だったり通信間隔が短くてバッテリ消費が過大だったりする。本来であればGmailアプリが使いやすくなってくれるか、Google同期によるPushをサードパーティアプリで受けられるのがもっとも良い。

◆ Xperia ZにK-9をインストールしている人など山ほど居ると思うので、何かの設定やアプリが影響を及ぼしている可能性はある。K-9の異常が報告されているのがXperia利用者に多いのは単に市場に出ている台数の関係だろうか。他のモデルでもバッテリが異常に早く減るという事象の記事は見かけたのだが、その数は少ない。ログを解析してみる手はあると思うが、どうやらAndroid4.1ではそのツールが動作しないらしい。

◆ ログを見て何かが分かるかどうかは、XperiaAで実験してみようとは思ったのだがalogcatはAndroid4.1では動作しないのかな。まあログを取った所で原因の片鱗はつかめるかも知れないが解決に至る事はない。でも原因というか状態を知りたい。アプリの暴走などではなく通信系の何かが起きていると思われるし、通信出来ないように設定すると電池消費は収まる。電池消費が異常な場合でもメールの送受信は正常に行えるし、メール受信が出来ない状態でも送信に問題はない。


dタブ(7/19)
◆ Xperia Z使用者の方がdタブを買ったという。例の文字にじみは個体交換ですっかり改善された。ドコモショップによれば「ショップの在庫品も少しにじみますが、それより酷いようなので交換します」となったそうだ。これで問題が起きなければ、やっと安心して使えるのかなと思う一方で、又何か起きるのではないかとの不安もあるようだ。

◆ WiFi接続で使っているiPhoneの方はすっかり使用頻度も低下し「小さくて見にくいし操作しにくい、Xperiaに慣れてしまうとまるでオモチャのようだ」と語る。
で、dタブに手を出してみたと言う事らしい。WiFiで使うのみならばタブレットの方が見やすいと言う事だ。
仕様としてはXperia Zに及ばないのとRAM搭載量が少ないのが気になる所ではあるが、果たしてどの程度動くのだろうか。

◆ CPUはHiSilicon製のK3V2Tと聞き慣れないものなのだが、ベンチマークを見る限りN-07Dよりもずっと高い数値なので問題はないだろう。ドコモショップで触った限りでは、そこそこ動くように感じた。
メモリ搭載量はRAMが1GBでROMが8GBと少ない。このあたりはコストとの関連もあるだろうから仕方ない所だが、ROMに関してはmicroSDが使えるので何とかなりそうだ。いずれにしても多少の不満は価格がカバーしてくれる感じだ。

◆ 確かに中華タブレットは安いものも多いのだが、多くは画面解像度などの点で不満が残る。dタブは標準価格は2万円を大きく超える(でも安いとは思う)モデルであり、まあそこそこの仕様となっている。もっとも定価で買うケースは殆どないと思うので二重価格と言ってしまえばそれまでだ。
購入はspモード契約のあるスマートフォンがあれば良い。あくまでもスマートフォンの付属品という扱いでの販売で、つまりバッテリやクレードルを買う感覚で入手する事になる。

◆ 安価に買う条件はdビデオの契約だ。これは月額525円のサービスで公称1.3万タイトルが見放題になる。この手のサービスは他でも行っているが、決して新作が見られるわけではない。映画に関しては900タイトルほどが視聴可能だが、多くの映画は観た事のあるものだと思う。オリジナル番組などもあるようなので楽しむ事の出来る人には525円の価値がある。
ドコモ的にはこれによってdビデオ契約者数が増大したと宣伝材料の一つになっている感じで、つまりは宣伝費で値引きされていると考えればいいだろう。

◆ dビデオは毎月1日に契約した場合がもっともお得で、dタブとの支払総額は1.5万円以下になる。やがて飽きてしまうとは思うのだが7ヶ月間は視聴可能というか解約不可能というか解約すると違約金を取られる。しかしコンテンツが気に入れば、勿論継続利用すればいい。
私は以前に宅配DVDレンタルを契約していた事があったのだが、早々に飽きた。新作はなかなか借りられない、人気のタイトルも借りられない、借りられなくても月額料金が発生するのでB級タイトルを借りる。で、飽きてしまったという流れなのだ。

◆ dビデオの見応え感に関しては又後日聞いてみようと思っているしdタブそのものに関してもインプレッションを聞こうと思う。iPhone4S、Xperia Z、dタブと使っている人なので何かと参考になる。
話は変わるがXperia Zはスクロール速度などはXperiaAより遅いかも知れないと思った。画面によって異なるのだが、解像度が高い分だけ厳しいのかなと思わないでもない。


Xperia Z(12)(7/18)
◆ 3台目となったXperiaZなのだが、K-9再インストールで直った風だった。ただし不思議な事も起きている。
K-9が着信しない事があるのだ。iPhone(WiFi接続)で受けるGmailは着信するのだが、K-9の方は数時間にわたって非着信となる。リフレッシュは12分ごとなので、普通に考えれば最大12分の遅延でメールが受かっても良い。WiFi接続の時には起きないらしいのでドコモネットワークの問題と言えなくもないが不思議だ。

◆ そこでGmailアプリも併用してK-9が受からない場合でもGmailで受かればいいと考えたそうだ。たいていはK-9で受かるのだが、ダメな時には全然受からない。iPhoneならばこんな事は無いのにと不満を募らせる。
別件ではあるが文字の紫滲みも気にする。最初の個体と次に交換して貰ったものは正常だったのだが、現在使っている個体は紫滲みが激しい。カラーバランス設定で多少は改善されるのだが根本解決にはなっていない。それでも仕方が無いかなと思っていたそうだが、黒いバックに白文字を読んでいるとかなり目が疲れるそうだ。

◆ この件を151に聞いてみると「判断はドコモショップに任せる」と言われたそうで、面倒ながら又々ドコモショップに足を運ぶ。
と、そこであっさり交換を進められたそうで実に4台目のSO-02Eになったわけだ。151からのメールの、品質基準を満たした製品だけを出荷しているの一文はいったい何なのか。これまでに何度も交換の目にあった事がある私でも、さすがにここまで交換続きと言う事は無かった。紫滲みは個体の問題だとして、交換2台目で原因追及がスムーズに行けばそれで済んだはずだ。

◆ もちろん私が自分で使っているものであればあれこれ試してみたのだが、そもそもiPhoneを使っていた方なのでドコモショップ任せであった面もある。ドコモショップでも原因追及よりも交換で済ませようみたいな所があったのかも知れないし、元々不良交換の多いモデルだったのかも知れない。
不良と言えばN-07Dで、先日もドコモショップで交換して貰っている女性が居た。タッチパネルの反応がおかしくなったらしい。ドコモショップでは在庫が無く、他のショップを紹介して貰っていた。

◆ 個体不良は交換して貰うしかないのだが、その他の様々な問題はどうにかならないのか。それでもこの方の場合はドコモショップでの対応が良かったが、滲みにしても何にしても仕様ですと押し切られる場合が多い。
メーカの品質に問題があるのは事実だが、その対応などに問題がないとは言えない。実際、滲みを理由に交換や修理を要求しても受け付けて貰えないケースも多々あるという。不良をゼロにする事は出来ないし、そもそも設計不良のN-07Dはどうなるのかという問題も有る。不具合品は交換で直るが設計不良となると、対策品が出来ない限り我慢するしかない。
もっともN-07Dはクレームを出すと他機種への交換には応じて貰えるそうだ。

◆ NECなら仕方ない感じもするがSONYはグローバル展開もしているし、液晶品質をウリにしているのだから文字の滲みなどは処理の確立がされていても良いと思う。
2年間使わなければならない事を考えれば、目に付く部分の不具合は改善されるべきだし、リコール対象になっても良いと思う。
SO-04Eの方はアタリだったのかどうかは分からないが特別トラブルに見舞われた事がない。なので安心していたのだが、個体による差は無視出来ないと実感する出来事だった。


