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過去の雑記置き場


高価格品(5/1)
スペアナ(5/2)
気候(5/3)
MVNO(5/4)
キャッシュバック(5/5)
8591E(5/6)
パーツキット(5/7)
ハンダ(5/8)
エージング(5/9)
オカルト(5/10)
数字(5/11)
新メニュー(5/12)
ミリ波(5/13)
タイヤ(5/14)
SG(5/15)
5年目(5/16)
ピンセット(5/17)
弁当屋(5/18)
10.525GHz(5/19)
重さ(5/20)
コンテスト(5/21)
点火装置(5/22)
スペアナ(5/23)
Windows(5/24)
Windows(2)(5/25)
Windows(3)(5/26)
Windows(4)(5/27)
Windows(5)(5/28)
タクシー(5/29)
MVNO(5/30)
世代交代(5/31)


世代交代(5/31)
◆ 日本の物作りはどこに行ってしまうのか。精密加工や高信頼性を誇った日本の製造技術なのだが、長引く不況で零細企業が廃業や倒産に追い込まれ、大企業でも早期退職を勧告するなどでベテランエンジニアが減ってしまった。実はそんなベテランエンジニアをヘッドハントする海外企業もあり、人材は海外にも流出しているそうだ。

◆ 低速ロジック回路程度であれば作れば動くとも言えるのだが高速ロジックや講習はあるいはアナログ回路となると設計にも組み立てにも製造にもノウハウが必要になる。それらが社内で共有されていれば問題は少ないのだが実際はそうでもない。何事も起こらなければそれらノウハウはさほど必要とされず、旧来製品のマイナーチェンジを繰り返すような設計でアラは見えてこない。

◆ しかし新規開発や新分野への進出となると壁にぶち当たる。若いエンジニアの全てがそうだとは言わないが、言われた事は出来るが自分で考えるのが苦手という人が多い。
ちょっと考えれば分かりそうな事でも見逃してしまい、それが信頼性を低下させたり製品の歩留まりを悪化させる。

◆ 電子回路の世界では回路の集積化が進んだのでディスクリートで何かを設計するなどという機会は特定分野を除けば多くはないが、そのデバイス同士の接続やレイアウトでも性能は変わってきてしまう。

◆ どの部分にコストをかけ、どの部分でコストダウンするのかの判断が出来なければ無駄にコストが上がるか信頼性が下がるかしかない。
民生品メーカなどでは抵抗1本、コンデンサ1個を少なくできるように設計してコストダウンを計る。抵抗の価格など1円にも満たないのだが、それを実装して検査して不良率を見極めてとなるとトータルコストには響く。

◆ 電子回路だけではなく機械加工分野でもベテランエンジニアの流出が深刻だ。加工機械の精度を保つための調整や管理のノウハウが無くなってしまうと機械メーカにメンテを頼む事になる。定期調整時点で精度は出たとしても日々のチェックが甘くなるしトラブルにも気づきにくくなる。

◆ 樹脂加工の分野はさらに難しく、型に流し込めば済むというものではない。材質や温度管理によって成型後の樹脂がゆがんだり縮んだりするので、その材質に応じた温度管理や型の設計などが必要だ。材質が一定であれば一定の品質のものがどんどん作れるのだが、要求仕様によって材質は変わるし新たな材質も開発される。

◆ 樹脂に色をつける場合はその色によっても特性が異なってくるのでノウハウがないと作り直しの連続になる。型から抜いた後の変形を押さえる方法なども樹脂によって異なるし、型の設計自体も、特に曲面部などは膨張や収縮を加味しないと良い製品には仕上がらない。

◆ 3Dプリンタ全盛で試作は簡単になったのだが、いざ量産となると同じ品質にならないなんて事がある。こうしたノウハウを教育でまかなおうと、加工技術などに関する講習会が多く開かれている。ただし学んだからと言ってすぐにそれが身につくわけではなく、学んだ事は分かっても実践になかなか活かせないのが困った部分でもある。


MVNO(5/30)
◆ 雨後の竹の子のごとく増えたMVNO事業者なのだが、以前のようなおいしい商売でもなくなってきている。理由は競争の激化とドコモの回線コストが思うように下がってこなくなった点だ。TV CMも以前のように見なくなった気がするのはコスト低減からだろうか。

◆ どのMVNO事業者と契約するのか、どこが良いのかはちょっと分かりにくい。各社の比較などのページも出来ているが、結局顧客獲得のためにキャンペーンだとか何だとかとやると訳が分からなくなる。光回線とプロバイダと、今なら移動体通信回線とのセット割りのごとくで見かけの価格を下げようと各社あるいは代理店も必死である。

◆ 満足度ランキングもあるのだがその正確性に関してはよく分からない。何を以て満足とするのかは人ぞれぞれだと思うしヘビーユーザとライトユーザでは見方も変わってくる。回線自体はほとんどはドコモなのだが契約帯域と加入者数によっては当然差が出てくる。このあたりはプロバイダと同様で、速い速いと宣伝していたソフトバンク光もプロバイダ部分のヤフーが遅くて話にならないと言われた。

◆ そんなランキングで見るとOCNやIIJで満足度が高いというデータ(オリコン)もあった。別のページではDMMが褒めちぎられていたが、アフィリエイトサイトなので正確性の保証はない。
ニュースサイトなどではMVNO事業者の選び方みたいな特集が組まれたりするのだが、実際に使った人の声があるわけでもないし編集部で加入してテストしている記事も多くはない。

◆ この手のテストは中期で行わないと、条件の良いときの瞬間最大を示しても意味がない。勿論中期でテストしたところで、実際使ってそれと同じになる保証などはない。
ISPにしても以前に固定IPの線を引いていたときに使っていたプロバイダは、最初は良かったのだがじきに速度が遅くなってきた。下り帯域に余裕があっても上りが詰まっているときなどは、スピードテストサイトでの速度は出るが実際のアクセスでは(小さなデータを沢山やり取りするので)グッと遅くなってしまう。

◆ ある程度遅くなるとISP側は回線を太くするので速度が回復し、それが徐々に遅くなって我慢できない程になり、の、繰り返しだった。MVNO事業者にしても大まかにはそんな感じだと思う。
加入者が増えてきて帯域が足りなくなると契約を変更して帯域を拡大する。さらに加入者が増えるとまた拡大を行う。拡大直前にはもっとも速度が遅くなり拡大直後はもっとも速度が速くなる。
これに事業者の無線帯域の混み具合が加わるのだから、それを正確に判断する事は難しい。

◆ 今現在はドコモかKDDIの回線を使っている訳だが、もしかすると今後SBM回線を使った事業者が出てくるかも知れない。SBMはドコモの3倍以上の帯域あたり価格を示していたが、さすがに法外な価格にも限度があるだろうと考えたかどうか知らないが値下げした。

◆ ドコモの回線が多ければドコモ移動機を持ってきて使えばいいのだが、ドコモ移動機でSBM回線を使うと900MHz帯が使えない。その逆だと1.5GHz帯と850MHz帯が使えなくなる。SIMロック解除にしてもドコモは契約がなければ解除はしないと言っているので、そうなるとSBM回線では使えなくなる。


タクシー(5/29)
◆ ある個人タクシードライバーの話を聞いた。
最近はタクシー会社でもプリウスがよく使われており、燃費は(燃料使用量ではなく費用換算で)プロパンタクシーの半分くらいで済むという。個人タクシーでプリウスを使っている人はあまり多くはないそうだが、その方は燃料費節約のために車両を入れ替えた。
2BOX車に抵抗もあったと言うが、タクシー会社が使っているくらいだから良いだろうと。

◆ 個人タクシーの営業方法にも色々あるようなのだが、その方は固定客の送迎みたいな事が多いそうだ。特定の企業や団体と契約しているわけではないがタクシーが必要なときに呼んでくれるみたいな感じで、いわゆる流しはあまりしないと言っていた。

◆ 固定客がつくと収入も安定するし無駄に走り回る事もないので効率が良い。だったらプリウスじゃなくても良いのではないかと思うのだが、今後のガソリン価格がどうなるか分からないから低燃費に超した事はないと。確かにそれはそうだ。ランニングコストが下がれば儲けが増えるのだから、外に出て行く費用が少なければそれは助かる。

◆ しかし実際には収入の方が減ってしまったと嘆いていたのだ。送迎用途と言えばクラウンサイズ以上が当たり前の中で、個人タクシーによってはレクサスを使ったりベンツを使ったりして付加価値を出している人もいる。
そこにプリウスを持って行ったものだから、なぜ静かな車にしなかったのだとお叱りを受ける羽目になった。

◆ 時代を考えれば低燃費車なのだが、企業の考える送迎車両は大衆車に非ずらしい。いわゆるハイヤー代わりに個人タクシーを使う、社用車と専属ドライバーの代わりに個人タクシーを使う、企業側はそういうことだったのだ。
確かに政治家だってクラウンなりセンチュリーなりで乗り付けてくる。ドライバー氏はまさか普通の民間企業が車種を気にするとは思っていなかったと言うのだが後の祭りである。

◆ それでも付き合いがあるので送迎がゼロという事はないそうだがおいしい仕事が回って来なくなったと言う。じゃあ車を買い換えられるかというとそう簡単な事ではなく、送迎が減った分は流しで稼ぎますよと言っていた。
専属的に使ってもらえているのなら車を変えるときにお伺いを立てればよかったのだろうが、タクシー側と企業側の認識の違いを当人同士が分かっていなかったのでそういった発想自体がなかったわけだ。

◆ 東京都のアイドリング停車禁止条例を無視しているのは政治家の送迎車みたいな感じだから、お偉いさんの考えは謎である。確かに同じ料金を払うなら広くて静かな車の方が良いのだが、エコだ環境だとアピールしている会社でも経営陣の頭の中は古いままなのではないだろうか。

◆ タクシーも仕事だから利用者の都合に合わせなければならないのは当然ではあるが、何から何まで自分でやらなければならない個人タクシーは稼ぎは良いがその他は大変と、まさに個人事業主の苦悩ってヤツなのだ。
個人タクシーでも個性ある?ドライバーだとホイールやタイヤが替わっていたりする車両もある。さすがにマフラーを変えた車は見た事がないのだが、外観的に「気合いの入った」マッハタクシーか?みたいな。


Windows(5)(5/28)
◆ ようやくすべてのアップデートを処理したと思ったら、翌日にはまたアップデートがきている。それも一つや二つではない。
昨日は全部のパッチが当たったと表示されていたのに、なんでこんなに増えるのか。
といっていても仕方がないのでアップデートを行い何時間か使っていると再びアップデートが来る。アップデート終了後にはWindowsUpDate画面で確認しているからパッチ残はないはずなのに。

◆ こうして何度もアップデートが起きて再起動を促され、何となくメモリ使用量も増えていくような感じである。
Windows7初期のままならいざ知らず、現状で4GBではあまりに貧弱か。4GBなんて下手すりゃスマートフォンと変わらないゼみたいな。

◆ そのスマートフォンにしてもFHDだ4kだと言っているのだからPCとさほど変わらない。
その画素をビュンビュン書き換えなければならないのだからCPUにしてもGPUにしても大変なのだ。こうしてWindowsとスマートフォンの差が小さくなり、さらにはタブレットで画面サイズも大きくなって小型PCの売れ行きが鈍った。しかしタブレットが行き渡るとタブレットの売れ行きも鈍る。

◆ 簡単な事ならタブレットで良いと思っていた人が、やっぱりキーボードがあった方が良いとかPCのアプリの方が良いとかで多少需要が回復する。
スマートフォンやタブレット世界での第3のOSも登場したときこそ話題になったが立ち消えに近い感じだと思う。

◆ WindowsPhoneも話としては出てくるのだが話題になると言うほどでもない。低価格なスマートフォン市場に進出かとも言われるのだが、結局ある程度のパフォーマンスを出そうとするとハードウエアコストは上がる。どんなに軽量なOSであったとしても、機能がプアでは受け入れられない。

◆ 画面解像度を上げればメモリもたくさん必要になるし描画パワーも必要だ。これをそこそこの所でバランスさせようとするのがコンパクトなOSの目論見なのだがうまくはいかない。
だったらWindows95でも乗せてみたら?と言いたくもなってくる。Windows95だったら少ないメモリとプアなCPUでも動くはずだ。
リブレットなど100MHz位のCPUに8MB(ギガじゃなくメガですよ、メガ)で動いていた。

