VC

過去の雑記置き場


乗るだけ(4/1)
狭間(4/2)
スペアナ(4/3)
LED(4/4)
原発(4/5)
海苔(4/6)
支払い(4/7)
集客(4/8)
NOTTV(4/9)
レンズ修理(4/10)
CM(4/11)
寿司屋(4/12)
寿司屋(2)(4/13)
経団連(4/14)
EV普及(4/15)
牛肉(4/16)
メモリ(4/17)
デバイス(4/18)
GIF87a(4/19)
吉野家(4/20)
JRリニア(4/21)
配達(4/22)
どら焼き(4/23)
腕時計(4/24)
CQ出版(4/25)
ZVS(4/26)
工事灯(4/27)
複合点火(4/28)
ビデオ(4/29)
反対運動(4/30)


反対運動(4/30)
◆ 地域に何かが作られようとすれば、反対する人と賛成する人が現れる。以前に杉並ゴミ処理場の反対運動を書いたが、反対すれば金を貰える的な事が広まったために高速道路の出口すら開通出来ない事態が続いた。

◆ 携帯電話基地局などでも同様で、反対する側はもはや理屈ではない。嫌だから嫌だというような理論になってしまう。一方でマンションの屋上などは賃料があるので意外にスムーズに話が進んだりする。
社会的に邪魔扱いされる施設の場合は更に反対運動が盛んになる。ゴミ処理場もそうだし葬儀場も同様だ。

◆ 反対住民の言い分は「何もここに作らなくても良い」となる。しかし杉並の例を見れば明らかなようにゴミ処理場が出来てプールなどの施設が出来れば反対派もそこに遊びに行く。
学校や幼稚園なども嫌われ施設だ。学校は校庭で遊び子供達に対しての呼びかけように拡声器を使う。幼稚園も子供の声が周りに響くなどで嫌がる人が多い。

◆ 交通渋滞も嫌がられる要因で、園児の送り迎えに車で来た母親達が路上会議を始めてしまうと駐車時間が長くなり近所迷惑になる。その為私立の幼稚園では警備員を立てて駐車監視をするようになっている所もある。幼稚園に駐車場があれば済む事だが、駐車場を設けるほど地積的にも経費的にも余裕がないのが現状だ。

◆ 東京都は子供の声は騒音にあらずと騒音条例を変更したが、これによって反対運動が静まるとは思えない。商業地に幼稚園を作るのであれば反対運動は起きないのだろうが、用地確保の問題などで住宅地にこれを作ろうとすると問題になる。

◆ 公園にも反対運動が起きる。所有者がいなくなった家屋を解体した遊休地を防災も兼ねた小さな公園にしようとすると反対運動が起きる。ホームレスが入り込むのではないか、深夜に若者が騒ぐのではないか、立木の枯れ葉が落ちるから嫌だとなってしまう。

◆ 都内でも所有者がいなくなって空き家となった古い家屋が点在する。付近の住民は放火でも起きたら大変なので取り壊せと行政に訴えるが、取り壊した後で公園にしようとすれば反対運動が起きるというわけだ。
結局の所変化を好まないと言ってしまえばそうなる。現状そのままで良い、何かを壊したり何かを作る必要はないと言う事だ。

◆ これはマンション建て替えなどでも同じで、特に高齢者が多いマンションでは立て替え肯定派が少なくなる。全ての住民が高齢者なら立て替え反対派が多くなって話は流れるが、世代交代が起きて若い人が入ってくれば建て替えたいと考える。古いマンションで土地や容積率に余裕があればそれでもまで立て替え可能性があるのだが、自己負担が発生する場合には更に難しくなる。自己資金余裕のある人ならばいいが、高齢者ではローンも組めない。

◆ 古いマンションは資産価値が下がるが、例えば年金生活者などにとってみれば固定資産税が下がる事がメリットになる。
築50年を超えるようなマンションや団地が各所にある中で立て替えが起きなければ耐震上も、景観的にもマイナスになる。今後更に増えるこうした古くなったマンション問題は深刻だ。


ビデオ(4/29)
◆ 家庭用ビデオテープレコーダ、私が買ったのはS-VHSのデッキだった。当時20万円以上したのではないかと思う。S-VHSの頃にはβ方式は終焉に向かっていたわけだが、ビデオデッキが普及し始めた頃から使っていた人はβを使っていた人も多かった。S-VHSが出てVHS方式の画質も良くなっていたが、それ以前ではβ方式が優れていた。

◆ 私がビデオデッキに余り興味がなかったのは、そもそも忙しかったのでTVを見る時間など無かった事もある。定期的に見る番組も当然無いので録画に全く興味がなかった。
S-VHSデッキが出てきてからだと思うがVHSテープへのオーディオ録音モードがあって、むしろそれを使った感じもする。

◆ 20歳くらいの人だとVHSは知っていてもβビデオは知らなかったりする。βビデオの製造中止が2000年代に入ったあたりなので仕方ないか。
VHSにしても既にウチにはデッキがない。山のようにあったテープも殆どは捨ててしまい、デッキ自体も昨年廃棄した。

◆ 必要なものはDVDに焼く、と言ったっていざ何が必要かというとこれも微妙だったりする。DVDにしたっていつまで存在するのかみたいな事もあるし、そもそもVHSのテープの劣化で画質が悪くなっているなと思ったり。TVにしてもディジタル入力オンリーの廉価版もあるし、DVDへのアナログ記録の再生寿命も長くないかも知れない。

◆ 録画したDVDをPCに突っ込んでフォーマットコンバートしてメモリカードに入れておくとか、主流のエンコード方式が変わる度にエンコードし直して保存すれば寿命は長そうだ。
子供にしろ動物にしろ小さい頃の記録映像を観る機会などあまり無い。撮影した時点で欲求の多くは終了していて、その媒体がそこに存在する事で責任を果たした、みたいな。

◆ TVの番組録画などにはHDDレコーダを使っているのでテープの出番はない。記録用としては使えるテープもランダムアクセスが苦手なので常用するにはストレスが多い。記録密度の点でも媒体の大きさという点でもビデオ録画にテープの出番はない。
ハンディビデオ用として8mmビデオやディジタルビデオがあるのだが、ヘッドが汚れやすい(傷みやすい)のが難点でもある。

◆ テープとメモリ記録の中間あたりにDVD記録型のハンディビデオもあった。販売台数はそう多くはなかったようだがテープより扱いやすいしPCでも観られるので良かったのではないかと思うのだが見かけない。
メモリカード記録の場合は複雑なメカが不要な事もあって堅牢で安価で小型に出来る。

◆ そもそもハイビジョンデータはアナログ記録が出来ない(DVDはごく一部)のでメモリ記録敷かなくなるしFHDの24Mbps画像でも64GBのメモリで5時間も撮れるのだから便利になったものである。
ハンディビデオの価格も2万円台から5万円くらいまでが売れ筋との事で、テープ式に比較すれば安いものだ。

◆ そんな中で8mmビデオなどの中古が高い。8mmビデオテープをメモリやDVDにコピーするために必要と言う事で、そもそも持っていた8mmビデオは壊れたか不調になったのでメモリタイプに買い換え、でもそういえば撮り溜めた8mmビデオはどうしようかとなるからだ。


複合点火(4/28)
◆ 現在の自動車における点火強化の必要性は皆無である。失火などが起きればエミッションレベルが達成出来ないので必要十分なエネルギを持った点火装置が備わっているからだ。
ただしエンジンをチューニングしたような場合はその限りではなく、圧縮比などが上がっている場合には強力な点火装置が必要になる。

◆ 二輪車でも排ガスコントロールがあるのだが制御の綿密性という点では改善の余地がある。
と言っても最近のモデルならば点火系を強化しても性能向上は限られているだろう。
排ガス規制強化前のモデルなどだと点火系の強化が失火率低減に効果を現す。

◆ スカイウエイブでは低回転時の安定性に違いが見られた。スカイウエイブはクラッチのエンゲージ回転数が低く(なってしまった?)為冷間時のアイドルアップ状態でも微妙に前に進もうとする位だ。なので3千回転以下で走行する事もある。勿論スロットルを開ければトルクカムも手伝って回転は上昇するわけだが、負荷が非常に低い状態での低速走行だと低回転を使う事になる。

◆ こうした状況での回転不安定というかトルク変動は点火強化で改善出来た。低回転域での改善と言う事でCDIと従来の誘導放電の複合放電としている。最初の絶縁破壊はCDIの高電圧で行いその後の放電は誘導放電で時間を稼ごうという狙いだ。複合放電は昔から様々な方法が色々なメーカでトライされているが、現代では超高圧ダイオードが入手可能なので私はイグニションコイルを2個使ったその二次側をダイオードで合成している。

◆ デメリットはイグニションコイルが2個必要な事や誘導放電に加えてCDIの消費電流が加算される事だ。ただしCDIは低回転時にはさほど電流を食うものでは無い。CDIは二次側の電圧は上がるのだが放電時間はさほど長くはない。しかし電圧の立ち上がりは急峻なので実質点火時期が少し進むくらいの感じになると思うし、少々カブったプラグにでも火を飛ばす事が出来る。

◆ 現在使用しているCDIは中華HIDのトランスやケースを使って組んだもので、CDI自体の回路は簡単なものなのでささっと作ってしまった。実はシグナス用も作ったのだがシグナスはノイズにきわめて弱く、CDIを付けるとFIが誤動作した。
実はシグナスはCDIではなく、社外品のタコメータを付けるためにイグニションコイルのマイナス側から線を引っ張り出したらFIが誤動作したなどの報告もあるくらいノイズに弱い。
シグナス用に作ったCDIはどこかにしまってあるはずだが、どこにしまったかなぁ。

◆ 以前にマグネット点火方式のバイクにこのCDIが付けられないかとの質問があった。コイル誘導放電方式のバイクであれば点火信号自体が出来上がっているのでCDIを接続するのも簡単なのだが、そうでない場合は点火信号を整形生成する回路を追加しなければならない。
この回路はフォトカプラを使ったものなどが公開されているのだが、フォトカプラはスイッチ速度の遅いものもあるので注意が必要だ。

◆ CDIが本領を発揮するのは4千回転以上でだろう。
この回転数になると放電時間の短さはデメリットではなくなり、立ち上がりの速さと強力な放電がメリットになる。なので1万回転近くまで使う二輪車用エンジンには有用なのだ。


工事灯(4/27)
◆ 工事現場などでポールの先が光っているアレ、三角コーン(パイロン)の先端に付けて光るアレが工事灯などよとばれるものだ。

◆ 古くは鉛蓄電池と自己点滅型電球で構成されていた。鉛蓄電池は充電などの扱いが楽で低コストだった事から使われたのだと思うが、物理的には密閉型でない限り稀硫酸がこぼれる恐れがあったと思う。

◆ 自己点滅型白熱電球は電球内部にバイメタルを仕込んだものだ。フィラメントの熱でバイメタルが加熱されると接点が開いて消灯する。
消灯するとバイメタルが冷えるので再度点灯する。

◆ 高輝度LEDが安価になった頃から白熱電球はLEDへと姿を変える事になる。バッテリも現在の製品の多くはNi-MHやLi-ionを搭載している。LEDが低消費電力に出来たので1AhクラスのNi-MHバッテリで2日くらい点滅し続けるそうだ。

◆ イニシャルコスト的には乾電池式の方が安いが現場で使うとなるとランニングコストが気になる。最近は中国製が出回っていて乾電池方式のもので4千円くらいだ。一方でNi-MH電池内蔵品でも2千円位で買えるものがある。
何色のLEDが何個使われているかとか、大きさや明るさなどが価格を決めているのだろうか。

◆ 充電式の工事灯の充電は充電器からも行えるように接点も付いているが、多くの製品は太陽電池板が付いている。太陽電池が発電を開始する事を検出して点滅モードから充電モードに切り替わる。
LEDはLi-ion電池ならばそのままで点灯させられるがNi-MHの場合はDC-DCコンバータが必要だ。これらと一緒に基板上に回路が実装されている。大抵はNi-MH電池1本仕様なのだが、製品によっては2本使うものもある。これだと電池コストはかかるが昇圧コンバータはギリギリ不要だ。