M氏の婚活(7/17)
◆ 前回は宗教の話だったっけ。今回は宗教とか思想の問題ではないのだが、いきなりがみがみ言われたというお話を紹介したい。そもそもM氏にアプローチしてきたのはその女性の方で、お歳は42歳だそうだ。
中肉中背の普通の感じで、顔はあっさり目というか平坦な感じだったという。派手な印象はなく、むしろ地味というか笑顔が少ないなと感じたそうだ。
その方とはメールを中心に世間話などをしていたそうで、徐々に親しくなっていく。その方は男性の手が好きだという話になり、M氏が手フェチなんですねと書いたそれが気に入らなかったらしい。

◆ 確かにフェチの意味的には性的嗜好となるのだが、"ヲタク"と同じ位の感じで使われているのではないだろうか。しかしお相手の方は気に入らなかった。いきなりフェチとは何事かと始まっちゃったわけだ。話はそれに留まらず、様々な文句が付く。例えばお相手の方が自ら公開しているプロフィールデータの項目数とM氏のそれを比較して、私はこれだけ書いているのにMさんはこれしか書かれていない、これは明らかに失礼な行為だとか何だとか。そんなの勝手だし聞きたければ聞いてくれれば答えるのにとM氏は困惑する。

◆ 中年女性の怒りは収まりを見せないご様子で、ここぞとばかりに屁理屈をぶつけてくる。この年代の方には良くある話なのだが、自分の考えがスタンダードであってそれが世間に通じるという理論展開になる。しかも文章があちこちに飛ぶので何の話のことだか良く解らなかったという。良く解ったのは、何かの拍子に爆発する可能性のある危険な人だと言う事。M氏によれば「さすがにメール全文を読む気にはなれませんでした」なのだから凄かったのだろう。M氏は何と返事を書いたかと聞くと「すみませんでした。私は○○さんを日本の方だとばかり思っていましたが、私の書いた日本語が通じなかったようですね」として相手のメールアドレスをフィルタしたそうだ。

◆ M氏によれば「今まで色々な人と会ってきたが、一番怖かった」という。突然の豹変が実際に会っている時に起きたならば、M氏はどう対処したのだろうか。その場を立ち去る事で済めばいいのだが、いずれにせよ普通の男だったら戸惑うに違いない。相手が何に反応するのかはその反応が起きるまでは分からない。硫酸に水を混ぜたら発熱が起きることくらいは分かるかも知れないが、余りよく知らない相手が突然怒り出すのは予想が出来ない。
それが仲良しになり、喧嘩というレベルであれば納得も出来る。しかし出会ってさほど良く相手を知らない段階の相手から失礼だ非常識だ無学だと言われてはたまらない。

◆ M氏は今後もこんな事が起きるのは嫌だと尻込みする。よほど堪えたのだろう。街を歩いていたらいきなり因縁を付けられたに等しいとM氏は言い、恐怖症になったとも語る。そのメールを実際に見たかったのだが、M氏はさっさと消してしまったそうだ。メールは消してフィルタ設定も行ったし、公開プロフィールに個人情報に関する事は書いてはいないそうだが、それでも「相手がメールアドレスを変えて攻撃してくるかも知れない」と、ちょっと被害妄想的にもなっていた。場慣れしていないと言ってしまえばそうなのだが、婚活歴から行けば立派な経験者だ。宗教家の人の時だって気持ち悪がっていたではないか。でも宗教家の人の時には怒られたという風ではなかったから、いきなり相手が怒り出す事への恐怖が芽生えてしまったのか。


山で使う(7/16)
◆ 山間部でも携帯電話が使える所が多い。スカイウエイブで県道を走っていて確認すると、確かに圏外の場所もあるのだが割合としては少ない。延々として圏外が続く事がないのは有り難い事だ。黒部に行った時もドコモは圏外にならなかった。しかしSBMは途中からは全く使えない状態になってしまった。観光客密度も高いし韓国人観光客も多いのにSBMは無視なのだ。

◆ 私はLatitudeSyncアプリを使って通常は5分ごとに自位置を送り出している。一人で出かけて何かがあったとしても地図上の位置を見ればどこに居るのかが分かる。動力付き乗り物の場合はまだ良いが、自転車や徒歩登山などでは自位置の通知は安心感があると思う。
しかし黒部周辺のように圏外では仕方が無い。携帯電話はどこでも使えて欲しいのだが、実際にはそうは行かない。都市部で普通に使うのならばSBMでも良いのだが地方部や山間部で使おうと思うと不便を感じる。

◆ 山と溪谷社によれば日本百名山の山小屋に於ける電波状況はドコモが全体の63%で使用出来、auが35%、SBMに至っては14%でしか使えなかったそうだ。
SBMが使えるのにauはダメという箇所は1つだけあった。なおデータは山小屋に於けるものであり登山道で利用出来るかどうかは明確にはなっていない。山小屋では利便性確保のために、無線中継型の小型基地局や中継器が置かれている可能性もある。山小屋と地上との通信手段として整備されている可能性もあり、これらの対応はドコモが積極的だからだ。

◆ 従来は登山時にアマチュア無線用のトランシーバを持っていくケースもあった。免許が無くても非常時の非常通信のみであれば違法にはならない。トランシーバは何が良いかとか低温時に備えてバッテリの予備が必要だなんて記事もあった。それが今では携帯電話で用が足りるのだから有り難い。アマチュア無線では必要な時に必ず接続出来るとは限らないからだ。

◆ 黒部では全く役に立たなかったSBM版iPhoneは、電源を入れ直したり色々やってみたがダメなものはダメだった。人が多くゴチャゴチャしている所で連絡が取れなくなるのは不便で仕方が無い。これが登山時となれば不便どころの話では済まなくなる。より確実性を求めるならば衛星利用の携帯電話を持つ手もあるのだが、これは少々敷居が高い。

◆ 鹿児島から宮崎辺りの山間部ではドコモよりauの方が使えた。現在の事情は分からないがドコモが圏外になるケースもあった。ドコモとauのどちらが有利なのかはエリアにもよるとは思うのだが、つながりやすさナンバーワンのSBMが地方部に弱い事だけは確かだ。
従来型ケータイと違ってスマートフォンはバッテリの保ちも心配になる。使わない時に電源を切っておけば良いのだが、撮った写真などを投稿しながら移動するとなると電池が減ってしまう。それに圏外が加わると間欠受信のデューティが変わるので電池消費が激しくなる。黒部のiPhoneもかなりバッテリが減った。

◆ これからの季節、登山する方も増えるだろう。あるいは車や二輪車さえも入れない道を自転車で走ったり。
SOSコールなどする必要な事態が生じない事が一番だし山岳部を歩く人たちはそのエリアでどのケータイが使えるのかは知っているだろう。しかし年に何度か山に出かける程度の方はそこまで気にしていないかも知れない。黒部に行ったiPhone持ちの方も(ビル内でもないのに)何故圏外なのかと不思議そうだった。


続セラミックナイフ(7/15)
◆ セラミックナイフをしばらく使ってみた。切れ味に関しては定量的な測定が出来ないので曖昧になるのだが、いつも使っているクロモリの薄刃の包丁の研いだ直後の切れ味には全くかなわない。しかし1週間使ったクロモリ包丁とは同程度、1ヶ月使ったクロモリ包丁よりは少し良く切れる感じがする。

◆ 刃の厚みに関しては多少気になるものの、出刃包丁ほどのものではないので常識的とも言える。トマトなども形を崩さずに切る事が出来るし、鶏肉の皮なども前後に引きながら切れば問題は無い。
鶏皮に関しては研ぎ立ててではない金属包丁に勝るかも知れない。
使っているセラミックナイフは少し小型のタイプなので金属包丁に比較すると料理に使うには小さい。日本の包丁は多くの海外で使われている調理用ナイフより大きく、それに慣れているからだ。

◆ 前後に動かさずに上から押すようにしても切れる事は切れる。この辺りも金属包丁と似たようなフィールなのだが、なんか刃が欠けそうな不安はつきまとう。
セラミックが石であると強く認識していない人ならば普通に使うのではないだろうか。
耐久性というか切れ味持続性に関しては今のところ不明なのだが、同様のナイフを使っている知人によれば金属包丁よりも切れ味持続性は良いのではないかと言う事だ。

