VC

過去の雑記置き場


iモード(11/1)
クラッシュ(11/2)
Apple(11/3)
デジカメ(11/4)
今年の気候(11/5)
出かける事(11/6)
出かける事(2)(11/7)
海外に逃げる(11/8)
選択肢(11/9)
風力発電(11/10)
フィルム(11/11)
フィルム(2)(11/12)
位置情報(11/13)
フィルム(3)(11/14)
メール(11/15)
消費税(11/16)
スマートフォン(11/17)
カード(11/18)
高齢化(11/19)
進化(11/20)
想定(11/21)
K-9(11/22)
オデッセイ(11/23)
ミノキシジル(5)(11/24)
駐車場(11/25)
M氏の失恋(11/26)
ゲーム(11/27)
初期化(11/28)
メール(11/29)
安全装備(11/30)


安全装備(11/30)
◆ 自動車に障害物検知による自動ブレーキシステムが搭載されている。これが上手く動作せずに衝突に至った事故がマツダで起きた。それ以外はどうかというと、自動停止装置で停止せずに衝突に至った大きな事故は少ないようだが、逆に自動停止装置が誤判断して停止しなくても良い場所でブレーキングを行ったための事故はトヨタ車と三菱車で報告されていた。トヨタ車の事故は並走する車が自車線内に進入してくると予想したシステムがブレーキをかけたため、後続車が追突したというもの。追突なので後続車に非があるのだが、後続車は何故そこで急ブレーキが必要なのかと思ったに違いない。

◆ 三菱車のケースではトンネル内の壁か何かを障害物だと判断して緩いコーナでブレーキングをシステムが自動で行い事故になった。それ以外でも急ブレーキがかかったという報告がいくつもあり、トヨタはリコールを届け出た。非作動と誤作動の問題は自動ブレーキシステムだけではなく難しい問題だ。国沢氏によれば「私は性能の低いレーザーレーダーより(着いてないより100万倍良い)、ボルボやスバル、ベンツレベルの性能持つ本格的な自動ブレーキを期待します。」(原文ママ)と書いている。これはコストの安いレーザ方式では遠方障害物を検出出来ず、安全性が確保出来ないと言う事なのだ。

◆ 自動ブレーキシステムに関しては装着義務づけの方向で動いている。システムは各社様々なのだが何種類かのセンサを持ったものが当然良い性能を示すがコストがかかる。自動ブレーキがかかった時もアクセルを踏み増せば自動解除されるとの事で、誤作動時にはこれでも良いが非作動時に踏み間違いが起きると止まってくれない。システムが完璧でない以上キャンセルの仕組みは当然必要になるが、何を優先するかは問題になるだろう。

◆ トヨタ車の追突事故に関しては追突した側が悪い。
30km/hあたりから10km/h程度にまで減速した時に追突が起きたと言う事なので後続トラックの前方不注意と言える。だからといって過剰に車間距離を開ける事は推奨されない。安全面からは推奨されるのだが実際問題として混雑した道路では渋滞が酷くなるだけだ。車間距離はその距離で安全に停止出来れば良い訳で、30km/h程度でしか流れていない、しかもゴーストップが少ない場面で50mも間隔を開けているのは過剰ではないのか。

◆ 低燃費車を低燃費で走らせるためにアクセルもブレーキも踏まなくて良いように車間距離を開けるのも、それが空いた深夜の国道で後続渋滞が起きた居なければ勝手だ。
しかし最近よく見るのは混雑した都内などで過剰な車間距離を開けるために、他車線の車がどんどん割り込んできてその車の居る車線のみが渋滞するケースだ。バスやトラックよりも遅い加速と車間距離が多くの迷惑と自己満足の燃費を支えているという訳か。

◆ 自動運転車の話題もあった。Googleの自動車は、それ自体の安全性よりもGoogleに全てを握られる事の方が危険だと言われた。誰がいつどこに出かけて、そこで何を検索したのか、何を食べて何を買ったのかまで把握されそうである。
運転者やパッセンジャシートの乗員、トランクに積み込んだ荷物の重さまで知られるかも知れない。
トヨタの自動運転車はどうだろうか。少なくともGoogleよりは安心感が高いが、車自体の制御安全性は少々頼りない感じがする。コスト第一ではなく安全第一を目指して頂きたいものだ。


メール(11/29)
◆ たいていの携帯電話やスマートフォンはメールが来ている事が分かる仕組みになっている。勿論それはiPhoneでも同様なのだが、困った事に不在着信の通知がない。
周りにiPhone使いが増えてくるとメールに気づいてくれない人が増えてくる。SMSならば未読数の表示が出るので良いと言うのだが、i.softbank.jpメールは通知だけでメール本体は受信しないので未読数表示も出ない。
メールが来た時に確認すれば分かるのだが、それを見のがすと次に何かのメールが来て気づくまで放置と言う事が多々ある。なのでメールを送ったよとSMSを送るとか電話をするなんていう馬鹿げた事が起きる。

◆ 私もiPhoneに変えたという人にメールを送った事がある。
その人はSMSを送ってきた。何を今更他事業者にSMSなのかなと思ったが、何も意識せずにメールを作ったらそうなったという事らしい。それに対して私はEメールで返信したのだが、その後返事は来なかった。読んでいるが返事をしてこないのか、そもそもメールに気づいていないのかは知る由もない。重要な内容であればSMSで知らせるなり電話をしないといけないんだろうな。これだからiPhone使いは困るよと言えば、iPhone使いは「iPhoneを使ってないヤツとは話にならないな」と言ってくるのかも知れない。

◆ こうした不便さがLINEなどの普及を加速させたと言う人も居るしSBMの通話料が(今は各社ともほぼ同一になった)高額な事からIP通話が模索されたと見る向きもある。LINE慣れした人は、何故ドコモメールはチャット風表示ではないのかと怒るのだが、これは明らかに基準が異なっている意見だ。もっともドコモ側もそうした意見を取り入れるような気配は見せていた。事業者のメールは本来のEメール的であるべきものなのか、その時々に流行するアプリに合わせるべきなのか。

◆ Gmailを使うなどしている人は良いのだが、iPhone使いは初心者が多いのでそこまでしている人は少ない。Gmailはアカウントを取ってアプリをインストールするだけなのだが「俺は使わない」「不便は感じていない」という。不便なのはオマエじゃなくてオマエに連絡がなかなか付かない俺の方なんだよという感じだけどね。
結局SMSの使用がメインになり、iPhone同士なら長文も送れるから良いんだよとなる。これもAppleno囲い込みの一つなのだろう。
なのでiPhone利用者は写真を送ったり動画を送ったりする習慣があまり無いようで、と言ってもSBMのメールでは添付容量がプアすぎて使い物にはならない。SMSでチマチマやるのがiPhone流というわけだ。

◆ EメールをSMSに転送してくれる(auでは設定で可能だったはず)サービスもあり、人によっては他社の有料のサービスを使っている。しかし一般的SMSの仕様に準拠しているとすると転送と言っても最初の少しだけが送られるに過ぎない。
iMessageはiPhone同士で使えるものだが、この専用のシステムはガラパゴスと言える。ガラケーなる言葉も過去のものとなりつつある今、強固な囲い込みと専用の仕組みを実装するAppleはガラパゴスなのかも知れない。

◆ 世界シェアが低下する中で日本ではiPhoneシェアが高い。囲い込まれていれば安心みたいな風潮が日本人にはあるのではないだろうか。iモード成功もそんな日本人の特徴に合致したものだったのかも知れないし、SUVが流行ればみんなSUVに乗りワンボックスが流行れば何でもかんでもワンボックスになるというのもそんな日本人を表している。(少し前の)女子高生がルイヴィトンを持っていたのも然りで、大人の持つブランドから子供(?)のブランドにイメージが変化した。
iPhoneにしても同様に女性や若年層の使用率が高い事からか、オッサンが持つにはちょっと恥ずかしいなと言っている中年男性が居た。


初期化(11/28)
◆ 正確には初期化ではなく交換の後の話である。SO-04Eの不具合であっけなく交換となった話は以前にBlogに書いた通りだ。交換されたSO-04EはAndroid4.2にバージョンアップ済みだった。在庫期間の長い預託機があるモデルだとソフトウエアバージョン自体が古いものもあるがSO-04Eは数が出たモデルと言う事で預託機の動きも良いのだろう。製造番号もかなり新しくなっていた。

◆ 製造番号が新しいから違うという話ではなく、初期状態からの設定で変わった事は、起動が速くなったのと充電器から外した時の画面点灯が速くなった事だ。SO-04Eは充電開始時や充電満了時、充電器から外した時には画面が点灯する。いつからだったかこの動作が遅くなったのだ。クレードルから外すと画面が点灯するので、電源ボタンを押して消灯させる。これが癖というか通常になっていたのだが、ある頃からそのタイミングが変わってきた。充電器を外してしばらく待たないと画面が点灯しない。画面が点灯しないままポケットに入れてしまうとポケットの中で画面が点灯する事になる。

◆ 不便さと違和感は感じたのだが致命的不具合とは言えないのでそのまま使っていた。だが交換後はそれが元に戻ったのだ。充電器から外せば即座に画面が点灯するし、再起動時の起動時間が目に見えて速くなったのだ。N-07Dでも何度かの交換や初期化を行ったが、このような変化を体感した事はない。起動時に立ち上がるアプリの問題であれば電源ONの立ち上がり時間に影響があるかも知れないが、スリープ解除に要する時間へのインパクトは考えにくい。

◆ インストールしているアプリは交換以前も以降も変わらない。というかGoogleバックアップでリストアされたので同じになっている。話はそれるがGoogleバックアップのリストアはAndroid4.2になって正しく(?)動作するようになった。正しくと言うのはおかしな言い方なのだがN-07D(Android4.0)の時にはリストアされるときとされないときがあったし、知人のXperia Z(Android4.1)も同様に初期化後全てのケースでアプリダウンロードや設定値の復元が起きるとは限らなかったのだ。

◆ ついでにもう一つ、Heliumでアプリデータのバックアップを行う際には開発者オプションでUSBデバッグをONにし、更にHeliumを立ち上げてPTP(Picture Transfer Protocol)モードでPCと接続する必要がある。Android4.1の時にはPTPモードへの設定を促す画面でPTPにチェックを入れるとHeliumがそれを認識した後で自動的にPTPモードが解除されてMTP(Media Transfer Protocol)モードになった。しかしAndroid4.2になってからは自動解除されない。このままだとHeliumが動作しないので、手動でPTPモードをOFFにする必要が生じる。

◆ アプリデータのバックアップと復元にはHeliumを使っている。そっくり丸ごとバックアップであればHolo Backupが良いが、データを戻すのは最小限の方が良いのかなと思っている。これらバックアップツールでも戻せないのがホーム画面設定や無効化したアプリだ。特にアプリの無効化は面倒、というかプリインストールアプリが多すぎるんだなぁ。N-07Dのようなゲーム試用版の消せないアプリがあるなんて事は無いのだが、SONYはSNS系がお好きなようで様々なアプリやその連携モジュールがごっそり入っている。
無効化しなくても勝手に動き出さないものならばあえて無効化する必要はないが、ドコモ系は特に、いつのまにか動き出しているものが少なくはない。動き出すのとは違うがGoogle+系は何でも一般公開したがるので危険だ。何かの設定を変えると非公開が一般公開になる場合もあるので都度確認しておかないと全てをばらまく事にもなる。


ゲーム(11/27)
◆ PCゲームではDOOMを良くやった思いがある。DOOM酔いと戦いながら、次々に出てくる強い敵を倒していく。
その後はPCゲームからプレステに移行した感もあり、子供の相手で動物の森とか、レース系のゲームなどもプレイしたがやがて飽きた。今はゲームソフトを買う事も少なくなったのだが、子供のオモチャとしてゲームソフトは随分高額だった。それはプレステのみではなくニンテンドーDSでも同様だ。そしてしばらくゲームとは無縁の世界で生きる事になるのだが、スマートフォン移行を機に暇つぶし系のゲームをダウンロードする事になる。

◆ それでも面白いゲームというか気に入ったゲームには巡り会えずに飽きが半分と言った所だった。簡単すぎるゲームはすぐ終わってしまって面白くないし、自分にとって難易度の高いゲームはクリア出来ずに放置になる。世の中ブームだったパズドラもやってみた事があったが早々に飽きた。戦いが難しいのには耐えられるのだが様々なパラメタの絡むゲームはそれを覚えるのを拒否したくなる傾向があるからだ。

◆ そんな中でバブルトーテムはよく頑張ったと思う。勿論今もパーフェクトに全ステージ星3つというわけには行かないし、ステージクリアが運のみに左右されるのも面白いと言うか面白くないというか、でも意外に飽きなかった。戦い系ではにゃんこをやっている。これもキャラクタの強さだとかお宝の影響度などがあるのだが、覚える事が多くはないので純粋な戦いゲームとして楽しむ事が出来る。
この手の戦いゲームの難しさ、それはプレイする側ではなく制作側の難しさだが、それは強さそのものにある。ステージをクリアするごとに強い敵を出現させなければならず、それをクリアするのだからプレイヤも強くなる。
それはやがて想像を絶するような怪物同士の戦いになるのだ。