◆ F&Fでは過去に太陽電池を使った自動消灯回路を組んだ事があるが工事灯はもっとちゃんとした回路が乗っている。中身までは見た事がないのだが需要量が相当多いと思われるので専用のICがあったりして。LEDを点滅させるにも回路が必要だしLEDを高効率ドライブするためにPWM定電流回路も必要だ。

◆ LEDは赤や緑、青などが数個使われている。それらが交互に点滅する事で目立つように作られている。1Ahの電池で50時間の動作を可能にするためには20mA/h程度に消費電流を抑える必要がある。
1秒に1回50ms点灯だとデューティーは5%、点灯時電流を40mAとしても2mA/hなので相当電池は持つ事になる。

◆ 乾電池仕様だと連続3ヶ月動作なんて仕様のものもある。単一アルカリ電池が10Ahあるとすると4mAh位の消費電流まで許容出来る。
携帯電話の受信動作も同じなのだが間欠動作させる事で平均消費電流を大きく低下させる事が出来る。LEDはフィラメント電球と違って応答速度が速い事、2色や3色を交互に点滅させると目立つ事などから間欠動作でも視認性が落ちにくい。

◆ 路地の交差点など、道路に埋め込まれた点滅灯もLED点滅式の標識も小さな太陽電池で点滅を続けている。
曇りや雨の日が続いてもそこそこ点滅を続けているのは平均消費電流が小さいからだ。いったん陽が当たれば10時間くらいでフル充電出来るのではないだろうか。


ZVS(4/26)
◆ スイッチング回路の効率化はトランジスタの損失を減らす事が一番である。スイッチング電源にしても高周波電源にしても同様だ。
トランジスタのスイッチング損失はトランジスタがON→OFFになる時、OFF→ONになる時に非飽和領域を使う事で発生する。無限に高速なスイッチであれば非飽和領域は存在しないが、実際はスイッチング速度が有限なので中間状態になる。

◆ スイッチング用のトランジスタとしてFETが使われるが、MOS FETはゲート容量が大きいので高速のスイッチが意外と面倒だ。ゲートドライブ用のデバイスなどはピーク電流が数アンペア流せるものも少なくはない。ゲート容量をnsオーダでチャージするのは大変なのだ。

◆ DC-DCコンバータのスイッチング速度は技術やデバイスの進化で高速化している。高速化すればコイルもコンデンサも小さくできるので、小型低コスト化が実現出来る。しかし繰り返し周波数が高くなれば、繰り返し周波数に対するスイッチ時間の割合が増えてきて効率が悪化する。

◆ そこで考えられたのがZVS、電源で言うとE級増幅器になる。これはトランジスタがON-OFFする瞬間にドレイン電圧がゼロになるように工夫した回路だ。スイッチの瞬間にドレイン電圧がゼロなのでスイッチ損失が発生しない。
ではどうやってドレイン電圧をゼロにするかだが、これはドレイン側に共振回路を入れて実現する。

◆ 共振回路の形式は様々なのだがスイッチング周波数に合わせてドレイン電圧がゼロになるように調整される。共振回路が入っているのでスイッチング周波数は極狭い範囲に限られる。高周波電源で見ればCWの増幅は出来るが変調波の増幅は出来ない。トランジスタ(FET)のゲートは矩形波でドライブされるのが普通なのでパワーコントロールも出来ない。

◆ パワーコントロールに関しては、そもそもD級アンプの延長なのでドレイン電圧を可変するしかない。
ドレイン電圧を可変して振幅変調をかける事も出来るが、共振点が狭い場合には効率が低下する。
導通角の大きなリニアアンプと導通角の小さなアンプを組み合わせるドハティアンプなどもE級アンプそのままでは実現出来ない。エンベロープパワーに応じた電圧制御でも出来れば不可能ではないが、逆にここでの効率低下が発生する。

◆ スイッチング電源や高周波電源などの用途にはZVSやZCSは使えるのだが、通信機用としての応用は難しい。ディジタル変調では位相変調であったとしても帯域抑制のためにリニアアンプが必要になるのでC級より導通角の小さなアンプは使えない。

◆ DC-DCコンバータを考えるとZVSスイッチングと同期整流を使う事で高効率を実現出来る。効率が上がると放熱が楽になるので小型化にも寄与する。
スイッチング周波数を上げられればトランスもコイルも小さくできるのだが、大電流電源では小さなコアに太い線を巻くのが困難になってくる。丸線や平線を巻くのではなく整形形成されたコイルを使うなどの工夫も必要になる。

◆ また高周波スイッチングではコイルに使う線の表皮効果で実効断面積が減ってしまう。トランスの巻数によっては数百kHzでも表皮効果による効率低下が見えてくる。巻数が少なければ線抵抗も低いので、小さなインダクタンスで回路を構成するように考える事も必要だ。


CQ出版(4/25)
◆ 以前にJARLに関して書いた。JARLに関しては様々な意見があるのだが、何のための存在なのかと問う声が多い。アマチュア無線自体が技術志向(少なくとも多くの国ではそうした位置づけ)なのにもかかわらず、JARLは技術開発や運用技術に余り関心を示さずに今は会員集めに奔走する姿勢だと批判される。

◆ JARLの巣鴨のビルは今はもう無いのかな?狭く急な階段の付いたあのビルである。そこにCQ出版社があり、JARLとの密接な関係が見て取れた。CQ誌は元々はJARLが発行していたようだが、その権利を買い取って設立されたシーキュー出版株式会社が以降は有料月刊誌として売るようになった。

◆ CQ誌内にJARLのコーナが設けられているとかで、今でもその関係の深さはあるようだ。CQ誌もアマチュア無線人口が増えていた時代には多くの発行部数があったと思うのだが、やがてページも広告も少なくなり薄い本になっていった。
雑誌などの多くは第三種郵便物に指定されているのだが、これには記事の分量と広告の分量の規定があったはずで、広告の多い本は第三種郵便物にはなれない。

◆ しかしいったん指定を取ってしまえば後は自由だと言う事でCQ誌やトラ技も広告の方が多いんじゃないの?みたいな時代があった。今は雑誌も含めて書籍全体が売れない時代となり、当然広告収入も少なくなってくる。重く厚く大きな本は捨てるのも面倒だと言う事で嫌われ傾向だとか。

◆ 今のように情報がどこからでも取得出来る時代ではなかった頃、CQ誌にしろトラ技にしろ様々な情報を得るには良い本だったと言える。毎月の発行日を楽しみにすると言う程ではないしても、半ば習慣的にそれらの本を買って気になる記事を何度も読み返すみたいな事も少なくはなかった。

◆ アマチュア無線から離れるとCQ誌を買う事も、立ち読みする事すらも皆無になってしまった。
今のCQ誌がどんな風なのか、今度本屋にでも立ち寄ったら見てみたいと思う。が、その本屋に立ち寄る機会すらも減っているのが現状だ。
Index位はCQ出版のホームページで見る事は出来るが中身までは分からない。

◆ アマチュア無線家も高齢化が進んでいて、古くから続けている人は今も続けているみたいな感じである。アマチュア無線家の仲間が集まるミーティングの写真が載っている事もあるのだが、殆どがお爺さん級の年齢だ。逆に言えばこれらのOM達がアマチュア無線を支えている、と言ったら大げさなのだが、でもそんな感じではないだろうか。

◆ 技術以外の面でも語り継がれる的なものがあるかも知れない。純粋な技術論であればそれを学べば身につくものだが、そうではない部分の伝達などにJARLは力を入れても良いのではないだろうか。
CQ誌の方は商業誌なのでその時々に応じた人気の話題を掲載するしかないが、毎号ごとに1年進む歴史とOMのインタビュー記事などあっても読み物的には面白そうな気がする。

◆ 技術論などにしても今は当然と思われている事が、一昔あるいは二昔以上前には伝説的に語られた手法で云々とか、そういったことも沢山ある。八木アンテナの設計などもそうで、今でこそシミュレーションが可能になったので設計も楽だが、昔は3エレメント以上の八木を手計算で設計する事など不可能だと言われていたものだ。


腕時計(4/24)
◆ 私は腕時計を使用しない。時間の確認を腕時計に頼っていた時代は腕に付けていたが、電卓に時計が付くのが当たり前になった頃から腕時計は使っていない。腕時計は時刻を確認するだけの機能なわけなので、その時刻確認が他のもので出来るのなら不要になる。もっともアクセサリ的要因で使っている人はこの限りではない。

◆ そんな流れなのか腕時計利用率は低下している。
時刻を常に正確に確認しなければならない一部業種の人でも、時刻を確認すべき作業場には正確で見やすい時計が置かれるようになる。外出しながら時刻を確認する必要のある人は別かも知れないが、こうして腕時計需要は低下している。

◆ そんな中で発売されるのがAppleWatchである。
と言ってもこれがスマートウォッチの最初ではなく、過去にも現在でも様々な腕時計型デバイスが発売されている。だが残念ながら日本では流行らない。Appleが作ればその流れが変わるのではないかと期待する向きもある。Appleは格好良いからそのAppleが発売するAppleWatchも格好良く、それを腕に付ける事が格好良いに決まっている。と、某電子系ライタは書いた。

◆ 流行とはそんなものかも知れない。みんなが持っているから自分も持ちたいという気持ちは日本人には特に強い。カローラが売れマークIIが売れ、SUVがブームになるのもみんなと同じが大好きだからである。ただしAppleWatchが売れないとブームは起きない。みんなが使わないから俺も要らないとなる。

◆ 従来型ケータイを見て分かるように日本人は様々な機能を小さなボディに詰め込むのが好きだ。ところがスマートウォッチはスマートフォンの一部機能を腕時計型デバイスでも使おうと言う考えが元になっているので、だったらスマートフォンで動作を完結させれば良いではないかとなる。
もう一つはバッテリ駆動時間が短い事で、AppleWatchは18時間程度しか動作しないらしい。スマートフォンの充電も面倒だと感じている人が多い中、充電を忘れたスマートウォッチは腕を鍛える道具にしかならない。

◆ バッテリを大きくすれば重く大きく不格好になる。
格好良いはずのスマートウォッチが実はダサいシロモノだと認識されれば(買った人たちでさえ)机の引き出しに放り込まれてしまうだろう。
あの大ヒットしたたまごっちだって腕時計型ではなくペンダント型デバイスだった。商品イメージとしては腕時計型の方が未来っぽかったのかも知れないが、当時も腕時計離れが進んでいたのかな。

◆ スマートウォッチで一体何が出来るのか、何が便利なのだろうか。着信が分かるとかメールが表示出来ると言ったって、大画面化の進むスマートフォンの理由に画面の見やすさがある。スマートウォッチは大画面ではないので文字は見にくい。文字入力が出来たとしても非常用くらいにしかならない。

◆ 海外事情はまた別なのかも知れないが、少なくとも日本におけるスマートウォッチはスマートフォンと排他的である。それでもデザイン性だとかデキの良さで売れるかも知れない。買う側としてはこの時計に4万円以上の価値があるのか、なんて考えたりして。でもそう考えてしまうと所有出来ないかも。一般的な腕時計と違って過渡期の電子デバイスは必ず古くなるしその速度が速い。
物理的には十分使えているのに論理的には過去のもの、そんな風になってしまう。


どら焼き(4/23)
◆ スーパーでたまにどら焼きを買ってくる。どら焼きには牛乳が合うと思っている。私は牛乳を上手に消化出来ないので余り沢山飲むとお腹がゴロゴロになってしまうのだが、でもどら焼きには牛乳なのだ。

◆ そのどら焼き本体も味は様々なのだ。結構巨大などら焼きが100円で売られているのだが、ボソボソというかスカスカというかでしっとり感が欠如している。小さなどら焼きをドラえもんのビッグライトで大きくしたような。
って、ビッグライトで巨大化したどら焼きを食った事はないのだが、ドラえもん本人も言っていた。スカスカになるって。

