フジ、DS−7を解体する
DS-7を解剖する機会があったのでお知らせしよう。
まずはDC−20との画像比較から。
解像度が違うから、画面上のサイズが違うのはご覧の通り。
データサイズを小さくするために、双方ともjpegで比較的圧縮された状態だ。
なお、F&Fで使用しているのはすべてこの圧縮レートだ。
DS−7の画像
DC−20の画像
これは、殆ど同じ場所からほぼ同時に撮ったモノだ。
圧縮レートの低い画像なら、もっと詳細に違いが出るのかも知れないがTIFFだとDC20の画像で500KB以上になる。
低圧縮jpegでも100KB近いからここで紹介するには不向きと判断した。
DS−7の詳しいスペックは、メーカ系のページに譲るとしてDC20と比較するとこんな感じ。
*大きい。
LCD付きだから仕方ないが、DC20に慣れた身にして見ればやはり大きいのだ。
でも比較的軽い。
そして、高級感が有るんだな。
レンズ周りがDC20とひと味違った趣だ。
*電池バカ食い
単三電池4本で動作電圧は6V,消費電流はなんと900mAだから消費電力は5.4Wにもなる。
小型液晶テレビが2〜3Wで動作するのに比較しても多すぎないか?ちなみに、DC20は400mW以下だ。
NiCd電池で容量の大きいものは1A/hほどの容量があるが、これを使ったとしても連続運転時間は40分ほどだろう。
メーカでは、100枚撮影可能と言うがこれには(きっと)トリックがあるに違いない。
例えば、電源を入れ−>すぐにシャッタを押し−>すぐ電源を切り−>数分間休ませ−>PC転送時は電源アダプタを使い..ってな具合ではないだろうか?*分解写真
ケースを開けたところ。
前面側と後ろ側、2枚の基板で構成されている。
向かって左側が後ろ、つまりLCD面だ。
右側上部はメモリスロット。
右側部の左下がCCDユニットだ。
前面の基板を取り外すと、このようになる。
さすがにシールド板を外す気にはならなかった。
基板間の接続は多い。
DC20的接続にすればコストダウンがはかれるだろう。
絞りはメカニカルで、レンズとCCDユニットの間にある(当たり前だ)焦点距離調整はレンズとCCDユニットの位置関係を調整する模様。
シャッタはエレクトリカルだと思われる。
CCDユニットは完全に独立しているから、その部分のみ取り外し可能なモデルにも発展可能だ。
バラシ全体の図。
内部は結構ぎっしり詰まっている。
電池を入れなければそこそこ軽い。
電池電圧3Vで動作すれば軽く小さくなったに違いない。
コストの問題も有ろうが、3V化を進めて欲しいものだ。
携帯機の電源電圧は年々下がっているのだから..