◆ 勿論ソフトのそれなりに軽かったし解像度だってVGAでしかなかったが、低価格スマートフォンはこの程度では駄目なのだろうか。
Windows95だって立派なGUIのOSで、UI周りは改造する必要があるにしてもそこそこ使えるんじゃないかなぁ。

◆ ソフトというかアプリの実行環境は考えなければならないし、メモリ食いの激しいブラウザの問題もある。軽いOSが出来たとしてもリッチなブラウザを乗せるとそいつがメモリを使ってしまう。画面解像度が低い事を考えるとブラウザで見た画像の圧縮などを行わなくてはならず、それにはまたメモリが必要だ。

◆ Windows95と当時のブラウザを使うとどのくらい実用になるのだろう。全く駄目という事はないだろうが見る事の出来ないページはたくさんあるだろう。この部分を利用者に割り切れと言ったって無理な話で、HDML的にサーバ側で処理するとしても誰がそのコストを負担するかとなってくる。


Windows(4)(5/27)
◆ ドライバその他最小限のものがインストールできたのでWindowsUpdateを開始する。
UpDateデータのファイルサイズは700Mバイトを超えているわけで、何とも恐ろしい容量だ。
ダウンロードにそこそこ時間はかかったがこれは完了、そこからインストール時間の長いこと長いこと。

◆ 160個くらいインストールされたところで止まったかのごとく進まなくなった。30分ほど待ったが変化しないので中止をクリックして再起動した。
再起動時にインストールが行われ、1時間ほどかかって再起動が完了した。

◆ 再起動後少し時間が経つとアップデートファイルがダウンロードされて再起動要求がくる。
そのたびに再起動するが、もしや無限に続くのではないかと思えるほど再起動再起動を繰り返すことになる。
その隙間にATOKを入れたりいろいろやるわけだが、再起動したらATOKのパレットが変わったとか、何もやっていないのにWindowsUpDateで色々変わるのが気持ち悪い。

◆ 再インストールしたのでIEはもちろん使えるようになったが、B-Foldersのプラグインで遅めになるのは相変わらずな感じ。
そうそう、IEをアップデートする前にChromeをダウンロードしようとしたら駄目だった。
ダウンロードボタンをクリックしても反応しなかった。古いブラウザからはアクセスを許さないみたいな所なのかもしれないが、GoogleにアクセスするたびにChromeを入れろと言ってくるのが何とも邪魔だ。

◆ 再インストール前のバックアップ時にいつもはブックマークも保存しているが今回はしなかった。ブックマークも肥大化していたし、今や存在しなくなったサイトも多かったからだ。
バックアップすればそれをそのまま使うことになり、多少のメンテはするが多少でしかない。
だったら綺麗さっぱり消してしまおう!ということで。

◆ 最近ではブックマークを使うよりも検索で見つけることが多くなったし、よくアクセスするサイトはF&FのリンクのページやBlogのリンクのところに設定してある。リンクのページが無かったとしたらブックマークからアクセスする事になるのでそれは重要になるが、いずれにしてもメンテしないと肥大化一方である。

◆ 綺麗になったWindowsもSP1状態であればメモリ使用量も少なかったが、UpDateを繰り返していくうちに元の様態に戻っていく。といっても再インストール前より300Mバイトくらいは少ないかも。ただし元のように色々組んでいけば同じような状態になってしまう。

◆ ソフトの必要なものを必要になったら入れるみたいな感じで入れていくが、これも何だかんだで時間がかかる。そこそこ綺麗な状態のWindowsを丸ごと保存する手もあるのだが、ソフトにしてもその時々によって必要なものも違えばバージョンも異なる訳なのでいずれにしても手間はかかる。

◆ Windows10はWindows7/8から無償バージョンアップできるのだとか。Windows10がどんなものなのかはレポートが出そろわないとわからないが不人気な8系の次ということで多少期待できるかもしれない。失敗と成功を交互に繰り返すWindowsのメジャーバージョンアップ、その法則からすれば10は実用的であってもいい。


Windows(3)(5/26)
◆ IEの何がおかしいのか気にはなったがそのままにしていた。が、USB接続のセカンドモニタのドライバを組んだらIEがおかしくなってしまった。
Webページに問題があるため云々とダイアログが出てIEが終了してしまう。Googleを開こうがローカルファイルを開こうがWebページに問題があるという。

◆ 問題があるのはページじゃないんだよ、IEオマエ自身なのだよと何度挑戦しても駄目だ。何がどうおかしくなったのかは不明、IE以外のブラウザは何ら問題なく動作している。IEを再インストールしようと試みるも最新版が動いているからインストールは出来ないよと言われる。

◆ Webページに問題があるから開き直す→エラーのダイアログが出るの繰り返しで、その上手い隙間を狙って×を押さないとIEを終了させる事も出来ないという酷い状態だ。
誤魔化しレベルで何とかならないかと思ったのだがそういう簡単な問題ではないようでお手上げ状態である。

◆ いったん最新版をアンインストールすると旧版に戻るので、その状態で再インストールする手があるのだが問題もある。以前にIEのバージョン下げをやった事があるのだがショートカットが壊れたり色々と厄介な目に遭った事がある。

◆ だったら綺麗さっぱり再インストールしてしまうかなぁ。再インストールで最も面倒なのはバックアップで、その中でもCADは細かなファイルが大量にあるので相当面倒なというか、時間がかかってしまう。

◆ IE本体が動かないだけでAPIを使った他のソフトは動くのではないかと試してみても駄目だった。一見動いている風には見えてそのソフトの窓の中でブラウジングも出来ているのだが通信が出来ないのか?エラーが出て操作が完了しない。

◆ 仕方ない、再インストールするか。面倒なメールのバックアップは常に定期的に行うように仕掛けていたのでこれだけは気が楽である。その他残しておきたいものは予めDropBoxやGoogleDriveに入れておいたのだが、アクセス速度が問題になるようなファイルはローカルディスクにある。

◆ 他にもバックアップしたいファイルがあるというか無いというか分からないというか、この手は後になってバックアップしていなかったっけと焦るものなのだが、そもそも今の時点でバックアップの必要性を感じていないのだからその時が来るまで気づかない。
なのでまあ諦めが大切と言う事にしてWindowsの再インストール作業を開始した。

◆ 再インストール自体はたいした手間ではないのだがここで困った事が発生した。必要最小限のドライバ類はUSBメモリに入れておいたはずなのだがネットワークドライバが見つからない。仕方がないので別のPCでDellのサイトに行くのだがサービスタグのコードを入れてもダウンロードサイトに行けない。タグ番号は認識されているのだがおかしい。

◆ 仕方がないのでモデル番号からドライバを捜した。これでネットワークが使えるようになったので他のドライバも入れていくのだが、Dellのサイトは例によってブラウザ依存性が高いのでWindows7を生で入れた状態のIEでは表示が崩れまくる。こういう部分は単純なリンクタグで構成すべきなのに、困ったものである。


Windows(2)(5/25)
◆ 昨日の記事を書いた時にはタブを開くのにかなりの時間がかかっていた。しかし今朝は瞬時にタブが開くようになっている。一体何が起きていて何がタブの開きを遅くしているのだろうか。B-Foldersがどこかと通信しているのか?試しにネットワークケーブルを外した状態で新しいタブを開いてみるが全く遅くならない。

◆ どこかと通信しているために遅くなっているわけではなさそうだなと言う事は以前にも確認している。通信系で違いがあるとするとインターネット接続回線の速度だ。昨日は15Mbps前後まで落ちていたが、今は70Mbps位出ている。最近少し遅いなとは思っていたのだが、でも、ならばネットワークケーブルを抜いたら違いが出ても良い。

◆ ネットワークの速度が落ちるとパケットロスも増えるだろうからIPアドレスの名前解決にも時間がかかる事になる。だがそれだからと言って新しいタブを開くのに10秒も20秒もかかるというのは納得できない。どこかと通信しているとしたって余りに遅過ぎはしないか。
通信に起因する問題ならばIEだけではなくFireFoxでもChromeでも同じになって良い。

◆ 結局原因が分からないまま、駄目になったら我慢するしかないというのが現状である。我慢していれば何時間後かあるいは何日かすると直る。
こうした状態の変化も原因追及を難しくしている。何かの設定を変えた時に症状が改善したとして、それが設定を変えた事によるのか?自然に直った?が分からずにアンチウイルスソフトに疑いがかかったりする。

◆ B-Foldersのプラグインがどのような動作をしているのかが分かればいいのだが、一般的なソフトなどでも動作を公開しているものは皆無だ。
多くの人でこの不具合が起きているなら対策もするだろうが、何も変わらないと言う事は私の所だけで何かが起きている可能性が高い。
以前にB-Foldersを使っている人が同じような事は言っていたが、その後遅くなったという話は聞かないので直ったのかも。

◆ 何が悪いのかどこに原因があるのかが分からないのは気分が悪い。
今時の車でガタピシノイズの出るものは無いが昔の車は少なからず音が出たりした。その音がどこから出ているのか分からないと何とも気になり、しかし原因が分かってしまうと(例えその原因を取り除かなかったとしても)気になる度は半分くらいに減少する。

◆ ゴキブリだってそうではないか。どこにいるか分からずカサコソしている時になるが、居場所が分かれば一気に撃退って、それは要因の排除だから当たり前か。

◆ WindowsはDNSのキャッシュを持っているのでナットワーク速度が遅くても名前解決が出来る、かも知れないがこの辺りはよく分からない。特定のどこかの名前を引いているというのであればhostsに書いてしまうのが手っ取り早いがそれが分からない。

◆ 以前にWireSharkで見ようと頑張った事があったのだが上手く行かなかった、何せブラウザが相手なので様々な所にアクセスするためにB-Foldersが通信しているかどうかも分からなかった。ファイアウォールでB-Foldersの通信を遮断しても何も変わらなかったので通信自体していないのかも知れない。


Windows(5/24)
◆ Blogの方でも少し前に触れたのだがIEの動きの悪さに参っている。B-Foldersが悪いとIEは言っているのだが、何がどう悪いのかは分からない。症状としては新しいTABを開くのに異常に時間がかかる事で、10秒から1分くらいかかってしまう。その間はタブ切り替えなどの操作ができなくなる事があり、IE自体がフリーズしているかのような感じなのだ。

◆ 確かにB-Foldersのプラグインを外せばそのような事は起きなくなるのだが、では同じ事がFireFoxやChromeで起こるのかと言えば否である。ソフトの中にはIEのAPI?か何かを使っているものがあり、IEを使わざるをえないのがまた困った所なのだ。もちろんFireFoxやChromeも使っているが、IEでなければならない部分はIEで見る。

◆ タブ問題は開くのに時間がかかるだけではなく開いたタブが突然閉じてしまう不具合もある。
データ入力中などにこれが起きるのはおおいに困るのだが、何が原因で何をきっかけにいつ起こるのかは全く不明である。Windows自体が壊れてきているのか?と言ったって64Bit版にしてまだそんなに月日は経っていない。64Bit版と諸々の相性が悪いとか??