◆ ドラゴンボールのアニメがあるがこれも同様だ。最初はたいした戦いの力ではなかったが、やがては死んでも生き返る、生き返らせてまた戦わせるみたいになる。
戦いの究極的結末が死だとすれば、そこで物語を終わらせないためには生き返らせる以外にはない。でもそうすると次の結末は?生き返れないように抹殺し、しかし敵の意に反して生き返るとか。

◆ にゃんこも同じような道を歩んでいる。キャラクタの強さが1〜10(MAX)であったものが20(MAX)に拡大され、今はそれに加えてMAX+10まで許されている。今後MAX+100とかMAX+1000なんて事になら無いとも限らない。
クリアした時点では凄く難しかったステージも、今のレベルからするとあっという間に勝ててしまう。新しいキャラクタ、新しい敵を創造するのは難しくはないが、その能力の分配は問題だ。キャラクタの種類が増えて見た目は違うが能力は余り変わらないわけで、単に見栄えの差にもなるしそのキャラクタの意味が薄れてくる。

◆ キャラクタの違いが殆ど意味無しなのがねこ戦争だ。
一応パラメタはあるようだがどれも変わらないよと書く人が多い。パラメタ影響度が少なすぎても面白くないし複雑すぎても面倒になるだけだ。
面倒と言えばクレイジータワーなどの、世話をしなければならない系も飽きが早かった。人間が世話しても機械が世話しても同じなら機械がやってよと言う感じ。ソーシャルゲームなどもこの傾向で、単純作業の繰り返しになるパターンが多い。ソーシャル系ではいくつかのゲームを行ったが、自動マウス制御ソフトなどでクリックを繰り返せばレベルは簡単に上がった。


M氏の失恋(11/26)
◆ 失恋というと暗いイメージなのだが、M氏がフラれたのではなくM氏から恋を解消したようだ。特別ケンカをしたでもないようなのだが、何となく気が合わなかったと本人は言う。相手はM氏と気が合わないとは思っていなかったようだ。でもまあ恋愛なんてそんなものかも知れない。一目惚れという言葉があるように、見ず知らずの相手を突然好きになる事もあれば、そうでない事もある。

◆ 恋は人間を幾ばくか成長させるのでM氏にとっても有意義な付き合いではなかったかと個人的には思う。恋愛慣れというと言葉が悪いが気持ちに余裕も出てくるのではないか。相手との相性などを考えるようになって真剣というか慎重になる人が居るかも知れないし、気軽に恋はしてみるものだなと思う人も居るだろう。
M氏に関してはどちらかと言えば後者、今までは条件だとか何だとかと仕様重視みたいな所があったのだが、それが少し変わったかなとも思う。何しろ付き合ってみなければ分かりませんよねなんて言葉が出てくるのだから。

◆ 既に申し込みは締め切りになったが、JRが新幹線車内で婚活会を行う。スーパーこまちで婚活と題されたイベントで男性は1万円の参加費がかかる。参加は2名一組である必要があり、ここが不思議な所だ。女性は友達同士での婚活パーティ参加者も見かけるらしいのだが男性は殆どが単独で参加しているという。従って婚活同性同士2名で参加というのはハードルが高くはないのだろうか。
何となく単に座席を埋めるためみたいな気もするのと友達同士で参加すれば会話が進みやすいと考えたのかも知れない。

◆ 参加資格は20歳以上40歳までの独身男女となっている。
男性はどうか分からないが女性は独身女性を既婚女性が連れてくるみたいなパターンも多いそうだ。そして往々にして既婚女性の方が気軽に男性に接してくるので男性からは魅力的に映る。女性もまさか自分が既婚ですとは言わない。そのままカップルになる事もあれば申し込みの全てを断る女性も居る。その人一人にかけた男性の気持ちは無残にも打ち砕かれるわけだ。

◆ 既婚女性は独身男性の気持ちなどどうでも良い。一緒に連れてきた女性に恋人が出来れば良いのだし、自分は暇つぶしなのだから男性にかまわれて良い気分だ。
このような事はどの婚活パーティでも起こりうるとM氏は言っていた。独身証明だ何だと固い事になると参加者が減る。主催側は素性がどうであれ参加して貰えればカネになるのだからうるさい事は言わない。後は本人同士自己責任でね、大人なんですからでオシマイだ。

◆ 新幹線で婚活パーティはJR初だそうだが在来線では例もある。団体専用列車などを使って行うもので、地方部で多く開催されている。JRによれば婚活イベントなどを通じて利用客の増大を見込みたいのだそうだ。若年層の都市部集中から、地方都市ではJR利用客が減少している。そうしたJRの皮算用と住民数を減少させたくないとする自治体の利害が一致したと書いたメディアもあった。そういえば山手線で結婚式のニュースもあった。報道関係者シャットアウトで車内取材が出来なかったと報じた局もあったし、車内映像を流した局もあった。結婚式を挙げた方は電通の従業員だと言う事なので色々あるのだろう。

◆ M氏もまた婚活を再開すると思う。たぶんどこかで、付き合った女性と顔を合わせるんだろうなとも言っていたが、その辺りはお互い承知の上みたいな感じだとか。婚活が趣味とは言えないが、同じ意識を持った仲間的な共通感が生まれるのかも知れない。


駐車場(11/25)
◆ 新横浜周辺のコインパーキング、高額な所はリミット無しの青天井だがリミットアリの所でも高い場所では12時間で2400円という所がある。一方で安価な所は24時間800円でその差は大きい。料金の表示自体も統一されていないので注意する必要がある。入庫後12時間までが最大800円で済むのか、その日の12時までが最大800円なのか、あるいは24時までなのかも分かりにくい。

◆ 日経の記事によれば、こうした分かりにくさで半ば勘違いを誘うような所もあるのだとか。24時間で1,000円、その区切りが0時だとすると2日停めておくと2,000円になりそうなものだ。しかし入庫後最初の24時間までが最大千円で24時間以降は青天井という所もある。しかもそうした所に限って15分300円などとなる。1時間停めても24時間停めても1,000円なのだが、48時間停めると58,600円も請求されてしまうわけだ。

◆ 大手のフランチャイズでも料金体系は統一されておらず、リミットが12時間なのか24時間なのかなど時間料金以外の条件も異なってきている。コインパーキングはワンボックスブームが過ぎて一時期客が減った。そこで安価誘導で集客を行った結果、月極駐車場よりも手軽で場合によっては安い事もあり長時間駐車が増えた。一日最大1,000円でも月間なら3万円なのだから悪くないと思うのだが、より多く課金しようというワザがあちこちで見られる。

◆ 0時をもって切り替わりとする所も多く、22時に駐車して翌朝までとなると例え打ち切り型(入庫後最初だけリミット付きで後は青天井)で無かったとしてもリミットの2倍の料金になる。入庫後24時間なのか、24時までなのかが重要になるが、勘違いを誘うような看板が多いと聞く。曜日によって料金が異なる場合や休日前にはリミットが適用されない所もある。入庫したのが金曜だと金曜の価格のままリミットにならない所もあれば、金曜のリミットは0時前で終わり、0時からは土曜のリミット無しに突入する所もある。逆に日曜に入庫して出庫が月曜になった場合も、日曜のリミット無しがそのまま継続される場合もある。

◆ 落ち着いて看板を読んで理解すれば間違いはないのだが、それこそ意味をどう理解したらいいのか分からないような書き方が多い。日経の記事には釣り銭の出ない精算機の話も書かれていた。1日400円は安いなと思って精算する。500円玉を投入したが釣り銭が出ない。
問い合わせてみると釣り銭が出ないタイプの精算機だったという。100円玉を4枚入れれば損は無かったはずだが500円玉を(釣り銭が出るものだと思って)入れてしまった事で100円の損を出してしまった例だ。

◆ 国民生活センタに寄せられるコインパーキングに対する苦情は増加しているそうで、10年前の10倍だとか。
不景気のおり、いくらかでも稼ごうとするパーキング業者の様々なテクニックによって利用者が勘違いしてしまうと言う事だ。
コインパーキングが集中しているような場所では特にトラブルが多く、最大料金の所だけに目が行ってしまってその条件を理解しないまま停めてしまうわけだ。

◆ 看板自体も集客に有利な事を書く。注釈をよく読まなければならないのはどこかの移動体通信事業者の広告と同じだ。特に、24時間、24時、これは引っかけが多い。
24時までがリミット対象なのだが、24時間(営業)と書かれている看板を見て入庫後24時間なのかと勘違いする。そもそもコインパーキングなのだから、たいていは24時間営業だろう。
一日千円の表示も同じように、どこからどこまでを1日とカウントするのかはそのパーキングによって異なる。


ミノキシジル(5)(11/24)
◆ ミノキシジルの話を書いたのは今年の5月の事だった。その後特に連絡もなかったのでこちらから聞く事もしなかったのだが、先日その後の話を少しだけ頂いた。
髪の毛の量は推定2倍ほどになったという。若い頃には額に産毛が沢山生えて手入れをするくらいだったそうなのだが、その後それも気にならなくなったとか。しかしミノキシジルを飲み始めて少しすると産毛が復活、最初はせっかく生えた産毛だからと大切に(?!)していたそうだが今は剃っているという。

◆ 男性の場合は男性ホルモン型薄毛があり、ミノキシジルで血行を良くすると男性ホルモンの供給もスムーズになって薄毛が進行するケースもあるらしい。
所が女性の場合は血行不良などが薄毛の原因になるのか、ミノキシジルの効果はハッキリ出るのかなと思った。ミノキシジルは最初は毎日1錠飲んだそうなのだが、むくみが出たので量を減らしたそうだ。
現在は1/4錠、つまり2.5mgを毎日服用しているとのこと。

◆ ミノキシジルを飲み始めて体毛が濃くなる事が気になったと言うが、どんどん濃くなるわけではなく少し経つと落ち着いてきたそうだ。
ミノキシジル飲み始めから1ヶ月程度は脱毛が増えたと言っている。初期脱毛などと言われるようなのだがそのメカニズムは良く解らない。抜けるべき毛が早く抜けると言ったって、毛根への血流量が増えるのだから抜けにくくなっても良いような気がする。しかし現実には初期脱毛が起き、それは結構心理的に辛かったそうだ。

◆ それを脱すると毛髪は徐々に増えて太くなり、髪の伸びも早くなった気がすると言っている。髪はセミロング程度なのだが今までにないペースで切っていると言っていたので髪の成長自体も早くなるのだろう。
副作用に関して、当初見られたむくみは2.5mg服用にしてまったく見られなくなったそうだ。血圧その他も異常なしで健康診断も受けたそうなので問題はないと思う。

◆ 今の悩みは毛髪が増えてセットしづらくなった事、シャンプーが大変になった事だというのだから贅沢なものである。ならばミノキシジルをやめるかと言えば、やめて髪の毛が減るのは嫌だと、ごもっともである。元々薄毛というわけではなかったし、本人にしてみれば若い頃より髪が減ったと心配になったのかも知れない。これが男性だと(人や年齢にもよるとは思うが)自然の成り行きとして諦める人も多いのではないかと思うのだがどうだろうか。

◆ 若い人だと悩みは深刻かも知れない。ミノキシジルが良く効けば良いし男性でも効く人には効くようだ。
頭皮に直接ミノキシジルやフィナステリドを注射するなんて治療法もある。頭には血管が多くて血が出やすいと思うのだが注射した所からの出血は大丈夫なのだろうか。
そういえば頭に鍼を打つ人が居た。鍼灸師がやったのか自分でやったのかは聞かなかったのと、それが何の効果があるのかも聞かなかったが頭には多くのツボがある。鍼を打つと言っても体と違ってすぐ頭蓋骨にあたりそうだ。打つと言うよりも刺激なのだろうか。別の人間は頭に灸を据えると言っていた。これも変な事するヤツだなぁ程度に思っていたのだが、きっと意味ある事だったのだろう。

◆ ミノキシジルを頭皮に付けた場合、人によってはかぶれるなどの症状が出るのだとか。注射するとどうなのかは分からないが、効果としては頭皮に付けるよりも錠剤を飲んだ方が効くらしい。


オデッセイ(11/23)
◆ オデッセイがフルモデルチェンジし販売されている。従来型は月間数百台と販売が低迷した。その理由の一つとして全体的に上品すぎたと開発者は振り返る。
トヨタも、空力などを犠牲にしてもフロントグリルを大型化して押しの強い強面を作らなければならないと。この手のワンボックスを求める層は"偉そうにする"事を好むのだそうで、目立たない車では買う意味は無いとなってしまう。

◆ 新型オデッセイはその流れで全高も1550mmの枠を外した。それでも見る人は「顔つきが情けない、マツダくらい下品に出来ないのか」と言う。ちなみに私はマツダのワンボックスをまじまじ見たことがないので下品の程度に関してコメントは出来ない。
ハイブリッド車は出ないのか。これも開発者氏によればエスティマもアルファードハイブリッドも売れていないから、オデッセイハイブリッドを出しても売れる見込みはないという。