◆ セラミックナイフには無料研ぎ券が付いている。
なので切れなくなったら研ぎに出すか、専用の研ぎ器を使えば切れ味が回復するはずだ。焼き入れされた金属ではないので熱いものや冷たいものを切るにも適している。金属包丁だと焼きがなまってしまうし、あるいは酸性の食材なども金属腐食を気にすることなく使う事が出来る。

◆ セラミックナイフが千円で買えるならば普及は進むはずだ。多少壊れやすくても千円ならば諦めも付く。しかし現状では3千円程度であり、用途が限定されるので買いにくい。その用途なのだが、柔らかいものを切る時に使うのが正しい。パンやケーキ、刺身などを切るのに使う。間違ってもカボチャなどを切ってはいけないし、魚を骨ごと切るのも刃こぼれの原因となる。

◆ 固いものを余り切らない料理用としては悪くないと思う。少なくとも安物包丁よりはずっと良く切れるし切れ味の持続性もある。安物包丁は刃先の仕上げがかなり雑で、でも研げば何とかなるかなと思って実験してみた事があるのだが、刃先の強度というか硬度が足りないのか、すぐに切れなくなってしまった。では高額な包丁が良いのかというと、確かに良いのだが鉄の包丁は手入れを怠れば錆びるし切れなくなる。

◆ 簡易型包丁研ぎ器もあるが、私としてはあの器具自体を余りよく思っていない。まあドリルの刃を研ぐものだって研がないよりはマシなので、その程度の効果はある。しかし研ぎ器の中には包丁の刃先がガタガタになってしまうものもあるので注意を要する。
おそらくこのページをご覧の方は包丁を研ぐなど朝飯前だろう。うちで使っている砥石はずいぶん前に購入したものだが、その砥石自体がずいぶん減ってしまった。刃こぼれした刃物を研ぐには目の荒い砥石が必要だが、通常使用であれば出来るだけ目の細かなものの方が良い。


Xperia Z(11)(7/14)
◆ Xperia Z使用者の方からは特に何も言ってきていない。話のついでに聞いてみると、普段通り使って普段通りに使えているというお話だ。バッテリの異常消費も、それに伴う発熱も起きていないとの事。原因がハッキリしないので結論づけるには根拠が少ないとは言えK-9の再インストールで直ったっぽい感じがする。だがその後再び電池の異常消費が始まったと連絡を受けた。私が状況を見られる訳ではないのでK-9のアンインストールを勧めた。

◆ K-9で何が起きているのかは分からない。
私が使用しているXperia Aで同様な事が起きたならばログを取るなどしてみるのだが、一般利用者はそこまでは出来ない。IMAPサーバとの通信が30秒とか1分ごとに起きるらしいと書かれたページはあるのだが、それにしてもバッテリ消費量が多すぎる。
条件は異なるのだが連続通話可能時間は約10時間であり、毎時10%のバッテリ減少となる。バックグラウンドで30秒ごとに通信が起きたとしても、おそらくはこの程度の電池消費量になるのではないだろうか。
それが異常時には20%/hから30%/hで減り続けるのだから尋常ではない。

◆ そしてその状態でもCPUパワーを食っているプロセスは見つけられなかった。タスク管理アプリに表示されない類であった可能性もあるが、いずれにしても。
色々設定を変更したりしてもバッテリの異常消費状態からは復帰しなかった。コールドスタートも行ってみたが変化はなかった。
そもそもXperia Zは2度の交換を経ているので、その都度初期状態から設定している。K-9に関しても設定ファイルをインポートしたのではなく、Googleにバックアップされたアプリがダウンロードされた後で手動設定している。

◆ アプリの動作不良の発見が遅れたのは最初に使用した個体でモバイルデータ通信を切っても変化がなかったからだった。つまり最初の個体と2番目の個体では起きている事が違っていた可能性がある。単にバッテリの異常消費という点だけを見て、その時にはBatteryMixさえも入れていない状態だったので見のがした。以前に書いたように最初の個体は初期化に失敗(データが消えない)しており、個体不良であると判断された。

◆ また自分の経験からLTE⇔3G頻繁切り替え問題が原因ではないかと思ってしまった事、私自身もK-9を使っているのだがバッテリ異常消費を経験していたい事も原因追及を邪魔した格好となった。
K-9再インストールで少しの間は正常化していたが、再び同様な事となった。これはK-9をアンインストールして原因がK-9にあるのかどうかを確認すべきだろう。
しかし使用者はK-9をもうしばらく使ってみたいという。
異常が発生したのはWiFi接続した時だったそうだ。IPアドレスが変化したのでIMAP IDLEの再リンクが行われると思うのだが、それでもメールが遅延したという。
この時にバッテリの減少と本体の発熱が起きているので、WiFiを使わないで様子を見たいとご本人は言う。

◆ K-9が悪い説にしても常にその状態に陥るわけではないのが不思議だ。通信環境によるのかとも思うのだが、再発時は自宅でWiFi接続していたという。確認までには時間を要する事なのだが、K-9が原因か否かは探ってみる必要がある。Xperia ZにK-9を入れている人は山ほど居ると思うのだが、何かのアプリと干渉するとか、訳の分からない事でも起きているのか。それとも、そもそもK-9に罪はないのか。
ちなみにバッテリ異常消費時にGoogle同期を切っても何ら変化はなかった。


カーナビ(7/13)
◆ 縮小中のカーナビ市場だが、最近はタッチパネルでシームレスに地図の拡大や縮小の出来るモデルも出てきている。
当初のカーナビはCPU速度も遅く、地図をスクロールするのも再表示するのもダルいものだった。CLSのカーナビがボロだという話は何度も書いているが、スマートフォンで見るGoogleMapの方が何倍も、いや何十倍も優れている。

◆ 勿論時代の変化もある。Android出始めの頃は決して良好な操作性とは言えなかったからだ。CDやDVDからの地図データ読み込みでは速度的な問題もあり、連続スクロールなどは苦手になってしまう。
CLSのカーナビ、いや中国製の安物ナビでも同じなのだが縮尺がステップ切り替えな所が何とも使いにくい。両カーナビ共に一定以上広い地図を見ようとすると地名も細い道路もなくなってしまう。主要国道と高速道路と、あとは山や湖が表示されるみたいな画面だ。

◆ GoogleMapでも広範囲を見ようとすると細い道はなくなってしまうが、連続的な拡大や縮小が出来るのでわかりやすさという点でまったく違う。通信型のスマートフォンやタブレットでは圏外に移動した時に地図が更新されなくなる不便さはある。あらかじめキャッシュしておくとかローカルにデータを持つタイプを使うなどすればいいのだろうが手軽ではない。

◆ スカイウエイブで山などに行くと、時として中華ナビにはその道路が標示されなくなる。ちゃんとした舗装路なのにナビ上では道無き道なのだ。そんな時はスマートフォンを取り出してGoogleMapを見る。たまに圏外に遭遇する事もあるのだが、多くの場合は少し場所を変えるとアクセス可能になる。だったらタブレットをテザリングでつないで使えば良いではないかという話で、解像度さえ欲張らなければ中華ナビと似たり寄ったりの価格で手に入る。

◆ その中華ナビは結構雑に扱っているというか、突然の雨に濡れた事もあったのだが故障していない。ナビソフトが試用版なので日付を戻しながら使わなければならないのが面倒というか、試用版をインストールして売ってしまう所が中国人だなと思う。
中華ナビは感圧式タッチパネルなので手袋をしていても操作可能だ。ただしズームイン/アウトはステップ動作だ。タッチパネルの感度と分解能は褒められたものではなく、操作性も良くはない。

◆ とは言ってもナビがあるのと無いのでは大違いで、方向音痴系である私にとっては必要なものだ。都内などに出かける時にはナビは積んでいかないのが普通で、時にとんでもない方向に行ってしまったりする。先日も曲がった先の左側に目的地があると思い込んでいたら、ゆっくりカーブした道路に惑わされて目的地は逆の方向になっていた。スクータの場合はナビを積みっぱなしと行かない所が面倒だ。インパネがLCDにでもなっていて、そこに表示されてくれたらいいのに。

