ポケベルをバラす
F&F読者の方から不要になった携帯電話とPHSとページャを頂いた。
ページャ分解はF&F初である。
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数字表示のコイツは電源に単四電池を使うもの。
今では空気電池が一般的になっているが、この当時は大きさ的にも単四で十分だったのだろう。
受信部は(詳しく見ていないが)ダブルスーパかも知れない。
最近のページャではシングルスーパが一般的だが、ローミングや多チャネル構成にするためにはダブルスーパの方がフィルタなどの点で良さそうな気がする。
香港辺りではクローンページャ全盛という。
IDの書かれたROMをコピーしてしまうのだとか。
呼び出すときには呼び出し先を明確にするメッセージを入れる。
何と言っても、クローンは一斉に呼び出しを受けるわけだから。
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これが中身である。
別基板になっているところにはバックアップ電池らしきものとトランスが乗っている。
トランスは液晶照明用のELを光らせるためのものかもしれない。
VCOの上のアクリルのスペーサの下になるSAWフィルタはアンテナフィルタかな?左上の方がIF系だろう。
ダブルスーパだと思ったのは、MCFとセラミックによるフィルタが見えるからだ。
右上の黒くて丸い物体は発音体,ブルブル用のモータも現在のレベルからすると随分大きい。
基板の反対側,つまり液晶側にはIF用と思われるICが乗っているのが見える。
液晶の下にも(たぶん液晶制御用の)LSIが見える。
基板上には3つもトリマが付いていて検査工数も大変だろうな,と心配してしまう。
最近では携帯電話でもPHSでも部品レベルで規格が管理されていて、調整点など殆ど無い状態だ。
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