抱き合わせ(2)(9/4)
◆ 写真立てが得ではなく損になるという話が広まり、現在ではみまもりGPSが抱き合わせの主流のようだ。
月額利用料は無料なのだが端末の分割代金が上乗せされる(この方が解約阻止効果が大きい)ケースもある。無料だ無料だと言われるのはあくまでも使用料の事で、端末代が無料だと勘違いする人も少なくはない。ただし端末代まで無料の事もあるので詳しく聞いておく必要がある。
◆ タダなら文句はないと契約した場合、いつ解約すれば完全無料になるのかも確認しておく必要がある。契約は2年縛りでローンはそれより長いと思うので、いつ解約してもカネがかかるケースがある。
どうせ無料だからと放っておくと2年を過ぎると課金されはじめるが、その時点で気づいたとしてもすでに遅い。2年契約が更新された後なので解約には金がかかる事になる。
◆ SBMはかなりの儲けを出したと孫さんは自慢する。
安価なサービスの提供をして設備投資にも金をかければ儲けは常識的なものであるはずだ。それが自慢するような利益になると言う事は、こうした細かな稼ぎが効いているからだ。
こうしたあくどい商売はSBMが専門だったのだが、カネに目がくらむ他事業者もこれに習えとばかりに悪事を働く。契約は契約者の意志によるものと判断され、これを撤回させるのは難しい。しかし抱き合わせ販売は文句を言えば解約に応じざるを得ない。
◆ ドコモにしても無理な販売を受けたと言えば契約の解除も端末の返品も出来る。ただしSBMの場合は騙そうと思って騙しているので、何だかんだと言いながら返品や返金に応じないケースが目立つ。こうした目に遭った人でそれに気づいた人は二度とSBMとの契約はしないだろうが、実は気づかずに金を払っている人が殆どなのだそうだ。月額料金が何となく高いなとは思ったんだけど、みたいな話は聞く。
iPhoneを無料だと言われて契約したのに、実際にはローン分を取られていた人がいた。契約時になんと言われたのかの記録がないので正確な所は分からないのだが、明細にはシッカリ割賦代金が記載されていた。
◆ 完全無料で手に入ったみまもりをどう使うのか。電池は1週間近くは持つそうなので、盗難防止というか盗難発見用に使うというのも良いだろう。バイクや車であれば電源は確保出来るので設置しっぱなしで良い。他にもドコモでSIMロック解除したケータイにSIMを挿せば通常の音声端末として利用出来るらしい話もある。通話してしまうと金がかかるだろうが、自由に発信出来るらしい。なおみまもりのデータを閲覧するような場合にSBM以外のスマートフォンを相手にした場合は通話料がかかる事に注意する必要がある。というかSBMと契約していないのにみまもりを買う意味はあまりないと思うけど。
◆ もうひとつの利用法は不要になったiPhoneで契約解除出来ないか強制更新させられたものの月額料金節約用として使う手だそうだ。みまもりはパケット契約不要なのと専用プランになるので月額料金が抑えられる。そこでみまもりに付いてきたSIMを外して、それとiPhoneをソフトバンクショップに持ち込みiPhoneの契約をみまもり化するのだとか。2年契約を維持したままみまもり化を行えば、契約解除料は当然請求されない。なお契約の変更には2,100円の費用がかかるそうだが、月額料金が毎月1,300円以上節約出来る。
無理な販売の裏には穴があるわけで、そこを突けば無駄なものも有効活用出来るというわけだ。
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