TV受像機能(9/7)
◆ スマートフォンに搭載されている機能で最も使われていないのがTV受像機能ではないだろうか。
少し前であればスポーツの中継などを観るという需要が存在していたのだが、それも今はIP放送で事足りる。
◆ 一部のスマートフォンではTVやラジオ機能を使う時にはイヤフォンや外付けアンテナを付けなければいけないのも需要を遠ざける。イヤフォンならまだしもそれに接続するアダプタと称される短い線を使えと言われると面倒だ。
◆ 今後もスマートフォンにTV受像機能が搭載されるのか。ドコモはスマートフォンや携帯電話に搭載されたTV受像機能もNHKの受信料徴収対象だとの判決を受け、考慮を要すると言っている。
◆ TVを持たない若者も増えている中でスマートフォンの所有で(TV受像機能を使うかどうかによらず)2,520円(2ヶ月分)の負担を生み出すとすれば問題だ。
◆ MNOからMVNOへの流れがある移動体通信業界で2,520円は小さな金額ではない。自宅にTV受像機があり受信料を払っている場合はセカンド受像機として課金は免れるがそうでない場合は負担増になる。
◆ そもそもスマートフォンはTV受像機ではない。TV受像機以外の機器で付帯的にTV受像が可能なものにあっては受信料の対象ではないとなっている。しかし判決は、スマートフォンはTVを観るための機械であると認定した。
◆ 個人的にはTV受像機能は要らない。今まで使ったドコモ販売のスマートフォンにはもれなくTV受信機能が付いていたが、それを積極的に使ったのは数回しかない。
◆ N-07DはTV受信用のアンテナ内蔵だったので比較的気軽に使う事が出来たが、Xperiaはアンテナ線を付ける必要があったので一度も使った事がない。
◆ TV機能を使うためにはアプリを常駐させなければならないので、メモリの少なかったN-07DはTV機能を使わない時にはアプリも強制停止させていた。
◆ ドコモ的にはNOTTVをもっと上手く使えば良かったのだと思う。
末期には既存放送局が番組の提供などを行ったが、既存民放のサイマルを流せば良かったのではないのか。NHK以外は全部観られるようにする。
◆ まあドコモにはそんな事は出来ないだろうな、10年前のソフトバンクになら出来たかも知れないけど。
◆ サッカー中継で久しぶりにTV受像機の売り上げが伸びたのだとか。
大画面や高精細画面でサッカーを見ようとだいたい需要が膨らんだのだそうだ。つまり、観る番組があればTV受像機は売れる。観る番組がない、観なくても済んでしまう番組しかないからTVが売れない。
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