◆ ドラえもんの道具が質量保存の法則に支配されているとすればスカスカになるに違いない。
でもなぁ、あれで人間を小さくしたりもするから身長1cmで体重30kgとかの子供が出来てしまいそうな。って、ドラえもんの話ではなくどら焼きだ。

◆ いわゆる高級どら焼きはあんの味も良いしスポンジ部分もしっとりしている。まあ高くて美味いのは当たり前とも言えるのだが、どこそこの小豆を使った云々でと書かれるようなブランドどら焼きなどそうそう食べるわけではない。

◆ どら焼きはスポンジ部分が綺麗なきつね色に焼かれているのだが、そこに模様を入れて虎の縞模様風にしたものがトラ焼きである。
どら焼きも中身があんこではなくクリームだったり抹茶味だったりするものもある。クリームどら焼きやカスタードどら焼きは、純血どら焼きとはちょっと違うよなぁと思わないでもない。

◆ 関東以北ではどら焼きで話は通じるが関西では三笠焼きと言うらしい。どら焼きは2枚のスポンジであんこを挟んでいるのだが、一枚のスポンジであんを巻いたような餃子形状のどら焼きっぽいものもある。のだが、なんか違った雰囲気の食べ物を想像してしまう。人形焼きの親戚というか何というか。

◆ 人形焼きも構造的にはどら焼きに似ているのだが、あんがそっくり包まれているという点においては大判焼きみたいな感じか。
スポンジ部分もどら焼きよりももっと高密度な感じがするので、やっぱりどら焼きよりも大判焼きに近いよなぁ。ちなみに大判焼きは関東地方で呼ばれる名称で、関西では今川焼きと呼ばれる。

◆ 中にあんこが入っている食べ物に大福がある。
私は大福も嫌いではないが、コイツも中がクリームだったり抹茶だったりする変わり種がある。外人に抹茶が好まれるからかどうかは分からないが、最近は何でもかんでも抹茶味がある。これはこれで反対するものでは無いのだが、抹茶クリーム大福は和風な味とはちょっと違った雰囲気を醸し出していた。

◆ 他にもなまどら(生クリームが入っている)などがあり仙台方面では有名だとか。仙台付近というと巨大大福の中身がホイップクリームとイチゴになっているものがある。最初に食べた時はふんわりもちもちで美味しいなと思ったものだ。量産品だと雪苺娘がこれにあたるのかな。

◆ あんこものというと鯛焼きもある。クロワッサン鯛焼きなんてものもあるわけで、食べてみた事はあるがオリジナル鯛焼きとはやっぱり違った食べ物だよなと思った。横浜だと中央通路の東口の階段を下りた左側の店で売られている。


配達(4/22)
◆ ピザ屋だけではなくファミレスも配達サービスをしているしモスバーガも配達してくれる。
配達料が必要な所もあれば無料の所もある。そして配達先も自宅だけではなく、その店の配達エリア内であれば公園や河原にも運んでくれる。

◆ 例えば公園に遊びに行ったとして、近所で外食しようとするがどこも満席、かといって弁当を持参してきて訳でもないので芝生の上で食べるという訳にもいかない。と言う時に近所のファミレスやピザ屋を検索して配達を頼むと持ってきてくれるのだ。全ての店が自宅外配達を行っているかどうかは不明なのだが、大きな公園の近くの店はその公園まで配達してくれる所が多い。

◆ 春から秋にかけては公園や河原(土手?)などに遊びに来る人も多く、配達サービスを行っている外食チェーン店は稼ぎ時だとか。
朝早くに弁当を作って持って出かけるにしても夏場は腐敗などが心配になるが、出前を頼めば心配も不要だ。ただし出前が混雑すると時間がかかるわけで、出前を頼む事を予定している場合には予め店に混み具合や配達時間を確認しておいた方が良い。

◆ 出かける先が野山となると出前は頼めないのだが、途中の店で持ち帰り食材を受け取って行く人も増えているのだとか。山などに向かうと「この先しばらくガソリンスタンドはありません。ここが最後」みたいな看板を出している所があるが、同じように「この先しばらくファミレスは有りません」なんて看板が出来たりして。

◆ 私は弁当持参で出かけた事があまり無い。走っていると余り腹が減らないのと、休憩もかねて牛丼屋やラーメン屋に立ち寄る事が多いからだ。往路は途中で休む事も少なく山の方に向かい、帰りに腹が減ったなと思えばどこかの店に入る。夏場は清涼飲料水をコンビニで買ってと言う事はある。
山の上まで上げれば良いのだが地上は暑くてふらふらになってしまうからだ。

◆ 以前に書いた、電動アシスト自転車でキャンプ場に出かけた人も道中で食材を仕入れながら走っていった。重いものは出来るだけ現地近くで調達した方が効率的である。
その自転車乗り氏は丹沢の方に行って迷子になったと話していた。たぶんこの道を行けば下に降りられるだろうと入った細い道、くねくね道でやがて自分の向かっている方向が分からなくなったそうだ。

◆ 似たような事は私も経験している。地図にない細い道を走っていったらいつの間にかぐるっと回って同じ所に出てきちゃったみたいな、途中の分岐の行き方を変えたりしていると方向が分からなくなり… Google地図を見るも少し移動しないと自分の向かっている方向も分からないしそもそもその道は地図上にはない。

◆ と言っても永久に出られない所に迷い込んだわけではないので時間のロスだけで広い道に出る事は出来たのだが、家に着いてから移動の軌跡を見てもう一度行ってみたくなるなんて事も多いのだ。
自転車乗り氏もぐるぐると回った挙げ句に元の道に出たと言っていた。丹沢周辺って余り道が無くて林道みたいな所も通行止めになっている所が多かった。
まあそんな所に迷い込んでみるのも面白いものだと私は思っているのだが、自転車乗り氏はバッテリを使い果たしてしまったようで疲れたとぼやいていた。


JRリニア(4/21)
◆ 長い長い開発期間を経て実用化となるリニアモータカー、九州から山梨に持ってきた政治家が居たんだっけ。
500km/hはレール走行式車両でも実現可能とされていてTGVは最高速トライアルで570km/h以上をたたき出している。

◆ レール走行式車両と磁気浮上式車両のエネルギ効率は、現時点ではレール走行式車両の方が高いと試算される。レールの上を車輪で走る方式は走行抵抗の殆どが空気抵抗であり、磁気浮上させるための電力だけ効率が落ちる。
つまり車輪とレール間の抵抗よりも磁気浮上させるための電力の方が大きいわけだ。

◆ N700系新幹線は305kWのモータを編成全体で56個搭載しているので定格出力は17MWになる。N700系の300km/h時における必要電力は10MW+とされる。一方のリニア新幹線は同じく300km/h走行時で17MW、空気抵抗の増える500km/h時には45MW以上が必要だ。
なお150km/h以下ではガイドレールに接触走行するので損失が増大する。これはゴムタイヤによる抵抗だ。

◆ 回転式モータよりもリニアモータは効率が悪い。
現在のモータはかなり高効率に作られていて、駆動回路を含めた効率は90%前後になる。磁気ギャップなども狭く管理されているためなのだが、リニアモータではこの管理が難しい。また車両の前後長より多くの区間で磁気を発生させておく必要があり、無駄が出る。開放型の磁石なので漏洩磁界もロスになるが、現状の構造の電磁石方式では無駄が出てしまう。

◆ こうして考えると現時点におけるリニアモータカーの優位性はあまり無い。ただし様々な構造や効率は改善が絶対に不可能というものでは無いのでレール走行式車両に迫る効率を追求する事は可能になるだろう。漏洩磁界が地上の固定金属物内で渦電流損となる事も無視出来ない。磁力の塊が高速移動するので磁気抵抗物を遠ざける必要がある。
リニア新幹線の近くにデカいコイルを持っていけば電力を得られるかのも知れないし、地上区間では相当の電磁波ノイズが観測出来るだろう。

◆ 新しい技術に対する投資と考えれば効率の低さも我慢出来るのかも知れないが、多額の補助金その他の名目で税金が突っ込まれている点を無視するわけにはいかない。こうした点からも反リニア派が多くなり、嫌電磁波派はリニアモータカー内の電磁波レベルに危機感を感じるとする。

◆ エネルギ効率を上げるには空気抵抗を減らす事が最も効果がある。しかしこれはトンネルを大きくするか減圧するしか方法がないのだが、トンネル内減圧にはこれも大量のエネルギが必要になる。
また航空機と違って途中に駅のある電車では、最高速度を上げても旅客時間はさほど短くできない。
加減速に時間が必要なためで、これは新幹線を見ても明らかだ。さらには加速時には多くの電力を必要とする。

◆ 回生ブレーキは回転式モータ同様に行われる。回生制御以外でもより小さな抵抗で地上側コイルを短絡する事で制動力を増す仕組みもある。補助車輪にはカーボンディスクが付けられているらしい。
車両側は超伝導電磁石になっているわけだが、これって運転していない状態でも冷却し続けるのだろうか。液体ヘリウムを気体にしてしまったらかなりの容量のタンクが必要になりそうだ。


吉野家(4/20)
◆ 先日久しぶりに吉野家に行った。時間帯もあったのだろうが余り混雑していなかった。
値上げの影響かと思って調べてみると、値上げ以降来客数は減少傾向となっている。
客単価は当然上がっているのだが、それ以上に客が減ったために売り上げも前年同期比でマイナスとなってしまっている。

◆ もちろん利益率は改善していると思うのだが松屋が客数微減にもかかわらず売り上げを伸ばしているのとは対照的だ。
吉野家は2013年期には松屋やすき家を大きく引き離して数客数トップを誇ったのだが、今や一人負け状態になってしまった。

◆ ワタミの話は以前に書いたが居酒屋チェーンが全て儲かっていないのかと言えばそうでもない。気軽で気楽で安価な店は成長している。
そこで方針転換、ワタミも安価路線に戻すそうだ。
マクドナルドは低調から脱していないがモスバーガは堅調だ。モスバーガは価格も高いし出来上がりも遅いので極端な人気にはならないが、その代わり大きな落ち込みも経験していない。

◆ 3牛チェーンから客足が遠退いた事を高級志向へのシフトと見るならば吉野家の施策は正しかった事になる。すき家も3牛チェーンでは最も安いとはいえ350円に値上げされた。暗黙のカルテルは携帯電話業界と同じなのだろうか。
すき家は肉の量を2割増やしたと言っているが果たして競争力はどうなのだろう。

◆ 安いというと路上の弁当屋がある。少なくともコンビニ弁当よりは安いし温かい。売れ残りは安くなるので味の好みの広い人ならば13時近くに買いに行けば100円以上安く買える。
そんな路上の弁当屋に東京都は規制をかけようとしている。元はと言えば衛生管理の問題が発覚したからで、これまでも管理指導などが行われてきた。

◆ それを登録制から更に許可制にしようという動きがある。規制を強化して衛生管理がシッカリするかと言えば必ずしもそうではないし、名を変え品を変え的に立ち回る強者だって居るだろう。路上の弁当屋はコンビニや店舗型弁当屋の売り上げを食ってしまう。この辺りの政治的というか献金的というか、様々なせめぎ合いがあるわけだ。

◆ 買う側からすると販売者が特定されているのは多少の安心感にはつながる。実際路上の弁当屋の実体が何なのかなど知っている人は少ないだろう。地元の居酒屋や弁当屋が出店を出している場合もあるし、路上弁当専門卸の業者が大量生産している場合もある。いずれにしても価格競争の激しい世界なので原価は重要になる。

◆ 街の弁当屋より店舗コストがない分だけ安く出来そうではあるが、大量仕入れをしないと原価が安くならない。大量仕入れを行えば、それを何日くらいで使い切るかが勝負になる。細かな事を言えば冷凍物は冷凍コストと解凍コストがかかる。