◆ いわゆるワンボックスブームの頃ならば良かったのかも知れないが、今や平面駐車場でもワンボックスカーを見る機会は随分減ってしまった。新横浜周辺にしても以前はワンボックスカーが視界を遮っているのが当たり前だったのに、今やコンパクトカーや低燃費車、ハイブリッド車の展示場と化している。
ワンボックスの低燃費版を望む声は多いらしいのだが、一方でコストアップを嫌う。

◆ 知人はレジアスに乗っているのだが、どう頑張っても燃費が5km/lを超える事は無いという。車重もあるだろうし走行抵抗も大きいので仕方がないと思う。
ではハイブリッドを選択したいのかというとそうでもなくて、低燃費を望むならばコンパクトカーに乗るよと言っていた。レジアスも古くなったので別のワンボックスに乗り換えたいが、中古車の価格を考えると2000ccクラスは割高だという。その一方で3000ccを超える車なら破格で手に入るから、燃費を我慢しても大排気量車が良いかなと。ただし大型でしかもFFなので取り回しが悪い。μの低い雨の坂道などでは前輪がスリップしやすくて怖いとか、色々言っていた。
勿論このあたりは排気量に関係なくそうなのだろうが、エンジンの重さも重量配分に影響するかな。

◆ 全高1550mm以下に拘らなくなった点に関して、ワンボックスを求める層は大型を望むという結果かららしい。
駐車場で制限を受ける人はそもそもワンボックスを選ばないというのが前代までで得たものだとか。というかあの全高だとワンボックスと言うよりはステーションワゴンっぽいんだけど。確かホンダは他のワンボックスモデルを廃しているので、その顧客も取り込みたいと考えたのかも知れない。

◆ トヨタも販売台数低下でノア系とアルファード系のシャーシや部品の共通化を行うとか。昔々日産はサニーのシャーシからシルビアを作ったとか、違ったかな。
なので車幅に対してトレッドがかなり狭かったはずだ。
これと同じようにノアのシャーシにアルファードの洋服を着せればコストダインが出来る。双方共に無駄が出来るのは仕方ないのだが、それでもなおコストが下がるならトヨタはやる。

◆ 新型オデッセイは室内高でエスティマを超えたのだとか。今までは全高が低かったのでどうしようもなかったわけだが、従来車より15cm近くも屋根を高くできたのでライバルと勝負が出来るという。ちなみにホンダ車のジンクスとして売れないモデルをモデルチェンジするとそのモデルは売れるのだとか。だとするならば今度のオデッセイは売れても良い。


K-9(11/22)
◆ 久々にK-9メーラに関して触れてみる。XperiaZでの異常電池消耗には参ったが、その後は正常に使えているとの事だった。また私が経験した、着信通知が来なくなる件に関してもその後は発生していない。
IMAP IDLEのリンクが切れるのはモバイルネットワークの不安定さなどから来るものだが、これはメーラの責任ではない。

◆ 何事もなく動作するK-9ではあるが、送受信が無反応になる事もあった。これはスマートフォン自体を再起動したら直ったのでK-9が悪かったのかスマートフォン自体が不安定になっていたのかは謎だ。だがXperia Z利用者も同じようなことを言っていたので、何か問題が隠れているのかも知れない。
現象としては送受信が出来なくなるもので、送信は明確に失敗の表示になる。受信はそのアイコンをタップしても何も起こらなくなる。当然同期も取れていないので未読メールをタップしても既読にはならない。

◆ 私はスマートフォンの再起動で回復させたがXperiaZ利用者によれば「放っておいたらやがて元通りになった」と言う。その場合でもドコモのメールやGmailアプリは正常だったそうだ。だとするならばK-9の通信関係が上手く動作しなかったことになる。単にリンクが外れただけでは送信がエラーになるとも考えられず、Gmail側のトラブルだとすればGmailアプリでもダメになる。

◆ 全ての利用者ではなくごく一部の人が影響を受ける障害も発生しているようだ。トラブルが数分程度であればそれに気づく人は多くはないと思うが、数十分に及ぶとおかしいなと思う人が増えてくる。
Gmail側のトラブルであるならばスマートフォンの再起動では回復しないと思うので、やはりメーラかスマートフォンで何かが起きていたのだろう。K-9は通信障害に多少弱い所があるようで、通信が不安定な場合にアプリが異常終了してしまうなどの報告もある。

◆ ドコモメールが開始され、というかiPhone向けの情報から接続に関するデータを抽出してK-9でドコモメールをPOP受信する使い方も増えている。絵文字などを使わない人であればメーラの一本化がこれで可能になる。
私の場合は常用しているものだけをK-9で使い、ドコモメールはドコモメールアプリで、その他はGmailアプリを使っている。アカウント切り替え方式でも良いのだがAndroid4.2になってからはメールアイコンをタップすると以前に状態に戻るので少々ややこしい事がある。

◆ spモードメーラを例にすると分かりやすいのだが、Android4.0/4.1の時にはメールアイコンのタップでメーラの最初の画面が開いた。Android4.2ではメーラで最後に表示した画面そのままの状態でそこに戻る。マチきゃらの通知をタップすると、以前は新着メールを読む画面になったが今は違う。Gmailはメール一覧に行けるので、今のところバラバラに使った方が都合が良い。gmail label notifierを使えばフォルダ毎の未読数も表示してくれるし鳴り分けも出来る。だが現在はこれは公開されていないようだ。

◆ メーラの一本化は使い勝手の統一という点からすると当然となる。問題はアカウント切り替えの操作性などで、ワンタップで受信メールの画面に行けるgmail label notifierは重宝している。メーラ自身にウィジェット機能を持たせて未読数を表示したり、そこのタップで目的のアカウントの未読メール画面に行けたりするのが使いやすいだろう。
ドコモメールの解放?で国産のメーラも増えてくる可能性がある。現時点でもPOP受信は出来るのでspモードメーラに頼らず汎用メーラを使う事も出来るのだが、受信チェックはポーリングになってしまう。


想定(11/21)
◆ 首都直下型、南海トラフ、東南海、相模湾、東京以西で被害が起きると想定されるいくつもの地震がある。各自治体などでは被害を想定したりその対策を講じるなどの動きはあるが十分ではない。3.11から時が経つが復興費用は訳の分からない所に流用されて姿を消してしまう。復興が完了してそれでもなお余ったカネでもあれば流用やネコババもやむなしみたいな所があるのかも知れないが、肝心な復興が進まない中で公務員達はカネを流してしまう。彼らにしてみればまさに災害バブルであり、予定外のカネが入ってきたのだからとせっせと流用を考える。復興増税、原発事故処理など役人にとっては素晴らしく嬉しい出来事なのだろう。

◆ その災害は一瞬だったのかも知れないが、人々は未だ苦しんでいる。高級公務員宿舎に格安でのほほんとしている役人は、被災地の状況などまったく関係のないことだ。被災者から見ればあいつらは人間じゃねぇと叫びたくなる、いや、被災者でなくとも石を投げつけたくなるに違いない。
3.11での東京での震度は5前後、それにも関わらず多くの交通機関が止まったことによって帰宅困難者が増えた。それでもビルの倒壊や火災が殆ど無かったことは幸いだったが、もしもあの時以上の揺れになれば深刻度は桁違いになるという。

◆ 大阪府の試算では南海トラフ地震とそれに伴う津波で13万人規模の犠牲者が出るという。内閣府の試算では死者1万人以下だったのでかなり異なる。いずれにしても津波による被害は甚大で、それは東京や横浜などでも同様だ。地下街や地下鉄は一般的には揺れには強いとされている。しかし水が一気に流れ込めば排水どころの話ではなくなる。

◆ みなとみらい地区の海抜は低く津波があれば一気に冠水するだろう。水が入ればランドマークタワーやクインズスクエアの下、さらにはみなとみらい駅までストレートに水が流れ込む。みなとみらい駅周辺はかなり広いスペースで地上と接続しているので、通路がボトルネックになるなどと言うことは無いまま地下鉄線路を浸水させるに違いない。そしてそうなると、地上までの距離が長いために容易に逃げることは出来ない。
地震発生から津波到来までに時間があればいいが、数十分程度で全ての人が逃げ切れるとは思えない。

◆ これまでは地震による揺れから構造物を守る対策が主だった。津波は想定されていたとは思うのだが、福島原発の例のごとくその想定高さは貧弱なものだった。
海抜の低い横浜駅周辺、東京のゼロメートル地帯などに水が流れ込めば、それは想像を絶する事態となるだろう。地下街や地下鉄から逃げ出した人が地上に出るにも、その地上が人でいっぱいならば出る事も出来なくなる。まさにあの日の大渋滞と同じ事が起こるのではないのか。

◆ 3.11の時には横浜でも大規模な停電が起きた。信号機は動作しなくなり混乱した。道路のこちら側は全ての電気が点いているのに、反対側は真っ暗という感じだった。道路は人と車で溢れ、電車は止まっているのに踏切は上がっていなかった。道路という道路は車で埋め尽くされ、いったいこんなに沢山の車がどこからやってきたのかと思うほどだった。こんな状況で津波が来たら逃げる場所など無い。流される車が更に建物などを壊すだろう。起伏地形の横浜周辺では低い場所に流された車などがどんどん溜まっていくはずだ。しかし高い所に逃げようとしても、それらの流されてくる物体に逆らうことは難しい。


進化(11/20)
◆ ケータイ電話にしてもスマートフォンにしても、PCや家電製品も時代と共に高性能高機能化していく。いわゆる耐久消費財は機能や性能が安定していて買い換えサイクルの長い製品だと言える。確かに細かな機能だとか省エネ性能は良くなっているが、5年前の製品と現在の製品の性能が極端に違うかというとそうではない。
一方で進化著しいスマートフォンなどは2年前の製品と現在のそれでは大きく性能が違う。製品としての物理的寿命の前に使い勝手などの論理的寿命が来てしまうのだ。

◆ N-07Dにしても冬場であればさほど問題なく使える。確かに動作速度などを見れば現在の製品には及ばないが、凄く不便かと言えばそうでもない。ただし夏場は凄く不便だけど。Androidスマートフォンもある程度の性能になってきたので、今後は代替サイクルを長くしても大きな不満は少なくなってくると思う。従来型ケータイにしても同じで、過渡期にはモデルごとに機能が追加されたり性能が目に見えて良くなるなどした。しかし安定期に入れば売りはデザインや色へと変化していく。

◆ スマートフォンも実装出来る機能はほぼ搭載されているし、現在搭載されていない機能はそれが余り必要とされていないからだとも考えられる。iPhoneに関してはAndroidに近づく進化というのはあるのかも知れないが、現時点で例えばFelicaが欲しい人はiPhoneを選んではいない。
つまりこの時点でiPhoneを持つ人はFelicaが無くても我慢出来ていると言うことになる。なので今後Felica(Felicaは無理だな、国際規格RF IDだな)が搭載される事があったとしても、それが代替の魅力になるかと言えばそれは違うのかも知れない。

◆ CPUの高速化や低消費電力化は今後も進むと思う。機能の拡張はOSのバージョンアップと共に実装されるのだろうが、これはそう大きくは変化しない感じがする。少なくとも目に見える部分での変化は小さいのではないか。それはAndroid4.0→4.1→4.2と見ても感じることが出来る。
Windowsにしても同様でXP以降は(中身が変わってソフト互換性などに問題はあったが)ユーザインタフェースが大きく変わるでもなかった。じゃあ8.1はと言われるとちょっと違うのかも知れないけど。

◆ 少なくとも一昨年の夏頃までのAndroidスマートフォンは何かしら使いにくい部分があったと思う。内部ストレージ容量にしてもそうだしバッテリの保ちや発熱、動作速度や安定性も現在より劣っていた。当時の技術力が限界だったと言ってしまえばそうなのだが、そんな中でiPhoneは比較的安定に動いていたではないか。全てがダメなのならば諦めて下さいで済むのだが、そうではないのだから事業者は責任を感じるべきなのだ。売り切り商品ならまだしも通信事業による継続的サービスで金を取っているのだから、そのサービスを使わせるための自社製品なのだから、利用者のことを考えるべきだ。

◆ その時代のスマートフォンを持っている人は現行の1世代前のモデルまでなら無償交換しますよとやったら、ドコモは流出をかなり防げたと思う。GALAXYにしてもLGのモデルにしても売れ残りは沢山あるのだから配ってしまえばいい。
NEC製にしても富士通製にしても発熱その他で問題を起こしたモデルをゼロ円販売しているが、こんなものを売るから問題がより大きくなる。売る前に不具合を告知して納得して買わせるなり配るならともかく、そんな説明も無しに客に渡してどうなるか位分かろうというものだ。ドコモ離れはドコモが引き起こしたもので他社の魅力が勝ったわけではない。
自分たちで勝手に落ちてしまったのだ。それに気づかなければ新機種を出そうがiPhoneを出そうが、中長期的に見た流れは変わっていかないようにも思う。


高齢化(11/19)
◆ ドライバーの高齢化とそれに伴う事故は今後も増えるだろう。高齢者ドライバーが増えたのは事実として、若い人が車に乗らなくなった事によって相対的にも高齢者が増えていると思う。ある企業は営業職などで車を使う場合に、免許はあるが車に乗った事のない新入社員研修に頭を悩ませるという。いきなり運転させるわけにも行かず、教習所に通わせるのもコストがかかる。
そんな若者に、車があると便利な事もあるよと言うと「車はなくても不便ではないですよ」などと言われる。意識の違いというものだ。

