0SIM(2/7)
◆ blogの方にも書いている0SIMの話である。
F&F読者の方から無償で頂いた0SIMを、現在はN-07Dに挿入してテストしている。
N-07DはこれまでFOMA契約のSIMを入れていたのだが、これを入れ替えた。FOMA契約の方はデータ契約をしていないので電話としてしか使用出来ない。
その電話にしても受ける側は転送を仕掛けてあり、かける方はかけ放題契約の方を使うので電話としては使っていない。
◆ データはWi-Fi設定を行って使っていた訳だが、ここに0SIMを入れる事にした。N-07Dは2GHz帯と800MHz帯のみの対応、SO-04Eはこれに加えて1.5GHz帯にも対応しているので条件が同一にはならないがスピードテストなどを行って様子を見ている。
◆ 2GHz帯に関してはレピータがあるので電界強度は高いはずなのだがアンテナピクトが2本である。NetworkSignalアプリを入れてみたのだが動作しなかった。アプリ自体は動作するのだが電界強度が表示されない。
通信自体は出来ているしIPアドレスも表示されるのだが電界強度が出ない。
ちなみにSO-04Eの方は正常に表示されている。
◆ 0SIMは月間500Mバイトまでは無料で使え、3ヶ月使用しないと使えなくなる。400Mバイトまで使うとso-netからお知らせが来るが、実際に使っているとあっという間に突破してしまうと思う。Androidスマートフォンはデータの制限設定が出来るので、これでリミットを設定しておくのが安全だろう。
あくまでも無料の範囲内で使うとすれば、だ。
◆ 500Mバイトを超えると従量課金されるが、リミットがあるので無限にカネがかかるわけではなく、最大は5Gバイトで1,600円だ。
これはMNO事業者よりもずっと安いがmineoの1,580円より少し高い。mineoの方は定額料という形なので、繰り越しは出来るが使い切れない場合は捨てる事になる。ちなみにデータ使用権を買い足す場合は100Mバイト辺り150円となっている。
◆ so-netの方の従量部分は100Mバイト辺り100円なのでデータ使用量が変動する場合はso-netの方が安い場合もある。MVNO事業者も各種プランを作って競争しているので自分にあったプランや事業者を選ぶ事が出来る。普段は殆どデータは使わないが出張や外出時にはそれなりに使うという人にとってso-netの料金体系はメリットになる。
◆ MNO事業者の場合は料金もシステムもほぼ横並びであり競争が出来ているとも思いにくい。
ソフトバンクなどは迷走期に「他社のプランをコピーする」と言っていたくらいで、しかし完全にコピーする事が出来ずに様々な制限が加わった劣化版だった訳だ。
◆ 結局の所カルテルとは言わないまでも競争が促進されているとは言いにくく、なのでネットワークや顧客満足度の差で今はソフトバンクが一人負け状態だ。第3四半期にはドコモが久しぶりにMNPでプラスになったとの事であり、加入者数でも新規獲得数でもMNPでもソフトバンクが最下位となった。
◆ これまではドコモ不調が当たり前だったわけだが、そのドコモが好調である。ドコモの好調要因はMVNO以外は特に変わった所はなく、ソフトバンク自滅したから代わりにドコモが上がってきたみたいな所ではないだろうか。
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