◆ 街の弁当屋も競争は激しく、消えていった店舗も数多い。客単価が低いだけに店舗コストと人件費が効いてくる。調理からレジまで一人だけという店もあるが、当然待ち時間が長くなってしまうので昼時などには敬遠される。値段的にはどうなのだろう、安売り弁当だと3百円台で買えるし普通のものでも5百円台かな。弁当屋で700円くらいと言うとかなりの高級品になる。
絶対価格からするとかなり安いのではないだろうか。


GIF87a(4/19)
◆ Agilentのスペアナ、画面のコピーを取るとGIFフォーマットになる。先日これをフロッピィにセーブしてPCで見ようとしたのだが見る事が出来ない。ブラウザでは×マークが付いてしまう。GIFフォーマットが古いからなのかと、今度はWindowsのビューワで見てみたのだが規定外フォーマットだと言われた。

◆ 困ったなぁ。GIFって87aと89aに互換性はあると思ったのだが違うのだろうか。
PhotoShopで見てみると、画像ファイルは開けるのだが真っ黒である。スペアナの方で白黒反転でセーブすると真っ白になる。
スペアナの方はビットマップとメタファイルの指定しかできず、ビットマップはGIFでメタファイルは独自形式のようだ。

◆ メタファイルを開く事の出来るビューワがないかと少し検索してみたのだが見つからなかった。
GIFビューワをダウンロードもしてみたのだがそれでも開く事が出来ない。GIFファイルをバイナリエディタで見てみると、先頭にはGIF87aと書かれていて普通である。

◆ 現行モデルのスペアナなので画像が開けないとなれば専用ビューワくらいあっても良いはずだ。
が、散々探しても見つけられなかった。セーブする画像を変えたり色を反転させたりもしたが駄目である。
ファイルが増えてきたのでいったん全部のファイルを消してとデリートすると、一つだけ消えないファイルがある。

◆ フロッピィをフォーマットして綺麗さっぱりにして再度試すが相変わらずである。フロッピィディスクは何枚かあるのだが、NICか何かのドライバが入っていたフロッピィはフォーマットも出来なかった。フロッピィディスクに記録したデータが壊れる事も勿論あるがフロッピィディスク自体も結構駄目になる。

◆ 使っているフロッピィは読み書きも出来るしフォーマットも出来たから異常はないようだし、いくつファイルを作っても全部同じように見えないから関係ないだろうなと思った。が、やる事が無くなってしまったので別のフロッピィディスクに画面をセーブしてみた。
ら、あっけなく読めた。

◆ 何なんだ、何なんだ。一体何がどう壊れると不良画像が出来上がるというのだ。ファイルを全部チェックしたわけではないが先頭の方は正しかったしファイルサイズも普通と言えば普通だった。
終わりの方が書けていなかったとか?あれこれ散々やった時間は無駄でしかなかった事になる。

◆ と言うわけでPhotoShopでもブラウザでもGIF87aは読めるのだった。ブラウザで古い写真の載ったページは見られるわけだし、古いブラウザまで持ち出して試しても壊れたGIF画像は駄目だったわけだし。

◆ ちなみに書けないディスクに画面データをセーブしようとすると、スペアナはエラーも出さずに書いたつもりになる。ただしディレクトリ内容にそのファイル名が現れない。おそらく買い込んだ後にベリファイをしていないのだろう。フロッピィの信頼性を信じるならば時間の節約になるが、大切な記録が正しくセーブされているかどうかのチェックも必要な事だ。

◆ テクトロのオシロはベリファイしているようだが、その代わりディスクアクセスにやたら時間がかかって評判が悪い。今やUSBやLANでデータを引っ張れるものが殆どなのでフロッピィの時代は過去のもの、なんだけどね。


デバイス(4/18)
◆ 半導体をはじめとするデバイスを買う事があるが、今は殆ど通販である。量産用の部品などは代理店などというケースが多いと思うのだが実験用に少量有れば良いような部品は通販で買った方がずっと良い。

◆ 代理店や商社から買う場合には個別に納期と価格を調べて貰わなければならないが、通販だと個数ごとの価格や納期も見れば分かるようになっている。
面白いというか不思議なのは国内メーカのデバイスでも国内在庫がない場合が多い事だ。

◆ 先日は旧NECのデバイスを買ったのだが、国内在庫が無く米国発送になっていた。と言っても送料が余計にかかるわけではなく納期も常識的ものだった。チップデバイスなどは代理店経由で買うとリール単位になる事が多い。
少量が欲しい場合にはサンプル要求をするとタダで貰えるのだが、その為には色々手続きが要る。

◆ これに対して通販であればバラでもリールででも買う事が出来る。もちろん1個だけでも買う事が出来るがその分価格が上がる。リールで買うと1個100円のデバイスが、1個で買うと700円くらいになる。リール単位以上で買う場合でも代理店価格より高いとも言えるのだが納期などが確定している分だけ使いやすい。
部品通販は従来は品種も少なく高額な印象だったのだが、取引量の増大と競争などもあって今は気軽に使えるようになった。

◆ 部品通販というとRSコンポーネンツやチップワンストップがある。法人向けのサービスでも個人で屋号を付ければ取引できるところが多い。
秋月や共立でも様々なパーツを買う事が出来るが半導体類の在庫種類はそう多くはない。
部品商社はその在庫量(納期)が全てみたいな所がある。ある小規模商社は汎用ロジックICを相当量在庫していたのだが、DIPからSOPへ、そして更に小型化デバイスが主流となり不良在庫の山になったと嘆いていた。

◆ 在庫がないとメーカ仕入れになるので納期がかかる。メーカから買うにしても最低発注数量があるので余りが出たりする。取引範囲が決まっている(多くの取引先があるわけではない)ので特殊な部品などは在庫が捌けない。
その点で通販だとその部品を欲しい全ての人や企業を相手に出来るので取引量も増える市不良在庫率も下がる。

◆ チップデバイスは賞味期限がある。チップ部品だけではないのだがチップ部品は半田付け性がより重視されるので古くなって端子部が酸化してしまうと使えない。チップ部品を保存するように低湿ケースなどもあるが、なので商社レベルでの在庫は何かと厳しい。抵抗やコンデンサなどもどんどん小型化されているので1608(1.6mm×0.8mm)を在庫したら主流が1005や0402になっちゃったみたいな。

◆ チップ抵抗やコンデンサはキットパーツ、各種が小さなケースに入れられてセットになっている。
中身の部品は安いものだが小分けの手間とケース代が高くて、結構高額なものだ。プラスチックの小瓶ではなく紙のパッケージに小分けされているものでも数万円の価格だ。なのでアマチュアが手元に置くにはいかにも高い。ちなみにチップ抵抗ではなく従来型の足のついた抵抗のキットもあるが価格は似たようなものだ。


メモリ(4/17)
◆ メインで使っているPCのメモリは4GBである。増やしたい所なのだが、メモリスロットの制限で現在のメモリを捨ててを買い直さなければ4GB以上には出来ない。
Windowsを起動すると1.5GB程度食った状態になるのだが、それが時に3GBを超える。

◆ 何が食っているのかと見てみるとsvchostが700MB以上食っている事がある。だがこれは長時間の話ではなくやがて収まる。svchostの元のプロセスが何かはソフトを使わないと見る事が出来ない。
もう一つのメモリ食いはavast!である。スキャンすると食うのかどうかはよく分からないのだが、いくつかのプロセスが数百MBのメモリを食う。avastがsvchost(DLL)のメモリ量を増やしている可能性もある。

◆ 多くの場合は10分程度で落ち着いてくるのだが、この状態になるとメモリはかなり厳しくなる。メモリが1GBで動いている、気象データ蓄積用のPCはブラウザも使用しないのでavast!はアンインストールした。もう一台のPCもメモリ1GBで動いているのだが、それはこの状態に陥ると殆ど反応しなくなってしまう。
swapが起きているのかも知れないしメインで使っているPCと同じくディスクアクセス頻発状態なのかも知れない。

◆ ディスクアクセスも連続的に起きるので最初は何事が起きたかと思ったのだが、どうやらavast!がスキャンか何かを始めた時のようだ。スキャン中はそれと分かる表示になるのだが、この時にはアイコンが回転するような画にならない。なので実際何が起きているのかはよく分からない。
と言う事もあってblogに書いたとおり今はavilaにした。

◆ メモリ食いはブラウザなのだが、同じサービスに別のIDでログインする必要があったりするので3つのブラウザ、IEとFireFoxとChromeを立ち上げている。一部サービスはIEで無いと駄目なのでYahooIDはIEで切り替えて使うという面倒な一面もある。普段使っているIDとヤフーショップで使うビジネスIDに関連づけたものが違うので面倒なのだ。

◆ Chromeは、どうもこのPCでは動きが遅い。他のPCではそんな事はないので原因不明だ。ただしメモリは比較的良く開放してくれるので負荷は低い。
FireFoxは使っているとどんどんメモリを食うようになり、この点はIE同様だ。ただしIEはそれを終了すればメモリを解放してくれるがFireFoxはプロセスがしばらく残ってしまって再起動を拒否される場合がある。

◆ メーラやパスワードマネージャも当然メモリを食うわけで、そうした常時立ち上げているソフトが多いのでメモリが厳しくなるわけだ。
さらにPhotoShopやCADを動かすとメモリが不足する。ブラウザを閉じるなどすればいいのだが面倒だ。メモリが8GB位あれば当面大丈夫そうなのだでメモリを買い換えるかなと思いながら現在に至っている。

◆ スマートフォンのメモリでさえ2GBとか3GBの時代だからPCが4GBでは少々寂しい。Windows7から10へのUpDateもアナウンスされているが、Windows10の実質必要メモリ量はどの程度なのだろう。
もっともWindows7でも出始めた時には1GBメモリで動作したわけで、サービスパックなどが入るにつれてメモリ食いになっていくのはWindowsXP同様だ。メモリをより多く要求しそして遅くなっていく。
メジャーアップデートを行うと、場合によってはその重い状態の旧バージョンより快適になったりする。


牛肉(4/16)
◆ 私は余り牛肉は好きではない。嫌いと言う程の事もないのでたまには食べたくなる。牛肉は牛肉臭さがあるというか、それが良いのだという人も居るだろうが私はちょっと違う。
なので高級和牛など脂の多いものは得意ではない。すき焼きやしゃぶしゃぶなどだと食べやすいのだがサーロインとなると多くは食べないかも。

◆ もっともブランド牛肉などそうそう買えるものでは無い。国産牛のフィレミニオンなら良いではないかと、確かにそうなのだが高額である。そもそも牛肉好きではないので同じ価格ならば大トロでも食うという感じだ。
米国産やオーストラリアビーフはスーパーで安売りもされるのだが、これも価格だけでは決まらない味の違いがある。
一度買ってみて食べやすいとそれを継続して買う傾向はあるのだが、その反面で別の肉を買ってみたくなる事もある。

◆ で、その別の肉たるものを買ってみた。確か米国産ではなかったかと思うが普段買うものの2倍くらいの価格だった。その肉をいつものように焼いてみたのだが味が薄い… しかも固い。普段買う肉の2倍の価値がないのは当然として、同価格だったとしても買わないなと言うようなシロモノだったのである。

◆ スーパーの試食肉を私は滅多に食べないわけだが、あの試食にも意味があるのかなと思った。
肉は焼き方で味が大きく変わる。米国で食べる米牛肉は美味しかった訳で、しかも安いと来ている。焼き方は一つではなくその肉というか部位に合わせた火の通し具合や焦がし具合がある。
と言っても家庭でその焼き方を真似るのはなかなか難しいものがあるのも事実だ。

◆ 今は余り見かけなくなってしまったが、肉屋で買う肉とスーパーの肉の違いもある。生鮮品は専門店で買えとは良く言われるのだが、そうした素材的問題もある。大量仕入れ大量販売のスーパーが必ずしも高品質低価格の食材であるかというと、それは違うと思う。品番の付いたメーカものであればどこで買っても同じだが、それ以外のものは違う。

