PHSをいぢるのだ.
東芝Carrots DL-22PNを持っている.
『こいつの感度は素晴らしい!!』
とは口が避けても,東芝から1000万円もらっても言えない.
いや,1000万円もらったら言う.1万円でも喜んで言う.
ついでにその1万円で他社の端末を買う.
とにかくすぐ圏外になる.送信能力が低いのかも知れない.
ソフトのできが悪いのかも知れない.
とにかく悪い! なんとかせねば.
前に使っていた京セラPS-501の感度の方が随分ましだっただけに余計
ひどく感じる.
京セラPS-501の外観.Canon IX-4015使用
でもこのPS-501,御覧の通り,でかくてダサイ.見事にダサイ.
と思ったが,どうやらPHSとか携帯電話を改造すると電気通信事業法
とかいう法律に抵触するらしい.
しかも,蓋を開けるだけで違法行為になるというのだ.
それはまずい.
実験台の東芝Carrots DL-22PNはDDIと契約しているので,勝手に蓋を開け,
PS-501のリチウムイオンバッテリーを移植したり,アンテナをPS-501から
持って来て付けたりしてはいけないらしい.
という事で,気合いと根性,特に今回は法律に触れるとまずいので超越した
想像力と透視能力によるPHS改造を行なう.
あくまでも想像だ?
Carrots DL-22PNはニッケル水素バッテリーを原動力としている.
『何だかリチウムイオンバッテリーにすれば性能が上がりそうだ』
と勝手に決めつけてみた.
上がるわけないって?当たり前だ.
しかも,感度と関係ないじゃんて?許してくれー
でもやりたいんだからしょうがないじゃん.
自分に対して適当な言い訳が無いとできないでしょ.
なんと都合の良い事にPS-501のリチウムイオンバッテリーが手元に
あるではないか!
PS-501のリチウムイオンバッテリー
リチウムイオンバッテリーが「俺をCarrotsに移植しててくれ」 と叫んでいる.
「バッテリーの中身をすり替えるだけで出来る」という意見もあるが,
あえてそうはしない.
理由は教えるわけにはいかない.
どうしても中を見てみた...いやいや,見たくない.
法律に触れるとやだから想像で書こう.
まず蓋を開ける(想像).
ネジはバッテリーの下3箇所で,トルクスネジだ(事実).
このネジ回しは東急ハンズとかに行けば簡単に手に入る(事実).
でも買いに行くのが面倒なので破壊してみた(想像).
「じゃー,ネジの説明いらねーじゃねーか」って?
その通りだ.
Carrotsはマイナスドライバーじゃうまくいかないんだよ.
Carrots分解予想の念写,あくまで念写.Canon IX-4015による念写.
後ろ姿.もちろんCanon IX-4015による念写.
中の作りはPS-501に良く似ている(透視).基板構成の念写
バッテリーの移植はとても簡単だ(想像).以下,いちいち面倒なので全て想像.
左側の2個は充電のための端子だ.
一番左が−.左から2番目が+.
ただし,−はバッテリーともつなげなければいけない.
こんなのもスーパー簡単.すぐに終わった.
元の通り充電器に立てるだけで充電が出来るように,
破壊したケースに戻し,ケースの充電端子と基板の充電端子を
つないで終了.
今回は簡単だった.
配線取り付け予想念写
いや,待て.充電?
しまった.リチウムイオンとニッケル水素じゃ,
充電の仕方が全然違うぞ.
考えたら,もともとニッケル水素を充電するために作られた充電器だ.
バッテリーって爆発するって言うし.
どうする充電!!
PS-501の充電器まで移植しなければならないのか?
とりあえず,Carrotsの充電器を開けてみる.
ん?基板にNiとLiって書いてあるぞ?
もちろんLiの方は使ってなくてNiを使っている.
Liはもちろんリチウムイオンでしょう.
Carrotsはニッケル水素モデルとリチウムイオンモデルの2モデルがある.
充電器は使い回しとみた.
だから,入れ換えるだけで使える.と思う.
充電器配線予想念写
一応電圧計で調べてみよう.
Niの方を調べると16V!ん?
Liの方を調べると8V!!うそだろ.
なんかこの電圧計,怪しい.
ACアダプタの電圧を調べると16V!!うそこけ.
ACアダプタには7.2Vって書いてあるぞ.
どうやらこの電圧計,壊れているようだ.
まー,でもNiよりLiの方が低い事が分かっただけでもいいか.
低い分には安全な可能性が高いんじゃない?
早速(想像による)テストだ.
電源ON.焦げ臭い.
ことはない.ちゃんと以前と同じように動いてる.
爆発もしてない(今のところ).
でも感度も以前と同じ.当たり前だよね.
変わったのはボロボロになったケースだけか?