◆ CLSのナビというかインパネには目的地の方向のみを示すコンパスみたいなものが出せる。この程度の仕掛けでも結構役立つかも知れない。もっともコストを考えると中華タブレットを買いなさいとなるだろう。中華タブレットと言わずドコモのWiFi専用タブレットだって一定の条件下では1万円以下で買える。モバイルバッテリが5千円のするのを考えると安いものだ。簡易型という点ではレーダ探知機にナビ機能っぽいものが付いているモデルもある。小さな画面になにやら表示するのだが、機能などからすると割高かも。


Xperia Z(10)(7/12)
◆ K-9に関して調べてみる。今まで特に問題が起きた事がなかったので詳しく調べてみる事はしなかった。以前にIMAP IDLE関係のバッテリ消費量などを調べた時でも、常識的な動作だったので何も気にしなかった。
K-9は当初使用していたのだが、その後Communicaseに変えていた。Gmailは即時受信していなかったというかspモードメールに転送して受信通知にしていたのでIMAP IDLE自体を使っていなかった。そもそもCommunicaseは接続状態が変化した時にIMAP IDLEのリンクを張り直さないようなので、多くの場合はIMAP IDLEが切れてしまってメールを即時受信しなくなる。

◆ Google同期で受信通知を受けるGmailアプリは即時受信性が良好だ。移動体通信網からWiFiに接続が変わった時なども、おそらくはIPアドレスか何かを検出して再リンクを行うのだろう。再リンクは29分ごとに、KeepAliveは15分ごとに出ている。これを試しているついでと言っては何なのだが、Gmailアプリが少々使いにくい事もあってK-9を試した。こちらは設定時間ごとにIMAPIDLEのリフレッシュが行われる他、IPアドレスの変化か何かでも再リンクが行われる。よって即時受信性は高い。

◆ Gmailアプリと同時に使っていると、多くの場合はK-9が先に着信する。ただしリンクの切れはGoogle同期の方が少ないようで、Gmailアプリのみが着信してその数分後にK-9がリフレッシュ動作を行ってメールを受信すると言う事もある。これは希ではなく起きる。
私はGmailアプリとK-9の双方で同じアカウントのメールを受けている。実験の意味合いもあるのだが、K-9でメールを読み取ればGmailアプリの方も既読になってくれるので特に面倒な事はない。
XiエリアエッジなどではGoogle同期の確実性の方が高いのだが、その反面通信が増えるのでバッテリ消費の原因となる。Xiエリアがダメだという根本的な問題が解決されない事にはどうにもならないような気もする。

◆ 私がうまく使えていたというかうまく動作していた経験からXperia Z利用者にも勧めた。その方はK-9がGmailアプリより使いやすいと言う事で継続使用しているのだが、どうやらこれがバッテリ異常消費の原因なのではないかとなった。
そこでK-9日本語版開発チームなどのページを調べてみると、同様の症状を回避するための設定等があった。ただし現在のバージョンではそれ自体が修正されている可能性が高い。

◆ IMAPサーバへの過度なアクセスを回避するために以下の設定を実行してみてらどうかという提案があった。
フォルダ一覧の画面で下書きフォルダを長押しし、ローカルのメッセージをクリアを選択してローカルメッセージを消去する。
アカウント一覧の画面からアカウント名を長押しして拡張機能と進み、保留中のアクションをクリアする。
フォルダ一覧画面から下書きフォルダを長押しし、フォルダ設定から同期クラスを1st以外(同期させない設定)、フォルダ同期クラスを設定しないとしてPush対象から外すと言う事が書き込まれていた。

◆ 使用しているバージョンは4.200であり、当該記事は3.802に関してのものなので参考にはならない可能性もある。なお非公開版の安定バージョン最新版が欲しい場合はK-9開発本家からダウンロード出来る。日本語グループはいったん活動を停止したようだが、独自機能の確認や実装とそれを本家に提案するという作業が続けられている。日本語版は日本語グループのページからダウンロード出来る。


Xperia Z(9)(7/11)
◆ K-9メーラとXperiaは時に電池の異常消耗が発生するような記事をいくつか見た。他のモデルでもそれが起きるのか、単にXperiaシリーズの販売台数が多いから目立つのかは分からない。現象を見てみるとXperiaZの場合と似ている。1時間で20%とか30%のバッテリ消費があり、しかし特にこれと言ったプロセスが動いているわけではない。本体交換をした人、バッテリを取り替えた人などの記事もあった。

◆ 以前に書いたようにXperiaZでは最初に持った端末で異常が起きた時にデータ通信をOFFにしてみている。しかしバッテリ消費は変わらなかった。この端末はドコモショップでの初期化にも失敗したので個体不良の可能性もあった。しかしその時にデータ通信をOFFにしても変わらなかった事から、その後再度個体交換という道になった。
おそらく私自身が使っていたとするならばもう少し自力で調べられたと思うのだが、さほど詳しくない方がドコモに相談した結果として再交換となった訳だ。

◆ しかし3台目についてもバッテリ異常消費が起きるとすると個体不良の可能性は皆無となる。アプリに関しても初期状態の端末にGoogleバックアップで入れ直しているのだから異常だとは思わないだろう。しかしたまたま私と会っている時にそれが起きた事でK-9の再インストールに踏み切った事が前回までの記事である。

◆ 再インストール翌日にその方からメールが来た。朝充電器から外して昼過ぎにスリープを解除すると電池残量が100%のままだったと驚いている。メールを書いたりした所で少しだけ電池残量は減少したそうだが、帰宅後の残量は7割を超えていて驚いたという。というか何事も起きていない状態に戻ったわけだ。勿論一日だけでは結果は出せない。今までも何事もない事もあれば何をやってもバッテリ消費が収まらない時があった。

◆ では1ヶ月間無事に使えたならK-9がいけなかったと判断出来るのか?1ヶ月も経たずして同様の症状になった場合にK-9以外に原因があるのか?K-9が再びおかしくなったのかの判断は出来るのかという問題がある。

◆ 異常が起きた時にK-9が何をしているのか。CPUパワーを過剰に食っている風ではない。これは自分で確認したわけではないのだがIMAPサーバに対してのアクセス頻度が異常に上がっている為だと書かれているページがあった。この場合は再リンクの手続きか同期だと思うのでデータ量はそう増えないはずだ。確かにXperiaZのデータ使用量を見ても異常なほどは増えていない。
K-9はそこそこデータ使用量があったが、そもそもメールの送受信があるのだからデータ量は増大するだろう。
このあたりも判断を難しくしている。

◆ K-9再インストール翌々日は、様々なアプリを起動するなどしてみたそうだ。充電器から外してアプリを起動したりメールの送受信を行った結果、出勤前のバッテリ残量は98%だったとの事だ。アプリ起動時にバッテリが減るのは当たり前の事で、それはBatteryMixの画面である程度確認出来る。ディスプレイ点灯時にバッテリ残量が減るか否か程度ではあるが、異常時にはディスプレイ非点灯時にも関わらず凄い勢いで電池が減った。一点気になったのは非使用時だと思われる状態でもディスプレイが点灯している事になっている場合があった事だ。Xperia Zには当初スリープから抜けられなくなる(バックライトは点灯するが画面真っ黒)トラブルがあったそうで、ソフトウエアアップデート後はその反対に勝手にスリープが解除してしまうケースもあるというのだが果たして。


PCX(7/10)
◆ 街中でも、少し遠くに走りに行ってもPCXを見かける機会は多い。設計の新しいPCXはなかなか魅力的なスクータだ。そして最近ではPCX150も随分見かける。125cc版との差は小さいが、自動車専用道路を走れる魅力はある。欲を言えば180cc位が良いなどと言う話も聞くが、小型軽量ハイパワーはやはり楽しいはず。
シグナスとスカイウエイブを比較すると、シグナスの方がずっと軽快に走る事が出来る。剛性も高いし軽量だしコーナリングだってスカイウエイブよりも楽だ。

◆ ただパワーが無いので最高速度にも限りがあるし、自動車専用道路を走る事も出来ない。遠くに行くような場合に高速道路は避けたとしても、有料道路や自動車専用のバイパスなどを通りたい事もある。低速時には軽快ではあるが、反面長距離を乗った時の安定性や安楽さはスカイウエイブの方が上だ。
二人乗りを考えるとシグナスではいかにも小さいし、ブレーキの不満もある。街中でちょっと二人乗りでと言う用途であれば良いのだが、距離を走るのは厳しい。
後ろの乗員も、スカイウエイブはまだ良いけれどシグナスは少し怖いという。

