エプソン,CP−100を解体する
CP100を解剖する機会があったのでお知らせしよう。
まずはDC−20/DS−7との画像比較から。
解像度が違うから、画面上のサイズが違うのはご覧の通り。
データサイズを小さくするために、双方ともjpegで比較的圧縮された状態だ。
なお、F&Fで使用しているのはすべてこの圧縮レートだ。
DS−7の画像
DC−20の画像
CP−100の画像
これは、殆ど同じ場所からほぼ同時に撮ったモノだ。
圧縮レートの低い画像なら、もっと詳細に違いが出るのかも知れないがTIFFだとDC20の画像で500KB以上になる。
低圧縮jpegでも100KB近いからここで紹介するには不向きと判断した。
CP100は、室内の明るさだと自動的にストロボが発光する。
DC20やDS7には無い機能だ。
ストロボのおかげで、蛍光灯下でも自然な発色になっている。
こいつは結構デカい。
最初は私もこれを狙っていたのだが、実物を見てその大きさに驚いたものだ。
なんと、その容積はDC20の3倍近くあるのだ。
電池の消耗もハンパじゃない。
スペックシートによると11.7Wと書いて有る。
電池は4本,6Vだから、2A近く流れる計算だ...ホントかよ?って訳で、実測してみた。
電源が入っていても、操作していなければ殆ど電流は流れない。
シャッタボタンを軽く押した状態で500mA,シャッタが降りた瞬間と、その後少しの時間が1.5Aほど、圧縮してメモリに保存中は400mAと言ったところだ。
スペックシートは瞬間最大値が書いてあったというわけだ。
電源を入れているだけでパワーを消費している、DC20やDS7(コイツは液晶があるから仕方ない)と、瞬間最大値は大きいがパワーセーブの効いているCP100,どちらが良いのか??
ストロボ付きデジカメを触ったのは初めてなのだが、コイツはなかなか良いぞ。
GN(ガイドナンバ)はどの程度か知らないが、数メートルの距離なら実用になる。
*分解写真
ケースを開けたところ。
基板は全て、レンズ側に実装されている。
手前に見えているのはCCDユニットを外したところ。
銀色のケースはアナログ部だと思うが、なにやら巨大なLSIがのぞく。
右側の方は、拡張メモリスロット。
その(基板)の下は電池ケースになっているから他に付いている物はない。
左側には、PCインタフェース部(シリアル)とストロボ関係が入っている。