◆ ウチから少し離れた所に八百屋があるのだが、多くの野菜はスーパーよりずっと安い。その日によって売られている品物や価格も異なるのだが、その日に安くて良い野菜を買うという昔ながら?の買い物が出来る店である。スーパーのようにどんな野菜でも手に入るというわけではないが、今や貴重な店ではないかと思う。

◆ TVでもたまに紹介される松原商店街は、年末ともなればアメ横並みに混雑する商店街なのだが、物価の高い横浜にあって安売りの店も多い。車では行きにくい所なので私は滅多に行かないが、そこにも八百屋が何軒かある。夕方近くに行くと売り切れになっている品物が増えるので、行くなら昼頃までが良い。

◆ 肉ではなく野菜の話になってしまったが、味の濃い野菜が食べやすくなったと感じる。ニンジンなどニンジン固有の味というか香りが少なくなり、大根をオレンジ色にして固くしたものみたいな感じではないか。ピーマンにしても同様で、子供の嫌いな野菜というイメージではなくなっている。食べやすくするための品種改良なのか、それとも生産性や輸送性を良くするための改良なのかは分からないのだが、時代と共に野菜の味は変わるものなのかも知れない。


EV普及(4/15)
◆ 正確にはEVのみではなくPHEVやFCEVも含まれるのだが、米国では補助金もさることながら高速道路の優先レーンを開放するなどして普及促進を行う。カリフォルニア州ではこの先10年間で150万台を普及させたいという。年間15万台は普通の車なら何と言う事はない数字ながら、割高感のあるEVとなると簡単ではなさそうだ。

◆ それもあって高速道路の優先レーンを開放したりEV用の充電電力料金を別途設けるなどしている。そもそもガソリン料金が日本よりかなり安い米国なので燃料費の節約名目では売りにくい。

◆ カリフォルニアは排ガス問題も深刻化しやすい事もあってEV普及に力を入れている。厳しさを増す排ガス規制にしても、車の台数が増えたのでは排ガス量は減らない。その点で行くとPHEVはいかがなものかとも思うのだが、基本的にはEVモードを重視しましょうねと言う事かも。なおPHVとピュアEVでは様々な面で扱いが異なり、当然EVの方が優遇される。

◆ 税金控除額は電池容量によって異なると言う事なので。これはまあ合理的かなとも思う。ただし電池は大きいが車自体も大きいとなると電気を余計に食うだけの話になってしまうのでエコではない。それこそ日本の低燃費車基準のようなもので、絶対燃費ではなくそのクラスの標準値に対する割合でエコカーになる。なのでEクラスがエコカーになったりワンボックスがエコカーになったりとおかしな事が起きる。

◆ 所が絶対燃費基準にしてしまうと小型車ほど燃費が良くなる事になり、高価な車が売れなくなる。それは困ると言う事で登録車メーカが反対する。電力会社がオール電化住宅などで電気を使えと言っているのと同じで、自動車メーカは大型大排気量車を売った方が儲かる。

◆ ガソリン価格が上がるとEVなりFCEVに注目が集まるようになる。ただし自動車の売れ行き自体も悪くなるのが困る所なのだが、景気が良くなって来れば自動車保有台数は増えるに違いない。地方部は別として都市部だと車はあってもなくても良いくらいの存在で、それを所有させるには家計に余裕が必要になる。

◆ 地方部は少々事情が異なり、足代わりとしての意味が大きい。なので一家に一台ではなく一人一台になるし、維持コストの安い軽自動車に人気が集まる。まあ、その軽自動車も維持費用も大幅に値上げされるのでこの先どうなるかは分からないのだが、しかしEVを足代わりにするのは燃料費の面では得でも車両価格を考えると得ではなくなってしまう。

◆ バッテリコストが劇的に下がる事に期待は出来ないし、それこそ中国製のコンバートEVみたいにボンネットにモータとバッテリを無造作に入れちゃいましたみたいな車なら安くは出来るが日本では売れない。

◆ 原付と軽自動車の間を埋めるとされたミニカー構想はどうなったのだろう。EVオンリーにして乗車定員2名なら便利そうだけど。乗車定員が1名だと車体サイズの割に運べる人数が少なくて無駄が多い。ちょっとした送り迎えを考えると2名乗れれば利用範囲はかなり広がる。前後に1名ずつ乗せる手もあるが、余りトレッドを狭くすると横転の危険性が高まる。ミニカーといえども今の世の中安全性は犠牲に出来ない。


経団連(4/14)
◆ 楽天の三木谷氏は経団連を脱会して自ら新経連を作った。経団連が原発を推進する動きに反発、ネットのような仮想空間を是としない姿勢に嫌気が差したなどと言われる。では何故新経連を立ち上げたのか。三木谷氏は金のためなら何でもやると言う面では孫さんと同じなのだが、裏での小細工が大好きという点でちょっと違う。

◆ その一端は政治家に気に入られようとする点でありネットによる献金を可能にしたらいいとも発言している。何が何でも金を儲けるケチ臭さは天下一品だが、一方で金を生み出してくれそうな政治家への献金は惜しまない。
効率の良い所に投資するのが成長の秘訣なのである。

◆ 新経連にはヤフージャパンも加わっていたが脱会している。あからさまな儲け主義に嫌気が差したと言えば聞こえは良いが、三木谷氏の下にいる事が気に入らなかったに違いない。
当初はそこそこのメンバーを集めたようだが大企業などの脱会が増えた分を中小企業の会員募集強化で埋め合わせたみたいな感じだ。

◆ イメージ悪化の一つとして新経連ではなく楽天連だとか三木谷連色が強いと言われる。
楽天が大手の仲間入りを出来たのも日経連があったからだとも言われる。楽天を日経連に誘ったトヨタの奥田会長(当時)あってこそだったのだが義理や人情は商売の敵とする三木谷氏はさっさと自分の団体を作った。

◆ この新経連関係の演説会があって、楽天出店者にもお誘いが来た。勿論タダではない。楽天の従業員は有給休暇を取って出席するという。金を払って主席するのだから業務扱いにしてあげれば良いのに、義理や人情や従業員サービスは商売の敵なのである。

◆ 自らが成長するために、自らの力のみではなく敵を妨害して行く手法は孫さん同様だ。敵と言えるかどうかは分からないがDeNAの球団買収に関しても散々妨害した。私から言わせれば球団をもっている所にロクな企業はないとなるが、こんな事を書くと球団ファンにお叱りを受けそうだ。

◆ 楽天にしてもDeNAにしても新経連幹部のGMOにしてもspamを送ってきたり営業電話をかけまくるなどの悪質行為を行い続けている。
経団連メンバー企業は、おそらくは法に触れるような事はしないと思う。この辺りも三木谷氏と考えが異なる部分で、捕まらなければ何でも良いと考える企業グループは経団連には居にくいのかなと思ったりする。

◆ もっとも、だからと言って経団連が素晴らしいなどと言うつもりはない。営利企業の集まりなのだから営利を目的とした活動が主になり、それが環境規制への反対だったり原発推進だったりする。原発推進は、それがエネルギコストを下げるなんて思っていない筈だ。しかし原発に反対すると経産省を敵に回す事にもなりかねない。

◆ 新経連は携帯電話番号は個人情報ではないと主張する。経団連も主張の度合いは新経連より弱いが同様の考えだ。単なる数字の羅列が個人情報とは言えないというのがその主張だ。番号を変えようと思えば即座にこれが可能だし、使い回しも起きているので個人とは結びつけられないとしている。電話番号を個人情報ではないとすれば、それの売買なども合法であるとして楽天の商売は盛んになる。


寿司屋(2)(4/13)
◆ 割り込み、割り込ませて文句を言われている人が同じような言い訳をしていた。
最初は「家族が後から来ただけだ」と言い訳しているのだが、文句を言った側が家族の証を見せろと言うと「だったらアンタも家族の証明を見せろ」と。これって全く関係のない話で、文句を言った人が一人単独で来ている場合は文句の意味をなさない。

◆ 何故こんな馬鹿げた言い訳を始めるのかだが仲間内で対処法を話し合っているのかなと思ったりする。質問に質問で返せば話を逸らす事が出来るとか、まあそんな所だろう。
さらには小学生の言い訳にも劣るような「みんなやっている」「これが普通だ」に至ってはいい年の大人が言うべき事とは到底思えない。私が見かけたのはいずれも50代か60代と思われる夫婦(たぶん)だった。

◆ 割り込みではないのだが狭い道によく駐車している車のドライバに文句を言った事がある。
普通は「すみません、今後気をつけます」で済ませると思うのだが、そのドライバーはまず言い訳から始まった。
ここに車を止めても他の車は通れるはずだとか、足の不自由な母親を迎えに来ただけだとか。

◆ なので短時間ならかまわないけれど、長時間止めるなら広い所にして欲しい旨を言った。
ら、母親は年寄りで足が不自由だから遠くに止めるわけにはいかないとか、せいぜい30分か1時間の駐車なのだから(こちらが)別の道を通れば良いという。そんな自分勝手を画に描いたようなオッサン(推定60歳代)ともめていると、足が不自由な筈のご老人が元気に歩いてやってきたのである。

◆ その御老人はドライバーのオッサンの母親のようで○○ちゃんは悪くないのよねと、まあ似たような親子だなと思うような会話が始まった。しかし推定60台のオッサンに○○(名前)ちゃんは… なんか異様な世界がそこに存在したような気がしたのだが、そんなものなのか。

◆ その車は夜間ずっと止まっている事があり、私はそこを通過出来ずにずっとバックで戻った事があった。何故その車を覚えていたかと言えば他府県ナンバーで目立ったからである。
通りがかった近所の人もここに止められると困るのよね〜 と言うも、そのオッサンは自分は悪くないと譲らない。

◆ そのうち何を思ったか警察を呼んで自分の正当性を証明して貰うとか、ますます訳の分からない事を言い出す。警察を呼ぶと言えばこちらが引っ込むとでも思ったのか?なので、どうぞどうぞ呼んで下さいと言うと雰囲気は一転、警察は呼ばないと言い始めた。オッサンの意に反した反応をこちらが見せた為か、弱気になった御様子だ。

◆ しかし、あなたが警察警察って言ったんだから呼びなさいよと通りがかりの近所のオバサンに促されると、警察って何番だったかなと知らないふりをするのには思わず笑ってしまった。結局警官が来たのだが、そこでエキサイトしたのは御老人である。誰が警察なんか呼んだんだと、それはアンタの大切な○○ちゃんですよと教えてあげたい気分だった。
結局警官にも自分の駐車の正当性を語るのみだったようで、警官は私や近所の人に再度駐車を見かけたらすぐ110番するようにと言った後もオッサンと何やらもめていた。


寿司屋(4/12)
◆ 横浜スカイビルの11階に回し寿司活がある。
リーズナブルな価格で人気もあり、いつも行列が出来ている。休日ともなれば待ち時間は1時間にも達するほどで、開店前30分には既に店に入れないくらいの列が出来ている。
この寿司屋が人気を博しているために他の寿司屋の行列が少なくなる現象まで起きている。

◆ 列を作っているのは常連が多いのか、列への割り込みが多発する。知っている誰かが並んでいればそこに割り込む、割り込ませた人は違う日にまた割り込ませて貰うみたいな感じだ。これに対して店にも当然クレームが行くわけで、すると店は行列客の人数などをノートに書いて割り込みを発見出来るようにする。
当然そんな時には情報が行き渡るので割り込みは起きず、店側は割り込みの事実を把握出来ない。

◆ 割り込みの事実を把握出来ないのでチェックをやめる。すると割り込みが起き始める。
割り込みを見て文句を言わない人も居れば文句を言う人も居るが、割り込み側は悪い事を分かっていやっているので言い逃れをする。
女性などは「他の人もやっているのに何故私が文句を言われるのか」とか「これが普通なんだからしょうがないでしょ」と開き直る。

◆ 割り込ませて貰った人間は罪悪感があるのか余り文句は言わない。文句を言いまくって言い訳しまくるのは割り込ませた側である。
そこでの頑張りで自分の地位が決まるみたいな、割り込んだ人間に恩を売っておけば自分が割り込んだ時に事が有利に運ぶとの意識があるのではないだろうか。