◆ 一人で乗るのか二人乗りをするのかでも適するスクータは異なるしそれは当然の事として、何台でも所有出来る方はそれ用に使い分ければいい。これは車でも同じなのだが一台で済ませようとすると人や荷物が沢山積めての実用車になる。
しかし普段一人で乗る機会が多いとすれば、そんな車は無駄が多い。用途を限定しても小型軽量低燃費という流れが今の時代で、しばらく続いたワンボックスカーブームはすっかり下火になった。

◆ これはSUVブームの時も同じで、何に使うでもなく周りが乗っているからとSUVが氾濫した。だが都会でSUVに乗る意味が薄い事に人々が気づくと一気にブームは過去のものになる。
大型スクータにしても同様だろう。パタパタ爆音を発するマフラーや大音響で音を鳴らすと言った迷惑野郎が氾濫し、一部ではメーカもそれを後押しするような装備を付けた。これもSUVブームの時にカンガルーバーを付けた自動車メーカに似ている。
売れるものは何でも売ってしまうと言う考えの無さがその商品自体を抹殺してしまう。

◆ ディーゼルにしても同様に、自動車各社は規制強化に猛反対した。結果としてディーゼルエンジン乗用車自体が消滅する目に遭う。
大型スクータも一時期の販売台数とは比較にならない位売れなくなった。原付にしても同様で、ブームの時に比較すれば販売台数はかなり低迷している。
そんな中にあって125ccクラスは(従来から余り売れていなかったからかも知れないが)マーケット縮小率が小さいのだとか。

◆ もっとも国内需要に比較すると東南アジアでのウエイトが大きく、PCXにしても大径で細いタイヤが未舗装路に強いという理由で設計されたのだとか。舗装路走行がメインとは言っても舗装率が日本ほど高くはないし、舗装が荒れた道路もある。そんな所は小径タイヤのスクータでは突破出来ないとなる。カブなどに人気が高いのも耐久性はもとより意外なほど悪路走破製が高いからだと聞いた。東南アジアに於いても楽しみのための乗り物という意識は当然あろうが、その一方で実用性も無視出来ないのである。そしてその実用性を高めたモデルが150cc版であり、シグナスXなどでもボアアップ版として(だと思う)市場に出回っている。なお古いシグナスでは180ccモデルが存在した。


Xperia Z(8)(7/9)
◆ 先日Xperia Z使用者と会っている時にバッテリの異常消費が始まった。始まったというか気づいたらバッテリが減っていた。そこでモバイルデータ通信をOFFにしてみることにした。9時半頃から14時半位までの、電池消費量が減っているのがこの状態だ。モバイルデータ通信を再びONにして、コールドスタートをかけてみるが変わらない。プロセスを見てもCPUパワーを食っているものは無い。システム系もモニタしてみたのだが、怪しいものは無い。ただしrootを取っているわけではないので全てを観察しているわけでもない。

◆ 停止出来るプロセスは殺し、様子を見るがバッテリ消費量のカーブに変化はない。1時間あたり20%も減るわけで、しかもディスプレイの点灯していない時にだ。私は位置情報を送り出しているが、それでも3%〜4%/h程度の消費なのである。これだけバッテリを消費するので本体も発熱している。
モバイルデータ通信を切れば発熱が止まる事からデータ通信が行われっぱなしになっている可能性を疑うが、データ使用量が増えているのいかどうかは短時間の観察なのでよく分からない。

◆ 通信するアプリと言えばブラウザとかMapなのだが、これのバックグラウンド通信を禁止しても何も変わらない。そもそも異常が起きる時とそうでない時があるのが分からない。何かのアプリが通信しているのならば常にバッテリの異常消費が起きても不思議ではない。しかし起きない時には全く正常で、朝充電器から外して帰宅時にも7割以上バッテリは残っているという。

◆ 通信アプリで他に何があるのかと言えばメール系だ。
そこでGoogle同期をOFFにしてみたのだが、それでも何も変化はなかった。PLAYのバックグラウンド通信を抑制してみたが、これも変化はなかった。そもそもXperia Zが交換されるたびに初期化された状態からスタートしているわけで、それでも症状が変化しないのが不思議だ。アプリはバックアップデータから自動復元されているが、そのバックアップデータが壊れていたら、あるいは壊れたアプリがバックアップされたのならば個体交換後も同じになるのではないのか。

◆ バッテリを消費しているアプリを見ても、特別これといったものは出てこない。ただ少し気になったのはK-9の使用率が高い事だ。しかし、ではK-9が動きっぱなしかというとそうでもないように見える。少なくともメインのプロセスは暴走などしていない。
ただK-9の暴走の話は聞いた事があり、再インストールで直った話もある。アプリ本体ではなく設定されたデータか何かがいけないのだろうか。

◆ K-9をやめてGmailアプリにしてみる手もあったのだが、使い勝手の点でK-9が使えなくなるのは困ると言う事なのでいったんアンインストール後再インストールしてみる事にした。18時以降にバッテリ消費率が平坦化しているが、これはモバイルデータ通信を再度OFFにして様子を見ている時である。
その後K-9再インストールのためにモバイルデータ通信をONにしたが、この時点でバッテリ残量は15%しか無くなっている。  

◆ K-9を再インストールしてバッテリ残量を見ると12%程まで減っている。その後時間切れとなり帰宅の途についたのだが、翌日確認してみると再インストールした当日はバッテリ消費量が正常化したようだと言っている。ただし残量10%でエコモード発動となるのでその後の状態に関しては後日再確認となった。
1週間程度様子を見て正常であればK-9が諸悪の根源と言う事になるのだが、果たして。


Xperia Z(7)(7/8)
◆ どうせロクな回答は得られないだろうと思ったが、ドコモに問い合わせてみた。問い合わせ内容はすでにここに書いた常識的なもので「バッテリの異常消費と発熱が起こる場合があり、ドコモショップで交換をした。
しかし同様の事象が発生したので151に相談した所、再度交換をと言われたので2度目の交換をした。少しの間は正常動作していたが、再び同様の現象となった。
機内モードにすると発熱は急速に収まる事から、通信に由来する現象ではないかと思われる。なお多くのデータを送出しているアプリは(データ使用の画面で)確認したが該当するものが無く、発熱時にCPU使用率が上がっている事も確認出来なかった。ドコモショップではお手上げ状態であり、ドコモに相談してくれと言われた。なおLTEを切った状態でも同様だった。発熱中でもメールの送受信は出来るが遅延に関しては未確認である。ドコモショップではこのような現象は起きていないと言っていたが、インターネット上では同様の現象を訴える記述が多く見られる事から固有又は希な現象ではないと思う。」

◆ これに対するドコモの回答は「恐れ入りますが、「SO-02E」を含めたドコモの製品は当社が定める品質基準を満たしており、商品化するにあたって多項目にわたる正確性・信頼性の各種試験をクリアしております。
発売後の製品に関しても、ドコモでは日ごろからお客様のお声に耳を傾け、担当部門において点検・修理の結果や、各窓口に寄せられたご意見、インターネット上で散見されるご意見などを収集・分析し、品質管理の参考にさせていただいております。
※インターネット上の記載は、ドコモが正式に発表した内容ではございませんので、個別のコメントはいたしかねます。」インターネット上の意見を収集分析しているとしながらも、個別コメントはしないと書いてきている。

◆ と言うか、質問に対する答えが一つも書かれていない。
通常であれば初期化してみろとか他社のアプリがいけないなどと書いてきても良さそうなものだ。以前にもメールでの問い合わせに明らかに間違った回答を書いてきていた事があった。151がつながりにくいなどの時 には、或いは面倒な事象の場合は文字での説明の方が良いと思うのだがダメだ。

◆ 電池の異常消費と発熱は使用者の方にとっては大問題である。しかし私はこうしてそれをネタに記事を書いている。そんな事もあって解決の糸口でも見つかればとドコモに聞いてみたのだが無駄だった。
次にやってみる事はデータ通信の制限だろう。実はこれは最初の発熱時に行っているのだが、その時には変化無しだったという報告を受けた。現象は同じでも原因は違う所にあるかも知れず、次回発熱したらやってみて欲しいと言っておいた。