◆ タブを開くのが遅くなるのも常にと言うわけではなく、正常な時もある。それでアンチウイルスソフトとの絡みかなと思ったのだが、色々やっていると必ずしもアンチウイルスソフトとの相性とも言えなくなってきたりして余計訳が分からない。

◆ いったん綺麗さっぱり消してしまい、Windowsを入れ直してみるかとも思うのだが面倒である。
一通り入れ直せば様々な所に積もったゴミも綺麗さっぱり消し去る事が出来る。きっと起動も終了も速くなるだろうし、レジストリだって相当な減量になるだろう。

◆ HDDが今よりずっと弱かった頃はHDDの故障や容量不足解消の交換時にWindowsを入れ直す事があった。だが信頼性が向上し容量も十分な今となっては積極的にWindowsを入れ直す気にはなかなかなれない。それによる改善効果は分かってはいるのだが、その改善に要する労力を考えるとなぁ、みたいな。

◆ まだ汚れを知らない頃のWindowsをそっくり保存しておいて… と言う手もあるがこれは再インストールとあまり変わらない。自分の使うソフトをセットした状態で保存しておくと言ったって、そのソフト自体のバージョンだって年々変化している。Windows自体もUpDateで変わるわけだからウブなWindowsはウブでしかない。

◆ Windowsを入れる、それ自体はさほど面倒でもないのだがUpDateには時間もかかるしリブートも繰り返される。もう一つ時間のかかるのがメールデータのインポートだ。細かなファイルが沢山あるので結構時間を取られる。CADのソフトも同じでライブラリなど細かなものが沢山あるので時間がかかってしまう。

◆ メールデータは自動で差分バックアップされるように仕掛けてあるので最新版はあるのだが、それをHDDに戻すには時間がかかる。メールデータはローカルのUSBメモリにバックアップしているが、ネットワークドライブにバックアップしているものもある。必要最小限ではあるが、これがあれば何とかなるというデータ群はちゃんとバックアップしておく事にしたからだ。


スペアナ(5/23)
◆ 以前にRF Explorerと言う名のバンドスコープ的なものの事を書いた。スペアナと呼ぶには余りにアレなシロモノなのだが。これの用途の一つとしてラジコンなどの混信状況の検討があるのだとか。今や多くのラジコンがISM帯域を使っていると思われるのでスマートフォンのWi-Fi Analyzerなどで見る事も出来るとは思うのだが、それ以外の周波数帯やWi-Fi非準拠の電波形式の場合は見る事が出来ない。

◆ そこで簡易的バンドスコープを用意して帯域の空き具合を確認し、自分の使うチャネルを設定するというわけだ。ただRF Explorerは内部スプリアスがあるようで、慣れるまではそれが外来電波なのか内部スプリアスなのかが分からないのだとか。
ダイレクトコンバージョン受信機なら内部スプリアスは出にくいのだが、ロジック部のクロックやその高調波が見えてしまうのかも。

◆ この簡易型バンドスコープにしても、以前に書いたNEC製の簡易スペアナ的ものにしてもIIP3のレベルなどは記載されていない。なので強信号を入力した時に内部スプリアスがどの位出てくるのかも分からない。

◆ IIP3とは3次の入力換算インターセプトポイントである。A,B2つの信号を非線形回路に入れるとA+(|A-B|)とB-(|A-B|)の信号が出てくる。入力を増やすとA,B信号はその増やした分だけ増えるわけだが3次歪みの方は増やした3倍の増え方をする。なので、やがて3次歪みがA,B信号を追い越してしまう。その追い越そうとして同レベルになったポイントがIP3だ。

◆ 実際には追い越すと言う事はあり得なくて、それは非線形回路が飽和するためにA,B信号自体が大きくなれなくなるからだ。A,B信号が大きくならないので3次歪みも大きくならない。つまりIP3はあくまでも仮想の点であって、A,B信号も3次歪み信号もその点に到達する事はない。

◆ 既知の信号を観測するネットワークアナライザなどと違って未知の信号を観測するスペアナでは、どの程度の信号入力時にどの位のダイナミックレンジが取れるのかは非常に重要だ。
例えばオシロスコープで波形を見たら歪んでいたとする。通常オシロでは管面に表示される範囲でオシロ自体が歪みを発生する事はないが、もしもオシロ自体が歪んでいたとしたら困る。
観測波形は正弦波なのにこのオシロで見ると矩形波なんだよね、みたいな。

◆ 昔のスペアナはRFゲイン(ATT)とIFゲインを別々に設定したのでエンジニアは常にスペアナのダイナミックレンジを意識する必要があった。しかし現在のスペアナはレベルを設定すると最大のダイナミックレンジが得られるように内部のゲイン構成を決めてくれるので使う側は余り頭を使わなくて良くなった。

◆ スペアナは観測している周波数だけではなく、測定可能な全周波数帯を受信している。100MHz周辺を観測しているのだけれど、実は300MHzにとても大きな信号があったとすればその信号によって内部のミキサは飽和しているかも知れない。通常の選択型受信機の場合は高周波増幅段にもフィルタや同調回路が入っているが、スペアナには何も付いていない。なので非観測周波数がスペアナの最大入力レベルをオーバしていないかにも気をつける必要がある。


点火装置(5/22)
◆ おそらく、最も原始的なガソリンエンジン用の点火装置は直接発電式のいわゆるマグネット点火ではないだろうか。簡単に言えば高圧の永久磁石式発電機みたいなもので、クランクシャフトに取り付けられた永久磁石がコイルの鉄心に磁力を与える事で高電圧を発生させる。この方式ではクランクシャフト1回転ごとに火が飛ぶのでエンジン点火に関係のないタイミングでも放電する事になる。

◆ 車の場合は多気筒エンジンが普通なのでポイント式の点火装置とディストリビュータが使用された。ポイントはクランクシャフトで駆動されるカムによって接点を断続させるメカニカルスイッチで、その接点が開いた時にコイルに逆起電力が発生して高電圧を発生させる。

◆ FI以前の車には普通にポイントが使われていたわけだが、その理由としてはやはりコストだったのだろう。何しろ接点一つで良いので価格は安いし構造が単純なので壊れにくい。ガバナやバキュームによる進角・遅角もポイントを動かす事で行われた。
コイツがなかなか野蛮なシロモノで、ポイントが開いた瞬間には高電圧が発生するので火花が飛ぶ。
コンデンサも並列に付けられていたが、逆起電力を吸収してしまうと高圧が発生しなくなる。

◆ この接点が毎分何百回も開閉し、アンペアオーダの電流と数百ボルトの逆起電力を断続するのだから接点が傷む。接点を磨けば綺麗になるがギャップが開くので点火時期が狂う。
この接点の信号を使ってトランジスタを駆動し、そのトランジスタでコイルへの通電を制御するようにしたものがセミトランジスタ点火装置だ。接点を持たないものをフルトランジスタ点火装置と呼んだのに対して、ポイントを信号源にしたものがセミトラだった。

◆ セミトラにするとポイントに火花が飛ばなくなるので傷みは少なくなったのだが、トランジスタの耐圧が高くなかったのか火花が弱くなってしまうケースもあった。トランジスタがOFFになった瞬間の電圧を(トランジスタ保護のために)制限してしまうと、それに応じて二次電圧も下がる。
フルトラはポイントの代わりに磁石とピックアップコイルを使ったものとか、フォトインタラプタを使ったものなどがあった。

◆ FI全盛になるとフルトランジスタ点火が一般的になった。FIを動作させるためにクランク角度センサが必要になり、日産は1度信号を光学方式で作る方法を使いトヨタはマグネチックピックアップ方式を採用した。ECU的には日産方式の方が制御しやすかったわけだがクランクセンサの価格は上がってしまう。

◆ ロータリエンジンは2つのロータに2本のイグニションプラグを必要とし、その2本のプラグの点火時期がほんの少し違うためにディストリビュータは複雑だった。こればかりが理由とは思えないのだがトランジスタ点火への移行はトヨタや日産よりも遅れた。
ロータリエンジンはレシプロエンジンよりも強力な点火装置が必要とされ、プラグにしてもマルチ接地電極型だとか沿面放電に近いタイプが使われた。

◆ トランジスタ点火の場合でポイント方式と同様の電圧を得るためにはトランジスタの耐圧も必要であり、高耐圧トランジスタの価格が高かったなんて事も考えられる。今ならFETでもIGBTでも豊富に選べる時代だが当時は難しかったのかも。


コンテスト(5/21)
◆ アマチュア無線のコンテストというイベントがあり、あれは交信局数を競うんだったかな。
私は全く興味がなかったので本格参加した事はなかったのだが、コンテスト中はみんながコンテストに夢中なので普通の交信相手が居なくなってしまう。

◆ コンテストは相手とコールサイン等々の最小限の情報交換だけしかしない。早く交信を切り上げて次の局と交信するためだ。まあそれも一つの楽しみ方だとは思うのだが、単に交信局数を稼ぐ事になんの意味があるのか、みたいな。でもそれを言ったら自動車レースだって無意味となってしまうか。

◆ コンテストでの文言は決まっているので現在の音声認識技術を使えば自動交信が出来そうな気がする。S/Nが悪いとか混信が多いなどだと認識率が低下するだろうが、そうした悪条件に特化した音声認識装置を作れば何とかなるかも知れない。音声信号よりもディジタル信号の方が低S/Nでも復調(複合)可能なのだから。

◆ 電信による交信の自動化はもっと楽だ。そもそも原始的ディジタル符号化通信なので複合も間違いなくできるし応答も簡単である。HF帯であればバンドを丸ごと受信してCQを出している局を見つけながら、片っ端から交信していく事も勿論可能だ。

◆ 例えば14MHz帯ならばバンド幅が350kHzしかない。50MHz帯にしても4MHz幅なのだ。
バンドを丸ごと受信するのは簡単な事であり、バンド丸ごと送信するのも何ら問題はない。
受信部はワンセグドングルででも可能で、その中から複数の局を受信してデコードするのはCPUがやってくれる。

◆ バンド丸ごと送信だって10MHz幅程度のIQ変調器があれば、あとはそのIQ信号をDSPで作るだけである。今やLTEのバンド幅が20MHzなのだからHF帯の数百kHzなんて全くわけない話だ。もっとも送信部に関してはリニアリティと歪みが相当管理されていないとスプリアスをまき散らす事になる。

◆ 電波法上の送信出力は総合出力で規定されているので10W免許でバンド内で10のキャリアを立てると1キャリア辺りは1Wに制限される。これも相手局の信号に応じてパワーコントロールすれば効率的に出力を使える。
電信の場合は平均出力が10Wだとすればピーク出力は3割増しくらいは出せるかも。符号や符号間には電波の出ていない時間がある。

◆ 交信の自動化と同じ事は自動車レースでも可能になる。エンジン出力の最適利用やタイヤのグリップ力の限界をセンシングしながら運転するなどすれば、少なくとも1台で走った時のレコードタイムは人間の運転を上回れるかも知れない。
路面の状況や気象条件などで変化するタイヤのグリップ力もリアルタイムで把握できる。制御の精度さはセンサの数と処理の的確さになる。

◆ 競争となれば相手が居る事なので単純な自動運転プログラムだけで勝つ事は出来ないが、勝つためのプログラム開発をすればどうだろうか。
チェスや将棋のプログラム同様に、勝負を重ねる事で強いプログラムが生まれるはずだ。天候や気温や風速などの気象条件によっても最適なドライビングが可能になるし、競争相手のデータを分析しながらの走行も可能になる。これらは現在は人間が行っているのだが、その精度は格段に上がる。


重さ(5/20)
◆ AppleWatchが発売されて少し時が経つが、私 は未だ使っている人も実物も見た事がない。
バッテリが持たないとか発熱するとかとも言われているが、まあそれは想定の範囲内だろう。
AppleWatchの最も軽いものは60g台だったかな、黒いバンドが最も軽いそうで重い白色バンドとの差は10gもある。白色バンドって酸化チタンでも混ぜて白くしているのだろうか。重さが異なるだけではなく強度も違うのかも知れない。

◆ 60gは500円玉9枚とほぼ同じである。軽いのかどうかはその人の感じ方にもよるとは思うがAppleWatchでもステンレスバンドものは125gの質量になる。125gと言えばN-07Dよりも重いわけで、大きさの差こそ有れどN-07Dを腕に付けているような質量になる。

◆ ではこの100gを超える腕時計が希かというとそうでもなくてGPSと電波時計と太陽電池板まで付いたOCEANUSは厚さ14.7mmで106gある。
電波時計でも軽いものだと革バンド込みで40g程度だと思う。電波時計ではないモデルであれば更に軽量なものもある。

◆ 楽天で軽い腕時計を検索すると150gもある大型のものがずらりと出てくる。出来るだけ検索に引っかかりやすくするために、軽くても重くてもそれらのカテゴリにぶち込んでしまうのが楽天流だからだ。まあこの手を使えばプリモトルテの売り上げも上がるのだろうが、それが購買者のためになるとは到底思えない。

◆ 大型・重量級の時計に比較すればAppleWatchなど可愛いものである。つまりは、少なくとも重量面に関しては普通の時計とさほど変わらないとも言える。
バッテリの持ちだとかガラスが割れやすいなどはあるのだが、普通の時計でも重いものだと落とせばガラスが割れるかも知れない。

◆ 強度自慢の時計だと落下時にガラスが地面に接触しないようなデザインになっていたりするが、これでも見た目の好き嫌いはある。突起を無くしたスッキリデザインだとガラス面が最も外側になり、傷つける心配なども出てくる。私は腕時計を落として壊した事はないが傷つけた事はある。何かの拍子に建造物のコンクリート部分にぶつかり、ガラス面にわずかな傷が入ってしまった。