◆ JTは国内のタバコ生産工場縮小を考えている。喫煙者は1996年度をピークに減少に転じ、男性は連続減少で前年度比0.5%減ったそうだ。女性は微増で、やがて「アンタは男のくせにタバコを吸うのか」なんて言われる時代が来るのかも知れない。それでも喫煙者比率からすると男性の3人に1人は喫煙者と言う事になる。少なくとも私の周囲での喫煙者率は1割以下なので業種的な所が大きいとは思う。

◆ こうした喫煙率の低下に高齢化が影響しているとJTは言う。健康志向の高まりや景気低迷に加えて消費税が増税されるとなると喫煙者数は更に減少するのではないかと見る。高齢者で病気などがあれば禁煙する事もあるだろうが、逆に高齢になるまでタバコを吸い続けていた人が果たして禁煙するのだろうか。
経済的事情があったとしても、飯代を節約してでも酒とタバコはやめられないなんて声が聞こえてきそうだ。

◆ タバコだけではなく高齢者は消費自体も活発には行わない。若者のようにアクティブに活動しなければ欲しいものもそう多くはないだろうし、出かける事などが少なくなれば観光地に落とす金も減ってくる。
もはや日本の観光地は外国人観光客が支えていると言っても良い程で、各国語の看板なども立てられている。食事にしても宗教的な理由で食する事の出来ない素材を廃した特別なメニューを用意する飲食店やホテルなどもある。

◆ 実際には豚肉を抜いた料理にすればいいと言うものではなく、調理場や調理器具、食器にも豚肉を触れさせてはいけないのだそうだ。これは洗えば済むという問題ではなく、一度でも肉を切った包丁を使ってはいけないなどの厳格なものだと言う事だ。こうした様々な宗派の人に出す料理などを作るにしても、高齢者コックはなかなか言う事を聞かないのだとか。頭が固いと言ってしまえばそれまでなのだが、豚肉なしでどうやって味を出すんだとなる。

◆ 高齢者ドライバーの危険性もの同じような所にあるのかも知れない。周りの誰もが危険だと言っても「俺は大丈夫だ」で突っ走ろうとする。高齢者ばかりとは言えないのだが何故九州北部地方での飲酒運転事故が度々報道されるのだろうか。大事故も起きて飲酒がいけない事だと分かっているはずなのに、それでも酒を飲んで車に乗る。勿論他の地方にだって悪質運転者は数多いのだが、俺が良いと言っているんだから良いんだ的な考え方というかそう考える風習的ものがあるのかも知れない。

◆ 20年以上も前になるだろうか、当時の谷田部自動車試験場の高速周回路を無人で車を走らせられるだろうかと聞かれた事があった。高速周回路であればコースも決まっているしラインも引いてあるので画像処理でコースから外れないようにする事は可能でしょうねと言ったことがある。今ではGoogleもトヨタも自動で車を走らせる技術を披露した。高齢化と自動車の共存は多くの技術の上にしか成り立たないのかも知れない。


カード(11/18)
◆ 一時期整理して減らしたクレジットカードなのだが、何だかんだで増えてしまう。楽天ポイントを貰うためには楽天カードが必要で作ったり… まあその楽天カードには良い所もある。カードを使うと利用のメールが来るので不正使用されてもすぐに分かる。これなどDCMXが対応しても良いのに、通信事業者としてのメリットがまったく活かされていない。楽天カードを持っている人も少なくないとは思うが、入会特典を得るだけでも少しはメリットがある。楽天と言う事で二の足を踏む人が居るのは当然だ。何しろ格調の低い会社と言う事ではソフトバンク並みなのである。特典(アフィリエイトコード入りリンク)はその時々によって異なるが、8000円相当のポイントが貰えたりする。

◆ 所がこれ、さすが悪徳楽天なので注釈をよく読まないと得る事が出来ない。入会特典は3,000ポイント程度で、カードを指定期間内に使うと5,000ポイントの期間限定ポイントが貰えたりする。ポイントを利用出来るのは期間限定で、しかもその期間が1週間程度しかないという所がいかにも楽天だ。ついそのの期間を逃して5千円分のポイントを失効させてしまうと楽天は支出が減って大喜びというわけだ。カードの入会特典はその時々によって異なる。72時間限定で高特典みたいな事もあるので、上手くそこを狙えればお得になる。

◆ 先日と言っても少し前なのだが楽天カード会員に保険を無料でプレゼントみたいな郵送物が来ていた。3年間だったかな、無料で保険に入る事が出来る。3年後に自動更新で有料化されるんじゃないのかとか、何しろ相手は楽天なので頭から信用したら酷い目に遭う。
それこそSBMのように自動更新で、更新付きを逃したら3年間は解約出来ないなんて事になったら困る。楽天やソフトバンクの"無料"には裏があると思わないと酷い目に遭ってしまうのだ。

◆ そうしたうまい話に騙されず、上手い所だけを吸い取る賢さが楽天カード会員には求められる。郵送DMはたまに来るが許容可能な範囲、宣伝メールもたまにくるが無視出来る範囲になっている。ポイント付与率も1%なので持っていて害はないだろう。と言っても私は楽天カードを常用しているわけではない。普段はDCMXでポイントを貯めて、そのポイントでスマートフォンなどを買うと言う流れになる。というかそれ以外に使い道がないでしょう、ドコモポイントは。なのでドコモを離れる時が来たら楽天カードでポイントを貯め始めるかも知れない。

◆ ポイント付与率が変更されたのはDCMXで、少々迷走中なのかなと思わないでもない。DCMX加入が値引き条件になっていた事もあってドコモはカード利用者数を増やしたのだと思うが、スマートフォンシフトとドコモ離れがDCMX離れにもなった。iPhoneに移行すれば、そもそもFelicaが無いのだからDCMXを維持する必要もなくなる。ドコモから離れればドコモポイントがあっても仕方がないので、ならばポイント付与率の高いカードに移った方が良い。

◆ ドコモは金融サービスでの囲い込みをも狙ったのかも知れない。DCMXが使いたいからドコモ、みたいな。しかし世の中は逆に動いている。ドコモを離れるからDCMXも要らないとなる。そこで特典やポイントの見直しとなった訳だが思い切った施策でないとダメなような気もする。思い切ったと言えばAMEXは提携カードならばプラチナも申し込みで手に入るようになっている。提携カードとAMEX本体でサービスの違いはあるのかも知れないが、銀色のカードが欲しい人は年会費を払えば発行して貰える。


スマートフォン(11/17)
◆ スマートフォンを使い始めて1年以上が経つ。と言う話の前に、この季節になってN-07Dは普通に使えるようになった。過熱による機能制限が入る事も減ってきたし勝手に再起動する事も無くなった。確かにアプリなどを起動していれば発熱は感じられるが、重いゲームを連続で動作させるでもしない限りは過熱制限の画面を見る事もない。夏場には度々切断されたWiFiも、今は安定している。今の時期から来年の春先まではそこそこ快適に使えるのである。CPU処理速度等は現在のモデルより下なのだが、普通に使う分にはさほど問題はないと思う。画面遷移にしたってSO-04Eと大きく変わるものでもない。メモリ搭載量が少ないのでゲームアプリなどの起動というか切り替えに時間がかかる面はある。OSバージョンによるものかも知れないがこのあたりも試してみたいなとは思う。

◆ 従来型ケータイからスマートフォンにして何が変わったか。大画面で見やすいのは事実なのだが、大画面で見なければならないものは多くはなかった。メールにしても同様で、単に慣れの問題と言ってしまえばそうなる。アプリの恩恵はあるが、アプリが使いたくてスマートフォンにしたと言うよりはスマートフォンにしたからアプリを使うと言った方が良い。確かに、アプリに慣れた今となっては従来型ケータイに戻す気にはならない。

◆ 位置情報送出に関しては何度も書いているが、常に動作しているという点でもっとも稼働時間の長いのがこれ関係のアプリだ。次に使うのはメーラなのだが、スマートフォンで返信を書く事は多くはない。メールを読んで返事はPCからというケースが圧倒的だ。毎日使うという意味ではFelica系だが、これはアプリを起動する必要は無い。たまにSuicaの残高を確認する程度である。

◆ ゲームに関しては暇つぶし用にとダウンロードして遊んでいる。従来型ケータイの時にもゲームというかパズル的なものやソーシャルゲームにアクセスした事もあった。ただソーシャルゲーム系は毎日世話をするとかしないといけない(決していけないわけでもないのだが)ものが多いのでじきに面倒になった。スマートフォンでも余り難しいゲームはやっていない。覚える事が少ない割に考える事が多いものが私には合っているようだ。

◆ ホームページを見るなどはPCで行うのでスマートフォンのブラウザ稼働率は低い。VNCも使うが、これは従来型ケータイの時の方が圧倒的に利用時間が長かった。その違いはメールだ。従来型ケータイの時にはVNC(的なもの)でPCに接続してPC上のメーラをリモートで見ていたからだ。スマートフォンにしてからはスマートフォンのメーラで見る事が多くなったのでVNCの出番が減った。
とは言っても全てのメールをスマートフォンで見ているわけではない。

◆ スマートフォンがPCのように使えるのかというのは難しい所なのだが、PC慣れしていない人にとってはスマートフォンやタブレットの方が良いという。その一つの理由が文字入力で、QWERTYキーに慣れていない人にとってPCのキーボードは難関なのだ。覚えてしまえば何と言うことは無い文字打ちも最初は時間がかかる。それこそスマートフォンならばフリックでささっと入力出来る文章が、キーを探しながらのQWERTYではストレスになる。
なのでタブレットでもQWERTYを使うことなく文字入力をしている訳で、普通にQWERTYキーを使う私から見ればちょっと不思議な感じもした。


消費税(11/16)
◆ 消費税が上がる。消費するものが全て高くなるので家計への負担がそっくり重くなる事になる。公共交通機関各社はその消費税分だけ運賃を上げる必要があるが券売機は10円単位での精算なので切り上げるか切り捨てるかになる。そこでICカード利用者に関しては1円単位での精算を認めると国交相が言っていた。各社は現金精算よりICカード精算の方が安くなるように調整する模様だ。

◆ 首都圏ではICカード利用率がかなり高いのだが、地方都市はそうでもない。これを機会にICカードが普及すると見る向きもある。私は以前からモバイルSuicaを使っている。現在はさほど使わなくなったのでクレジットカードチャージの年会費は払わず、残高が少なくなってきたらNewDaysで現金チャージしている。従来型ケータイからiPhoneに変えた人で何が不便かと言ったらSuicaカードを持たなければいけなくなった事だと言っていた。ICカードが入れられるiPhoneカバーもあるのだからそれを使うのも一つの方法だとは思うが格好悪いのかな。

◆ 消費税が段階的に上がる事で量販店などはかなり処理に手間がかかるはずだ。値札は付け替えなければいけないしレジやその他の更新だって必要だろう。100円ショップや99円ショップはどうなるのかとか100円回転寿司の値段はとか、自販機のジュースの価格とか、100円のジュース販売機はどうなるのかとか、とにかく消費税が変わる事による影響は大きい。しかも消費税分を値引きします的な売り方が禁じられるというのだから安売り店などには厳しいだろう。
それでも消費税アップ分を転嫁しにくいと見る向きは多く、何らかの形で価格を据え置こうとする店も多い。

◆ 携帯電話各社も料金に関しては公表していない。現在は税込み月額980円が、税抜き980円になるのかも知れない。
便乗値上げと言われるのを避けるために要らぬサービスをくっつけてきたりして。SBM参入以来こと料金に関しては各社共にずるくなった。抱き合わせ的な販売法も蔓延するわけで、ドコモだからKDDIだから大丈夫だろうなどと思う事は出来なくなっている。ドコモだろうがKDDIだろうがSBMと同じように危険なのだと思わなくてはいけない。

◆ 確かに好景気となれば価格許容度は上がってくると思うのだが、今の時点ではまだそこまでは行っていない。
価格を上げて販売出来れば売る側は儲かるのだが、それが消費税分となると財務省に持って行かれるだけだ。
なので景気対策などでは減税が行われるのだが、それに逆行する消費税のアップは日本の経済をどう変えるのだろうか。
以前から書いているように公務員報酬を2割も下げれば消費税減税すら可能になる。しかし自分たちで自分たちの報酬を下げるなっんてことをやらないばかりか、消費税値上げのタイミングで公務員報酬はアップするはずだ。

◆ 消費増税分を何に使ってやろうかと財務省はニヤニヤしながら考えているだろう。何かに使い切ってしまわなければ消費税率の再アップの口実が出来ない。もしもアップ分を福祉に使ったとしたら、今まで使っていた福祉費用をカットしてそれを無駄に使う。無駄をカットなどと言うとそれっぽいが、カットされるのは小さな無駄だ。
巨額を投じる公務員宿舎などはカッとされないか、ほとぼりが冷めてから復活する仕組みになっている。
こんな調子なのだから消費税アップが生活向上につながるとは考えにくい。年金にしたって支給開始年齢が平均寿命にますます近づくだろう。