◆ 他にはセーフモードがある。電源投入後にXperiaロゴが出た時点で音量キーの下を押し続けるとセーフモードになる。セーフモードでは多くのユーザアプリが起動しない。もしもユーザアプリに起因する現象であれば切り分けが出来る。ユーザアプリによる通信が原因だとすれば、そのアプリを消していくか通信制限をしていくしかない。問題はバッテリの異常消費がいつ起きるのか分からない事でもあり、その状態では何せバッテリの減りが激しいのでいくつもの事を試している暇もなく電池切れになってしまう事だ。何しろ、何かを試したらその後電池の減り率が変わったかどうかも確認しなければならないのだから。


放熱(7/7)
◆ この時期WiFi利用でも過熱制御の入ってしまうN-07Dなのだが、何故こんな設計になってしまったのか。
NECによれば薄型モデルの場合は電池下に基板を伸ばす事が(厚み的に)出来ないのでバッテリを放熱器として使う事が難しいのだそうだ。それでもN-07Dは基板の両面にグラファイト放熱シートを挟んでいるという。
グラファイトシートは箔の厚み方向で見ると金属と同等かそれ以上の熱抵抗の低さを示すものの、薄いものなので厚み以外の方向に対する熱抵抗は大きい。
勿論金属にしても、箔でどの程度の熱抵抗になるのかは分からないのだが、N-07Dは当初の想定質量値よりも製品の質量が軽くなっている。

◆ 金属を使った放熱設計からグラファイトにしたとか、何らかの変更があったのだろう。金属板の場合は場所にもよるがアンテナとの結合問題も出てくる。スマートフォン内にはいくつものアンテナが実装されているので、金属部品を嫌がる場合もある。
現行モデルではヒートパイプを使った放熱を行っているそうだが、そのヒートパイプもかなり無理矢理的な形状なので熱抵抗が増えているのではないだろうか。

◆ CPUの高速化などは発熱を増大させ、従来型ケータイの時にも「このままのペースで処理能力を上げて行くと、やがてはクーリングファンが必要になる」とまで言われた。従来型ケータイに比較すると表面積を稼ぎやすいスマートフォンではあるが、熱設計がうまく出来ないとN-07Dのようなシロモノが出来てしまう。
それでも冬場は余り不満無く使えていたので、気温の影響は大きいなと思う。

◆ 放熱と言えばPC用のCPUにも巨大なヒートシンクが付けられている。こちらもヒートパイプを複数本使ったタイプなどで熱抵抗の低さを売り物にする。CPU用のみではなくグラフィックカードだって温まる。微細配線化で小さくなったLSIはその密度から、小さな面積でものすごく多くの熱を発生する。放熱させずに使っていればやがて動作しなくなり、下手をすれば永久破壊につながる。

◆ CPU内部にはおそらく温度検知とそれに対する保護動作を行う回路が入っているとは思うのだが、それが無い時代のCPUは熱で壊れる事があった。CMOSデバイスは温度を下げて電圧を上げれば高速動作が可能になる。逆に言うと温度が上がると遅延が増大して高速動作出来なくなると言う事だ。なので冷却が必要になるのだがパッシブ冷却器では室温以下に温度を下げる事が出来ない。一時期メーカ製でも水冷パソコンなどがあったが、それは冷却器熱容量の増大や静音化に貢献はしても絶対温度が下がってくれる訳ではない。

◆ ノートPCなどでも膝の上に乗せて使うのが躊躇われるほどの温度になるものもある。そしてそれが電池で動いているのだから電池の方だって温まったりする。それでも各パーツの低消費電力化でバッテリ持続時間が長くなったが、携帯電話系などに比較すると低消費電力設計の細かさがかなり違う。スマートフォンではまだまだやりようがあると思うのだが、従来型ケータイでは待ち受け時間のカタログ値競争?の為にあらゆる事を行っていた。電源をスイッチするための半導体のリーク電流すらも気にするのはその為で、待ち受け時間はマイクロアンペアの積み重ねなのだ。だから不在着信LEDなど付けたくないわけで、これの消費電流だって決して馬鹿には出来ないのである。


Xperia Z(6)(7/6)
◆ その後のXperiaZの様子である。交換後のものはバッテリの異常消費はしばらく発生していなかったようなのだが、再び勤務先で本体発熱と電池の異常消耗が始まった。通信系アプリは動作しておらず、CPUパワーを食うようなアプリも動いていない。そこで機内モードにして様子を見てはどうかと提案した。電話もメールも不可能になるが仕方がない。機内モードにすると本体温度はすっと下がってバッテリは減らなくなったそうだ。
一方で正常時の情報も教えて頂いた。
何も操作を行わずに何通かのメールを受信した程度の静止時に於けるバッテリ消費率は1.4%/h程度となっていた。Google同期やK-9による12分ごとのリフレッシュ動作は動いていてWiFiもONにしっぱなしの状態だ。
その後メール等の作成や送受信を行いはじめると、約25%/hでバッテリが減った。アイドル時のバッテリ減少率が少し低い代わりに使用時の減りが少し多いような気がした。

◆ その日はたまたま8時間以上家に放置している状態だったとの事だが、普段はメールやブラウザを使ったりアプリを起動もしているので総合的に見たバッテリの保ち自体はiPhoneと変わらない感じだと言っていた。
特定のエリアに於いて起きるようにも感じられる発熱とバッテリの異常消耗が起きなければ使っている上での不満はないというが、これが起きると数時間でバッテリエンプティになるのでとてもではないが使えたシロモノではない。
カメラの画質や操作性に関しても満足のご様子で、比較的カメラ使用頻度が高い方なのだが設定項目の多さなどに満足しているようだった。
ただし異常な発熱がいつ起きるのかと思うと不安で仕方ないと言うが、ごもっともだ。

◆ 画像はSONYアプリの"アルバム"で見ているようで、私も使ってみたがそこそこ使いやすかった。まとめて何かの処理を施すなどが出来ないのだが、一枚ごとであれば多少の編集処理も行える。タッチパネルの感度はXperia Aよりも少し悪い感じがした。というかXperiaAは画面にタッチしなくても反応する程度の感度があり、これはこれで困る事もある。iPhoneは更にタッチ感度が悪いのだが、しっかりタップして反応させるという意図であればその設計で良い。

◆ 設定などにも慣れてきた様子で、iPhoneと違って設定項目が統一されていない部分でも普通に操作していた。
慣れとはそんなものなのだろう。WiFi接続して使い続けているiPhoneの方は、画面が小さくて見にくいという理由で使用頻度は減っているそうだ。ただし移動体通信ネットワークにつながらない状態で使っていると電池が殆ど減らないので気分が良いという。これまでは使い方にもよるのだろうが、退社時間にはバッテリ切れ寸前みたいな事もあったそうだ。

◆ iPhone用のモバイルバッテリはお持ちなのだが、これでXperiaを充電したとしてもフル充電は出来ない。電池容量がそもそも違うので仕方ない事だ。より大型のモバイルバッテリを持つか、非常用と割り切って現在のものを使い続けるかの選択にもなる。特に何も操作をせずに異常電池消耗が起きなければ退社時のバッテリ残量は7割を超えているそうだ。非通信型のゲームアプリなどを起動していると20%/h以上の電池消耗になるが、それでも数時間は持つ。

◆ 念願の?Felicaも使えるようになり、これまで使っていたプラスチックカードのSuicaをモバイルSuicaに移行した。プラスチックカードの解約は、従来は手数料は取られなかったのではないかと思うのだが、210円を取られる事になっている。と言ってもデポジットがあるので新たに支払いが発生する事はない。


セラミックナイフ(7/5)
◆ 一度使ってみたいと思いながらも自分で所有した事がなかったセラミックナイフを入手した。京セラ製これは少し小型の包丁という感じの大きさだ。刃はセラミックなので金属製の包丁よりは軽いのだが、家にある包丁がクロモリか何かの薄刃のものなので極端に重さが違うものではない。
薄刃の金属包丁は研ぎ直しながら随分長く使っている。この手の包丁は鉄の包丁と違って研ぎにくいとも言われるが、薄刃なので刃の角度を浅くするように研いでいる。
刃が薄いので切れ味も良いし、柔らかくて厚いもの、例えばトマトなどを切るような場合でも刃の厚みによる押しつぶされ感が無い。