◆ 金属バンドの時計も持っていた事があったのだが、やがて重くて嫌になった。で、それ以来は革バンドの時計をしていたのだがコイツは汗などに弱い。汗ばかりではなく水がかかる事もあるしで、やがて汚らしくなってしまう。結局最後に使ったEBELはステンレスのバンドになった。これは時計本体が軽かったので我慢できたというか、しかしやがて使わなくなり現在に至っている。

◆ 昔々の水晶式腕時計が机の引き出しにあって、当然電池は切れている。時計の裏蓋には電池ボックスの蓋が付いていたので外部から電圧を加えてみたが動作しなかった。動かし続けていれば動いていたのかも知れないが、可動部が固着したかも。
この時計の水晶振動子の温度特性を測った事があった。指針の振動を検出して誤差を表示する機械があり、時計を乗せる台がマイクになっている。
ディジタル時計の場合は32.768kHzを検出するのではないかと思うのだが試した事はなかった。
音叉型水晶振動子やX-Yの場合は温度-周波数特性が2次カーブになるので冷えても温まりすぎても時計は遅れる事になる。


10.525GHz(5/19)
◆ 10.525GHzを使った自動ドア用センサも殆ど使われなくなり、レーダ探知機も静になった。自動ドア用のセンサは10.525GHzを発射し、それの反射波と発射波の差分を検出している。反射物体が移動していない時には発射波と反射波の周波数は一定で位相のみが異なるが、移動体で反射した場合はドップラ周波数分が検出される。

◆ 古くはガンダイオード発振器と検波(ミキサ)ダイオードで構成され、その後はGaAsデバイスと誘電体発振器が使われていた。
だが電波ものは色々と面倒なので、最近では赤外線センサが主流である。人体からの赤外線を検出するパッシブ型や、赤外線投光器と組み合わせたアクティブ型などで照射範囲や感度の制御が簡単で誤動作も少ない。

◆ そんな10.525GHz帯なのだが、先日環八を走っていたらレーダ探知機が反応しっぱなしになった。最初は取り締まりでも行っているのかなと思ったのだが、それにしては電波が強いし探知機が鳴りっぱなしだ。数km走っても鳴り止まない。
と言う事は10.525GHz帯の発振器、いわゆるレーダジャマーを積んで走っている車が居るんだな。

◆ 夜間だったので内側の車線はトラックだらけ、外側の車線にもトラックが居るしあとはタクシーと軽トラックが見えるくらいだった。
どの車がジャマーを積んでいるのかは分からないが、今時珍しいなと思ったしレーダ探知機がうるさいなとも思いながら走っていた。
やがて前方の軽トラックが環八を外れるとレーダ探知機がおとなしくなった。そうか、あの軽トラックがジャマーを積んでいたのか。

◆ その日はもう一つ珍しいい車を目撃した。
ベースはデリカだと思うのだが、その車高が並ではない。ボディ自体はタイヤ上部の更に上に乗っている感じで、タイヤ自体も大口径&幅広の巨大さである。
タイヤの一部がタイヤハウスにかかるくらいの改造車は見た事があるが、タイヤがボディーの遙か下になるまでの改造車はそうそう見かけない。

◆ ビッグフットなどのイベントには登場するのだろうが、これが環八を走っていたのである。
そこそこ車高を上げた車だって走行安定性は微妙になって来るのに、この車高の上げ方は一体何なんだと思わず見入ってしまうほどである。タイヤは丸出し状態で、改造車検だって取れないのではないだろうか。

◆ その車の後ろを少し走っていると後方からパトカーのサイレンが。どうやらデリカを捕まえに来たようで、通報でもされたのかな。
デリカは3台のパトカーに挟まれるように停止を命じられ、デリカが動けないようにパトカーが周りを取り囲んだので渋滞が始まった。でもこのデリカだったらパトカーを踏みつぶして逃走出来ると思うんだけど。

◆ しかしデリカは派手な逃走劇を選ばず停車命令に従った。ドライバーはどうやって地上に降りるのかなと興味があったのだが、警官はデリカを道路の左側に誘導して後続車の整理にかかったのでそこまで観察する事は出来なかった。
プロペラシャフトはどうなっているのかなとかサスペンションは、シャーシはどう組んであるのだろうと見たい所は山ほど有ったのだが、パトカーに囲まれて大事になっている訳で、観察は許されない雰囲気だったのである。


弁当屋(5/18)
◆ 街の店舗型弁当屋、どこも同じようなものがあるので味の違いなどあまり無いかなと思っていた。が、先日買った弁当はご飯が不味かった。炊き方に失敗したのかその弁当屋の味がそうなのかは不明なのだが、ふっくら感に乏しいご飯だったのである。水分が多い少ないではなく、なんか固まっているというか何というか。

◆ ふっくら感を出すためには炊飯用オイルを使うのが手っ取り早いが健康には良くない。美味しいご飯の弁当屋が炊飯用オイルを使っているかどうかは不明なのだが、とにかくその弁当屋のご飯は美味しくなかったのだ。
でもたまたま立ち寄った弁当屋だったので屋号までは覚えていない。

◆ こうした事でもあれば弁当屋の屋号を気にするのだが、たまにしか弁当を買わない私としては普段全く気にしていない。たまたまそこに弁当屋があったから、たまたま昼時で他が混んでいたから立ち寄ったみたいなものである。
まあコンビニにしても同様でローソンでもセブンイレブンでも、そのオリジナル商品を探しに出かける以外では余り気にしない。

◆ 街の弁当屋というとオリジン弁当とかHottoMottoとかがある。Hotto Mottoはほっかほっか亭から分離独立したんだったかな。おそらく各社オリジナル色を出したメニューを提供していると思うのだが、一方で定番商品は各社とも扱っているし定番商品が定番であり続ける販売量の多さは価格競争にもなっている。

◆ 弁当屋の定番と言えばのり弁で、ほっかほっか亭はレギュラーのり弁が320円である。オリジンはタルタルのり弁当が同じく320円、Hotto Mottoは320円、タルタルソースが付くと350円になる。ちなみに昼間には割引が効いてタルタルのり弁が他社と同じ320円になると書かれている。

◆ 各社ホームページを見ると地域などでメニューが異なっている。味付けの差は当然あるとしてメニュー自体にも地域性があるのか。
味の違いはカップ麺も同様で東日本版と西日本版の他に全国版もあったりする。確かに地域による味付けの違いは大きく、関西風味の味付けを東北の人に食べさせたら薄味過ぎて物足りないかも知れないし、その逆だと塩辛くて何だこれは!となるかも知れない。

◆ 食材の違いもある。関東ではカレーに福神漬けが多いが関西以南ではらっきょうが多いかも。目玉焼きに何をかけるかの違いもある。
下町の方は何でも醤油なので醤油をかける事も多いが関西以南だとソースが多いかも。
今は物流も発達して日本全国何でも食べられるが、以前はその地方でしか食べられない食材もあった。

◆ ホッケは今やどこのスーパーでも買う事が出来るが、私が子供の頃には関東では余りポピュラーではなかったと思う。まあ、たまたま私が食べた事がなかっただけかも知れないけど。同じように南の方ではサンマも一般的ではなかったのかな。今なら関東でもサンマの刺身が食える時代なのに。

◆ いや、ずっと前に東北に行った時にサンマの刺身があって、そうかサンマも刺身で食えるのかと思った事があった。生きたイカだって(イカは輸送が難しかったので)なかなか目に出来なかったのである。


ピンセット(5/17)
◆ チップ部品などの半田付け時にはピンセットが必須である。しかし並のピンセットでは部品よりピンセットの先端の方が太かったりする。先が細ければそれだけで良いというものでは無く剛性も大切だ。チップ部品自体は軽いものだが剛性がないと上手く掴む事が出来ない。軽量なアルミ製ピンセットなどでは力を入れると先が開いてしまうのでチップ部品を落としてしまう。

◆ ピンセットの先が磁化されていない事も大切で、わずかでも磁化されていると磁性体のチップ部品はピンセットの先から離れてくれない。1608や2120サイズのチップ部品キットには竹製のピンセットが付属していた事がある。何故プラスチックではなく竹だったのかは不明なのだが、とにかく竹だった。

◆ ピンセットと言えば有名なDUMONT社製やREGINE社社製は非磁性体やチタンで出来ている。先が細いピンセットというとREGINE社だとREGINE 5F型辺りだろうか。
ピンセットの先端は様々な形状があるがチップ部品を扱うには先端部がストレートなオーソドックスな形状のものが使いやすいと思う。

◆ 先端が曲がったものなども使ってみた事があるが、顕微鏡を覗きながらの作業になるのでストレートの方が私にとっては使いやすかった。現在使っているピンセットはブランドものでは無いのだが、先端は自分で加工して使っている。市販のピンセットそのままでは先が太くて使いにくいためである。

◆ ホーザンでも何種類かピンセットを出している。先端部内側にギザギザが付いているものもあるがギザギザが結構大きい(チップ部品に比較すると)ので私はツルッとしている方が好きだ。ホーザンで先の細いものはP-898とP-894で共に公称260μmである。個人的にはP-894のような形状の方が剛性が高そうで好きだ。

◆ 医師は様々な形状のピンセットを使い分けて作業するのだが、基板上にチップ部品を実装する場合は1種類だけで足りる。精密精細機器を分解したりするためには奥の方のネジを取るなどで先の曲がったピンセット、その曲がり方の異なるものなども必要になるだろう。
DUMONTなどもピンセットのセットを出しているがブランドものなので結構高い。7本セットで4万円とか。

◆ ペンチの子分と言うよりはピンセットの親分みたいなものがラジオペンチだ。いわゆるペンチの先を長くして細くしたような、ついでに電線も切れるように刃を付けてみましたみたいな感じ。車やバイクをいじる時にはラジペンを使うが電気ものいじりには殆ど登場させた事がない。
真空管時代とかだと錫メッキ線を曲げたり切ったりと活躍したのかも。

◆ ラジペンというと先の内側がギザギザになっているものを想像するが、ピンセット同様これに関しても私はギザギザの付いていないものをよく使っていた。ギザギザの付いているもので線を掴むとギザギザの跡が付いてしまうからだ。
ラジペンも挟む物であるので剛性は大切である。
普通の、つまりラジペン型のラジペンは丈夫に出来ているが繊細な形状のものはそれなりだ。

◆ ニッパに関してもチップ部品を使うようになって登場する機会が減った。足つきの部品だとその足を切る作業が必要なのでニッパが必須だった。


5年目(5/16)
◆ スクータに乗り始めて4年が経過した。最初は50ccの原付から始まったわけだが、バイクやヘルメットってどこで買うんだ?程度の知識でしかなかった。原付は千葉で買って走って帰ってきたし、その後のシグナスも同じ店で買って走って帰ってきた。スカイウエイブは川崎(たぶん、川崎市だったと思う)で買ったのだが、自賠責を5年分払うと言ったら「5年も乗りますか?」なんて言われたっけ。

◆ 原付に乗り始めて初めての遠出(千葉から帰ってくるのも十分遠かったんだけど)は西東京市に行った時だった。往復で100km位だし車では何度も行った事のある道程だったのだが、スクータで見る景色は新鮮だった。何より小回りが利いて狭い道にも入っていける事が面白く、原付なので広い通りを走りにくい事も勿論あるが面白かったのである。

◆ その後も相模湖辺りまで行ってみたり、海の方に行ってみたり、あるいは近所の知らない道に入り込んでみたりした。50ccのスクータはシグナスに乗り換えた訳だが、シグナスでは諏訪湖まで行ったのが一番の遠出だった。出かけたのが夏場だったので一般道はやたら暑く、しかし夜の山道はジャンパを着ても寒いくらいだった。

◆ 何となく走っていってしまった的な無計画さだったのだが、それが結構面白かったりする。夜の山道は真っ暗で、たまに動物の目が光るような所だった。いくら走っても走っても街に出ず、昼間に走れば何と言う事のない山道が凄く長く感じたものだ。ガソリン残量が心許なかった事もあるんだけどね。

◆ 2011年の秋にはスカイウエイブを買ったので長距離はそちらで行く事にが増えた。結構遠かったのは駒ヶ根に行った時だ。最初は山側を回ってと思ったのだが天候が悪く、海側にコースを変えた為もあって到着が遅れた。静岡辺りは凄く蒸し暑くて走り続けるのが嫌になるほどだったし、駒ヶ根に近づく頃にはすっかり日も暮れたあとと言う事もあってずいぶん寒かった。

