NTT Personalの202Sに乗り換えてから1ヶ月. あの悪夢のようだったCarrots生活から解放されて 気を抜きすぎていたのかも知れない.
『202Sって送受信能力低いよなー』と一瞬気を緩めた途端, 悪魔によって意識が支配された.
どれくらいの間,気を失っていたのだろうか.
頭の中の砂嵐が去り,回復していく意識の中,
自分の意識と体が一致していくのが分かった.
意識が戻り,左手を見た時,息を飲んだ.
『ぬを!なんと!....絶対改造しないって決めていたのに』
という白々しい台詞と供に,
左手にはアンテナが改造された202Sが.
被害者であるところの202S
右手は標準装備のアンテナを握っていた.もちろん,私が改造した訳ではない.
見覚えのあるアンテナの曲り方.
直角に曲げてしまった後,
無理矢理まっすぐに伸ばしたせいで,
うねってしまったような感じである.
これは元Carrots,更に昔はPS-501に付いていたアンテナではないか.
あまりにも白々しいが,どのようになっているのか非常に興味がある.
分解すると違法になるので,例によって透視と念写で見て見よう.
まず,裏蓋をとったの図.
本来アンテナが接続されるべき箇所にコードが引いてあり, アンテナに接続されている.
本来はこの様に
ソケットにアンテナコードが差し込まれるはずなのだ.
どうやら,ソケットの4つ足のうち,下の足がアンテナに関係するらしい.
コードがアンテナの根本にネジ止めされている.
何気ないが,写真の茶色い物体,シールアンテナである.
これはどうやら標準装備品の様だ.驚きである.
ただし,アンテナに直接接触してるから,
市販のシールアンテナとは比較にならないと言える.
先程のソケットのようなモノ,DDI系ではアンテナとして使っている.
DDI系のPHSではこれが内部アンテナ,
機種によっては更に外部アンテナが付く.
今回の改造により,DDI系と似た構成になったと思われる.
さて,効果の程は?
なかなかだ.瀬戸際での粘りが違う.
それ以外に大きな効果は無いが,
家の中など電波の弱い所では効果テキメン!!
しかし,最大の欠点が.
アンテナが縮まない!!伸びっぱなし.
Carrotsの二の舞にならないことを祈ろう.