メール(11/15)
◆ スクータのパーツなどをWebikeで購入するのだが、その登録メールアドレスを変更した。それまで使っていたメールアドレスを廃止する予定があったからだ。しかしいっこうに変更される気配が無く旧メールアドレスにメールが来る。変更がうまく行っていないのかと思って問い合わせてみると、発注した商品に関する一切のメールは発注時のメールアドレスに対して送信されるのだそうだ。なんて馬鹿げた仕様なのだろう。メールアドレスを変更する場合の多くはそれまで使っていたメールアドレスを廃止するのだと思う。Webikeは廃止されたメールアドレスに向かって出荷その他のメールを送り続けることになる。発注確認のメールが届いてからインプレッションを書けと言うメールまで約1ヶ月間は旧メールアドレスに届く。

◆ メルマガ系と言えば楽天が最右翼だ。メルマガを出すとそれを出したショップに対して課金が行われるため、楽天としては出来るだけ多くのメルマガを出させたい。
慣れた人ならばメルマガ要求のチェックを外すことを忘れないとは思うが、知人などは逆にチェックを外すのが面倒だからと全部受けている。注文のメールだけはフィルタリングが可能なのでゴミメルマガに埋もれる心配はないが、ショップからのメールはゴミの中に埋もれてしまう。

◆ メール配信は即時なのに停止に時間がかかるというか時間をかけるのは悪徳共通だ。数日後に停止ならまだ良い方でAMEXなど2ヶ月は止まらないという。ではメールアドレスを変更するとどうなるかというと、これは即座に反映されて新しいメールアドレスにメルマガが来る。メールアドレスの変更は即時でもメルマガの停止までには2ヶ月かかるというのが、いかにも悪質なのだ。おそらくシステムの都合上云々などと言うのだろうが、客から見ればそんなプアなシステムで大丈夫ですかとなる。AMEXの必要なメールは発送日時がほぼ決まっているので日付や時間でフィルタが切り替えられるメーラがあればゴミは排除出来る。

◆ メルマガは欲しい人が読めばいいのであって強制されるものではない。メルマガではないがGoogle+の要らぬメール通知もデフォルトがONなのだ。これを放置しておくと色々なメールが来てしまう。
メール配信を停止すると退会になるサービスもある。ローソンやWeb広告配信会社などがそれで、では実のあるメルマガかと言えばspamと変わらない。しかしメールアドレスを消してしまうとサービスが受けられなくなる。

◆ 従来は拒否しても拒否通知が相手に行かないgooメールなどを使っていたが、Gmailでフィルタしてゴミ箱に直行させる手もある。ただし重要なメールもゴミ箱直行になるが、それは致し方ない。配信側も重要なメールとspamまがいをフィルタ出来ないように頑張っているからだ。そんなメルマガを発行すると言うことは、それが利益になるからなのだろう。広告配信会社にしてみれば発行数何万通のメルマガに宣伝を載せますよと広告主に課金するわけだ。それが読まれようが読まれまいが、発行数は事実だろうしそれに応じたカネが入ってくる。

◆ ローソンのメルマガは常にゴミ箱なので読んだことが殆ど無いのだが、コンビニ利用者には有用なのかな。チケットやクーポンなどを集めている人には役立つのかも知れない。サイトにログインするとポイントが貰えるとかくじ引き出来るとかも各社行っている。今はどうか分からないがMyDocomoでもそんな事をやっていた。マメな人はこれでポイントを稼ぐと思うのだが、いちいちログインして云々が面倒に感じる私には不向きだ。


フィルム(3)(11/14)
◆ ガラスフィルムを選択した理由は何か。N-07Dの時には飛散防止フィルムが表面に貼られていなかった事もあったので液晶保護フォルムは使用していなかった。しかしSO-04Eでは強化ガラス前面にドコモのロゴの入った飛散防止フィルムがあるのでそのフィルムに傷が付く。ちなみにこれははがしてしまう事も可能で、docomo X)のロゴが消え去る事になる。
液晶保護フォルムは、最初は普通のプラスチック製を使った。が、傷が付いた。

◆ 一つはバッグの中で何かと接触した事、もう一つはスクータなどをいじる際にポケットから滑り落ちて工具などと接触する事があるためだ。作業時にはスマートフォンをポケットから出すなど気をつけているのだが、それでも固いものと当たってしまう事がある。スマートフォンを部屋に置いて作業していた事もあったのだが、そのまま試運転に出かけて→調子悪いかも→あ!電話持ってきてない、みたいな経験もあったので今は出来るだけ持つようにはしている。

◆ こうした使い方もあって液晶面と、出来れば背面、そりゃあ側面もあった方が… って、それじゃあカバーだな。カバーを付けるとクレードルに入らなくなるので充電が面倒だ。と言うわけでガラスフィルムを使ってみようと思ったわけである。実際0.33mm厚のLYCOSを使ってみると、やはり厚い。iPhone用などではホームボタンが押しにくくなるのを防ぐためのホームボタンシールが付属してくるのだとか。
たかが0.33mmではあるが、意外に気になる厚みでもある。ハードウエアボタンがあるわけでもないSO-04Eでは厚みなど気にならないだろうと思っていたのだが違った。

◆ iPhoneの場合はホームボタンの都合があるので厚いフィルムは使いにくい。ホームボタンに貼るシールが付いているものもあるがiPhone5sでは使えない。使った人によると0.2mmのフィルムと0.26mm厚のフィルムでは使用感がかなり違うとの事だ。Xperiaではハードウエアボタンはないのでその点は楽なのだが、インカメラ部や近接センサ部が切り取られたその部分を見ると厚みを感じる。プラスチックフィルムの厚さは0.2mmのものが多いので、SO-04Eに貼り付けたガラスフィルムはその1.5倍分と言う事になる。

◆ 貼り付けは難しい事はないし貼り直しも可能だ。この点ではプラスチックフィルムと変わらない。ものによっては折り曲厳禁となっているものもあるので、その場合は液晶面に落とすように貼っていく。厚みのあるアクリル製のフィルムというより板みたいなものも曲がりにくいのでこうした感じで貼る事になるだろう。HOYAの1mm厚もすごいなと思うが、あれは多少の曲げは可能だとか。

◆ PDCが開始された当時、液晶面の保護フィルムなどは市販されていなかった。透明度の高いフィルムでしかも接着出来るタイプも容易には入手出来なかった。事務用品などを探しては代用に出来ないかと試したものだ。デザイン性が求められて液晶面が湾曲したアクリルなどになると傷が目立ったのである。その後液晶面の保護フィルムが売られるようになったが、現在と違ってセロハンテープのような粘着面を持ったものだった。従って一度貼ると貼り直しが出来ない。貼り直そうとすると接着面に小さな気泡が入って透明度を下げてしまう。
なので、現在のような吸着型のフィルムが出現した時は画期的だと思ったものだ。

◆ スマートフォン程度の大きさであれば良いのだが、タブレットとなると貼るのも大変そうだなと思う。気泡が入りにくく抜けやすいタイプもあるのだが、そもそも真っ直ぐに貼れるだろうかと私などは思ってしまう。プラスチックのフィルムであればヨドバシカメラで貼って貰える。ドコモショップでも(そこで買えば)貼ってくれる所がある。これらは貼りが上手い担当者が居るので仕上がりは良い。


位置情報(11/13)
◆ 位置情報アプリに関しては何度も書いている。現在メインで使用しているのはGoogle+GPS Locatorいまどこ?である。何故併用かというとGoogle+がたまに位置情報を出さなくなってしまうからだ。このあたりはBlogにも書いたのだが、どうもドコモスマートフォンで使うGoogle+が上手く動作しないようだ。Google+ GPS Locatorはちゃんと測位しているのに、そのデータをGoogle+が取り込まないというかGoogle+が止まってしまうと言うか、いずれにしても数十分から数時間にわたって位置情報が記録送出されなくなる。送出されない、例えば静止モードに移行してしまうのであれば、毎時1回のデータ送出の際にそれまでの測位情報が全て更新される。しかしそのデータ自体も送出されないのでGoogle+アプリが止まっている風にしか見えない。なのでいまどこ?も併用なのだ。

◆ LatitudeSyncはGoogleに頼らない方向に進むようだ。おそらくはGoogle+も検討したのだとは思うのだが、データ送出APIが公開されない以上GoogleLatitudeと同様にする事は出来ない。独自方式というと山旅ロガーがある。山旅ロガーFlashとの併用で任意の測位間隔と人にのデータ送出間隔が設定出来る。ただしGooglemapではなく専用の地図になるのと、その地図を見るためにログインが必要だ。こうしたシステムの場合はどこかのサーバにデータを蓄積しておく(そうでないと履歴が見られない)必要があり、ランニングコストがかかる。

◆ 山旅ロガーFlashは売り切りなのでサーバのランニングコストは開発者にとって厳しいものになるに違いない。LatitudeSyncもアプリ内課金を予定しているそうで、地図データや位置軌跡データを格納し表示するためのサーバにコストがかかるのだろう。データのみであればユーザのネットワークストレージに格納させる事が出来るが、それを地図上に表示させるとなると(ユーザサイドにあるデータでは)不便が生ずる。軌跡データ格納専用のネットワークストレージを契約してIDとパスワードをサービス提供者側に教える手もあるだろうが、何かと設定が面倒だ。LatitudeSyncが独自方式でサービスを開始したら試してみたいと思っている。

◆ Google+が安定動作してくれればそれで我慢するのだが、不定期にサボられては困る。Google+が止まっている状態が分かればアプリを起動するなり何なりも出来るのだが、常に監視しているわけではないのでそれは不可能に近い。そしてこの異常停止はその位置軌跡を見たい時に限って起きるというか気づくというか、出かけて帰って来てから軌跡を見たら、移動経路がごっそり抜けていたと言う事も少なくないのだ。山旅ロガーも併用すれば安心ではあるが、電池が安心ではなくなる。

◆ 私は地図を見るのが意外と好きなので自分の移動した軌跡を見るのもまた好きだ。移動中には気づかなかった、その場所の近くの名所なども後で確認する事が出来る。自分では近いと思って進んだ道が実は遠回りだったとか、地図ではどうも実感が無くて実際に走ってみたら地図で見ていたのとは違う道だったとか、色々な発見が出来る。都内で細い道に迷い込み、自分では正しいと思った方向に進んだのに正しくないエリアに着いてしまった事がある。帰って来てから経路を見ると道路が微妙にカーブしていて、感覚とは別の方向に走っていた事が分かった。山間部などでは道路そのものの数が少ないので迷ったりする事があまり無いのだが、東京近郊などでしかも道路が直線とは限らない場所ではそうなる事もある。


フィルム(2)(11/12)
◆ SO-04E用のガラスフィルムを試してみた。ヨドバシカメラにはいくつかのメーカ製があったが、いわゆる有名メーカというかWeb露出度の高いメーカのものは少なかった。エレコムのものはガラスフィルムとは書かれておらず、ガラスコートと表示されていた。

◆ HOYAのものの厚みが1mmもあるということで、これだとクレードルに入らなくなる可能性がある。
薄いものだとGLAS.tが0.26mmと0.3mm以下、平均的には0.5mm前後のものが多いと感じた。今回購入したものはLYCOMのもので9Hの硬度と耐衝撃性が謳われている。なお私が購入した時点でヨドバシカメラにはGLAS.tの在庫はなかった。LYCOS製の厚みは0.33mmと極薄タイプではない。ヨドバシで貼って貰おうとしたら、ガラスは貼りませんと言われて撃沈した。担当者によっては貼ってくれたりするのに残念である。仕方が無いので自分で挑戦だ。

◆ ウチは猫の毛が舞う恐れがあるので風呂場で作業する事にする。最近のスマートフォンは防水なので湿気でも安心だ。ガラスフィルムの中には貼る時に曲げてはいけない(破損する)と書かれているものもあるが、LYCOS製は固めのプラスチックフィルムという感じで自然に貼る事が出来る。SO-04Eへの密着性はプラスチックフィルムよりも弱い感じで、特にエッジ部などに隙間と言うほどではないが粘着の弱い所が発生する。
使った感じはごく普通でガラスだから云々と言う事は無い。透明度も指の滑りもプラスチックフィルムよりは良好だなと感じた。フィルムの厚みである0.33mmが厚いなと感じるのが切断面を見た時だ。

◆ メーカの能書きとしてはTETSUWAN強化ガラスでカッターでも傷が付かないとなっているが、所詮韓国製なのでその信頼度がどの程度のものかは不明である。本当は何種類かを試してみたい所ではあるし、不要なスマートフォンが沢山あれば耐衝撃性テストなども行ってみたいと思った。プラスチック製のフィルムは安価なものなら500円以下で買う事が出来る。ガラス製を1枚買う価格で6枚も張り替えが可能なわけだ。そう考えると傷が付いたら張り替える的にプラスチックフィルムを使った方がお得ではないのか。