◆ その他では雪道を行ける所まで上っていった事とか、土砂崩れの大弛などが印象に残っている。
群馬や長野辺りはもう何度も走っているのである程度道は覚えてしまっている。それこそ、もう少し行ったあそこの角がガソリンスタンドだなとか。そんな中でも雪に降られたり、突然の雨に驚いたりなんて事はその時は走りにくくて嫌だなと思うのだが思い出でもある。

◆ トラブルは一度だけ、スカイウエイブのスロットルポジションセンサの線が切れてアイドリングが不安定になった。これはエンジンを載せ替えた時に配線に余裕を持たせずに結束してしまった事が原因だった。幸いにして走行は可能だったので自走して帰ってきた。

◆ 原付に乗っている時には経験したパンクもその後は大丈夫だ。パンク修理キットは積んでいるのだがゴム糊が駄目になっているかも。点検しないといけないなと思いながらそのままになっている。あ、懐中電灯も行方不明なんだった。
前に使おうと思ったらいつも入れている場所になくてそのままになっている。

◆ ナビやスマートフォンの充電器は積んでいる。中華ナビは出番が減ったのでバッテリが駄目になっているかも。群馬や長野の方に行くにも知った道が増えたので中華ナビの出番自体が減ったのだ。


SG(5/15)
◆ アンリツのMG3700は現行モデルのIQ変調対応SGなのだが中古人気はあまり無い。
AM/FMのアナログ変調が一発で出来ないからなのか?それとも信号純度の問題なのだろうか。ちなみにMG3700には任意波形発生用のメモリがあるので、ここにデータを書けばAMでもFMでも発生させる事が出来る。

◆ IQ変調帯域は120MHz以上あるので広帯域FM変調だろうがAMだろうが信号は作り放題である。FM変調は周波数を変えればいいのでIQ平面上を動くその角速度が変調周波数になる。PMは位相を変えれば良いのでIQ平面上の位置が変調波だ。AMは言うまでもなくベクトルの長さになる。以前に書いたがIQ入力に90度位相差を設けた信号を入れればSSBがゼネレート出来る。

◆ ただしAF信号をそのままAMやFM変調できるわけではないところが、アナログSGとしての使いにくさであるとも言える。
この辺りが不人気の理由なのだろうか。ただ波形メモリに入る物なら何でも信号は出せるのでマルチキャリアでもCDMAでもOFDMAでも何でも生成出来る。さすがに地デジで画像を送れるようなメモリ量はないけど。

◆ AgilentのESG-DやローデシュワルツのSMIQなどはアナログ変調もかけられるので人気が高い。中古価格もMG3700の4倍くらいになるのではないだろうか。逆に言えばMG3700がいかに安いかと言う事だ。
オプションのルビジウム発振器付きだとお得度もアップする。LANは標準装備なのでLAN経由で波形転送なども可能だ。MG3700の定価は4百万円位なのでその1/100で買えるというわけだ。

◆ アンリツのSGはウルトラ重い感じなのだがMG3700は15kg以下に軽くしたと謳われている。ただ競合他社のモデルに比較するとデカいので置き場所を選ぶみたいな所はある。オシロやスペアナなど画面のあるものはパネルが大きくなるが、SGに関しては薄型化が進んでいる。

◆ 周波数は3GHz版と6GHz版があるが最近の傾向として(他のモデルにしても)3GHz版は人気がない。
アマチュアにしてもより高い周波数帯へとチャレンジする人が増えたと言う事だろう。逆に1GHz以下で良いよと言う人は生産ライン用の簡易型SGが軽くて良いと言う事かも。

◆ スペアナなどにしても同様で3GHz以下のものは比較的安く買える。
中古価格は需給のバランスなので出物が多い時期にはお得な価格で買えるのだが、その反対の時期には結構高くなったりする。中古車価格も同様で人気の有無でずいぶん価格が変わる。モデルそのものの流行廃りもあるし色の流行もある。

◆ 買った時には人気の車だったのに3年経ったら値が付かないなんて事を経験した人も居るかも知れない。私はその逆に消費税導入前に買った車を消費税導入後に売ったら余り値が下がらなかったみたいな事もあった。今で言うと軽の中古車や新古車人気みたいなものだろうか。

◆ 中古車は税が据え置かれると言う事でディーラなどでは大量に自社登録をして新古車を並べているが、これが結構売れるらしい。自社登録と言えばディーラがノルマを達成するためにみたいなイメージだし、これが中古価格を値崩れさせるとも言われた。しかし軽自動車にあってはこれから払い続ける税金額が安く抑えられるとあって人気である。


タイヤ(5/14)
◆ 車やバイクのタイヤではなく自転車用のタイヤの話だ。自転車乗り氏が、最近は25c(25mm幅と言う事かな)のタイヤが流行っているという話をしていた。どうやら以前は23cが主流だったのが、転がり抵抗が少ないという点で25cが良いと言われているとの事。

◆ 一般的にはタイヤの幅が広い方が転がり抵抗は大きくなるが、自転車やバイクのタイヤのように接地面が扁平ではないものは変形度合いによって抵抗が変わってくる。細いタイヤで固いものならば変形しないが、タイヤの中身は空気なので必ず変形する。

◆ つまり23cよりも25cの方が実質的接地面積が小さいというのだ。接地面積が小さいから転がり抵抗が少なく、タイヤが太いからグリップが良いと彼は言う。そうか?接地面積が広い方がグリップが良いのだとしたら23cのつぶれた状態の方が良くないのか?
◆ グリップに関してはよく分からなかったが、転がり抵抗は比較実験しているデータがあった。
50kgの荷重を加えた時の転がり抵抗測定値なのだが、なるほど28cが最も抵抗が少ない。同じ空気圧で比較すると28cと20cでは2割も20cの方が転がり抵抗が多いのである。20cに8bar入れたとしても25cの6.5barより抵抗が大きい。23cに8bar入れても25cの6.5barより抵抗が大きい。

◆ このデータを見る限り、なるほどタイヤ幅は太い方が転がり抵抗は少ないのかと納得させられる。
同じ幅のタイヤで違う銘柄のものを比較したデータもあった。タイヤの銘柄で転がり抵抗は2割ほど違ってくるようだ。とするならばタイヤ幅と空気圧の関係の2割差は銘柄の違いで吸収できることになる。逆に転がり抵抗が最も少ないタイヤの28cに8barを入れれば最高に転がり抵抗の少ない車輪になる。

◆ ただし幅の太いタイヤは重量が嵩む。タイヤそのものも重いし中に入る空気の量も増える。グラム単位で重さを気にする自転車乗りが、あえて重いタイヤを選ぶだろうかという疑問もある。重さと共に体積が大きくなるので厳密には空気抵抗も違ってくる筈だ。自転車乗り氏が口にしていたGP4000S2と言うタイヤ、調べてみるとコンチネンタルグランプリ400というモデルらしい。
タイヤの銘柄別転がり抵抗のグラフで最も抵抗の少ないのがこれだった。

◆ GP400S2の20cは185gで28cは235gである。その差は50gではあるのだが、グラム単位を気にする自転車乗りにとっては大きな違いなのかも。ちなみに10円玉は4.5gなので110円分の重さの違いになる。回転ものだから重さが気になるのか、それとも自転車の総重量を気にするのかはよく分からない。自転車乗り氏は総重量で、みたいな話し方をしていた。フレームを50g軽くするのは以外に大変なので50g重いタイヤと聞くと躊躇する、みたいな。ちなみにタイヤのサイド部分に色の付いているタイヤは見栄えは良いがその分重い。

◆ こうした重さの関係と転がり抵抗のバランスからすると25cが良い、と言う話なのだ。
どうやら以前は23cが良いと言われていたらしく、自転車乗り氏も23cから25cに変えようかなと言う話だった。タイヤは2本で1万円くらいして、チューブも買うのかな。と言う事はタイヤだけではなくチューブの重さも違うから太いタイヤの重さは更に増す事になりそうだ。


ミリ波(5/13)
◆ アマチュアでも10GHz帯、24GHz帯、あるいはその上の75GHz帯に挑戦する人も居る。
自動車に搭載されるレーダも(60GHz)76GHz帯を使っており、開発当初は非常に高額なものだった。

◆ 10GHzでは波長が3cmほどあるのだが、60GHzでは5mmしかない。つまり1.25mmの長さで位相が90度回ってしまうわけだ。当然この周波数帯で集中定数は使えず、分布定数になる。
分布定数の場合は調整するために基板などをカットする必要があるが、何しろ波長が短いのでその精度も大変だ。

◆ 一般的なトランジスタの増幅回路では入力の整合と出力側の整合には関連がある。入力側の整合を取り直すと出力側の整合が動き、出力側の整合を取ると入力側のパラメタが変化する。
シミュレータなどではこれらをそれぞれチューニングしながらベストな点に持っていく機能もあるが、そもそもトランジスタのモデル自体が正確かと言う事も気になる。

◆ アマチュアからすればミリ波帯を扱う測定器をどうするのかという問題もある。空洞共振器だけでも作れない事はないかも知れないが、やはりスペアナは欲しい所だ。だがこの周波数帯を扱えるスペアナは中古で出ていたとしてもウルトラ高額である。マイクロ波周波数カウンタならば手の届く範囲に入ってくるが、あらゆるもののコストが気になる周波数帯でもある。

◆ この周波数帯になるとテフロン基板やアルミナ基板を使うが、アマチュアに入手しやすいのはテフロン基板だろう。ただ基板の材質にもよるのだが20GHz辺りから急激に誘電損失が増大する。せっかくアンプを作ったのに基板がそのパワーを吸収してしまう。

◆ 車車間レーダなどではアルミナなどの基板の裏側に回路を組み、表側にフェーズアレイアンテナを並べるような実装も行う。無線部分からアンテナまでを出来るだけ短く配線しなければ性能が出せないためだ。
アマチュアでも75GHz帯に挑戦する人がいる訳で、確かに理屈的には難しくはないが加工技術だとかデバイスの入手はかなり難しい。

◆ 車車間レーダなどでも76GHz帯を得るにはその半分の周波数をダイオードで逓倍している。
その昔の450MHz帯のタクシー無線機は150MHzの送信機出力をバラクタダイオードで3逓倍していた。トランジスタと違いバラクタダイオードでの逓倍ではパワーは小さくなるのだが、450MHz帯で出力の出せるトランジスタがなかったかあるいは非常に特殊で高価だったためダイオード逓倍方式が使われた。

◆ 逓倍効率がどの程度だったのかは不明なのだが450MHz帯で5Wの出力を出すためには150MHz帯で100W以上のパワーが必要だったのではないだろうか。当然ながらバラクタダイオードは損失で発熱するのでヒートシンクに取り付けられていた。
やがてトランジション周波数の高いトランジスタが安価に豊富に出回るようになり、バラクタダイオードは姿を消した。
75GHz帯にしてもGaAsなりGaNなりのデバイス技術が進化すればダイオード逓倍によらずに直接増幅が出来るようになる。

◆ 60GHz帯は酸素分子による電波吸収があるんだったかな。伝搬特性も周波数が上がれば損失が増えるので難しいのだが、より広帯域より高速な通信に向かって高い周波数が開拓されて行くに違いない。


新メニュー(5/12)
◆ もう提供されているかな?すき家は牛丼価格をアップして客数が減少したのだとか。これの対策として新メニューを登場させた。吉野家でもおなじみ?の牛鋤鍋定食みたいなもの。これは吉野家で食べた事があるのだが、出来上がりに時間がかかるのと割高なので個人的には余り面白くはなかった。

◆ 何故それを食べたかと言えば(提供開始された直後だったからか)それを注文する人が多かったためである。そうか、一度食ってみるかとオーダした次第。周りの人たちも同じように新メニューに釣られた可能性がある。

◆ こうしたもの珍しさ需要があるので新メニューはそこそこ売れるのだろう。ただしどの位のリピータがあるのかは疑問である。
ここ最近は吉野家に行っていないのだが、昼時などで街道沿いの駐車場のある店舗にはトラックやタクシードライバーが集まっている。駐車場スペースとしてはすき家の方が広い(店舗にもよるとは思うが平均的に)感じだ。

