安全(10/3)
◆ 駅のホームからの転落事故防止としてゲートを付ける所が増えている。最初に見たのは東京の北の方に行く時で、たぶん地下鉄だったと思う。その当時も横浜市営地下鉄にゲートが出来ていたかも知れないが覚えていない。線路が見えない感じで壁が出来ていて違和感を感じたが、今では多くの駅にそれは設置されている。
相互乗り入れなどがない駅ではゲートを作るのも簡単だが、電車によってドアの位置が違うなどすると大変だ。ゲートそのものを可動式にするとか、ポールみたいなものを1本単位で制御出来るようにするとか、いずれにしても簡単ではない。
◆ 踏切にしても警報機や遮断機があるのが当たり前になっているし、東京近郊では高架が進んで踏み切り自体が消滅している。こうした安全策が普通になってくるとそれが設置されていない場所での危険性が高まる。踏切にしても電車が接近していれば警報機が鳴って遮断機が下りるものだと認識していると、その装置のない踏切でも同じように電車が着ていないものだと思って進入しやすくなる。
話は違うがVICSセンサの付いていない道路には当然渋滞情報は出ないわけで、それを渋滞していない道路だと思うのと似ている。
◆ 新幹線ホームの全てに今はゲートが付いているのかどうかは知らないが、通過駅で見る新幹線の通過は迫力ものだ。新幹線ではなくても追い越し待ちの普通電車に乗っていて、その横を急行が通過すると風圧で電車が揺れる。
そんな速度なのだからホームの端近くに立っていたら危険なのは確かだ。危険だから近づかない、危ない事はしないというのが本来なのだが、安全性の確保されている事が普通になると油断が生まれる。
◆ 車にしても同様でバックモニタだとか衝突回避、誤発進抑制システムなどが当たり前になると、それの付いていない車に乗った時の危険度が上がる。信号機のある交差点が普通になると、それ以外の交差点で事故が起きる。
余談ではあるが一時不停止やウインカを出さない車が増えたと、特に休日などに走るとそう思う。ドライバの高齢化だけが引き起こしている事ではなく、意識自体が変化しているのではないだろうか。交差点などでも右折車線を直進したり直進車線から右折するなどの車も見かける。
◆ 高速道路の逆走なども問題になるが、一方通行の逆走なんか当たり前に見かける。先日も一方通行を逆走してくる車が居た。こちらはスクータだったので何とか離合は出来たが、その女性ドライバは(一方通行の出口は)すぐそこなんだから良いでしょ!と逆ギレした。時間帯で規制している道路ならば分かりにくさがあるかも知れないが、終日一方通行なのだから確信犯としか思えない。
国道1号線の一部区間は朝の時間帯はバス/二輪専用レーンがある。二輪はかなり快適に走れるのだが、そこに車が居ないのかと言えばそうではない。路肩走行と同じく他の車線が混んでいるんだから仕方ないだろ!と走るドライバーも居るのだ。
◆ 名古屋に於ける名古屋走りが問題視されている。私も以前名古屋に行った時に青は進め、黄色も進め、赤は注意して進めだと言われた。相手も注意しているから事故は起きないよと、メチャクチャな理屈だと思った。しかし夜にタクシーなどに乗れば信号など全部が点滅信号と同じように無視しまくっていた。ウインカを出す事もしなければ交差点内で急に進路を変えるのも普通の事だった。
名古屋の車はウインカはオプション扱いでも良いのではないかと思ったほどだ。そんな名古屋の人が他の地域に移ったとすると、おそらくは名古屋の常識をぶら下げてくるだろう。
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