◆ 耐衝撃性云々の話は確かにあるが、それがどの程度現実性を持って効いてくれるのかもよく分からない。私はガラス製を使うのは今回がはじめたなのだが、では次回も使うかと言われると微妙な感じがする。やはり第一には厚み感がある。0.33mmではエッジ部分がやはり目立つのでプラスチックのフィルムよりも貼ってある感が強いのだ。これがホームボタンがハードキーのモデルなどだと余計に目立つ事だろう。プラスチックフィルムも傷の自動修復特性を持たせたものなど表面硬度を稼がないで傷つきにくくしたものなどもある。私が従来使っていたものがどこのメーカだったかは忘れたが、バッグの中で他のものと接触してフィルムには傷が付いていた。こうした傷がどの程度付きにくいのかはしばらく使ってみなければ分からない。

◆ iPhone用のガラスフィルムだと表面のみではなく背面や側面まで被うようにガラスフィルムがキット化されているのものある。確かに液晶面だけ強くしても、じゃあ側面は?背面はとなるのだが、だったら保護ケースに入れた方が手っ取り早い。iPhoneの場合はクレードルが無いのでこの点は自由なのだがAndroid機の場合は形状にもよるが厚いフィルムを貼るとクレードルに入らなくなってしまう。ちなみにSO-04Eに0.33mm厚のフィルムを貼った場合は、クレードルに問題なく入れる事が出来た。固くなる事を我慢すればもう少し厚みは許容出来るかなと思った。


フィルム(11/11)
◆ 液晶面の保護フィルム、SO-04Eにもデジカメにも貼っている。以前デジカメには貼っていなかったのだが、スクータで持ち歩くようになって液晶面のアクリルに傷が付いた。他の固いものと接触し振動で傷ついたようだ。なのでSH-25MRには保護フィルムを貼っている。
N-07Dは貼らなかった。強化ガラスの上に飛散防止などのフィルムがない構造らしかったので、フォルムを貼るよりガラス面そのままの方が硬度が高いかなと思ったからだ。SO-04Eには貼っている。強化ガラスの表面に飛散防止フィルムがあるらしく、これはさほど硬くないと言われているからだ。

◆ フィルムはごく一般的なものなのだが、そのフィルムに傷は付く。最近ではガラス素材のものも増えたので試してみたい気持ちはある。以前にiPhoneに超強度を誇る(叩いてもiPhoneのガラスが割れないBUFF衝撃吸収フィルム)ガラスフィルムを貼った人が居て、しかしその後そのフィルムは黄色く変色して汚らしいものになってしまっていた。

◆ シリコンゴム製のカバーが悪かったのか何なのかは不明だが、高価なガラス製フィルムの耐久性はどうなのかと気になった。ガラス製というと固いイメージがあるのだが剥がしたそのフィルムを見せて貰ったらふにゃふにゃしていて随分厚みがあるなと感じた。
ガラスフィルムは一般的に厚みがあるものが多いが、それでも随分厚いなと思った。この厚みが衝撃を吸収分散するのか、それとも黄色く変色したようにガラスフィルムやその構造自体が変質して厚くなった(水を吸って厚みが増すように、或いはバインダが膨張するとか)のだろうか。

◆ ガラスフィルムのよく見ると様々な種類がある。ガラスメーカが作ったもの、プラスチックフィルムの表面をガラス加工(詳細は不明)したと謳われているものなどもあり厚みも様々だ。製品名だとSPIGEN SGPGLAS.tだとかHOYA Z'us-Gなどが有名だろうか。どちらも貼り付けが簡単な事や強度や硬度が高い事が謳われている。
以前から一度使ってみたいとは思いながらも試していないガラスフィルム、ヨドバシに行けば山ほどあるポイント(買い物に使えるポイントではない)で貼って貰えるし、試してみようかなとも思う。

◆ BUFF衝撃吸収フィルムの印象がアレだったので踏み切れない感じもしていたのと、例えばZ'us-Gはフィルムだけで10g以上の質量がある。厚みも1mm位あるらしいのでクレードルに入らなくなるだろう。GLAS.tの方は260μmと書かれているのでクレードルは大丈夫そうだ。しかし10gの質量と1mmの厚さは凄いなぁ。グラム単位で、1/100mm単位で軽量薄型化を目指すメーカが泣きそうな仕様である。

◆ そういえばヘルメットメーカも同じような事を言っていた。軽量化と高強度化を目指しているのに、そこに何十グラムもの塗料を使ってペイントされると泣けるって。
ヘルメットついでにもう一つ、先日幹線道路を走っていたら赤い点滅光を発しながら走るバイクがあった。近づいてみるとヘルメットにLEDの赤色点滅灯が付けられていた。確かに遠くからでも目立つので安全性は高まると思うのだが赤い露光を点滅させるのは法に抵触するのではないだろうか。その点滅発光体がアフターマーケットパーツなのかヘルメット一体型なのかは良く解らなかった。
赤ではなく青や緑なら問題は少ないと思うし、点滅しているのと光量が結構あるので色に関わらず目立つと思う。
でもあれって電池も入っているわけで、スイッチを切り忘れて電池が無くなったり、或いは消耗した電池を取り替えるにしても面倒そうな感じ。


風力発電(11/10)
◆ 各地で行われている風力発電、横浜にも大きな風力発電機がある。当時の市長によれば、これは発電目的ではなく観光用だったとか何とか。発電量が小さくて元が取れないことを指摘されての答えだったようだ。
風力発電は広い場所と騒音許容度があれば設置出来る。風が強く安定している東北地方などに多く見られるが、平野の少ない日本ではどうしても山間部にスペースを確保する事になる。

◆ 洋上風力発電の実験が五島列島で行われている。発電能力は2MWだそうだ。海上は風が強く安定しているとかで風力発電に向いているのだとか。日本の場合は海に囲まれているので設置場所は沢山ありそうなのだが、これって台風の時はどうするのだろうか。
五島沖のものは浮体式との事なのだが、台風が来たからと言って引っ張って逃げるにも行かないような気がする。台風の大きさや進路にもよるが風力発電機を移動する範囲に比較すると暴風域が大きい。

◆ 風力発電機自体を強風に耐えうる設計にすることは可能だと思うのだが浮体式は波は大丈夫なのかな。
海上となると送電線の苦労もある。線を引っ張る事自体は十分可能だがコストがかかりそうだ。海上風力発電施設に関しては漁業関係者の協力も必要になってくる。小規模なものならば影響は少ないが、何百という風車が海を埋め尽くすようになると補償問題とか何とかが出てくるのかも知れない。

◆ 太陽光発電は一時期ほど話題にならなくなった。ソフトバンクがやるやるやると言っていたメガソーラはどうなったのだろう。何かのメリットが出ていればあの人のことだから唾を飛ばしながら熱演するに違いない。
現時点で全国5カ所にソーラ発電施設があり稼働しているが、たぶん発電成績が良くないのだろう。北海道にも建設する計画が再浮上しているようだが事業計画などの詳細は公表されていない。

◆ そのSBエナジーは島根県に風力発電施設を作る計画も持っている。あくまでも計画ではあるが48MWの最大発電能力を有するのだそうだ。計画そのものは別会社が作ったものなのだが、これに出資参画するとのこと。
一見するとSBエナジーが独自に参入かと思われるのだが計画書を見ると出資参画だとなっている。実はSBエナジーは単独事業ではなくこうした出資参画の形を多く採っている。リスクの軽減などを考えれば妥当な所で、技術を持たなくても良い。SBMも技術の無いのが強みみたいな事を言っていたが、結局の所自社で技術を蓄積するのは金がかかると言うことなのだろう。

◆ 国内最大規模の風力発電施設は福島県にある。その発電能力は約66MWにもなる。風力発電機の大部分は1機あたり2MWの発電能力を持つが、世界最大と言われているものは1機あたり7MWだそうだ。羽の長さは126mほどだそうで、なるほど巨大だ。小さなものを沢山並べるのか大きな発電装置を作った方が効率的なのかは、その設置場所や気象条件によっても異なってくると思う。

◆ 沖縄電力によれば2003年の台風14号で風力発電機6機のうち3機が倒壊、2機がブレード破損、残る1機はナセル損傷で全滅した。同資料によれば瞬間最大風速は90m/Sにも達したそうだ。破損した写真を見ると根本から折れているものや、地面から抜けるようにして倒れたものがある。想定外の大型台風だったのかも知れないが、あれだけ大きなものなので倒れたら大変だ。装置そのものが壊れるのみならず付近に何かがあればそれもぶっ壊してしまう。


選択肢(11/9)
◆ 選択肢を多くすると消費者には迷いが生ずるという理論があるそうだ。似て非なるもの、少しパッケージと内容は異なるが同一性の高い食品など、どれを選んで良いのか分からなくなった結果どれも売れなかったという話だ。

◆ なるほどと感じる所があるかも知れないが、そんな事はないよと思う方も居るだろう。この理屈が全ての商品に当てはまるとすると、自動車メーカのの双子車や三つ子車戦略が意味をなさないことになってしまう。カラーバリエーションも同様に多色展開は意味がないとなるが実際にはそうではない。
従ってその商品の市場性や商品自体の性質などによって多種なものが好まれるものもあれば好まれないものもあるとなる。

◆ デジカメやスマートフォンなどは様々な種類のものがある。どれが良いのかと言った所でどれも似ている。仕様を重視しない人ならば外観デザインや色などでどれを買うか選ぶだろう。デジカメ過渡期であればともかくとして、今は価格が同じレンジであれば画質にだってそう大きな差はない。どれを買っても大失敗と言うことなはないのだ。

◆ スマートフォンの方も大失敗率が減ってきたというか、大失敗メーカ自体が消滅する傾向にある。個人的にはこれは好ましいことだと思う。ドコモが買い上げてくれるからこれでいいやと言った、ある意味安易な製品は利用者に不利益を与える場合がある。
それこそ日本国政府や官僚同様に誰も責任を取らないからだ。その製品が素晴らしければ背金が追求されることなどはないが、往々にしてそうではない。
自社製品に誇りを持つのならば、いや、そんなものは持っていないからダメになるんだな。メーカもドコモも。

◆ 製品数が少ないと選択の幅が少ないから売れる論はiPhoneに当てはまる。しかし残念ながらiPhone5cは売れなかった。売れると予想して仕入れた移動体通信各社は在庫処分に困っている。おそらくは冬商戦や春商戦でゼロ円以下で配られることになるだろう。
iPhone5sは(外観に)新鮮味がないとは言われているが、それでもそこそこは売れている。Androidを買おうとするとゼロ円というわけには行かないが、iPhoneならばゼロ円以下でも買えるからだ。これなら子供に買い与えても良いかなと思うし、多少機能が少なくても(タダだから)我慢も出来る。

◆ ではiPhoneのバリエーションが増えたら顧客が分散するだけで総販売台数は減少するのだろうか。iPhone5maxは5インチのディスプレイで、iPhone5miniは3インチのディスプレイとなるとどうだろう。iPadだってminiがあるんだからみたいな感じ。確かに顧客は分散するとは思うのだが欲しい人が欲しいモデルを買うという点に於いて総販売量を増やせる気もする。
というか、だたかAppleはiPhone5cを世に出したのだ。

◆ バリエーションはAndroidに任せておいても良いような気がする。大きさも機能もAndroidならば選べる。
iPhoneはiPhoneとして行き続けるのが良いのではないだろうか。ドコモ扱いが開始されたことによってAppleの製品開発はそのインパクトを受けるとも言われる。ドコモが開発する新技術などにAppleが興味を示し、横須賀詣でを下というのがその話の発端だ。
ドコモはAppleを毒リンゴにしないように気をつけると言い、Appleはドコモのダメ体質を吸収してしまわないことを願いたい。iモードの囲い込みは大いに参考にしているのだろうが、ドコモのダメアプリ群は真似をしてはいけない。


海外に逃げる(11/8)
◆ エイベックスの松浦勝人氏が「富裕層は日本にいなくなっても仕方ない」とと書いたのは8月頃だっただろうか。ようするに課税強化などで富裕層は海外に脱出すると言うことなのだ。エイベックスが利益を上げるとその4割を法人税として持って行かれる。残った中から松浦氏が報酬を受け取るにしても、その55%は税金として徴収される。更に残った金を貯め込んだとしても、相続の際にはそこからまた55%が持って行かれてしまう。

◆ 企業課税と個人は別と言えば別だし報酬は経費なので一緒に考えることは出来ない。しかし稼ぎと税という点だけで考えれば松浦氏の子供の代に至るまでには売上高の2割以下にまで減ってしまうと言うことなのだ。
これを避けようとすれば海外に脱出する以外にはないのだが、個人が脱出しただけでは国税に追いかけられる。日本で稼いだ分は日本に所得税を払えと言われるからで、なのでHOYA(ガラス)は経営拠点まで海外に移した。

◆ こうして富裕層や企業が日本を出て行くと税収が減少する。何しろ庶民の何十人、何百人分を一人の富裕層が稼ぎ出しているからだ。なので本来は富裕層なり業績の好調な企業を大切にしなければならないのだが、取りやすい所からぶんどるのが最善と財務役人が考えるので歪んだ構造が生まれてしまう。こんな事もあって日本人の海外口座に関しては年々厳しくなっている。
自国通貨が海外に出て行くのは困るというわけだ。今でこそ円だから少し解消されたから良いが、円高の時にはUSD立てで日本の預貯金が海外に流れた。