◆ 普通の人気店でもこんなマナーの悪い連中が多いのか、それとも横浜に住む人間のマナーがきわめて中華チックなのか、常連が多いから悪い事に対する感覚が鈍くなるのか。いずれにしてもマジメに並んで馬鹿を見るという感じになってしまう。ちなみにマナーが悪いのは中国人ではない。横浜は中国の人も多いのだが割り込ませるのも割り込むのも日本人である。

◆ 行列用に椅子を並べているのは店なので、行列の管理責任もある。と言っても11時開店の時間も遅れがちだったりするので、従業員教育という面が今ひとつな感じがする。
店内には口コミサイトで一位だったと宣伝されているのだが、トップの座を維持するためにも頑張って頂きたい。

◆ 割り込みなどを目撃した時に、それを注意するか否かで意見が分かれる。面倒だから文句を言わずに無視しているという人も居れば、割り込んだ人間のために店に入れなくなるかも知れないから文句を言うという人も居る。
店側に文句を言えば良いと考える人も居るだろうが、少なくとも美登利寿司の店員は満足な対応はしてくれない。寿司屋からすれば割り込もうが何をしようが客には違いないからだ。

◆ 味の方は、入手の問題もあるのだろうがマグロの味は大きく落ちた。以前は大トロから食べ始める事も多かったのだが、最近は頼んでいない。当たり外れが大きいので頼む勇気がわかないのである。以前は殆どハズレがなかったのだが、最近はハズレが多くなってしまった。
それに加えて行列への割り込みに気分を悪くしているとなれば、味は更に落ちて感じる事になる。


CM(4/11)
◆ 出来の良いCMもあれば見るに堪えないCMもある。CM好感度はSBMが自慢しまくって知名度が上がったのだが、その後白犬CMは飽きられ傾向もありランクを落とした。
この冬の人気CMはauとダイハツ、SBMも2月頃からはauに次ぐ2位になっている。

◆ auは英雄CMが好感度ナンバーワンを獲得し、CM好感度調査開始以来のハイスコアなのだとか。
これがソフトバンクだったらどれだけ自慢するかという感じだが、まあKDDIの事だから決算の時にSBMにジャブでも飛ばすかな。

◆ CMに力を入れるのは、そのデキが商品の売れ筋にも関係するとあって当たり前なのだが、それでも出来不出来がある。インパクトのあるCMだとエステーが頑張っている印象だ。米唐番のCMはなかなか評判が良かったようで、ロケはタイランドで行われた。米唐番ガールズと呼ばれるダンサーは現地でオーディションを行い決定したという12人である。

◆ 米唐番のCMそのものは脱臭炭をベースに作られたもので、エステーにしては珍しく流用ものであるが、その結果脱臭炭より米唐番の方が知名度が上がったとか。私も米唐番のCMはよく知っているが脱臭炭の方は後から知ったのだ。撮影などにタイのスタジオを使うのは製作自由度が高いからとも言われるのだがコストの面でも有利なのだろう。

◆ 未だに古いCMを使うのがタケモトピアノだ。
今はピアノの買い取り業と輸出業がメインみたいになっているが、元々は楽器屋さんだったのかな。CMは撮り直されることなく4 3アスペクトレシオのまま放送されている。
古いCMは現在よりも手間暇をかけた気がする。
もちろんCGなど無い時代だから大変なのだが、このCMは美しいと思う。

◆ ここ数年で増えてきたのがスマートフォン用アプリのCMだ。ゲームにしてもニュースアプリにしてもTVでもCMには一定の効果があるという。若者のTV場慣れが叫ばれる中、バナー広告の方がそれっぽい感じはするが層が違うのだとか。
つまりバナー広告で集められる人を全部集めきってしまったとしても、TVでCMを流せばまたそれ以外の人が集まってくると言うわけだ。

◆ グノシーもTVでCMを流している。ダウンロード数が多いのにアクティブ数が余り増えていかないのは、広告モデルに対する不満が多いからだ。無料アプリは広告料収入で稼ぐ以外にはないので苦しい所だろうし特にグノシーは経営状態がアレなので大変だ。

◆ 流行続けるアプリ、使い続けられるアプリは多くはない。ヒットがあれば必ず廃れる時が来る。
ゲームでも同様に、だからどんどん作り続けなければならない。だが最近ではヒットゲームが出ればすぐに中華コピーゲームが出てくるという事態になっている。

◆ 韓国などは日本のTV番組を真似した挙げ句、発祥は韓国だと主張する位なのでCMも真似しているのかも。勿論手法とストーリーだけ真似して宣伝対象商品は異なったものにするわけだ。
中国はどうなのだろう。他人の権利は尊重しないが自分の権利は主張するという感じで、そうした点では韓国に近いのものもある。
真似という点では過去の日本だって米国の真似をして成長したんだけどね。


レンズ修理(4/10)
◆ CANONの18-55mmのレンズ、内部のフレキが断線するトラブルが多い。以前にこれを直した記事を書いたのだが、同タイプの少し古いレンズが壊れた。初代EOS Kissに付属してきたものなのでかなり古いのだが今までは使えていた。レンズも綺麗でカビや埃の侵入もなく、軽量手軽なレンズとして使っていた。だが最近になってカメラ側でエラーが出るようになった。たぶんフレキが切れそうになっているんだな。

◆ 直すの面倒だなと思ったが手間はかかるが作業は単純なのでチャレンジする事にした。
まずはフレキシブルケーブルを入手する所から始まるわけだが、以前に買った時より価格が上がっているような…でもこれが無ければ直せないので購入、あとは交換作業だけだ。

◆ なのだが、色々と忙しかった事もありしばらく放置していた。初めて直す時には興味津々で面白いのだが、二度目となると情熱度が今ひとつである。
と言ってフレキを眺めていても始まらないのでレンズバラしにかかる。

◆ 小ネジを6個外し、AFユニットを外すとフレキが見える。どこが切れているのかと注視したが分からない。カメラに装着しても常にエラーになる訳ではなく、断線と言うよりも接触不良みたいな感じだ。
AFユニットを外したらフォーカス位置検出用のブラシを外し、そしてフレキを剥がず。

◆ フレキを剥がして気づいたのだが、手元の交換用と違うではないか。このレンズにはいくつかバージョンがあるのだが、そこに差があったのだ。そもそもエンコード部分のパターンが違うしフレキの長さも違う。
しかし時既に遅く、元々のフレキは剥がしてしまった。

◆ どうせゴミになるのだ、新しいフレキを付けてみようではないか。フレキの貼り付け自体は難なく出来たのだが、長さが少し足りないので基板のコネクタに挿すのが大変だ。これも何とか誤魔化して差し込んでカメラに装着すると、エラーは出ないがAFが片方向にしか動かない。

◆ フレキが切れた時もAFが片方にしか行かなくなるのでエンコードが合わなくて駄目と言う事だ。というか、それはフレキを見ただけで分かるんだけど。

◆ と言うわけで修理は失敗した。フレキを剥がす前に断線部分が分かれば、そこを狙って細い線で修正する事も出来た。しかしフレキを片側から引っ張りながら剥がしてしまったので、べろべろになってしまった。
フレキが入手出来れば直せるが、国内では正規には出回っていない。

◆ 古いレンズなので直すのにお金をかけるなら、手ぶれ補正の入った最近のレンズに買い換えた方がお得な感じだ。と言ってもこのクラスで広角側から使えるレンズは意外に限られる。それに軽量なレンズという条件を加えると更に限られる。

◆ 希望を言えば、焦点距離は18mm位で良いからマクロ機能が付いていると有り難い。
今は近くを写す時にはクローズアップレンズみたいなものを使うのだが面倒だ。
マクロを買えと言われればそうで、それが一眼レフでしょうと言われればこれも然りである。


NOTTV(4/9)
◆ どうにも地味な感じのNOTTVである。新たなチャネルが加わったのだが事前予約は6万件だったとかで、今ひとつパッとしない。
ワンセグのQVGAに比較すれば高解像度だとは言うものの480×800ドットの放送なので最近の高解像度タブレットなどでは画像もパッとしない。解像度は帯域で帯域は電力だからモバイル用としては仕方ない部分もあるが、高解像度に慣れた目には貧弱に映る。

◆ 以前にも書いたようにプログラムが駄目だから加入者数が伸びず、加入者数が伸びないからカネをかけた番組が作れない。結局は有料チャネルでありながらも地上波のお古などを放送するに留まり、あるいは今やすっかり廃れてしまった韓国ものなどに終始していた。

◆ 無料ならば視聴者数が増えるかというとこれも少々疑問だ。この傾向は既に停波したモバHOに似ていると感じる。モバHOにしてもスタート以前にはだいぶ宣伝されたものの、モバHO自体を知らないそうが相当居たのではないだろうか。
深夜帯の番組や地方局のローカル番組でも一定の視聴率が稼げる中、モバイル放送だけれどVODではないよとなると余程インパクトがあるかマニアック系に支持されないと厳しい。

◆ TV離れの一つの原因が視聴時間に縛られる点がある。動画サイトなどならVODであり、好きな時に好きなものを好きな分だけ観る事が出来る。録画でも同じではないかと言えばそうではなく、録画した番組を観るには録画しておかなければならない。なので全番組を録画してしまうような仕組みが出てくる。

◆ d videoはIP放送のVODなのだが、定額版は面白いプログラムが少ない。ドラマの再放送を見逃したからd videoでといった所で、かなり古いものしか観る事は出来ない。だったら違法動画サイトで観た方が良いんじゃないのとなってしまう。私は未だにd videoは契約しているのだがメニューが見づらくなった当たりから視聴時間はかなり減ってしまった。

◆ インタラクティブなサイトも結構なのだが、それに凝る故に番組自体を探すのが面倒になりサイトが遅くなると言うデメリットが目立つ。こんな事をやっているからドコモは駄目なのだ。
自分たちで満足なものが出来ないのなら外注すればいいのだが、グループ内で金を回そうとするからロクなものが出来ない。ドコモ系は全てがこれである。

◆ iモードサイトが流行った時期にしてもドコモはインフラを作ったに過ぎない。土管屋は土管屋として生きていればいい話であり、コンテンツ屋とは別なのだ。
NOTTVはフジテレビ系と組んでチャネルを増やしたが、何も落ち目のフジテレビと組まなくてもと思う。まあ韓国つながりと言う事で仕方ない部分があったのかも知れないけど。

◆ 米国などの通販専門チャネルって結構面白い。
今は様々な規制があって大胆な嘘は駄目なのかも知れないが、売るためなら何でもやるゼ的な所は下手なお笑い番組より良かったりして。
通販番組はそのものを売るためにお金をかけた番組作りがなされるので、それなりに良く出来ている。ジャパネットが自社内にスタジオを作るくらいなので視聴率さえあれば商売になる。
いや逆か、面白い通販番組は視聴率を稼げる可能性がある、か。


集客(4/8)
◆ 個人医院は混んでいる所が多いと思うのだが、一方で集客に苦労している所もある。
歯科などは特に、虫歯率の減少で廃業に追い込まれる所もある。
私がいつも行く、と言ってもせいぜい年に1回位なのだが、そこはいつも空いている。
これで経営が成り立つのかなと思うほどで、もう何年も努めていたと思われる人も居なくなっていた。

◆ だが先日行ったら混んでいた。いつもは予約無しでも何とかなったのに、何と4日後でないと予約が受け付けられないという。
何事が起きたのかと思ったら、製薬会社系のコンサルで集客改善をしたのだとか。ちなみにコンサルは無料だそうだが、その製薬会社(代理店)から色々なものを仕入れる事になるそうだ。

◆ 最近はこうした経営コンサルタントを製薬会社や代理店が行い、その医院を繁盛させる事で薬や器具の使用量を伸ばそうという試みだ。放っておけば消滅してしまうかも知れない医院も、繁盛させれば良い客になってくれる。

