ついに解体、ディジタル携帯


使える状態の携帯電話を開けてはいけません。

電波法違反無線局になってしまいます。

買い換えなどで、いらなくなった電話で遊びましょう。



DoCoMoブランドのディジタル携帯(PDC)端末2機種をバラしてみた。
その1:松下製
現在人気ナンバーワンの101Pだ。
小型軽量で、ボディーの質感も高い。
さすが松下って感じだ。
しかも、中を開けてビックリ!ほとんどの部分が片面実装の多層基板上に実装されているのだ。
これまでの例からすると、小型化のために両面実装や基板枚数の複数化が常識だったが、松下の実装技術はこれを否定したもの。
片面実装によるコストダウンは大きい。

スキャナで取ったわけではないので、画質の面はご勘弁を。
本体からメイン基板を取り出したところ。
基板は無線部だ。
(これが片面実装)ロジック部との接続は、中央のコネクタ1個。
ねじさえ外せば簡単に取れる。
組立性も良好だね。
キーパッドの付いた部分には、ロジック部が残っている。
これも少数の部品で構成され、非常に薄型だ。
実測出力は約700mW,規格は800mW+20%/−50%だ。
その2:三菱製
松下製が出るまで、人気ナンバーワンだったモデル。
さすがに、松下製に比較するとプラスチックの質感が悪い。
横幅及び高さは小さいものの、奥行きが結構あるのでさほど小さくは見えない。

松下製と違って、ここから先をバラすのは大変だ。
無線部をプラスチック製のシールドケースが覆っている。
上部に見える銅板は、通称「逆F型」アンテナ。
ダイバシティ用だ。
さらに、子基板には発音体用のドライバやアンテナのマッチングセクション等が見える。

ケースから取り出すとこんな感じ。
組立性は悪そうだ。
ただし、現在売っているハーフレート対応版(外観では見分け付かず)では多少組立性が良くなり、内部ユニットも小型化されている。
出力は定格通り約800mW出ていた。


これら携帯電話のケースは、いわゆる特殊ネジってヤツで止まっている。
特殊ネジの定義は定かではないが、マイナスドライバで容易に開けられないネジを言うらしい。
もっと突っ込んで効きたい方はMKKに電話してくれ。
そう言うわけだから、上記に機種のネジは「特殊」では無いと判断した。