◆ 包丁は薄くて丈夫な素材であれば金属でも石でも何でも良いはずだ。昔の人は石斧を使っていたというのは話が又別として、しかしセラミックは固い故に加工性が悪いとか脆いなどの理由で使い方が限られている。陶器などは厚みがあるので良いのだが、刃物として機能させようとすると先端は鋭利である必要がある。しかし薄くすれば強度が低下して刃こぼれしやすくなってしまう。固くて脆いものなので衝撃にも弱い。

◆ もう随分前になるが、セラミック包丁を使った人が刃が厚くて使いにくいと言っていた。当時のものと現在のものに違いがあるのかどうかは分からないのだが、普通の金属製の包丁と厚みが大きく違う印象ではない。
切れ味に関しては研がれたクロモリ製には及ばない感じがするが、切った材料が刃にくっつきにくい(摩擦が小さい)感じがして、切れ味というかフィールが良い感じがする。

◆ 例えば鶏肉の皮などを切る場合は薄刃のクロモリ製の方が優れている感じだが、キュウリなどの切れ味はセラミック製が心地良い。色々なものを切り比べて比較したわけではないし、今後の耐久性に関してもこれから見ていく予定なのだが第一印象は悪くはない。
刃研ぎに関してはダイヤモンドシャープナーを使えば可能との事で、京セラでも販売している。刃こぼれ再研磨で多少であれば修正が可能だ。

◆ 鉄製の包丁を使っている方の割合は少なく、多くは錆びにくい金属製だと思う。セラミックも当然錆びないので手入れは簡単だ。ただ表面の粗度があるので細菌などが付着しやすい事情はあるかも知れない。
京セラでは靱性を高めるために工夫をしているとの事だが、固いものを着る事は推奨されていないしどこかには先をぶつければ簡単に刃こぼれすると言う事だ。金属製の場合は割れるという事態にはなりにくいが、コイツは落とせば割れる。

◆ 金属製の包丁に慣れている身としては、それが石で出来ている事を認識して使わなければいけない。もちろん通常使用で特別に意識する事はないのだが、生のカボチャとか半分凍っている肉などをギュッとやると割れる恐れがあるとの事。金属包丁では熱いもののみならず冷たいものを切っても焼きが戻ってしまう事があるが、セラミック製であればこのあたりは安心だ。とは行っても凍った肉を切れるほどの丈夫さはない。
まだ使い始めたばかりのセラミックナイフなのだが、経過報告などは今後もしていきたいと思っている。
今まで使っていた金属包丁より少し小型のものなので使用用途は限定されるのかも知れないが、それも併せて報告したい。


Android(7/4)
◆ Androidスマートフォンの国内版では4.1か4.2が提供されている。グローバル版ならば早々にアップデートが行われるのだが、国内版に関しては事業者の事情が深く絡まっているので簡単にはいかない。
Google自身は早急なバージョンアップを望んでいる風に見える。もはや古くささの増したバージョンでいられるよりも、最新機能を搭載したAndroidでiOSに対抗したいのだろう。

◆ そのiOSの方は半ば強制バージョンアップになる。
しかし全ての人がそれに従っているわけではなく、知人の何人かは未だにiOS5を使っている。理由は様々なのだがiOS5で特別不便は感じていないとか、アップデートが面倒だとの声もあるしSBMの公衆WiFiでアップデートを試みたが、速度が遅くて終わらなかったという方もいた。WiFiが遅いのかApple側の都合なのか不明なのだが、2時間待ったけれどダウンロード出来なかったと言っていた。

◆ Androidの場合は発展途上的な部分も多々見られたのだが、4.0からはおおむね安定したのではないだろうか。確かに4.0から4.1での変化はあるのだが大きなものではない。細かな所が便利になったなとか、いやいや分かりにくいよと言うようなレベルである。
勿論中身的には色々違いがあって、画面にタッチしてからその情報がアプリに渡されるまでの時間がかなり改善している事などは、ゲームアプリ制作者にとって嬉しい事かも知れない。

◆ 国内版、特にドコモ版はドコモの独自機能を詰め込まなければならない。N-07DにもSO-04EにもNOTTVが付いているが、N-07Dの時に試しに起動してみた程度でしかない。必要な人にとっては必要な機能だろうが、OS標準ではないハードウエアアクセスなのだから実装の手間はあるだろう。その意味ではワンセグも然りで、これも日本固有の機能だ。
Felicaの方はNFCがあるので親戚程度の話になるかも知れないが、もしかしたらソフトを書く方は苦労しているのかも。

◆ 古いバージョンの乗ったスマートフォンなど捨ててしまえと言った所で、契約縛りもローン縛りもある現状ではなかなかそうも行かない。動作速度や機能に不満はあっても、とりあえず使えるからこれで良いという利用者だって少なくないはずだ。従来型ケータイに関してもこの傾向はあり、通話するだけだからとバッテリを買い換えながら使い続ける人も居る。バッテリに関しては、SBMは早々に在庫が無くなってしまうので探すのに苦労する。

◆ 従来型ケータイの場合は進化と言っても実用面でのそれではなく余剰機能の追加みたいなものが多かった。まあAndroidも同じようだと言ってしまえばそうなのだが、発展途上と言う事もあって基本機能の充実は無視出来ない部分だ。こうしたOSの事情など、或いは出来の悪いハードウエアの駆逐という意味で事業者はもう少し努力すべきではないのか。MNP優遇や新規優遇も結構だが、既存利用者の救済、まさに救済と呼べる事だって必要なのだ。不良品みたいなモデルを高額で売りつけて知りませんでは利用者が離れて当然である。OSアップデートにかける費用を新端末の購入費に割り当てても良いではないか。
販売端末全てが買い換えの対象になる訳ではないし、それこそ1世代前のモデルの売れ残りを優遇しても良い。それだって古い端末よりはだいぶマシなはずだ。


販売数(7/3)
◆ GALAXYシリーズが思ったほど売れていないというニュースがあった。元々はサムスンの株価下落からの話なのだが、株価の下落自体はGALAXYシリーズの販売量以外の所もあると思う。
日本では余り売れないGALAXYだが世界では売れている。
日本においても昨年夏にはドコモが拡販を行ったのでそこそこ売れた。何が何でもGALAXYが良いですよと、押し売りのごとくの店員さえいたのだ。一方で「会社でこれにしろと言われたけれど女性の手には余る大きさ、もっと可愛いモデルが良かった」とこぼすオネーさんも。

◆ 冬はXperia押しとなった訳で、冬モデルは早々に値下げ販売された。決して悪いモデルではないがサムスンのブランド神通力は日本では発揮出来ていない。
大きさの点に関しても巨大化の一途をたどると言ったら大げさにはなるが、5インチ級の液晶を搭載したモデルが増える中にあってはGALAXYのサイズも普通に見えるようになった。

◆ 販売数量の減少はマーケットの飽和だと見る向きもある。主婦層へのスマートフォン普及率が5割近くになったというデータもあるとおり、買い換えるべき層は買い換えてしまったという意見だ。買い換えに関しても2年縛りがあるのでいったん買い換えて次々にというわけには行かない。こうして需要がピークを過ぎ、日本でのスマートフォン販売台数も減少するという見方だ。

◆ 従来型ケータイはモデルチェンジの度に新機能を追加して新サービスに対応させた。しかし従来型ケータイ末期には搭載すべき新機能のアイディアの見当たらず、似非分離プランによる見かけ上の端末価格上昇も向かい風となって販売台数を落とした。
それと同じ事が、それよりも遙かに速い速度でスマートフォン市場にも現れたのではないのか。各社共に独自機能を盛り込むが、そもそも基本機能部分は大丈夫なのかと言いたくなるような製品もある。

◆ N-07Dは様々な割引やクーポンを使ったので、1年も使わなかったが支払額は1万円ちょっとだった。Xperiaの方は余り割引が効かなかったので2年使わないと損な感じがする。N-07Dに比較すればずっとマトモに動作するので頑張れば(!)2年使えるかも知れない。こうした点を踏まえるならばトラブルの少ない製品を選ぶ人が増えてもおかしくはない。トラブル製品でイメージを落としたメーカは見向きもされなくなる運命が待っているのだ。