◆ 意外に儲からないのが動物病院だそうだ。
雇われ獣医さんの給料は30万円に満たないというのだから厳しい。それでもチェーン展開する動物病院は宣伝なども行って貰えるのだが、どこにも属さない個人病院は厳しい。人間の医者に比較すると設備費用は抑えられるが、それでも開院するには金がかかる。

◆ 診察料金は医院によってマチマチだが、初診料は2千円位、血液検査が5千円前後、これに注射の1本も打つと1万円では足りなくなる。この価格だけを見ると人間の医者とそう大きくは違わないが、保険がないので余り高額にも出来ない。薬にしても同様で薬に弱い動物は薬漬け診療がやりにくい。

◆ 動物病院に行く側としては、その医院の技術力も気になる所だ。治るべき病気が治せるのか治せないのかなど、診療を受ける側には分からない事が多い。

◆ 以前に猫が体調不良になった時に、以前から行っていた動物病院に行った。血液検査の結果肝臓が殆ど機能していないから長くはもたないと言われた。猫は食欲もなく水も余り飲めない状態だった。だがシリンジで高栄養食を与えると共に人間用の薬液を注射した結果今も元気に過ごしている。

◆ 勿論私としては助けたい一心なので様々な事を調べて自ら治療をしたわけだが、それが何故医者に出来なかったのかと思う。死にそうな猫は(面倒を避けて)治療しないとか? 何となくそんな風にも思った。
他の病院を勧めるような事も言われたので、たぶんそうなのだろう。

◆ 一方でお腹を壊した程度の事なら喜んで治療してくれる。注射をして薬を出してくれて、高価な餌も供給してくれる。しかしなかなか良くならずにずっと通った。が、それでも良くならなかったので自分なりに餌を調整したりしたら回復し、その後何を与えても大丈夫になった。

◆ 原因のハッキリしない症状を改善するのは大変だと思うのだが、週に2回×2ヶ月通うと医者代は20万円を軽く超える。それでも症状が改善しないと患者側は困る。その動物病院が特に悪評判ではないのだが、治療に対する意欲が低いのかなと思った。


支払い(4/7)
◆ スーパーなどにセルフレジを設置する所が増えている。レジを増やすと人件費がかかるがセルフレジなら一人で何台かを管理出来る。レジの混雑はスーパーへのクレーム率の高い部分であり、これを何とか解決しようとする試みだ。

◆ セルフレジは品物の質量を監視して品物の移動をチェックしている。私も何度かセルフレジを使った事があるが、時に質量監視が上手く行かずにエラーになる場合もある。
課金済みなのにそれが検出されないと店員に文句を言う事になるが、その逆の場合は知らん顔、みたいな。
セルフレジはその精度の問題もあるし、上手く扱えない人が引っかかってしまう事もある。

◆ もう一つレジ混雑の解消方法が支払い部分の分離だ。価格のスキャン自体はレジのオバサンの能力次第なのだが、合計金額を見てから財布を取り出して、そこから小銭を数え始めるとなると遅い。手際のいい人だと財布を取り出して中身を見ながら合計金額にも目を通しているとなる訳だが少数派だ。

◆ そこで1台のレジに対して自動支払機を複数台設置したタイプがある。自動支払機はATM風なもので、お金を入れると釣り銭が出てくる。複数台あるのでノロノロな人が居たとしても他の支払機で精算出来る。同様な仕組みは病院にも導入されていて、窓口で貰うのは診察券だけ。その診察券を精算機に通す事で支払いを行う。

◆ 電子マネーはこうした支払いの時間を大幅カットの謳い文句だったわけだが、残念ながら普及しない。スーパーなどだと支払額もそこそこ大きくなるのでチャージの必要な、あるいは使用範囲の限られる電子マネーは使いにくい。

◆ セブンイレブンのnanacoの利用率が高いのは支払金額の平均が低いからとも言える。
もう一つは使える電子マネーの種類が統一されていない事で、アレは使えるがこれは使えないみたいな不便さがある。電子マネーも決済手数料がかかるので何でもかんでもというわけにはいかない訳で、blogでも過去に触れた事があるとおり楽天Edyは1回でも支払いがあると手数料700円を請求される。

◆ これは楽天ショップに限った事かも知れないが、楽天が絡むから嫌だという店舗もある。業種によっては楽天はライバルになる訳で、そこに設けさせるのは嫌だと思うのは当然だろう。電子マネー構想がスタートした時点で決済の共通化などが行われれば良かったのだが今となっては遅い。

◆ ApplePayなどが急速に普及すれば良いとも考えられるのだが、米国などに比較してクレジットカードの手数料の高い日本では難しいと見る向きが多い。クレジットカード決済は仕方なく導入している所が多いが、スーパーなどによっては現金オンリーな所もある。
消費税の増税分はクレジットカードの取り扱い中止でカバーすると言う所もあるくらいだ。

◆ そうなると現金支払いの時間短縮が客の流れの効率化になり、それが自動精算支払機なのだ。果たして投資に見合う効果が得られるのかどうかは少し様子を見る必要はあるのだろうが、大手を中心に普及の兆しがあるという。


海苔(4/6)
◆ 私は海苔が好きというか、好きと言う程の事はないかも知れないが味付け海苔で温かいご飯を食べるのはひなびた宿を思い出す、みたいな。と言っても味付け海苔が小さなパッケージに入ったそれは高級感が漂うような品物ではないのだが、何となく定番感がある。

◆ 海苔は海で採れるわけで、それを工場で加工して薄い板状にする。大抵の海苔はその大きさが書かれているが、正確な重さが表示されているものは(安価な海苔では)余り見ない。
と言うのも、スーパーなどで見かける味付け海苔の厚みが減少したような気がするからだ。
値上げラッシュの中で分量を減らして価格を据え置く食品も多く、海苔もそうかなと思った。

◆ いわゆる海苔専門店に行けば立派な海苔も購入する事が勿論可能だが、それは単なる海苔とは思えないほどのプライスタグが付いていたりする。海苔の香りが楽しめるほどの厚みや品質があり、いかにも美味しそうだ。
だがスーパーで安売りされている海苔と来たら、向こう側が透けて見えるほどの厚みしかない。

◆ 海苔はある程度の塊になっているので薄く加工するためにはそれをすりつぶすというか、塊を小さく砕く必要がある。安売りの海苔となれば海苔100%かどうかもよく分からないわけで、他の海草類が混入していないとは言えない。香りを楽しむようなものでは決して無く、見た目は海苔だけど… みたいな。

◆ 海苔は細かく砕かれたあとで薄く平らに加工されて乾燥工程となる。製品によってはさらに圧延みたいな工程で薄くされる。味付け海苔はその後調味剤を噴霧されて味が付けられる。更に切断されたり切れ目を入れられてパッケージされる。焼き海苔は味付け工程の代わりに焼きの工程が入る。焼きは300度前後の温度で数十秒間なのだそうだ。

◆ 海苔の産地は南九州に多く佐賀県、福岡県、熊本県が主な産地だ。東北方面では宮城県が産地となっている。加工品なので産地に関しては明確ではないが、おそらくは輸入比率も高くなっている可能性もある。ちなみに2006年のデータでの輸入比率は1.5%程だった。

◆ 現在の価格動向はよく分からないのだが、物価によらず安定した価格を維持している。生産者数は減少傾向にあるが供給量は余り変化していない。
高級海苔というと缶に入ったそれを思い浮かべる。湿気が大敵と言う事で密閉性の高い缶などに入れて売られた訳だが、現在において缶の意味が(防湿面で)どれほどなのかは疑問でもある。

◆ 寿司用の海苔、せんべい用の海苔などで味も厚みも異なるのだろう。高価格な海苔だと一缶で数万円にもなる。贈答品などに使われるアレである。こうした高級海苔もあればスーパーの安売り品もある。どちらも海苔には違いはないが、その味の差は歴然だ。

◆ 食品類の値上げが相次ぐ中で高価格海苔の需要は減少傾向だとか。スーパーなどでも同じ分量で安価なものが良く売れるというのだが、買う人は重さまでチェックするのかどうか。パッケージされた味付け海苔には重さ(目安の質量)が表示されているものもあるが、奥様達はそこまで気にするのかなと思ったり。


原発(4/5)
◆ 福島原発から出た核廃棄物、さらには今後増えてくると思われる廃炉によるゴミ問題は何ら予定もなければ何もない。
一方で福井県などは原発を廃炉にしたからと言って金を寄こさないのは許さないと言っている。堂々とそうした発言をする事自体おかしいと私は思うのだが、原発から流れる金に流され続けた自治体はぶっ壊れている。

 原発から流れてくる金をジャブジャブ使う事が身についてしまった自治体は、もはや原発なしでは生きていけない。ならばそこに核廃棄物貯蔵施設を作ればとなるが、そうすると「もっと金を寄こせ」となる。
原発には寿命があるわけだからやがて金が貰えなくなる日が来る事は分かっていただろうに、それが無くなると困るとだだをこねる。

 なので停止中の原発からもどんどん金が流れて行ってしまう。それが廃炉となると、今度は自治体を破綻させないように国が金を出さなければいけないとか、とにかく原発というのはメチャクチャなのだ。

 そもそも原発などは受け入れたくはない。でも金が貰えるとなると自治体の考えは変わる。地元住民が反対しようが何しようが押し流されてしまう。以前に書いた群馬県の上野村とダム代を見れば明らかなように、破綻しそうな村が豊かな村へと変身する。

 破綻しそうな村が普通の村になる程度なら良いとも思うのだが、TVスタジオやヘリポートなども作ってしまうほどジャブジャブにしてしまうのが正しいとは思えない。
そうして金を流すものだから村は努力を忘れてしまう。ダムが無くなったら破綻するか、あるいは金を寄こせと暴動を起こすしかない。

 原発を40年間運転して廃炉にするためには数百億円の金がかかる。40年間自治体に流した金も数百億円である。原発の廃炉と言えば大変な作業で時間もかかるわけだが、それに匹敵するような金が様々な名目で自治体を潤した。だから廃炉にしようが何をしようが金を寄こせと言い始める。
自治体にとってはこれが一番良い。原発がないのに原発代が入ってくるからだ。

 核廃棄物の問題は日本のみではなく、世界が困っている。地中に埋めるとかガラス質で固めるとかやっているが、安定した地質のつもりの場所が実はそうではなかったとか、地下水が浸水してしまったとか、地層のズレが見つかったとか色々ある。日本の場合だと地震が多い事もあるので場所探しは余計大変だ。

 過去には日本の領土外に捨てるとか海洋投棄すればいいと、まるで中国的な考えをした議員もいた。安全だ安全だというのなら国会議事堂や議員会館の地下に埋めて頂きたい。
この先数十年か数百年か数千年すると放射性廃棄物を処理する技術が出来るかもしれないから、それまで保存しておくとしか今は言えない。どこに捨てた所で、その捨てた場所で放射線を出し続けるのだから。

 ゴミの量が少なければ未だ良いのだが、処理が出来ないのだからゴミはどんどん溜まっていく。福島原発のゴミ、他の原発の廃炉化に伴う大量のゴミなど今後どんどん増えていく。
そのゴミの保管費用は当然国民が負担しなければならないわけだから、それを考えれば原発代というのは高額なものになる。


LED(4/4)
 スカイウエイブのメータパネルの照明をLEDに変えた話は書いたが、指向性があるので電球ほどの品質にはならなかった。最近のものではLEDによる照明設計が行われているので何ら問題ないわけだが、車にしてもバイクにしても古いモデルにLEDを使う場合は注意が必要だ。

 ヘッドライトに関しても過去に少し書いたのだが、トヨタが最初にLEDヘッドライトを使い始めた当時とは比較にならないほど明るく高効率のLEDが登場している。
輝度が大きければ単一デバイスで照度を確保出来るし効率が高ければ放熱設計が楽になる。

 C-MOSロジック出始めの頃、低消費電力ではあるが低速でしか動作しないデバイスだった。LEDも同じように低消費電力の発光デバイスだったが、それは決して明るいものでは無かった。スタティック点灯させるのならまだしも、ダイナミック表示すると暗くなってしまって表示品質が確保出来ないみたいな。