◆ 牛肉は平成3年に輸入枠方式から関税方式に変更された。これは生産車を中心に反対があったわけだが、実際には自由化による競争で日本の牛肉が負けるわけではなかった。生産者にしても競争があるからこそ儲かる仕組みが確立されたと言う。ようするにブランド化でもないのだろうが国産牛としての価値が見直されたという形だ。

◆ しかし反対すればカネになるとばかりに4,000億円以上の補助金を突っ込ませた経緯がある。
補助金は言うまでもなく国民が払っている事になる。自由化というとオレンジもあるのだが、こちらも1千億円以上の補助金をブチこんでいる。リンゴにしても然り、サクランボに関しては1億円以上が突っ込まれている。ちなみに自由化以前にも5億円以上が使われている。

◆ サクランボの場合は流通改善などの目的があったようなのだが、いずれにしても生産者末端には余り関係はないという声もある。
農業にしても漁業や酪農にしても、色々な意味での効率化や後継者の育成などを考えていかなければならない。これは少子化問題と似ている所があり、その時が来て何だかんだと金を突っ込んでもなかなか回復しない。

◆ その少子化問題は高校や大学の定員割れを引き起こし、学校経営のあり方をも左右する。高校においては男子校や女子校を共学化するなどして生徒確保を行う事が行われているが、それでも生徒集めは簡単ではない。
若年層の減少は労働人口の減少でもある。景気低迷期には何でもなかったこの事も、景気回復時には問題になる。景気を回復させようにも労働人口が少なく生産性が上がらない。

◆ そういえばゴーストタウン化ともいわれた熱海辺りに客足が戻ったのだとか。所が旅館などでの人員確保が出来ずに部屋は開いているのに客が取れない事態に陥っている。ホテルなどと違って温泉旅館だと部屋で食事を摂るのが普通であり、従業員の労働力が頼りになる。
人材確保に行政も市営住宅を開放するなどしているのだが、急に人は集まらない。状況の変化が急激で何もかもがついて行けないと言ってしまえばそれまでなのだが、こうした急な変化はあらゆるものに起きてくるのだと思う。


数字(5/11)
◆ 大きな数字が大好きなのは孫さんである。
一番一番と叫ぶのも大好きなのだが、一番になれないと分かるとそれに触れなくなる。
これがソフトバンク内で完結している場合は何と言う事はないが、例えば純増数などは一番になれないと分かると発表を取りやめると言い出した。

◆ それまではドコモやauの数字と比較しながら○○ヶ月連続ナンバーワンだと演説していた。人気があるから純増する、端末やネットワークが優れているからこその純増だと自慢しまくった。しかし顧客をカネで釣る作戦が綻び始めると純増数は一気に最下位になってしまった。

◆ 勿論最下位になるであろう事の想像が出来たので公表自体を取りやめると言い出した。
しかしドコモやauの反対に遭い、四半期ごとの公表となったわけだ。しかし孫さんは、純増自慢をしていた頃とは正反対の言い分となり純増数に意味は無いと繰り返す。

◆ 基地局数に関しても同じである。基地局にはマルチセル構成のマクロ局もあればオムニのマイクロ局やフェムトセルもある。SBMに言わせると、いやSBMな人に言わせると「ソフトバンクの中継局が基地局でないと言っているのは頭の中身の足りないアンチだけ」として基地局数の数字をかさ上げした。

◆ ただSBMな人も最初の頃は中継局が含まれている事を知らなかったのではないだろうか。それが分かって以降は上の文言を繰り返し繰り返し唱えるようになった。日本全国をエリア化するためにマクロ局を立てていた時代は基地局数にも意味があったのかも知れないが、今も同じかと言えばそうではない。

◆ 中継局はセル半径を広げる効果はあるが収容者数を増やす効果はない。マイクロ局はセル半径が小さいので効率的な帯域利用が出来るがセルエッジ問題が顕著になる。こうした様々な問題を解決しながらエリアを広げキャパシティを増大させていかなければならない。

◆ 事業者によって割り当て周波数帯も異なれば帯域も異なるわけだが、そんな事は関係無しに○○万局を作ったからドコモに勝てたとかとレベルの低い数字競争に終始するのが孫さん流だ。これも基地局数で負ける日が来れば基地局数など関係ないとか何とか言い始めるだろう。

◆ SBMが1.5GHz帯をどうするのかは分からないが、もしLTE転用を開始するとしても移行には時間がかかる。おそらくその頃には3.4GHz帯の整備なども始まる事だろうし700MHz帯も整備しなければならない。新たなバンドの設備にはそれなりの金がかかる。実質加入者数が頭打ちになっている現在において、景気が回復すれば吉だが低迷状態が続くと各事業者の収益率は悪化する。

◆ 各社共に高速性を売りにするが、高速通信を使わせるためには通信規制がネックになる。ドコモは最初にこれを解除したがSBMは一部強化している。
ドコモ的には、パケットを使わせるほどカネになるからどんどん使ってどんどん金を払えと言う事だろう。SBMの方はネットワークキャパシティに限界があるので、画像を圧縮してみたり動画サイトをスロットリングしたりして何とか耐えている感じか。

◆ 移動機側の高速化も大変である。PC用の高速LANボードを見れば分かるように高速通信は電力を食う。無線系の処理は誤り訂正なども含めてより以上に大変なのでバッテリコンサンプション問題も出てくる。


オカルト(5/10)
◆ 全てがオカルトというわけではないのだが、どこからがオカルトなのかと線が引けるわけではないので適当に分類する。
オカルトグッズとしては燃費グッズがある。
理屈は分からないが燃費が良くなるのだから良いではないかと開き直るものもあれば、特許技術だから燃費が良くなると謳うものも。
ちなみに特許技術だからといって何かの役に立つとは限らない。規制強化以降は具体的効能を謳った製品ががっくり減ったのも面白い。

◆ SEVなどは付ける場所によって作用が変わる。
燃料系に付ければ燃料が酸化しやすく、つまり燃えやすくなるがオイル系に使うとオイルが長持ち→酸化しにくくなってくれる。
プログラムでさえ思うようには動いてくれず、どんなときでも作ったとおりにしか動かないのにSEVは人間の希望を察知してその通りに動いてくれる優れものだ。ちなみに燃費改善効果を散々謳っていたSEVでさえ、規制の前ではそれら文言を削除する以外にはなかった。

◆ オーディオでも同じなのだが、信じるものはあくまでもそれを信じる。なので信じるものと信じないものの議論は永久にかみ合わない。信じる者は信じる為の様々な理屈を引っ張り出してくるが、信じない者は信じられない理由を見つけてくる。なので燃費グッズ肯定派と否定派は永久に平行線だ。

◆ 実際に実験してみればと言っても「あの時はたまたまそうなっただけ」と言われてしまえば実験は意味をなさない。グッズ肯定派は肯定派に都合の良いデータだけを抽出し、否定派はその反対を行うからである。オーディオとなれば人の感覚の部分なので更にややこしい。肯定派は「音が変わった」と言い否定派は「変化がない」というと、肯定派は「否定派の耳が悪い」と言い返す。
測定器を使った所で、俺の耳は測定器にも勝ると言われてしまえばそれまでだ。

◆ 実はこれは燃費グッズやオーディオの話だけではなく、SBMな人にも当てはまる。SBMな人はSBMに有利な様々な記事を引っ張り出してきて褒め称える。しかし普通の人はその記事の裏側を読んで褒め記事だと言う。SBMな人はそんな事はない、信頼に足る記事だと反論する。
同じ記事をどう読むかの感覚の違いなのでSBMな人とその他の人は常に平行線だ。

◆ SBMな人は、SBMな人と意見の異なる人をアンチで馬鹿で無知で低能だと罵りまくるので議論にもならなくなる。アンチの言う事は正しくないに決まっているから聞く必要はないというスタンスだ。なので同じ事が何度も何度も繰り返されるだけで何の進歩もない。
この辺りは宗教とも似た様な所があり、信じる神が違うのだから何を是とするかも異なる。

◆ 無宗教者の多い日本人からすれば宗教戦争にしろISILにしろ理解しがたい所があるのだが、燃費グッズにしてもオーディオグッズにしてもSBMな人にしても、思想レベルの問題なので善悪が云々ではなくなっている。

◆ オーディオマニアの方でも自分で確かめることを始めるとオカルト域から抜け出す気配を見せたりする。燃費グッズにしても、あのN氏でさえも燃費グッズはエンジンよりも人間に効くと言い始めた時期があったくらいだ。ただ自ら確かめることをせずに教えに従うことから抜け出せない人は、決して変わることはない。


エージング(5/9)
◆ 昨日の話の続きみたいな感じだが、ケーブルや機器のエージング論を唱える目的?には2種類あると感じた。一つは販売店などがエージングの必要性を訴えるもので、高額なケーブルを買ったのに音が変わらないといったクレームに対処するためだ。

◆ 勿論予めクレームが来ないように言い含めはしておく。つまり、このケーブルの音の違いが分かるのはシステム全体のレベルが高く、そして聞き分けられる耳を持った方だけですと。つまり、音が変わらないよとクレームを付けてくる事自体、プアなオーディオシステムを使っていて音の違いを聞き分けられない耳しか持っていない事を白状してしまう事にするわけだ。
それでもクレームが来た場合の言い訳がエージング論である。

◆ お客様、ケーブルを変えてすぐに音の違いが分からないのは当然です。もしかしたら従来使っていたケーブルの方がいい音がすると感じませんでしたか?そうでしょう、お客様は十分に音というものを理解されていますね。
ケーブルの音というものは、それはどんなケーブルでも同じですが時間と共に変化を繰り返します。
最初は良くなったり悪化したりが比較的短い周期で繰り返されます。それが落ち着いてくると変化が穏やかになりベストな状態に向かって少ない変化に変わります。そして最終的にはケーブルの持ちうるポテンシャルをフルに発揮した状態に収束していきます。
ですので昨日お買い上げ頂いたケーブルを最低200時間エージングしてみて下さい。200時間オーディオシステムを使い続ければ驚くような変化が現れます。そして安定状態になったらケーブルを外すことなくその状態を保って下さい。

◆ 勿論そんな事は嘘なのだが、日にちが経つ事によって何が何だか分からなくなる。元のケーブルに戻した所で、今度はそのケーブルにもエージングが必要だと言われると余計分からない。
じゃあ2本のケーブルを直列にして同時にエージングなどでもしようものなら「お客様、異種ケーブルをつなぐなどと言う事はしてはいけません。せっかく当店でお買い上げ頂いた最高級ケーブルに普及価格帯ケーブルの音の癖が付いてしまいます。」と言われる。

◆ 商売的ではないエージング必須論もある。端子に接続する時に物体は必ず磁気を帯びるので、その磁気が安定するまでは音が変化し続けるのだとか。ちなみに銅線は磁性体ではない。
他にも「プロの私でもケーブルのエージングには最低でも1週間はかかる。場合によっては半年以上時間を費やす事もある。」とも記されているページがあった。

◆ エージング論があるのでケーブルの比較記事などインチキだと言い切る人が居る。買ってきた線をそのまま使って音が良い悪いと判断するのはオーディオの本質を分かっていないからで、本来であればそのケーブルの音が落ち着くまで場合によっては10日間、ものによっては半年以上エージングした上で判断しなければならない、評論家は分かっていないのだとお怒りだ。

◆ これらページをリンクしたいのは山々なのだがグット堪えて控えている。他にも、電線を撚り線ではなく単線にしたら太くストレートな音になったとか、角形のタンタルコンデンサを涙型のものにしたら丸い音になったとかって、見たままジャン、ってなページもあった。


ハンダ(5/8)
◆ 鉛入りハンダを買ったという話は以前に書いた。あの時はMonotaROで頼んだのだが150g巻で1,400円くらいではなかったかと思う。
ハンダって意外に高いんだなと思ったのだが、MonotaROが高いというわけではなく普通の価格だ。500g巻だと4〜7千円位の価格が付いていた。

◆ 流通量としては無鉛ハンダの方が多くなってきているので鉛入りハンダ価格が従来より上がったのか、鉛価格自体の上昇によるものなのか。
ヤフオクでは時に販売店価格より高く売られているものもあるが安いものもある。以前にBlogで書いたようなやたら高額なハンダは見かけていたのだが、フツーのハンダを探した事はなかった。