◆ 機能も性能もデザインすらも似通ったスマートフォンにおいては2年間使えるモデルかどうかも選択の基準になってもおかしくはない。その点で行くとiPhoneは他人に勧めやすい。機能は限定されるが、少なくともAndroidスマートフォンよりは安定に動作するし初心者に優しい。
Androidスマートフォンにしても年に1度のモデルチェンジサイクルにして余計な機能の搭載よりも基本性能重視で設計すれば良いと思うんだけどなぁ。

◆ Xperiaに関してはグローバル展開と言う事でニューモデルをどんどん作り出してくる。基本設計は似ているとは思うが国内向けだとワンセグその他を付ける必要もあり、グローバルモデルそのままというわけには行かない。プロセス暴走でバッテリを食うと言われるNOTTVだってSO-04Eには積まれている。私は一度も起動しないままアプリは強制停止とした。起動させてしまうとAirPushがイネーブルになってしまう迷惑仕様でもある。視聴アプリは強制停止も可能だが、システムサービスの方は止める事が出来ない。使わない機能がそっくり外せるなら良いのだが、それはドコモ様が許してくれないのだろう。


キヌア(7/2)
◆ 国連は今年を国際キヌア年に設定したとか。キヌアとは一体何者なのかというと、細かな粒を実らせる植物だそうだ。原産はアンデス地方で、気温の高低に関わらず良く育つと言われる。ただし多湿など水気は好まないようで乾燥した地域がお好きらしい。
キヌアは栄養価が高く、健康食品としても人気が出てきたと言われている。そのタンパク質は構成が牛乳に似ているそうでグルテンは含まない。
脂質は少し含まれていて、不飽和脂肪酸である。このあたりも健康食品としての人気を後押しする要因かも知れない。なおサポニンを多く含むらしいので良く水洗いした後の加熱調理が推奨される。

◆ 今何故キヌアなのかと言えば、氷点下になるような地域でも酷暑の地域でも栽培が可能で栄養価も高い事から、他の穀物の生産に適さない地域でも穀物生産が可能となり食糧需給の改善に役立つと見られるからだ。
日本でも米に混ぜるなどしていた時期があったらしいが、独特の臭いがあるのでご飯をそのまま食べる用途には向かない。チャーハンやピラフなどの味付けをしたものではその臭みは消えるという。もっとも、大量に混ぜればご飯らしさは失われるだろうけど。キヌアは炊く事が出来るという所もご飯と混ぜられるポイントだ。米に混ぜるダイエット用こんにゃくみたいなものがあるが、それとどちらが美味しいのだろうか。

◆ 日本での栽培例は殆ど無いそうだ。乾燥を好むと言う事で雨の多い日本では育ちにくい可能性がある。また需要も限られているので商業的メリットが見いだせない事情もあるだろう。しかし南米などではキヌアブーム?で生産者の生活レベルが向上したという話もある。痩せた土地などで農作物が育ちにくく収入を得にくい地方をキヌアが救うのか。
ペルー政府ではキヌアの品種改良などを進めているそうだ。生産性が高く味や品質の良いキヌアに向けての国策である。

◆ キヌアの実はゴマのような粒で、水分を吸わせて炊くとご飯的ものになる。で、米に混ぜて炊くという使い方が出来るわけだ。キヌア料理というものは特別無いようだが、現地ではスープに混ぜるというか入れるような食べ方らしい。
炊かずに粉にしたりする事で小麦粉的にも使える。パンのようなものやクッキーの材料になる。

◆ この手の雑穀はブームが起きればとたんに品切れみたいになるのが日本という国である。それこそキヌアダイエットなんて本でも出たら、猫も杓子もキヌアを食いまくるに違いない。輸入小麦の価格が上がったから代用品でと言う事だブームになりにくいと思うのだが、キヌア自体の栄養素や味などが注目を集めれば消費量は一気に拡大するだろう。もっともブームというヤツはやがて終わる運命にあり、その後は見向きもされなくなった食材が色々ある。

◆ キヌアはアワやヒエの仲間と言う事で鶏の餌チックではあるが日本で買うと1kgあたり千円程なので安くはないが入手は可能だ。キヌアを使った醤油などの加工品もあるのだが、どんな味がするのだろう。味よりもキヌアを使った醤油を作る事にどんなメリットがあるのか。発売元によればアレルギーを持つ人用の醤油として使われるのだとか。大豆や小麦を使用していないため、これらにアレルギーを持っている人でも使える。ただし価格は高く、1.8リットルで4千円ほどになる。


Xperia Z(5)(7/1)
◆ Xperia Zのバッテリ消費問題、どうも良く分からない。自宅やその周辺にいる時は問題がないように見えると言う事なのだが、会社では急激なバッテリ減りが起きる。ディスプレイも点灯しておらず、スリープ状態に入っているにも関わらず15%/h程度でバッテリが減っていくのは、とてもではないが正常とは思えない。一方で自宅周辺などでは2%/h程度の減りなので正常だ。

◆ 自宅周辺と会社で設定を変えていると言うことは無く、違いと言えば会社では電界強度が少し弱く、希に圏外になっている事だ。LTEと3Gが切り替わっている場合においては弱電界時に消費電流が増大するのは納得出来るが、LTEを切っても同じなので理解に苦しむ。今のところ急激なバッテリの減りは会社でしか起きていないと言う事も不思議だ。ちなみに会社に携帯電話妨害機などが設置されていると言う事は無い。

◆ ほぼ丸一日外出していた日があったそうで、その時の様子をうかがってみると「問題なかった」そうだ。
バッテリが減っているのはディスプレイが点灯している時間であり、それ以外は殆ど減っていないという。そういえばスリープに入らない問題だかディスプレイが消えない問題だかがあったような気がするがどうなのだろう。又異常が起きれば報告をくれるという事だが、何とも謎が多い。
ちなみにバッテリ急減時にUsageTimeLineでプロセスを見て貰ったのだがCPUパワーを食っているものは無かったとの事。アプリの消費電力統計でもAndroidOSの割合が高いだけで不審なアプリは見つからなかった。

◆ Xperia ZとXperia Aのどちらがバッテリ消費が激しいかだが、同じアプリを起動して見てみるとXperia Zの方が電力を食っているようだった。非通信型(ただし広告は表示される)で画面制御がそこそこ起きるアプリを立ち上げっぱなしにしてみると、Xperia Zが約15%/hで電池残量が減少したのに対してXperia Aは約12%/hだった。
もっとも輝度調整などが完全に一緒ではないし、同期設定その他も異なるので正確な数値ではない。

◆ バッテリ容量の絶対値がN-07Dとは異なるが、N-07Dは使えばものすごい勢いで電池が減った。しかしSO-04Eは常識的な減少である。SO-04EはクアッドコアCOU搭載だが、通常使用時の多くの時間はシングルコアで動いている。N-07Dもこの点は同様なのだが細かな制御が異なるのかも知れない。

◆ Xperia Z使用者がK-9メールの着信が遅いのではないかと言ってきた。お会いした時に実験してみると確かに遅い。私のアカウントに出してみても着信までに数分かかったので固有の問題ではない。その方によると夜間や特定の時間帯などで遅くなる事があるそうだ。
Gmailの方が早い事もあればGmail自体も遅い事があり、しかしiPhoneで使うGmailはおおむね安定しているという。たいていはK-9が先に着信した後でiPhoneに着信するそうだが、遅延のある時にはiPhoneが着信して数分後にXperiaに通知が来るという。

◆ このあたりはGoogle側の問題なので設定云々ではないのだが、F&F情報メールなどの受信に使っている場合は遅延が気になる所だ。サーバの都合もあるし回線負荷もあるので何とも言えないし、1分を争うような仕様ではないのでそこに文句を付けても始まらない。
だがその方は、iPhoneにはすぐ通知が来るのだからAndroidだってやれば出来るはずだという。うーん、利用者数が違うだろうからそうも行かないのだろうが、もしかしたら改善されるかも知れない。
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