◆ 表だった阻止は財務省にも出来ないが、嫌がらせだったら出来る。このあたりは北朝鮮と何ら変わらない感じで、今後ますます締め付けは強まるだろう。海外口座は口座維持手数料がかかる所もあるしかからない所もある。振込にしても送金にしてもオンラインバンキングで出来るので何と言うことは無い。こうした気軽さが財務省の役人にとっては気に入らないのである。

◆ 以前に年金のことも書いたが、今50歳以下の人は支払った額よりも年金として貰える額の方が少ない。もちろん平均寿命まで生きた場合であって、そうでなければもっと少なくなったり貰えなかったりする。勿論長生きすれば貰える額が増えるわけだが、こればかりはどうにもならない。今の老人は年金で暮らせているのかも知れないが、この先それは難しくなる。国民年金だけだと月額6万円とか7万円位なのだろうか。これで暮らすのは相当大変であり、生活保護世帯よりも年金額の方が少なくなってしまう。

◆ 年金や老後に関して海外に出て行って得になる事はあまり無いのだが、生活費が安く抑えられる国に済めば楽になる事は間違いない。もっともその場合に年金が支給されるのかどうか、海外居住でも所得税は取るけど年金はあげないよみたいな事にならないかどうかは知らない。おそらくは色々なテクニックを使う必要が出てくるとは思うのだが、しかしそうでもしなければ食っていけない。というか政府は老人輸出もやっていたというか今でもやっているのかな。

◆ 老人問題にしても裕福で健康な老人は海外に出て行って消費活動をする。病気がちな老人が日本に残って医療費を使う。こうして日本はダメになっていくような気がする。話は飛ぶのだがTV朝日系のドラマ「相棒」では公務員や官僚批判が度々登場して面白い。作家は公務員嫌いなんだろうな。というか、公務員好きの人間なんてまず居ない。


出かける事(2)(11/7)
◆ スカイウエイブでの泊まりがけ旅行は駒ヶ根だった。
その日は天気が余り良くなく、北を回っていくコースを急遽南から行くことに変更した。途中までは北に向かったのだが、身体を温めるために立ち寄った日帰り温泉からは富士山の方向に向かうことにした。どうも私が日程を組むと雨に祟られてしまう。それでもこの日は雨に降られることもなく富士山から更に海側を走る事が出来た。

◆ 後に桜エビを食いに行った由比を知ったのはこの時で、あちこちに桜エビ云々の看板が出ていたのである。静岡は気温も高く、朝早く出てきた横浜とは大違いの暑さだった。5月だというのに何なんだこの蒸し暑さは。
そのまま海沿いを進むことも勿論出来たのだが、国道などは走ったって面白くない。そこで山側にコースを取って、遠回りながら景色の楽しめるルートとした。

◆ 確かに綺麗な景色も見られたし涼しい風も感じられた。
だが到着が遅くなってしまったのだ。山道はさほど速度が上がらないのと、途中道路工事の渋滞もあったりして辺りが暗くなってくる。ホテルには電話を入れたものの、一帯何時に着けるのかという感じ。山間部は陽が落ちると急激に気温が下がってくる。
後から見るとショートカットする道があったのだが、中華ナビには表示されなかった。なので県道をそのまま進むことになるのだが、今度はガソリン残量が気になり始める。

◆ このまま行けばいけるかも知れないとは思ったし、逆にその場から街に戻ってスタンドがなかったら余計に厳しい事になる。でも私は戻る方を選択した。ら、閉店間際のスタンドがあり給油完了、そこからはダム沿いの道をホテルに向かうことになる。ダムこの周りの道は細くて暗くてなにやら小動物の目も光る。気温が下がって寒いし、ホテルまではまだ遠い。それでも走らなければ着かないので走る。国道に出てからはいくつかガソリンスタンドもあり、無理に給油しなくても良かったかなとは思った。

◆ ホテル付近に到着したのは時間も遅かったので、ファミレスを探して遅い夕食にした。せっかくホテルの食事があったのに残念なことだ。この旅行も思い出深いものだしその後に行った奥日光もそれなりに想い出がある。やはり日帰りよりは宿泊を伴う旅の方が、時間的な余裕も生まれるので思い出深い。その後宿泊では万座にも行っているのだが、その後に行った奥日光の方が印象に残っている。9月末だというのに台風か何かの接近でものすごく気温が上がり、しかし奥日光に足を踏み入れれば寒いほどだった。

◆ 奥日光はひなびた旅館街みたいな感じになっていて、私が泊まった所は決して上等な宿ではない。徹底したコストダウンが行われているわけで、安らぎやくつろぎを求めるのとは少し違うかも知れない。と言っても温泉が悪いわけではないので、旅の途中の宿泊地としての意味は失われては居ない。確かに快適なホテルや旅館もそれなりに良いのだが、私はどちらかというとこうした個性的というか安価系の宿の方が好きだ。何か味があるというか、想い出に残るというか、そんな気がするのである。


出かける事(11/6)
◆ 昨日の気候の話で、スクータで出かけた話になったのでその続きを書いてみたい。原付を買って近所を走り回る所から始まったのだが、これは結構面白いというか楽しかった。今でも知らない道に入っていって、なるほどここに出るのかなんて思う事がある。横浜は道路整備が進んでいないので、訳の分からない細い道が多いのだ。原付ならば気軽に入っていける道も、シグナスでは少々図体が大きいという不便さはある。

◆ 50ccを卒業したのは5月頃だった。あの3.11の時には自動二輪の免許は持っていなかったのだ。免許を取ってシグナスを購入した。125cc迄でないと駐輪場に置けない事情もあったのだが、125ccも置けない(90cc迄だったかな)駐輪場があったりして少々悔し思いもした。50ccと125ccとどちらが良いかと言われると、上記の通り微妙な所もある。二段階右折から解放されるのと法定最高速度が上がるのは勿論嬉しかったし、遠出も出来るような気がしたのだ。

◆ 50ccスクータでは西東京市まで行った。50ccにしては小冒険でもあり楽しかった。では記録的な距離かというとそうでもなくて、購入したのが千葉県(!)だったので、そこから家まで戻ってきたのが最初の長距離走行と言う事になる。実はシグナスも同じ店で買っていて、これも千葉県から乗って帰って来た。さすがに50ccよりは楽というかアンダーパスなども通れたので時間がかからなかった。シグナスでもご近所探検はしたし、季候も良くなってきたので近所に出かけたりもした。そして初めての遠出が諏訪湖だったのである。

◆ いや、そもそも諏訪湖まで行こうとは思っていなかった。
奥多摩湖あたりまで行こうと思って、それが意外に時間がかからなかったので足を伸ばしたのである。
夏にはスカイウエイブを買った。初めて買う中古車だったのだが、250ccなんてさほど乗らないだろうなとの思いもあったしいじくり回しの素材としてとも考えた。車種やメーカに拘りはなかったが中古が出回っていて価格もそれなり、純正部品も安いと言う事でスカイウエイブになった。エンジンは中古を買ってオーバホールして乗せ換え、更に別仕様のエンジンを作って乗せ換えるなど楽しませてくれた。現在はその通算3機目のエンジンが乗っている。

◆ スカイウエイブに乗るようになり、シグナスは近所用となった。スカイウエイブの方は毎週のようにどこかに出かけた。真夏の炎天下でも雪降る山道でも、どんどん出かけた。今でこそ行きつくし感があるが、車では入っていけない山道が沢山あったのだ。
スカイウエイブで印象に残っているのは最初に行った大弛だ。土砂崩れで行く手を阻まれて戻ってきたのだが、何せその河原を思わせるような悪路に苦労した。オフロードバイクであれば難なく走破出来るようなその道を、車で言ったらワンボックスカーみたいな、およそ場違いな乗り物で突破しようとしたわけだ。

◆ 大弛は道路復旧された開通後に再度通ったのだが、やはり崖崩れで道が寸断された時の方が印象深い。事前に色々調べていけばいいのだが、明確な目的地があってそこに行くわけではないので通れなければ仕方がないのだ。
車の場合は戻ってくるにもUターンするのも大変だが、スクータなら幾分気楽だ。とは言ってもあの大弛の土砂崩れには参ったけどね。
スカイウエイブは一度だけトラブルに見舞われた。スロットルポジションセンサの電線切れで、しかしエンジンはかかったので帰ってくる事は出来た。

◆ シグナスは燃料ポンプ故障があったが、これも冷えたら動いたので何とかなった。車でも勿論同じなのだが出先でトラブルが起きるのは嫌だ。キックスタートの出来るキャブ仕様車ならばまだ助かる道もあるが、押しがけすら出来ないスクータはその点で怖い。


今年の気候(11/5)
◆ 今年も残り少なくなった。今年の冬は積雪があり、東京や横浜でも交通が乱された。2006年以来の積雪量だったという。降雪が何でもない地域の方から見れば10cm雪が積もっただけで騒ぎまくる東京都は一体何だとなってしまうのだが、除雪が出来ないものだからどうしようもない。首都高速などでも出入り口のスロープが雪で登れなくなってしまう。
事故を防ぐために早々に通行止めにするわけだが、なので余計に雪が積もる。雪の翌日に晴れ間が広がったとしても除雪要員が居ないので放置となってしまう。それこそ(気温が高ければ)放水でも雪を溶かせる程度の積雪なのだが、やらない。

◆ こうして首都高速は通行止めが続き、首都圏の交通に大きなインパクトを与える。一般道路や鉄道などはそんなのんきな対応をしては居られないので復旧を急ぐ。こうして今年の冬は過ぎ、そして春が来る。
暖かい春の日差し、いや、暖かすぎる日差しは3月を夏日にしてしまった。観測史上最も早い夏日だそうだ。そして砂嵐も起きる。横浜あたりでも視界が悪化して何となくホコリっぽい感じになった。ただ傾向として関東の3月は比較的温度が上がる。急に気温が上がる時期であると言った方が良いかもしれない。

◆ 梅雨は短くさほど雨は多くなかった。梅雨が過ぎれば真夏となり記録的猛暑がニュースになったのは記憶に新しい。
観測史上初の41℃もあったし東京でも38.3℃まで気温が上昇した。この気温は綺麗な場所で測られているものであり、アスファルトの上などではもっと温度が上がる。確かにスカイウエイブの電動ファンが回る日も多かったのだが、スカイウエイブの乗っていて感じるのは気温よりも湿度のような気がする。湿度が低ければ汗が蒸発するので気温が高くても我慢出来るのだが、その逆は不快だ。

◆ 残暑は断続的に続き、10月になっても真夏日を記録するなどで観測史を塗り替えた。朝晩は確かに秋の気配を感じるものの日中の気温は上がった。昼間に出かける時にジャンパなどを持って行かないと、夜風が随分冷たく感じられたものだ。この気温変化の激しい時期はスクータで出かける時の荷物が増える。車と違って自分自身で気温変化を許容しなければならない。そういえばシグナスを買って初めて諏訪湖に行った時、帰りが夜になってしまい山間部を走るのが随分寒かった。8月半ばとあって日中はめまいがするほどの暑さだったのに、夜の峠は寒かった。長袖のシャツの上にジャンパを着ても、それでも寒かったのである。

◆ あの頃は中華ナビも持っていなくて、道が分からなくなった時のみ従来型ケータイを取り出して自位置を確認した。しかしそれ以外は道路標識と勘を頼りに、というかそもそも分岐の多い道を走ったわけではないので地図を見ずとも走れたのだ。今はスカイウエイブに中華ナビを積んで出かける。中華ナビは地図も荒いのだが、それだって無いよりはよほどマシだ。CLSのナビは相当出来が悪くて、それよりは中華ナビの方が良いかなと思える感じなのだ。勿論そこに出ていない道などを走る時にはGooglemapを見る。

◆ 冬場は寒い。何も好きこのんで寒い中を走る事は無いじゃないかと言われるかも知れない。でも個人的には真夏の炎天下を走るよりも疲れない感じがする。着込んでも着込んでも寒いのは事実なのだが、使い捨てカイロの二重貼りが意外なほど効果的であると知ってしまった。アンダーシャツに貼り、更にその上に着たシャツやセータにも貼る。腕や足も同じように単に使い捨てカイロそのものを二重にするのではなく、衣類を挟んで重ね貼りになるようにすると効果が大きい。


デジカメ(11/4)
◆ 富士フイルムはコンパクトデジカメ事業を縮小するとの事で、その理由はスマートフォンに市場を奪われているためだと説明した。
確かにケータイ時代から各社は画質向上などを売りにしてきた。スマートフォン時代になって一時的にその傾向は薄れた感じもした。それはスマートフォンとしての機能が第一でありカメラ機能は従来通りという感じで済ませていたみたいな所もある。しかしスマートフォンとしての機能や性能が一定レベル以上に上がってくるとアクセサリ機能の向上に力が注がれはじめる。

◆ デジカメ性能が売りとなれば撮像素子やレンズの開発競争にもなるが、コストや大きさや重さの制約も大きい。手っ取り早くカタログスペックを目立たせるには画素数を増やす事であり、コンパクトデジカメ同様かそれ以上の画素数を謳うモデルも出てくる。
しかし画素数が画質を決めるわけではない。画素数と共に撮像素子が大きくなればコスト増を招くし、スマートフォンの薄型化が出来なくなる。