◆ あのやたら高額なハンダ、どうやらオーディオマニアが好むものらしい。ハンダで音が変わるという事を聞いてももはや驚きはしないのだが、1mで数十万円もする電源ケーブル同様に切り売り25cmで5千円なんてハンダが売られている。錫と鉛の成分は普通のハンダと同じなので、おそらくはブランドだとか年代だとかで音が変わるのだろう。

◆ この理屈で行くと電源ケーブルやシールド線も10年寝かせると音に深みが出たり、30年ものとなると常人には少し耳障りかも知れないが、いかにもマニアが好むような渋みがプラスされる、なんて事になったりして。
と、そんな事はあるまいなと検索してみるとケーブルをエージングするなんて話がある。勿論エージング効果がないと書かれているページもある。

◆ 高価なケーブルを買ったのは良いが従来使っていたケーブルとの差が分からない。こんな時に便利なのが"エージングが済んでいないからだ"となる。こうしたエージング論からビンテージハンダの価格が上がるのかも知れないのだが、はんだは溶かしてからの時間が必要だなんて新たな理論が登場すると、高値取引されているハンダの価格はどう推移するのだろう。

◆ フツーのハンダに関して、メーカなどが無鉛ハンダにシフトした事などを受けて市場に中古というか新古のハンダが流れたらしい。メーカによっては鉛入りはんだ使用エリアを喫煙コーナ並みに通常エリアとは分離している所もある。
ヤフオクなどは出品物の量と需要のバランスなので常時安価に買えるわけではないのだが、500g巻が千円位で買えて得した気分である。まあ送料がかかるのは仕方がないというか、MonotaROでも規定総額以下だと送料はかかる。

◆ 今のうちに鉛入りハンダを大量に仕入れておき、10年も寝かせると10倍の価格で売れるかも知れない。オーディオマニアのエージング効果狙いではなく、その頃には鉛入りハンダが貴重となっている可能性もあるし、もしかしたら鉛入りハンダ(の、新品)は売ってはいけないと規制されているかも知れない。まあたっぷり買っても売れ無くなっちゃった、なんて事になるかも知れないので儲かる保障は出来ないけれど。

◆ 私は最近はスルーホール基板に足つき部品を挿すなんて事が殆ど無くなったのでハンダ使用量は激減している。スルーホール基板だとあの穴と部品の足との間に多くのハンダが吸い込まれていくのだが、チップ部品の場合はそれが最小で済む。チップ部品全盛となってメーカなどのハンダ使用量も激減したに違いない。


パーツキット(5/7)
◆ チップ抵抗やコンデンサ各種が小さなパッケージに入ったパーツキットがある。プラスチックの小さなボトル状のものに入ったものもあるし、紙のパッケージに入ってノート状になっているものもある。最も安価にこれらを入手する方法はメーカからサンプルキットを貰う事なのだが個人ではきわめて難しい。

◆ 一般市販もされているので買えば手に入るのだが結構高額である。24系列(24乗根で分割したもの)が100個ずつ入ったもので5万円くらいはする。チップ抵抗の1個の価格は0.5円以下だと思うので部品代は数千円である。あとの4万円以上はパーツケース代と人件費である。

◆ パーツケースは、以前はフィルムケースをよく使った。チップ部品には少々大きすぎるのだが他に適当なものが無い。フィルムケースならば写真屋に行けば無料で貰えたし形状が一定なので使いやすかった。密閉性も良好で乾燥剤も一緒に入れておけば長期保存も大丈夫、みたいな。

◆ 大きなチップ抵抗、3216サイズくらいだと文字が印刷されているのだが1005となると何も印刷されていない。見た目では10Ωの抵抗も100kΩの抵抗も一緒なので混ざってしまうと大変である。コンデンサだって何も印字はされていないが10pFと0.1μFだったら誘電体の色で判別出来るかも。

◆ 2GHz帯位の無線機で高周波部分を集中定数で作ると0.1pF単位のコンデンサが欲しくなる。2.3pFより2.5pFの方が特性が取れるな、みたいな感じで。これも入手は可能なのだがどこまで揃えていくかによってコストが変わってくる。無線機メーカの開発セクションなら当たり前のように揃えているわけだが、アマチュアの人たちってどうしているのだろう。
周波数が低ければトリマコンデンサが使えるが2GHz帯となるとそれも難しい。コンデンサを直並列にして合成容量を作る事は可能だが面倒だ。

◆ チップ部品ではなく足つき部品のキットもある。
ただ抵抗などは100本や200本で袋わけされているので、これを買って自分でパーツケースに入れた方が安い。秋月でも73種類のセットが5.7千円で売られている。

◆ 私はディスクリート抵抗は余り持っていなくて、それは使用頻度が低いからである。チップの方は在庫が減ってきたので先日買った。と言ってもメーカのサンプルキットがヤフオクで売りに出されていたのでそれを落札した。同様のものを市販品で買えば約8万円、送料を含めた入手価格は約3.5千円だった。まあ需給のバランスで価格は決まるものなので需要が少なかったと言う事だ。

◆ チップ部品は今は1005サイズ以下が主流だろう。
0402や0603に慣れてしまうと1005は大きいなと思い、1608に至ってはルーペ無しで付けられるジャンという感じだ。1005も裸眼で付けられない事はないが実体顕微鏡を使った方が半田付け品質が上がる。0603サイズ以下は実体顕微鏡無しでは厳しい。

◆ バラック配線となると1005サイズでも実体顕微鏡が必要だ。基板に付ける場合は付ける場所が決まっているので何とでもなるが、生基板の上にチップ部品をバラック配線となると位置決めが面倒である。チップ部品は以外と熱伝導性が良いので片側を半田付けしようとしたら反対側が取れちゃった、みたいな事もよくある。


8591E(5/6)
◆ 8591EはHPのスペアナである。8591Eは1.8GHz、8693Eが22GHzで8695Eが6.5GHzだったかな。世の中に相当な量が出回ったと見られるポータブルスペアナなので中古も沢山出回っている。同じ筐体の他のシリーズもあるので見た事がある方も多いと思う。

◆ 他のスペアナ同様にオプションでトラッキングゼネレータを取り付ける事が出来る。ジャンクの測定器を買ってきていじると言うつもりならば、IF周波数の発振器といくつかのミキサがあればトラッキングゼネレータを組み込む事が出来る。ソフトが対応しないので機能は制限されるが、SMAコネクタタイプのDBMなどを買ってくれば組み立てるだけという感じで出来てしまう。
Local信号が出ていない場合はシールドケースから引っ張り出す必要があるのだが、回路図も公開されているので難しくはない。

◆ この機種で壊れやすいのは電源スイッチではないだろうか。微妙に押さないと電源が入らないみたいな機械を何台か見た。どんなスイッチが使われているのか迄は確認していないのだが、接触不良になりやすいのかも。
使用時間の長い機械はブラウン管に焼けが見られる。場合によっては輝度が低くなっていたりフォーカスが甘くなっていたりする。
フォーカスはケースを外すと横面に調整の半固定抵抗があるが、それで調整しきれない場合はブラウン管ユニットを外す必要が出てくる。

◆ 電気系が経年変化で壊れる事はあまり無いのだが、この手の測定器では人的ミスでアッテネータを焼いてしまう事がある。これはパーツを交換する以外に直しようがない。特性がどうでも良いというのであればアッテネータの焼けた抵抗を交換する手もある。このスペアナは製造中止から10年以上を経過しているのでサポートは終了している。

◆ 変調解析などのディジタル対応もソフトウエアで実現出来る。CPUの速度の問題があるので専用機のような速度や機能はないのだが、EVMなどを測る事が出来た筈だ。但し中古でソフトを買う事は不可能に近い。ハードウエアオプションもe-bayなどに出ている場合もあるが、ハードだけの増設では済まない(ファームにライセンス番号を打ち込む必要があるなど)ものもある。

◆ トラッキングゼネレータ付きの中古の場合は10万円くらいの値が付く場合もあるが、電源ON確認のみのジャンク扱い品であれば8591Eが4万円くらいで買える。これでキャリブレートが取れれば儲けものなのだが、そう甘くはないかも知れない。キャリブレーションが取れなくてもサービスマニュアルに沿って調整すれば直る可能性がある。サービスマニュアルは公開されている。

◆ レベルキャリブレーションやリニアリティのテストにはSGがあった方が良いのだが、スペアナのキャリブレート出力だけでも何とか調整は出来る。
フィルタの調整には2.54mmピッチのショートジャンパプラグがいくつか必要になる。
調整範囲を超えたズレがある場合は面倒だ。メーカの想定する調整範囲を超えると言う事なので、それは故障である。

◆ 故障を直すためには故障部品を手に入れる必要があり、それはもう一台買わなければならないみたいな事だ。8591Eで6万円を超えると高いなと言う感じになるので、例え4万円でもニコイチにすると高いスペアナになってしまう。


キャッシュバック(5/5)
◆ タダでも売れないからお金を付けて配るというのがiPhoneなどの契約時に行われるキャッシュバックだ。そもそも割引だ何だでタダになっている訳なので、それ以上に安くするためには金を配る意外にはない。今年の春商戦でも3月末にはiPhoneを1台買うと5万円キャッシュバックなんて店があったようだ。ただし色々な付帯契約必須なので面倒と言えば面倒である。

◆ 日本では未だ行われていないと思うのだがAppleはiPhoneやAndroidを下取りするのだとか。Androidを高値で下取りしてiPhoneを売ればシェア拡大が出来る。中古のAndroidスマートフォンを持っていくと新品のiPhoneが貰えるとしたらiPhoneに変えるという人も少なくないと思う。

◆ 以前掲示板にこんなご意見を頂いた。誰もがエンジニアではなく製図台までは必要ない。文房具は子供から一般人まで幅広く使われる。リンクではAppleのノートを使っている人が多いのだが、つまりITリテラシーの高くない普通の人にとって使いやすいのはMACだと言えるのかも知れない。ただし現状ではMACのシェアは数パーセントである。

◆ AndroidとiOSも似たような感じだ。マルチタスクもどきなどが実装されて少々分かりにくくはなったものの、それでもiOSの方が初心者には優しい。
IT系のライターといえども多くは文字書きなのだからMACやiPhoneを好む、いや、好まざるを得ないのは当然かも知れない。エディタ諸氏に言わせるとWindowsは難しい、Androidはいじれないとなってしまう。

◆ そんな中で従来はiPhone一色だった女子中高生の間にもAndroid派が増えてきた。アクティブ層である彼女たちがより多機能なものに興味を示すのは当然とも言えるのだが、今まではiPhoneの安さに釣られていた。ところがキャッシュバックの縮小で価格差が小さくなってくると、多少なら高くてもAndroidが良いと思う人が増えたわけだ。

◆ iPhoneのシェア拡大に中高年が寄与しているという話しもある。価格が安い事に加えて使い方が簡単なので中高年に勧めやすいというわけだ。iPhone6なら画面も大きくなったので老眼にも優しい。
らくらくスマートフォンよりiPhoneの方がメジャーなので分からない所を他人に聞く事も出来る。

◆ 実際従来型ケータイを使っていたひとがスマートフォンに変えると聞けば、私はiPhoneを勧める。
機能云々は関係ないだろうし、出来ない事があったとしても"iPhoneだから仕方がない"で済んでしまう。なまじAndroidだと大抵の事は出来てしまうので、それを教えなければならないし他人から教えて貰った事は自分では出来なくなる。これは初期化したらそのたびに困る事を意味する。

◆ Android使用禁止令でも出てiPhone以外に使えなくなったとしたら、私は相当不便になる。Felicaも使えなくなってしまうしシステム系のコントロールも出来なくなる。マルチタスクだってAndroidスマートフォンのようには動いてくれない。

◆ NX BatteryアプリはiOS8になっても相変わらずバックグラウンドでは上手く動いてくれない。スリープさせておくと起動しないので、前回起動した時との間が直線で結ばれるだけだ。バッテリコンサンプション改善のためにスリープ時のアプリ動作を制限したのだろうか。


MVNO(5/4)
◆ MVNO事業者が使うのはドコモの回線である。
理由は帯域辺りのコストが安いからだ。KDDIは従来はドコモの2倍の価格を付けていたのだが、値下げによりドコモ並になった。SBMは3倍の価格だったが、これも値下げに踏み切る事になる。
ドコモの場合は厳格なコスト算出が求められる上に、不審な点が見つかれば裁判にも発展してしまう。だから過剰な利益を乗せられないという点も勿論なるとは思うのだが、他社が高いのはそれだけでもあるまい。

