パンクを直す
珍しくパンクなんて事を経験した。
未舗装路や路上の異物が減った現在、パンクなんてそう簡単に起きるモノではない。
パンクと言ってもチューブレスラジアルタイヤなら、異物が刺さったとしても簡単に空気は抜けない。
実はSLもタイヤの空気圧が徐々に低下する現象?に見舞われていたのだが、面倒さも手伝って空気を補充しながら2週間が経過していた。
しかし、根本的に直さなければ空気は徐々に減るのは当たり前。
そこでパンク修理キット?を買ってきたというわけだ。
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この釘のような?白く光る物体がタイヤに刺さっている。
ちょっと見た目には太めの釘という感じ。
コイツがなかなか抜けない..もっとも、簡単に抜けたら空気も一緒に抜けていただろうが..
ニッパーで引っぱり出してみると、ステンレス製のセルフタッピングビスのようだ。
すでにアタマの部分はなくなっているが、ネジ径は5mmほど,結構太いヤツだ。
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これがパンク修理キット,二千円近くもすると言う高級品(どこが?)パンク穴に差し込む円錐状ゴム4個,ソイツを押し込むための通称リーマ,ゴムのりとカッタナイフがセットになっている。
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このリーマを使用して、パンク穴を広げる。
同時に穴に詰まったゴミも取り去るわけだ。
この穴拡げを遠慮して行ってはいけない,穴に詰めるゴムが入りにくくなってしまう。
このようにリーマの根本までグリグリと押し込みのが正解。
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穴が十分広がったら、ゴムのりをたっぷりと流し込む。
どうせ一度開封したゴムのりは寿命が短い。
使わなくても徐々に固まってしまうのだ。
リーマの先に取り付けて有るのが穴を塞ぐためのゴム。
リーマが貫通してしまわないように、先の方には固いモノが詰まっている感じだ。
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リーマでこのゴムをグリグリと押し込む。
まあ、この程度入っていればよいだろう。
ゴムのりは意外と速く乾くから、乾いた後でこの「出っ張り」をカッターでスライスする。
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はい,この通り。
時間が経てばタイヤとゴムが一体化?して強力にくっつく。
もちろん修理後すぐに空気を入れても大丈夫だ。
修理キットの中には圧縮炭酸ガスボンベが入っている物もある。
これを使用すれば空気入れを持っていなくても修理は可能。
果たして自分でやった方が経済的なのか?ガソリンスタンドでやって貰った方が良いのか?判断に迷う2千円の修理キットと手間なのでありました。
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