◆ 今から10年前、ケータイにカメラ搭載が当たり前になった頃はこんな画質だった。NEC製携帯電話のカメラ性能の悪さは圧倒的で、よくもこんな画質の製品を発売出来たなと思う。当時はまだNEC製は売れていた。売れているのだから良いやという考えがあったのではなのか。CMOS撮像素子が出始めた頃、それは東芝かどこかのデジカメだったと思うのだが、それも酷かった。カメラとは何かという定義を揺るがすような画質とでも言えばいいのか、そんな感じだった。低消費電力で安価で単一電源で動作するが画質は良くないというのがCMOS撮像素子のイメージだった。

◆ そのイメージを覆したのはキヤノンがEOSにそれを採用してからだ。撮像素子を大型化すれば画質はCCDに劣らぬものになる事を示した。マーケットの拡大もCMOS撮像素子の改良を加速させ、CCDメーカが危機感を覚える事にもなる。やがて半導体撮像素子がCMOS構造である事が当たり前になり、画素数の拡大と撮像素子サイズの縮小が進む。こうしたセンサ自体の改良がある程度落ち着いてくると、今度はレンズなどの工学系の改良が進んだ。

◆ レンズの設計には膨大な計算を必要とするが、これは計算機の高速化やシミュレーション技術が解決する事になる。その計算値通りに製造を行う加工技術も同時に発達し、さらにカメラ画質に重点を置くとなるとコスト許容度も緩和される。こうしてスマートフォンのカメラ性能が上がるとコンパクトデジカメは、スマートフォンに出来ない部分での特徴を求めはじめる。一つはレンズの大型化による画質向上であり、ズーム比の拡大だった。処理面では専用デバイスによる処理能力の向上で、処理速度を考えるとCPUでは無理があるとデジカメメーカに言わせる所だ。

◆ スマートフォン側も負けてはいない。高速CPUを使って画像処理を行うなどでコンパクトデジカメに近づこうとする。
そしてその差は一般利用者が意識しないレベルにまで達し、結果としてコンパクトデジカメ需要が減少した。デジカメメーカはレンズ交換式カメラへとシフトしていく。さすがにこの分野はスマートフォントの明確な違いがあるからだ。レンズは重く大きな部品であり、スマートフォン用途としては小型軽量低価格で光学特性の良いものが求められるだろう。一方のデジカメ用としてはサイズや重量よりもズーム比や光学特性が重視される。その双方を結びつけるSONYのレンズ型デジカメもあるのだが、個人的にはまさに中途半端という感じで明確なメリットを感じにくい。ただし時代の変化でこのようなコンセプトの製品が受け入れられるか、あるいは少し違った形で出回りはじめる可能性だってある。


Apple(11/3)
◆ 日本ではそこそこのシェアを確保しているiPhoneだが、世界の市場では少々厳しくなってきている。とは言っても単一モデルとしては圧倒的に強いわけだが、Android勢を前にしては多勢に無勢だ。タブレット分野に於いてもiPadがその代名詞となっていた時代は終焉を迎えようとしている。安価なAndroidタブレットによってシェアは食われてしまった。

◆ iPhone5cはさらに可哀相な状態で生産量の削減がニュースになったりした。スマートフォン自体の魅力がないと言うよりも、iPhone5sとの価格差が小さかった事が新興国などで嫌気されたとも伝えられる。確かに日本に於いてもそれは同様で、iPhone5sがゼロ円なのだからそれ以下にはなりにくい。様々な特典だとかキャッシュバックを行うにしても、そもそもiPhone5sがゼロ円ならばそれで良いみたいな感じになる。

◆ カラーバリエーション等も含めて従来型ケータイからの移行組に良いのではないかと思った。ハイエンドを求める向きはAndroidに行きiPhoneが欲しい人はSBMやauに、既に行ってしまったのではないかと思ったからだ。ここでiPhone5cが安価で手に入れば今もまだ従来型ケータイを使っている人たちに受け入れられたかも知れない。今よりも安く、それはキャンペーンやキャッシュバックではなくもっと直接的にパケット代を安価にするとか、Androidでは選択可能な3GBまでのプランを設けるなどすればだ。
ただこの辺りはApple縛りがあるだろうから事業者と言えども自由に出来ない可能性がある。

◆ iPadに関しても価格競争力が低下している。確かにマトモなAndroidタブレットを買おうとすればそれなりの価格にはなる。しかし安物で済ませようと思えば済んでしまうのもまた事実なのだ。iPadが一流だったとしても、全ての人が一流を求めるわけではない。dtabなどはd video契約が必要ではあるが1万円以下で買える。確かにコントラストの高くない液晶画面は美しくはないが、それで使えないのかと言えばそうでもない。大切なディジタル機器の一台としてiPadを持つのか、スマートフォンの補強用としてタブレットを持つのかでも要求は異なってくる。

◆ iPadはでっかいiPhoneではいけないと思う。大きさや消費電力の制限故にスマートフォンでは実現出来なかったような機能を盛り込めば魅力は高まる。Androidの場合は自由度が高いのでメーカ独自に何かを仕込もうと思えば出来ない事はない。需要の有無は別としてNOTTVでも地デジ受像機能でもラジオだってステレオで鳴らす事が出来る。しかしiPadはそうは行かない。Androidは競争相手には違いはないが、土俵が違うと言って良いほど異なっている。タブレットという目で見れば外観は似ているが、その中身や自由度は別物なのだ。

◆ もちろんAndroidタブレットと言えどもPC程の自由さはない。
しかしUSB経由でのアクセサリやmicroSDを使ったデータ交換など拡張の余地は多い。Appleは、そもそもあのコネクタが高額ではないか。その部分を考えても価格競争に応じる事は出来ない。シェアが下落すればスケールメリットが失われて価格は上昇するだろう。あるいは筐体などを安価に仕上げようとするかも知れない。
安価なものがApple製品として認められるのかという問題もあって、高額でも売れるが安くしたからと言って爆発的に売れるわけではないとする見方だ。これはユーロ安の時に欧州輸入車の価格を下げなかった事にも通じる。買いたい人は一定額のお金を払っても買うものであり、安売りして利益を削ったその分が販売数量でカバー出来るとは限らないというものだ。


クラッシュ(11/2)
◆ Windowsは安定になったと思う。95の頃には連続稼働なんてとんでもないのではないかと思うくらい不安定になった。Windows2000が比較的安定だとは言っても稼働させるソフトによっては不具合も生じた。その一方でWindows2000の基本機能のみで動作させている分には安定して動いている事が多かった。
その後時代は変わってWindowsXPになるとかなり安定する。お行儀の悪いソフトが減ったとかお行儀の悪いソフトが作りにくくなった事もその要因だろう。

◆ Windowsの場合は管理者権限でソフトを動かす事も普通なのでOS自体を壊す事も不可能ではない。プロテクトはされていると言っても壊す気で壊せば壊せる。Windowsばかりではないがリソースを使い切るようなソフトを動かせば、クラッシュしないまでも実用的なレスポンスは失ってしまう。unix等でも同様にCPUパワーに空きがなければTelnetにさえ反応しづらくなる。マルチコアのCPUが普通になった今ではその全てをユーザプロセスに解放するかどうかで挙動は違ってくるが、unixを無反応に追い込むのはちょっと大変かも知れない。

◆ Androidは無反応や再起動が起きる。これがCPUパワーを食い尽くす状態なのかどうかは分からない。少なくとも一つのアプリがOSを壊してしまうなどと言う事は考えにくく、広い意味で言えばそれはOSの不具合となる。OSたるもの多少お行儀の悪いアプリが動いたとしても、自らが反応出来なくなる自体は避けなければいけない。
N-07Dが再起動を起こす時にはタッチパネルなどが無反応になり、そして再起動となる。おそらくウォッチドッグタイマ的なもので再起動させているのだろう。
しかしそのアプリが不良アプリかというとそうではなく、何かのタイミングとか何かの操作で不具合が起きるのだ。

◆ N-07Dに比較するとSO-04Eは安定している。Androidのバージョンが異なるからと言う問題ではなく、アプリを実行したりOSが動作する部分で安定かどうかだろう。
iOS7は様々な問題を起こしている。マルチタスク対応と言う事でAndroidのたどった道を歩み始めているから。なんて甘い事を言っていてはいけない。メモリの管理問題が原因ではないかみたいな話もあって、安定に動かすには常にメモリを空けておくようにすればいいとか、iCloudは切っておいた方が良いなどと言われる。
Androidに於いてもメモリ使用量は関係しているとは思うのだが、それにしてもOSが管理してくれているはずなのだ。

◆ 従来型ケータイにしたって再起動は起きた。これなどはアプリが云々と言う事ではなく元々実装されているソフト自体の出来が悪いと言える。
ドコモモデルに於いてはドコモのアプリが悪い説もある。
これなどは従来型ケータイの頃から出来が悪いのだからみたいな考え方もあるだろうし、余計なプロセスがメモリやCPUパワーを使っているからと言う説もある。root化してドコモプロセスを抹消すれば使いやすくなると言うのもその辺りだ。

◆ ハードウエアに起因するトラブルもある。タイミング余裕度がない設計だとかLSIそのものの(通常の検査では発見出来ない)不良や、ハードウエアの設計自体で非常に希にしか起こらない不都合を引き起こす事も皆無とは言えない。
常に進化を続けるスマートフォンに於いては、それこそ同じように進化を続けてきたPCの過渡期のような状況が起きるわけだ。そんな製品でありながらローンや契約で縛られる事が問題を大きくしてしまう。メーカや事業者の対応にも疑問が残り、少なくとも定価ベースで10万円近くもする高額機器でありながらも十分な対応が得られては居ない。


iモード(11/1)
◆ ドコモ人気の原動力となったiモード、従来型ケータイでの囲い込みの強力な武器となった。EMやSBMはiモード網を解放せよと迫った事もある。勿論これはメチャクチャな理屈であり、他人のものは俺のものの典型だ。しかし、そう言わせるほど囲い込み効果が強かったのも事実だ。
流れが変わるのはスマートフォン時代となってからである。オープンと言いながらも事業者もメーカも何とか囲い込みを行おうと必死になる。

◆ iPhoneはAppleにがんじがらめにされている。考え方によってはドコモのiモード囲い込み以上の拘束力だ。なのでiモード(の、囲い込み)が嫌いだった人はiPhoneにはなじめないだろう。事業者囲い込みはドコモが顕著だ。それこそiモード時代の栄光が忘れられないとでも言うように、加入者の全てはドコモのものである的な思い違いが始まる。

◆ プリインストールアプリがその良い例だ。ユーザが使うか使わないかなど関係なく消せないアプリをインストールする。そのプリインストールされたアプリの使用状況を逐次ドコモに送信する仕組みを実装する。Appleがユーザの全ての情報を欲しがるのと同じでドコモも勝手な事をやり始める。
こうした余計なアプリがCPUパワーを食い、メモリを占有してパフォーマンスを落とす。

◆ 余計なアプリのみではなくメーラにしても然りだしFelica関連やワンセグだって同様だ。SO-04EにはNOTTVプロセスが動いていて、これを止める事は出来ない。
私はNOTTVは一度も観た事がないが、プロセスはいつも動いている。以前にも書いたMcafeeのプロセスも動いている。ウイルススキャン本体はインストールされていないがプロセスはある。N-07D時代にはMcafeeをアンインストールする事でパフォーマンスと電池の保ちが改善されたと言われた。欲しい人は入れればいいし入らない人は消せばいい、しかしドコモ機ではこれが出来ない。

◆ こうして要らぬアプリと自己満足と押しつけの結果がAndroidの評価を落とす事になる。N-07Dは私が最初に使ったスマートフォンなので苦労した。トルカアプリを消したらトルカプロセスがデータのやり場に困ってエラーを吐く。ドコモに言うと「トルカを取って下さい」となる。そんな不要なもの、いや、有用なトルカはあっても良いのだがローソンに行くたびに宣伝トルカを突っ込まれるのは、更にそれが通知エリアに表示されて宣伝ページを見ろと言われるのは気にくわなかった。結局色々やってみてrwpushcontrollerを無効化して解決した。このプロセスが何であるかをドコモに聞いても「非公開です」「分かりません」としか言わない。

◆ PLAYで公開されているドコモアプリの評価の低さをドコモ自身は認識しているのだろうか。spモードメーラに関してもドコモの言い訳は「急いで作ったから不完全だった」となる。だったら完全なものを作れば良いではないか。完全なものを作らない割に、余計な機能の追いかばかりやっている。デコメ販売サイトへのリンクを付けるより先にやるべき事が沢山あるし、そのデコメ販売サイトへのリンクで課金トラブルが起きて注意書きを掲載するようになるのだから馬鹿丸出しだ。
こうしてドコモのスマートフォンは使いにくいとなってくる。iPhoneにしてもdメニューアプリが突っ込まれるからやめておこうとなる。勿論この突っ込みはSBM版のiPhoneでも行われてYahoo!への誘導アプリが(メール設定と共に)漏れなく突っ込まれる。が、大きな違いはYahoo!アプリはまだ使い道があるがdメニューなど要らないよ、どうせブラウザが起動するだけなのだからと言われる部分だ。
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