 それが高輝度、超高輝度となり現在に至る。C-MOSロジックがGHz帯で動作し、LEDが照明に使えるほどの輝度を持った。青色LEDも登場した事で3原色がそろい、さらには短波長LEDで蛍光体をドライブする白色LEDも一般的となった。
白熱電球に代わるLED電球もかなり安価になり、ウチでもいくつか使っている。

 LED電球出始めの頃は高くて熱くて暗いみたいな感じだったが、先日買ったE17口金のものはなかなか良い感じである。発熱量も許容出来るし明るさだって同じE17口金の60W白熱電球に迫るものがある。
これを見ると車やバイクのヘッドライトもLEDの時代かなと思ったりする。

 実際に自動車用となると放熱の問題もあって強制空冷になっていたり大きな放熱板が付いていたりする。
いわゆるLED電球よりも小型に作る必要があるので放熱設計が大変なのだろう。
ヘッドライトメーカがLEDを前提に設計する場合は放熱も配光も自由なのだが、ハロゲンランプに代わってと言う事になると難しい部分もある。

 高出力LEDは事実上面発光となってしまっているので配光設計が電球の場合と異なる。この辺りはH4電球をHIDにする時にも同じような事が起きる。
HIDの場合はHi側とLow側の発光位置の違いや光の漏れ具合が問題になるが、LEDの場合は発光が面である事自体で配光設計が狂う。

 それでもLEDヘッドライトバルブ出始めの頃と比較するとマシになった。明るさ的にはHID以下ではあるが低消費電力なのでバイクには良いと思う。
これも試してみたい気持ちはありながらも手を出していない。実はLEDヘッドライトバルブは怪しげ品が氾濫していて、おかしなものに当たるとどうしようもないのである。

 シグナスはプロジェクタにしてしまったのでLEDにはしにくい。プロジェクタの場合は特に点光源でないと配光が乱れやすいからだ。ただプロジェクタ用のHIDも(未だ)作っていないというか加工していないし、今付けているバーナが駄目になったらどうしようか。またバラしてプロジェクタユニットを取り出すなんて余りに手間なので、ヘッドライトユニットを部品で買った方が良い。

 スカイウエイブの方は2灯なので広がりもあるのだがシグナスのノーマルは結構厳しい。まあ125ccだから仕方ないと言ってしまえばそうなのだが、山道などを走る時は照度も広がりも全く足りない。


スペアナ(4/3)
◆ 今はディジタルIFのスペアナも増えてきているが、アナログIFの頃のお話である。
スペアナは各帯域のフィルタを切り替えながら使用する。可変帯域フィルタもディジタルIFならば難しくはないが、アナログ回路で構成するのは色々と大変だ。

◆ HPのアナログIFのスペアナは21.4MHzの3rdIFになっているものが多い。そこに実装されるフィルタはL/Cのものと水晶振動子を使ったものだ。いずれも抵抗によってQダンプを行う事で帯域幅を変えている。Qが変化するとゲインも変化するので、その補償も行われる。

◆ L/Cフィルタも水晶フィルタも、4段程度入っている。アナログフィルタなのでトリマコンデンサなどでの調整箇所がいくつかある。
水晶フィルタは多くの水晶振動子を使ったものではなく、振動子1個で構成される。水晶振動子は共振周波数で直列共振するので、水晶振動子が信号と直列になるようになっている。
フィルタの形を調整するのにトリマが付いている場合もある。

◆ 水晶フィルタにしてもL/Cフィルタにしても、狭帯域の特性を持たせるからQが高い。コイルもコンデンサも水晶振動子も経年変化を起こすので周波数がずれる。ブラウン管時代のスペアナは定期メンテで共振周波数の再調整を行うのだが、それぞれの共振回路を調整していかなければならないので大変である。

◆ その後のモデルになるとバリキャップなどを使った電子調整が可能になり、さらにはキャリブレーションモードによって完全自動調整が出来るようになる。どの位の調整範囲があるのかとチューニングデータをずらしてみると、フィルタの山の形がフタコブラクダ風になるくらいまで変化した。
モデルにもよるのだがキャリブレーション値がFlashではなくRAM保存タイプだと、バックアップバッテリが無くなると電源ONの度にキャリブレーションを実行しなければならなくなる。

◆ 手動調整式のものはいじった事がないのだが、可変範囲を広く取れば経年変化も大きくなりやすいので想定される変化量ギリギリくらいに設計されているはずだ。
おそらくブラウン管時代のスペアナであれば回路図も、全てではないにしても公開されているのではないだろうか。

◆ スペアナによってはオプションで更に帯域幅の狭いフィルタを装着する事も出来る。水晶フィルタなどの段数を増やしたり、更に低い周波数にダウンコンバートしてL/Cフィルタを通すなどする。HPのスペアナによってはIF周波数が数KHzのものもある。

◆ 周波数を下げると狭い帯域のフィルタが作れるのは、周波数に対する帯域幅の費が一定だからだ。100MHzで1MHz幅のフィルタは100Hzで1Hz通過帯域のフィルタと同じというわけだ。
フィルタには振幅特性の他に位相特性などもあるのでシェープファクタを上げさえすればいいと言うものでもない。

◆ 更に狭いフィルタは遅延が大きいので、スキャン速度を上げられなくなる。確か一時期は、このスキャン速度を競っていた時代があった。
と言うのも周波数分解能は上げたいけれどスキャン速度は落としたくないという要求もあるからだ。


狭間(4/2)
◆ ドコモもauも免許バンドの全てのLTE化が完了した事もあり、来年度以降は設備投資が少し楽になる。SBMのみはLTE化が遅れている。過去にも触れたのだがLTEは未だ金がかかるとか、当面3Gがメインになるとして900MHz帯や1.5GHz帯を3Gで整備した。

◆ 900MHz帯においては圏外対策のためには仕方なかったとも思えるが、その一方でSBMは2GHz帯の整備強化でドコモに劣らないネットワークになったと自慢していた。勿論これはお得意の口先戦法であり900MHz帯を得た現在でもドコモやauにはなかなか太刀打ち出来ない。特に地方部や観光地など、基地局の平均利用者数の少ない所はやる気がない。

◆ 1.5GHz帯は3Gの縮小が行われているのだが、これが単に経費制約によるものなのかLTE化の準備なのかは謎だ。ドコモやauと異なりAndroidスマートフォンが殆ど売れていないSBMにとって3Gしか使えない1.5GHz帯はお荷物となっている。現在はWi-Fiのエントランスに使うという、金が出て行くが金が稼げない用途がメインだ。

◆ ドコモやauに後れを取るSBMなのだが設備投資額はどんどん縮小している。金で加入者を買う事も出来なくなってしまった現状では設備投資に回す金は無いというわけだ。
ノロノロと900MHz帯や1.5GHz帯の整備を続けていると次世代通信方式への投資までそれが続いてしまう。償却期間に非常にシビアな孫さんなので価値があるものを廃棄はしたくない。

◆ ドコモにしてもKDDIにしても先行投資に近い形で次世代開発を行うのにはこうした事情もある。次にいつ何をどこから行うかが決まらない事には現世代への投資がどこまで必要かが見えてこないからだ。特に動きの遅いドコモなどは開始は早いが完了が遅いみたいな事になる。

◆ 大規模基地局のみではなく屋内局やリピータにかかる費用も無視は出来ない。大規模商業施設があればそこをエリア化する必要が出てくるし、商業施設などは人口密度が上がるのでキャパシティも要る。

◆ 最近のドコモレピータはフィルタのシェープファクタが良くなり、SBMなどの帯域は漏洩してこない。従来機の場合はフィルタの事情もありドコモレピータのおこぼれでSBMも何とか圏内になるケースも多々あった。ドコモの設備なのだからドコモの帯域外を増幅するのは良くない事であるし、そのセル内利用者が増えれば送信電力もそれに比例して増える事になるので他事業者の増幅をするのは避けるべきだ。

◆ 設計数以上の利用者があれば歪み余裕度が減少するし、特にCDMA方式の場合は利用者数が増えやすいので困る。従来のレピータはCDMAを基本として開発されていたもので、周波数が同一なのでLTEも扱えるのだがバックオフの関係で難しい所があったと思われる。
おそらくはそれをLTE用に設計し直す時にフィルタを変えたのだろう。

◆ こうした整備が落ち着くのがここから数年、その先には5Gへの開発や商業化が待っているというわけだ。PDCからFOMAの時も、FOMAからLTEの時もなかなか全世代を超えられなかった。それは現世代はエリアにしても制御にしても相当な最適化が進むからで、新方式ではノウハウなどの不足もあってなかなか思うようなエリア展開が出来ない。


乗るだけ(4/1)
◆ JRは山手線の一部で「乗るだけ充電」サービスを開始する。これはQi規格準拠のワイヤレス充電対応機器を持って特定車両に乗り着席すると、そのQi対応機器を充電してくれるというもの。
Qiは近距離でないと電力電送できないのだが、マルチビームのフェーズアレイアンテナを使って低効率ながら鋭いビームを作れる技術を開発し実用化した。

◆ このためにはスマートフォンの位置を高精度で特定しなければならないのだが、それには座席下に搭載されたFelicaインタフェースを使うのだそうだ。
座席下には多数の磁気型アレイアンテナが並んでいて、それらアンテナから受信された信号の相関によって1cm程度の分解能で位置を特定する。これら機能を使うために専用アプリをインストールする必要がある。

◆ 位置特定が出来ると網棚のパイプに内蔵されたマルチビームのフェーズアレイアンテナから電力伝送を開始するのだが、他の部分に飛ぶ電磁波を抑制するためにビームフォーミングだけでは減衰量が不足する。なので他のアンテナからの逆位相電波を使って座席付近の他の乗客に電波が照射されにくいように制御される。
これは座席下でもモニタ受信され、クローズドループで制御する事によって良好な特性を得ていると同社は説明する。

◆ 距離が遠いのでハイパワー送信する事、双方向通信をするのでバースト伝送となり、チャージ電流は平均すると200mA程度になる。なお他のエリアに漏れる電磁波は抑制はされるが、しかし車内でのAMラジオ受信は出来なくなる。
JRでは需要によっては車両を増やしていくと意気込んでいるが、車両一台あたりの設備額は数千万円になるそうだ。

◆ より高周波を使う伝送方式では伝送損失を小さくできるものの、嫌電磁波の人をはじめとして不安が広がる事を懸念したという。13.56MHzであれば中波ラジオの送信所近くに住んでいるようなものなのでイメージ的に安心感があるのではないかという事と、利用できるモデルが多い事も理由だという。

◆ キロスクで販売を開始したのは乗るだけ充電で効率よく充電できるモバイルバッテリで、Felica機能も内蔵しているのでiPhoneでも使えますと宣伝している。ただ効率よく充電するためにバッテリ側にも超指向性の磁界型アンテナを内蔵しており、少々大きい。
勿論通常のQi充電ステーションでも充電が可能で、JRは文庫本サイズで持ちやすいとしていて、確かにキロスクでは文庫本に並べて売られている。

◆ 乗るだけ充電の動きは路線バスにも広がるかも知れない。今の時代充電できる場所は付加価値を生む。しかし車内にUSBコネクタを付ければ、そこに針金などを突っ込んでいたずらされる可能性も否定できない。
交通各社ではUSBコネクタの設置なども検討したそうなのだが様々な障害が立ちはだかる。そこに登場した非接触充電の遠距離伝送技術に私鉄各社も興味を示しているという。

◆ 一部テーブル付きの列車ではテーブルに給電側を内蔵しているがインパクトが少なく使用率が低いのだそうだ。むしろACコンセントを付けた方が喜ばれるというのだが通勤電車にコンセントを付けるわけにも行かないし、それの取り合いになる可能性もある。
なお現時点では着席している場合に限って乗るだけ充電機能が有効になる。立っている場合は位置特定などが出来ないために電磁波ビームを形成できないためだ。
<
VC