◆ 算出方法が今ひとつクリアではないのだが、設備の償却年数も関係していると思う。SBMは資産目減りを防ぐために償却年数を延長した。例えば償却を5年に設定すると5年経過した設備の評価額はゼロになってしまうが、無限に設定すればいつまでも価値を失わない。
実際には限度というものが定められているので好き勝手には出来ないのだが、コントロールは可能なのだ。

◆ SBMの場合は更に複雑でVodafone買収額のどの位を入れるかという問題もある。Vodafoneを高すぎる価格で買ってしまったためにベースコストが上がってしまっている論だ。設備投資額からすれば帯域辺りドコモの3倍とは思えないし、逆にそんな額の設備投資が行われているとすればエリアにしてもLTE化率にしても他社を超えている可能性もある。結局その算出価格に根拠がない事は、一気に帯域辺り価格を1/3に下げた事でも分かる。

◆ MVNO事業者に使って貰うにはエリアもパフォーマンスも正直に言わなければならない。ナンバーワンだナンバーワンだと叫ぶだけでは使って貰えない。しかしドコモのみならずauもMVNO事業者を意識し始めた事で。SBMも追従せざるを得なくなった。

◆ これが2年前であればスペシャルプライスを出してドコモ回線を使っているMVNO事業者に売り込みまくる事も出来ただろうが、悲しいかな今はそんな金は無い。結局金で加入者を買う以外に大手と立ち向かう事が出来ないのはVodafone時代と同じなのではないだろうか。

◆ MVNO事業者も競争激化で収益率が悪化してきている。設備を余り持たずに参入出来るとあって雨後の竹の子のごとくMVNO事業者が増加した。MNO事業者が定額制など、ある意味リッチで高額なサービスに集約される中でMVNOはもはやニッチな部分を狙ったばかりとも言い切れないほどの存在になった。

◆ 多くの事業者が参入すると言う事は利益が大きい事を意味する。儲からない事業に参入しようとする企業は少ないわけで、利益率が高く将来性が見込めると思うからこその参入だ。しかし競争の激化はコストパフォーマンスを適正に保つ事となり、MVNO事業者は利益を削らざるを得なくなった。

◆ 競争の中で利益を出していくとすれば帯域辺りのコストが安くなければならない。MVNO事業者に帯域卸をした所でMNO事業者は余り儲からないのではないかという見方もあるが、回線卸だけでユーザ対応の手間がかからないので十分だろう。しかも安定収入であり、収益予測も立てやすい。もう一つはスケールメリットの拡大だ。
例えばドコモ単体で考えると加入者数は頭打ちでありスケール拡大が見込めない。ここにMVNO事業者が帯域を買ってくれる事でスケールメリットが出て設備償却が楽になる。


気候(5/3)
◆ 今年は関東南部地方では積もるほどの雪は降らなかった。去年以前数年は東京や横浜でも積雪があって交通機関に影響が出た。
もっと大きな変化があると見られているのが米国カリフォルニアで、例年よりも水不足が更に深刻化するのではないかと見られている。
庭の芝に水を撒く時間を制限したり、トイレに流す水を少なくするなどカリフォルニアの人たちも不便を強いられる。庭の芝生をやめましょうみたいな動きもあって、芝生ではなくサボテンを植える人まで居るのは半分皮肉なのだろうか。

◆ カリフォルニアの大きな規模の干ばつは数年前にもあり穀物が出来なくなり、酪農にも多大な影響が出た。その時に種牛まで出荷してしまった酪農家も多く、牛の頭数は減少したままだ。牛が減って需要が一定であれば価格が上がるのは当然で、安値安定していた当時と比較すると2倍くらいになっているという。
ちなみに牛はなかなか増えないので、価格が上がったからと言ってすぐに出荷量を増やす事は出来ない。

◆ 今年がどうなるのかは分からないのだが、カリフォルニア南部の海水温は高い状態だという。
この海域の表面水温が高いとカリフォルニアに雨が少なくなる傾向があるので、これが続くと干ばつとなってしまう。夏の水源として山に降った雪も重要となるが、これも少なかった。

◆ カリフォルニアの穀物の出来不出来は日本にとっても大きな影響がある。動物の飼料の価格が変動すれば豚肉の価格も鶏卵の価格も上がる。人間が食べる食品の価格も当然上がる。食料自給率の低い日本にとっては海の向こうの天気の具合もおおいに気になるのだ。

◆ 海外依存性が高いエネルギ、石油輸入やその価格の不安定さを回避する目的で原発推進姿勢となったのだが、ある意味エネルギよりも大切な食糧自給率の改善は行われていない。食糧自給率の改善には農業の大規模化が不可欠だ。しかし個人農家を守るためとして大規模農業参入は制限されている。

◆ 個人農家を守る事と大規模参入を防ぐ事が、商店街に大きなショッピングセンタが出来るのと同様に考えているのではないだろうか。本来はJAなどがそのとりまとめを担うべきなのだが、実際には殆ど機能していない。この辺りは純民間による農業の効率化などが行われない限り厳しい状態は続くだろう。

◆ 日本の夏はどうなるのだろうか。暑い夏と寒い冬は経済に対してプラスに働く。しかし冷夏となると観光地をはじめとして夏物衣料や家電製品も売れなくなるなどする。暑すぎる夏も困りものだが夏らしい夏もまた必要なのだ。

◆ と言った所で自然の前で人間は全く無力である。
冷夏ならば冷夏なりに過ごさなければならないのだが、現在の日本の経済はそこまで強くはない。自然災害に関しても同様で、何かが起きれば人的にも経済的にも大きなインパクトがある。
災害で喜ぶのは復興財源の取り合いで肥える役人とその外郭団体位なものだ。

◆ 今年度に入って様々なものが値上げされた。デフレ脱却のための値上げというか、値上げされた分で企業が潤うのなら未だ良いのだが実際はそうでもない。税金が上がって財務省は潤うのかも知れないが、それは国民には還元されない事になっている。輸入穀物が上がってその分国内産が売れるというのならば良いのだが、そもそも生産量に限りがあるので高すぎて買えないとなってしまう。


スペアナ(5/2)
◆ スペアナと言って良いのかどうかは微妙な、安価なバンドモニタみたいなものが色々売られている。以前に書いたNEC製などもPCに接続して使う簡易電界強度計みたいな感じだ。測定器としてのスペアナとはちょっと違うのだがスペアナ的に使う事も出来る。

◆ 千石電商でも扱いのあるRFExplorerはさらに簡易的なものだ。おそらくダイレクトコンバージョン受信機とSDRで構成されていると思うのだが、ダイナミックレンジは-115dBmと謳われている。何故ダイナミックレンジがマイナスなのか、単位付きなのかは謎なのだが、この表示が正しいとするとADCは20Bitという事になる。

◆ ただしノイズレベルと最大入力レベルの差は105dBしか無い。最大入力レベルも非破壊最大なのか内部が飽和しない最大なのかは不明だ。いずれにしても最大入力レベルとノイズレベルの差が105dBなのでダイナミックレンジ-115dBm(千石表示のまま)の意味が分からない。ちなみにメーカサイトを見ると別の記述になっていて、それは間違いではない。

◆ 測定周波数範囲はモデルによって異なるが千石扱いのものは15MHz〜2.7GHzとなっている。
Spanは112kHz〜600MHzなので局発をスキャンしているのは間違いない。ワンセグドングルでもスペアナソフトを使うとスペアナとしてワイドバンドスキャンが可能になるが、スキャン時間が余りに遅く実用的ではない。

◆ RBWは3kHz〜600kHzで、ソフトウエアフィルタなのだろうから帯域はいくらでも狭く出来そうだがVCOのC/Nで制限されている可能性はある。
Windowsソフトも使えるらしいのでSDRとして使えれば広ダイナミックレンジの受信機になるのだが、そのあたりは不明だ。

◆ 簡易型電界モニタのような感じなのでバンド内外の電波状況をモニタするとか、そんな用途であれば使えない事はない。この手のものは仕様がハッキリ記載されていないのでどんな測定でどの程度の誤差になるかが全く分からない。
それでもケース入り、LCD付き、バッテリも入って3万円弱で買える事を考えれば良いのかも。

◆ 通常ボルトを回すにはスパナやメガネレンチなどを使うがプライヤーで挟んでも回せない事はない。普通に高周波の測定を行う時には測定器を使うがRF Explorerでも測れない事はない。
と、その程度と考えるのが良いだろう。

◆ 手元にこの機械があれば性能を測ってみたい気もするのだが私の使い方からすると3万円は高すぎる。スペアナの中古も沢山出ているので5万円くらいでも使えるものが買えるし、20万円も出すとかなり良いものが手に入る。

◆ アドバンテストのものは電解コンデンサ不良が多いのだが直せる可能性はある。HPものもは故障は少ないのだがE8591時代のものはRBWキャリブレーションエラーになるものがある。
手動補正すれば使えるのだが面倒だ。アッテネータが焼けているなど物理的に部品が壊れているものはどうしようもないのだが、幸いにしてと言うか今までにアッテネータ焼損品には出会った事がない。

◆ 安価に市場に出ているのはアドバンテストかアンリツの送信機テスタが多い。アンリツの送信機テスタは3万円くらいで買えると思うので、値段を考えれば個人的には悪くないと思う。センサを買うとパワー計にもなる。


高価格品(5/1)
◆ 高価格版AppleWatchは200万円位するんだったかな。以前に書いた漆塗りのレクサスマーク付きのUSBメモリもこの路線である。これは機能が優れていると言う事ではなく、外装や装飾にカネをかけた例だ。同様な商品は飴にもあって、漆塗りのパッケージ代が53万円以上で中にはフツーの飴が入っている。

◆ 高額な贈答用などとして使われるのかも知れないが、貰った方が高価格ケースに入っている事に気づかないとそのまま捨てられてしまったりして。まあそれなりの説明書というか能書きが付いているとは思うが価格までは書いていないだろう。

◆ 機能を向上させて価格が上がった品物もある。
少し話題になった1万円のティッシュペーパなどがそれなのだが、おそらく売れない事を見越した製造コストなのだと思う。高級と言われるティッシュペーパでも1箱数百円が普通なので、量産すれば似たようなコストになると思われる。ティッシュだから和紙を使うというわけでもないので紙のコストは限られる。

◆ 機能と非量産化で高いものもある。美容師や理容師が使う刃物は最低でも10万円、機能という点では100円ショップで売られているハサミと同様ながら切れ味やその持続性を追求した結果高額なものとなったわけだ。しかし最近ではそれらはものを作る職人も減っていて、金を出せば買えるというものでもなくなってきているのだとか。

◆ 包丁などでも同様らしく中古品が結構な価格になっているのは、研ぎ直して使う需要が多いからだそうだ。量産品の刃物も使えない事はないというのだが、色々な面で手作りされたものの方が使いやすいらしい。
道具や工具へのこだわりは以前にも書いたのだが、まさに商売道具であるだけに妥協を許さない職人は多い。

◆ カミソリ一つにしても刃面のミクロな仕上がりが、肌に当てた時の感触に直結すると言う事になる。ひげそりがいかに上手くても刃物がだめなのでは肌を傷めてしまう。床屋などが刃物を革のベルトのようなもので研ぐ?のを見た事がある方もいると思うが、その位微妙な刃先の平面度が必要とされる・と、床屋の店主が言っていた。

◆ 毛抜きに関しても過去に書いたと思うが、資生堂のものがなかなか良く出来ている。毛抜きも職人が作った何万円もする品があるが、残念ながら私はそんな高級品に触った事がない。
資生堂のものは接触面がギザギザになっているのだが、長く使っているとこの部分が摩耗してくる。毛抜きは細い線を引っ張る時にピンセット以上に力を入れられるので工具としても有用だ。フレキシブルケーブルなどをコネクタから抜いたり挿入する時には便利に使える。

◆ トルクスのドライバとか6角レンチなどのハイトルク系ネジ用工具も出来れば良いものを使いたい。工具の方がネジに負ける事もあるし精度が低いとネジを痛めてしまう。実は先日トルクスネジをナメてしまった。ドライバが摩耗していたのだと思うがツルッと回ってしまったのである。これには困った。
幸い露出しいぇいるネジだったのでネジの外周を掴んで回す事が出来たが、奥まった所にあるネジだったらアウトだった。
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